音程(おんてい) その7
(まとめ)
メダカ : 若芽先生、いよいよ、音程の勉強もまとめですね。
若 芽 : ちょっと、くどくど説明しすぎたかもしれないが、音程をきちんと理解できないと、このあとの音階や和音の説明がチンプンカンプンになってしまうからな。
メダカ : つまり、音程をしっかり勉強しておけば、これから先の勉強もそれほど大変ではない、ということですね。
若 芽 : メダカもたまには良いことを言うなあ。
メダカ : 「たまには」は、余計です。
若 芽 : ははは。さて、この前は1度と2度の問題をやったので、今日は、3度から始めよう。そうだ、メダカ、君が問題を考えなさい。
メダカ : え? 僕がですか?
若 芽 : うん。
メダカ : わかりました。えーと、ミ♭−ソ#なんてどうでしょう。(低い音→高い音の順)
若 芽 : お! いきなり、臨時記号が2つもついているな。結構、結構。
メダカ : あ、しまったな。もっと簡単な問題にすれば良かった。
若 芽 : なんか言ったか?
メダカ : いえ、何も言ってませんよ。じゃあ、解いてみましょう。
若 芽 : 幹音同士の音程は?
メダカ : ミ−ソですから、短3度です。
若 芽 : で、臨時記号がついたことで、音程はどう変化するんだ?
メダカ : ソについた#で半音広がり、ミについた♭でもう半音広がるので、半音2個分広くなりました。
若 芽 : ってことは、何度なんだ?
メダカ : (下の表を見て)ええと、「短」より広いほうに2マス、ということは、「長」「増」と2つ右にずれますから、「増3度」です。