ゆういちの星空日記

過去の日記一覧  11月の日記  12月の日記  1月の日記  最新の日記

 <2月24日>(水)1987マゼラン雲で超新星発見
 昨日の、金星と木星の接近は、ご覧になりましたか?  私は、仕事の合間に玄関先から見ましたが、茜空に仲良く並んで奇麗でしたね。 そのまま、地平線に向かって双眼鏡を下げると、水星の可愛い姿も見る事ができました。  実は仕事で見られないと思って、一足先に、昼休みを利用して青空の中のツーショットを見ていたのですが、金星はともかく、円盤状の木星のイメージが淡く、 一緒に見た嫁さんは、木星が見えないと言っていました。 青空の中だと、自分の目のピントあわせが難しいんですよね。  ついでに、青空の中にキラッと光る、水星も見ました。(^^) やはり自動導入は、たいした物ですね!  今日も、未だ位置を変えて寄り添っているはずですが、今日は、埼玉は雨で見られませんでした。(待望のお湿りです)
 その後22時過ぎには、おうし座のα星アルデバランが月に隠される現象も見られました。 半月の月は大分西に傾いていたので、不精をして部屋の中か窓を開けてみていました。 部屋の中からと言うことも有ってか、シーイングがとても悪くて、アルデバランも、月も激しく揺れていましたが、潜入、出現ともに見る事が出来ました。(^^) 

 今日のスナップショットは、しし座の銀河NGC3646です。
銀河の形は千差万別で変わった形のものも多いですが、この”ししの尾”付近に有る銀河も”人の目”の様な形で面白いですね。
この画像も、2月13日に、いつもの機材で撮像したものです。

 <2月18日>(木)1930年冥王星発見
 今日は、午後から久しぶりの雨になりましたが、お湿りと言うほどには降ってくれなくて残念でした。 たっぷり1日降ってくれると、体にも、植物にもいいんですけれどねぇ。。
 ここの所、スナップショットは、13日に撮り貯めた画像が続いています(^^;。 最近データを書き込んで有りませんから、どんな機材で撮像されているの?と思われる方もいるとおもいます。 一応、紹介してみますと、望遠鏡は、高橋製作所のMT-130と言う口径130mmの反射望遠鏡を、ビクセンのGPDと言う赤道儀に載せて、スカイセンサー2000で自動導入しています。 冷却CCDカメラは、アメリカのSBIGST−7を使い、基本的には2x2ビニングして、露出は120秒です。 これをオート撮影で、5駒程撮像させておきます。 その後、星像のなるべく流れていない駒を、付属ソフトで下処理した後に、アストロアーツのステライメージ2で数駒コンポジット、デジタル現像しています。 各駒の露出が短いので多分に露出不足では有りますし、ビニングしているので高い解像力は望めませんが、当分このお手軽なスタイルで、先ずはメシエ天体だけでも全部撮りたいと思っています。 でも、全部撮れるのはいつになることやら(^^;

 今日のスナップショットは、?を反対向きにした、ししの大鎌に有る銀河団HCG44です。
このNGC3190を含む銀河団は、パロマー天文台のヘール望遠鏡の写真でも有名な領域ですね。 画像のスケールが小さいので少しわかり難いですが、各銀河とも特徴のある形をしていて面白いですね。 また、この領域は、以前ここにも書き込んだ、HICKSON COMPACT GROUP の44番でもあります。

 <2月17日>(水)
 今日も、静かで暖かな1日でした。 空の透明度はすっかり落ちて、遠くの山並みも見えなくなってしまいました。 もう、春の空のですね。  日中は温度も上がり、3月中旬の気温との事です。 車の運転の時も、窓を開けていないと暑いくらいでした。 梅の花も開き始め、自宅の庭では、福寿草、桜草の花も奇麗な花を見せてくれています。 暦上はもう春ですが、実際の季節も少しづつ春の装いをはじめました。(^^)   皆さんのお住まいの所は、いかがですか?
 そうそう、今朝のズームイン朝では、金環食の映像が流れていましたが、インターネットでも、ご覧になれた方はいらっしゃいますか? 私の所では、仕事の合間にトライしたのですが、仕事場のモデムが遅くて上手く見る事が出来ませんでした。(T_T)   それと、同じズームイン朝の中で、小惑星の話題が取り上げられて、観測者の方のインタビューも有りましたね。(^^)

