なにげない日記 2006年1月〜6月

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 2005年7月〜12月 /  2006年7月〜


1/12(木)
 皆さん、あけましておめでとうございます。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

 新年なので、今年の抱負を。
 痺れている手もだいぶよくなってきて、やっと自分の指、という感じになってきたので、今年の秋の勉強会は、歌ではなくピアノで復帰したい。秋の勉強会は10月なので、気が早いと思われるかもしれないが、ブランクがあるので、心の準備が必要なのだ。そんなわけで、ここ数日は真面目にピアノを練習している。ハノンとかショパンのエチュードとか。あ、一応「英雄ポロネーズ」も弾いてますよ。年末年始は何かと落ち着かずやってられなかったんで、まだ一通り音を拾ったというところだが。
 しかし、さすがに復帰第一線で大曲というのは無謀だよな。なんて考えていたら、ふと頭の中でショパンが鳴り出した。この曲は何だろう、ええと、ワルツか? 何番だっただろう、と思って楽譜を探したら、9番だった。
 今までワルツにはまったく興味がなかった。だってさ、譜読みが難しいわけじゃないから、「困難を乗り越えて弾けるようになった」という達成感がないじゃないか。わかめは、体育会系ピアニストだから(笑)。
 それが、どういう心境の変化なのか(単に歳を取っただけ、という噂も/笑)、ワルツが非常に魅力的に感じられた。9番だけじゃなくて7番とか10番とか14番とか、いいよね。このショパンらしいメロディを美しく弾けたらすばらしいだろうなあ、などと考える(妄想中)。
 まだ10月まで時間があるので、楽しくリハビリしながらがんばります。と、ここに書いておけば、初心を忘れずにすむはず(笑)。


1/29(日)
 「音楽のお勉強」の「ペダル」の続きを書くと言いながら、ちっとも書いていられないので、今日は、ペダリングを系統的に学べる教則本を、ご紹介する。堀江真理子編著「ペダル・テクニック」(YAMAHA)、基礎編と応用編の2冊である。DVDも出ているようだ。
 実は、先日、堀江真理子氏のペダルのセミナーを受講させていただいた。今までなんとなく曖昧なまま使用していたハーフペダルや、存在価値がさっぱりわからなかったソステヌートペダルの説明など、非常に勉強になった。
 ピアノの先生方や上級者の方には、ペダルを扱いについて、考え方を整理する意味でも、大変参考になると思う。だだし、この教則本は、基礎編のほうで既にハーフペダルが出てくるので、初心者の方には少々難しいような気がする。習っている先生に相談されたらよいでしょう。


2/27(月)
 3月半ばにまたマリンバの伴奏を頼まれたので、練習を始めている。今回は「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」と「チゴイネルワイゼン」と前回やったのを1曲という予定らしい。アンコール用にもう1曲くらい増えるかも。
 「チゴイネルワイゼン」は非常に好きな曲なので、嬉しくてウキウキ練習していたんだけど、今日CD(ヴァイオリンのやつね)を聴いて、後半のあまりのスピードに仰天。こんなに速かったっけ。大丈夫か? わかめ。
 なんとかがんばって、伴奏合わせまでには、テンポについていけるようにしたいものだ。


3/5(日)
 メールフォームから、質問をいただいた。4歳のお子さんの手が小さく、6度の和音(シ−ソ)が届かないことを心配なさっているらしい。
 結論から言ってしまえば、子どもはどんどん成長していくのだから、あと半年か1年もすれば、簡単に届くようになるわけで、まったく心配する必要はないと思うよ。それより、子どもの骨は10歳くらいにならないと完全にはできあがらないようだから、骨ができあがる前にあまり無理をすると指が変形してしまうことだってある、という可能性を心配したほうがいい。だから、7歳くらいまでは特に、ピアノの練習は、手の骨の成長を考えながらしたほうがいいんじゃないかな。4、5歳の頃には、ピアノを弾くことより、歌ったりリズムを叩いたりする音楽の基礎(ソルフェージュ)に重点を置くのが理想的だと思う。
 「指と指の間を広げる体操」についても質問があったが、この体操は、人差し指と中指、中指と薬指、薬指と小指の間を開くための体操である(音楽之友社から出版されている「ピアノランド たのしいテクニック中巻」を参照されたい)。たとえば、左手の指を開きたい場合は、左の人差し指と中指の間に、右手の親指と小指をくっつけて筒のようにして押し込み、その親指と小指をじわっと開くと、左手の人差し指と中指の間が開く。それを、中指と薬指、薬指と小指、と移動させて繰り返すのである。
 子どもが自分でこの体操をやる場合は問題ないが、親が子どもの指を開いてあげようとする時は、無理しないように配慮してください。
 4、5歳の子にはむしろ、じゃんけんの「グー」と「パー」をゆっくり繰り返す「グーパー体操」のほうがいいかもしれない。グーの時には親指を握りこんで関節を出すようにして(まむし指の予防のため)、パーの時に、手のひらと指の間(4箇所)をできるだけ外側へ開く。何十回もやる必要はない。これも、様子を見ながら、気づいた時に数回ずつ、無理せずに続けるといいだろう。(まむし指については、「勝手口」に置いてある過去の日記を参照のこと。)
 それから、「勝手口」には、子どもの指をしっかりさせるお手玉の作り方(2001年2月)を紹介してい るので、興味があればご覧ください。