 今日のスナップショットは、からす座のNGC4038&4039です。
先日の続きで、NGC5128を更に北上してくると、”うみへび座”に入って、M83、M68が有りますが、ちょうど電線にかかって写せませんでした。 もうすこし、北上して台形をした”からす座”には、今日のスナップショットの”アンテナ銀河”と呼ばれる、 少し変わった形をし、NGC4038&4039があります。 この銀河は、HSTで撮影された素晴らい画像では、2つの銀河の衝突によって形成された若い星達の恒星雲が、 銀河のループに沿って沢山見えています。 また、スナップショットの反転画像を見ていただくと、この銀河の名前の由来になった、昆虫の触覚状のアンテナが、とても淡く対に伸びているのが分かりますね。

 <2月15日>(月)
 今日は、静かな1日でした。
明日は、オーストラリアで金環食が見られます。 とは言っても、今から見に行ける訳ではないですから、明日は、オーストラリアからのライブ中継 LIVE! ECLIPSE 99 Annularを見て、楽しみたいですね。 しかし、居ながらにして地球の裏側の現象がリアルタイムで見られるのですから、凄い時代ですね! 
 今日は、リンクに、井上市郎さん私の星空探訪を追加しました。 最近、武藤のCCDを購入されたとの事で、CCDやカラーフィルムの画像や、日記風に綴られた”メモランダム記憶すべきもの”は、特に良い感じですね。(^^)

 今日のスナップショットは、ケンタウルス座のNGC5128です。
この円い銀河の中央を大きな暗黒帯が横切るNGC5128は、昨日のオメガ星団から少し北に有り、写真ではツーショットで写されていることもありますね。 この銀河は、強い電波を出していることでも有名で、別名”ケンタウルスA”と言う名前も持っています。

 <2月14日>(日)
 昨夜、今晩と、寒いですけれど良い星空です。 今日の日中には、昨夜の星見から出しっぱなしの望遠鏡で、昼間の木星、金星、ベガ、デネブを見ました。 夜の星も綺麗ですが、日中の青空の中に揺らめきながら見る白い★も、中々素敵です。
また、今日は午後から仕事関係の会議が有ったのですが、自宅に帰り着いて暮れ行く西の空を見ると、今月の24日に接近する金星と木星が、仲良く見えていました。(^^)

 今日のスナップショットは、ケンタウルス座のNGC5139(オメガ星団)です。
この球状星団は、光度3.7等級とても明るいために、ケンタウルス座ω星と言う星の名前迄ついている位なのですが、私の住む深谷市からでは、南中高度でも6.3度程ととても低い位置にある為に、透明度が良くないと見る事が出来ません。
昨日は、泥棒騒ぎで気分も落ち込み気味でしたが、夜には綺麗な星空が見えました。 それで、気分転換もかねて、春の銀河達を写していたのですが、南の空に台形をした”からす座”が昇って来たので、見えるかな?と思い、地平線近くのこの星団を5cmの双眼鏡で探してみました。 双眼鏡で、からす座から辿って行くと、星図の位置に真綿のように淡い染みのような物が見えました。V(^^)V  比較的透明度が良かったためでしょうか、5cmの双眼鏡でこんなに見えるとは思いよよりませんでしたね。 それで、早速望遠鏡を向けて撮像したのがこの画像です。 画像を見てもらうと、この球状星団が如何に大きいか分かりますね。 ちなみに、同じ機材で撮った、北天で一番大きな、ヘラクレス座のM13と比べてみてください。 一度南半球に行って、空高く昇ったこの星団を見てみたいですね。  CCD撮像後、撮像に使った13cmの望遠鏡で見てみましたが、シーイングのためか?星には分離しませんでした。 そうそう、Williams彗星(疑似カラー)も撮りましたよ。

 <2月13日>(土)
 今朝、仕事場に行くと、机の引き出しが開けれて昨日帰った時と雰囲気が違います。 机の中には、少しばかりの硬貨が入っていたのですが、それも無くなっています!  これは!と思い、北側のトイレ近くの窓を見ると、強化ガラスで出来た窓が一面のひびで真っ白です。 また、鍵の位置付近には小さな穴が開けられ、そこから何かを差し込んで鍵を開けたようでした。 そんな訳で、早速警察に連絡して、午前中は仕事の合間を見ながら現場検証が有ったり、 ガラスを入れてもらったりと、何かと気ぜわしい一日になりました。 警察官の話しでは、 昨夜は、市内で6件の空き巣が有ったそうです。  まあ、机の上のノートPC等々他の物は被害が無かったのがせめて物救いと考えましょう(T_T)

 今日のスナップショットは、泥棒が破って行った窓です。
朝は、直径3cmほどの穴だったのですが、現場検証を終わった頃には、北風が強くなって穴が広がってしまいました。