4/24(月)
 すっかりご無沙汰してしまって、申し訳ない。3月半ばにはマリンバの伴奏が、4月の半ばにはわかめのピアノ教室の発表会(もう一つの教室と合同)があったので、バタバタしていたのである。
 一応、結果報告をしておこうかな。
 マリンバの伴奏は、多少ヒヤッとした部分があったのだが、まあ、なんとか無事に終わった。いつも思うことだが、練習期間が短いと演奏が安定しないんだよね。もちろん、本番まで時間がないことはわかっているんだから、その分きっちりと練習すればいいんだが、なかなかね。ははは。(<ダメじゃん。)
 その反省を込めて、ピアノ教室の発表会で弾く曲(講師演奏とか生徒の伴奏など)は、真面目に練習した。と言っても、こっちはもう長いこと弾いてるので、少しくらいおかしな音を弾いてもうろたえたりしないんだがね。
 今年の講師演奏は「唱歌の四季(三善晃)」全5曲をやった(例年と同じで2台ピアノです)。この曲は、何年か前に一度弾いているんだけど、2度目にしてようやく難しさがわかってきたという感じ。2台ピアノというのは、一人で弾いているよりメロディや副旋律やバスなどのバランスが難しいのだけれど、この曲は特にそういう部分が厄介だと思った。間際になって「あら、こんなところにメロディが……」などと気づいて、自分で呆れたり(笑)。
 そんなこんなだったが、本番は無難にこなした。生徒たちも、みんな練習の時より上手く弾いてくれて、びっくりした。全体的には、いい発表会だったと思う。
 今日から、発表会後のいつものレッスン(仕事)が始まる。新たな気持ちで、がんばろう!


5/31(水)
 ここのコンテンツ名は「日記」なのだけれど、いよいよ月に一度の更新さえ危うくなっとるね。ま、しかし、マイペースなサイトということで、お許し願いたい。

 手が痺れて久しいわかめだが、いよいよピアノのレッスンを再開しようかと考えている。ちょうど、年に数回、東京からレッスンにいらっしゃるという音大の先生を、友人に紹介してもらったのでね。
 それにしても、ここ何年も、ピアノを弾くと言えば、合唱の伴奏かマリンバの伴奏か歌(ソプラノ)の伴奏か連弾のセコンドか2台ピアノ、だったので、ピアノの独奏曲をレッスンを受けるために練習するというのは、ちょっと妙な感じなのだ。しかし、とにかくレッスンに持っていく曲を考えなければならない。というわけで、去年少しだけ譜読みしたまま忘れ去っていたモーツァルトのソナタ K.331(トルコ行進曲付き)を引っ張り出して練習することにした。実は、ショパンのワルツも捨てがたいんだが(笑)。
 先日、わかめが伴奏を担当している合唱サークルの記念の会があって、合唱やマリンバの伴奏(「花」(滝廉太郎)、「BELIEVE」(杉本竜一)、「美しき青きドナウ」など約10曲)を練習しなければならなかったので、モーツァルトどころではなかったんだが、記念の会も無事終わったので、これからがんばろうと思う。一回目のレッスンは、7月の予定。

 独学でピアノを勉強している、という方からメールをいただいた。「最初から今まで」が上手く弾けなくて困っていらっしゃるらしい。詳細がわからないのでなんとも言えないが、もしかしたら、指遣いでご苦労されているんじゃないだろうか。バイエルやチェルニーなどは指遣いが書いてあるけれど、こういう曲は、指遣いが書いてないから適切な指遣いがわからなくて行き詰る、というケースが多いように思うのでね。
 指遣いはピアノを上手く弾くための最も重要な要素なので、なかなか上手に弾けるようにならないと悩んでいる方は、一度、指遣いを検討されることをお勧めしたい(独学の方々ばかりではなく、レッスンに通っている方もね)。
 わかめは、独学でも自分のピアノに満足できていれば全然問題ないと思うけれど、指遣いの問題などもあるので、もし、もっと、あるいは効率よく上手になりたいなら、ピアノの先生に教わるほうが、苦労しないで上達できると思うよ。
 たとえたった一曲が弾きたいだけであっても、短期間しか通えなくても、そういうことを初めにきちんとお話しすれば、受け入れてくれる先生はいると思う(少なくともわかめは、一度しかレッスンに来なくても気にしません、レッスン料さえ払ってくれれば/笑)。
 一言「こういうふうに注意して弾いてみたら?」と言うだけで、生徒さんたちは、弾きにくそうだった箇所を自然に弾いてしまうものなのである。


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