 <2月11日>(祝)
 午前中は薄日も差して、やっぱり雨は降らないのかぁ..と、思っていたら、 午後からは久しぶりの雪になりました。 テレビでは、熊谷の積雪は4cm何て言っていましたが、私の家の庭には2cm程の雪が積もりましたね。 娘は、冷たいと良いながら大はしゃぎで、寒いから家に入ろうと言っても、中々家に入って来ませんでした。 夜になってからは晴れて、天頂付近は★も見えているのですが、霧が酷くて少し離れた国道からは車の走る音は聞こえるものの、ライトもナトリュウム灯も見えません。

 所で、今日のNHKのスバル望遠鏡の特集は、ご覧になりましたか?  惑星はともかく、銀河や惑星状星雲達は凄すぎる写りでしたね。 IIを使った3CCDカメラとは言え、8.2mと言う口径と、超高感度ハイビジョンでこそ写せる物でしょうね。 バックのざらつきが無ければ、スチール画像を写しているのかと思ってしまいそうです。 これからのテスト観測中には、専門的な観測だけでなく、皆に興味を持ってもらえるような、 こんなハイビジョンで画像もどんどん撮って公開してもらって、一人でも星空に興味を持ってくれる人が増えると嬉しいですね。 ちなみに、私は中学の理科の教科書のM42の写真をみて星空への興味を持ちました。(^^)

 今日のスナップショットは、今日の我が家の庭の雪景色です。

 <2月8日>(月)
 今日も、埼玉は相変わらずの晴天です。 雨が欲しい....
 ところで、同じ埼玉にお住まいの三田さんからホームページ開設のご案内を頂きました。 まだ、制作途中との事ですが、三田さんのホームページでは、 ST−8&BJ−30によるLRGB合成の迫力の画像や、BJ−30による素晴らしい惑星像を見る事が出来ます。 特に、モノクロCCDとカラーCCDによるLRGB合成はとても興味有りますね。 皆さんも是非ご覧んになって見ませんか!

 今日のスナップショットは、こじし座を移動中のWilliams彗星(疑似カラー)です。
今日は風邪の調子も意外と良く、外も風邪は有るけれどそれ程寒く無いので、23時頃から久しぶりにCCDで撮像しました。 と言っても、写したのは、Harrington-Abell彗星と、このWilliams彗星(MT-130+ST-7(120s*5)だけですが、、、Williams彗星の方は天頂高く良い位置にいる事もあってか、 緩く曲がった長い尾を見せています。反転画像を見ていただくと写野の外まで長く伸びている尾が分かりやすいとおもいます。 もう近日点をすぎて随分経つのに元気な姿ですね。 Harrington-Abell彗星は、鏡筒が息をしながら吹く強めの北風の方向を向いてしまっている為に、鏡筒がぶれて星像は楕円になってしまいます。(T_T) そんな写りの画像の為か、前回より尾が淡くなったような感じですね。

 <2月6日>(土)
 相変わらず冬の晴天が続いて、空気も乾燥しています。 今日は北風も強く、畑では土埃が舞い上がり、低空は土埃の為に少し黄ばんだ感じです。 そんなためも有ってか、かかなか咳もおさまりません(TT)

   惑星から小惑星に格下げになるのでは?と話題になっていた、冥王星ですが、 無事今まで通り第九惑星としていられるようです。 詳しい事は国立天文台天文ニュースに有ります。 また、1979年から海王星の軌道の内側に入っていた冥王星が、2月9日には海王星の軌道の外に出て、また最遠の惑星になります。
  米山さんのHome Pageを拝見していたら、2月11日にNHKで話題のすばる望遠鏡の特集があるとの情報がありました。 2/11(Thu) NHK総合 21:00-21:50 NHKスペシャル『生中継!これが世界一の望遠鏡“すばる”だ』との事です。 BSやハイビジョンでは14日にも関連番組が有るとの事ですが、こちらの番組は、残念ながら我が家では見られません(T_T)  先日のファーストライトの時に、素晴らしいM42がちらっと写りましたが、この番組ではどんな映像を見せてくれるか楽しみですね。 一応、放送日は、インターネットテレビガイド等で再確認して下さいね。

 今日のスナップショットは、おおぐま座のM82です。
今日も星空は見えているのですが、寒さと風邪の調子も今一つなので★見はお休みです。  それで、新しい画像も無いので、1996年に25cm反射望遠鏡とST−7(ビニングなし180秒)で撮像した画像をL画像にして、これまた古い1993年のM81の超新星の時にカラーフィルムで写した画像をRGB画像にして、 ステライメージでLRGB合成してみました。カラー写真は、恥ずかしい程写りが良くないのですが(^^; そのサービスサイズの写真をスキャナーで読み込んで、拡大&ぼかしてRGB画像にして有ります。 結果はご覧の通りですが、いかがなものでしょうか? シーイングが悪かったので細部の写りが悪いのと、少し色が濃い感じもしますね(^^;

 <2月4日>(木)
 今朝も冷え込みましたねぇ。氷も1cm程の厚さになった様です!  日中になり、北の山の雲が無くなると、麓まで白く雪化粧した赤城山も見えてきました。 庭にある車のワイパーの所には、夜中に舞ったのか”かざはな”が解けずに残っていました。

   先日も書きましたアメリカの天文誌、S&T誌では、色々な観望ガイドも盛りだくさんです。 国内では、群馬県の大島さんが、天文と科学遊びのページで、 マイナーな惑星状星雲をカラーCCDで精力的に撮像されて公開なさっていますが、アメリカでも惑星状星雲の凄いページがありました。 Planetary Nebulae Observer's Home Pageでは、惑星状星雲に関するデータが網羅されて、 画像や観望リポート、等々本当に盛りだくさんです。 中には、ペガスス座の球状星団M15の中の13.8等の惑星状星雲(Pease1)や、 いて座の球状星団M22の中にある惑星状星雲(GJJC1)にチャレンジする!なんてディープな話題もあります。 メジャーな天体に飽きてしまった方は、このページで紹介されている、マイナーな惑星状星雲達にトライされてはいかがでしょうか?
 
 今日のスナップショットは、娘が保育園で作った鬼です。(^^)

 <2月3日>(水)
 今日は、節分です。 明日は立春、暦の上では明日から春なのですけれど、寒気が南下しているとの事で、今朝は寒かったですねぇ。 日中も、北の山から吹き付ける冷たく強い北風と、流れて来る雲に乗って一時は吹雪の様かと思えば、 青空と変化の激しい天気でした。
そんな天気の中、原郷地区に有る楡山神社では節分祭です。 朝から、パンパンと花火が上がる音が、数キロ離れた我が家からも聞こえました。 日ごろ人影も無い神社も、今日は、ダルマを売る店や、お好み焼き、焼きソバ等々の夜店も出て中々賑やかです。 夜には、鰹節を角にした鬼も出るようですね。(^^)  皆さんのお宅では、豆まきをなさいますか?
 
 今日のスナップショットは、節分にちなんで、節分草です。
落ち葉の中に咲くこの小さな花は、埼玉県では両神村や荒川村にわずかに残っています。 特に両神村では、観光名所になっていて、近くに有る温泉と合わせて、結構人出も多いですね。

 <2月2日>(火)
 早いもので、もう二月!確定申告の時期になりました(^^;。
 一昨日(31日)は、義弟の結婚式でしたが、暖かく静かな1日で、 中々良い結婚式になりました。(^^)
その31日の夜には、半影月食が有りました。私は、体調が今一つで早く寝てしまいましたが、速報画像をなばちた・からけんFAS(府中天文同好会)のページで見る事が出来ます。

 ところで、みなさん、すばる望遠鏡ファーストライト画像は、もうご覧になりましたか?  ホームページの冷却CCDの画像も良いですが、テレビで放送されたハイビジョンのオリオン大星雲は良かったですね。! あんな画像をもっと見たい!と思ったら、ハイビジョンで、すばる望遠鏡の特集が有るようです。 残念ながら我が家ではハイビジョンは見られませんが、ぜひ地上波でも放送して欲しいでね。
 すばるの、ファーストライト画像の中に銀河がいくつも写っている、HICKSON COMPACT GROUP 40という画像を覚えてらっしゃいますか? 先日届いた、S&T誌でも、時期を合わせたかのように(関係ないと思いますが(^^;)、HICKSON COMPACT GROUP(HICKSONがパロマースカイサーベーの赤色光での写真から集めた、100グループの小さな銀河の集合のカタログ)を見よう!と言う記事が出ていました。 ただ、どれも小さく暗いものですから、大きな口径の望遠鏡が要りますが、冷却CCDならば、面白い対象になるのではないでしょうか。?  記事になっていた物の中で、私の写した画像の中には、HCG92(Stephan's Quintet)や、HCG56がありました。

 今日のスナップショットは、かに座の散開星団M67です。
かに座には、肉眼でも見える大きな散開星団M44が有り、双眼鏡では格好の対象ですが、望遠鏡ではコンパクトにまとまったM67が良い対象ですね。

過去の日記一覧  11月の日記  12月の日記  1月の日記  最新の日記