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<12月31日>(日)
- いよいよ20世紀も後数時間です!
皆さんどんな時を過ごされるのでしょうか?
私は、例年と特別変わる事も有りませんが、昨年の今日他界した義弟のお墓参りと家への線香立てに行ってきました。
昨年の今ごろの事を考えると、今年は平凡ですがこれが一番ですね。
テレビでも見ながら、お酒を傾けて家族と過ごしましょう。
皆さん良いお年をお迎え下さいね。
Good By 20st Century!
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<12月30日>(土)
- 今世紀も残すところ後一日になりましたね。
皆さん、大掃除や帰省で忙しいところでしょうか?
東亜天文学会の掲示板の情報では、
島根県松江市の金津和義さんが、2000年12月22日に、
とも座に、新星?らしい天体を発見したとの情報がありました。
詳しい情報は、掲示板を見てくださいね。
今度晴れたらCCDで狙ってみましょう。
それと、SHOHのコロナグラフ
(LASCO C3)の画像の中を移動するUtsunomiya-Jones彗星ですが、
小さいイメージですが、淡い尾も見られます。とは言いましても中々見つけ難いですね。
それで、12月29日1時42分(UT)の画像と
12月30日7時42分(UT)の画像に彗星の位置を入れてみました。
参考にして探していただくと少しは分かりやすいと思います。
もう数日は見えますので探して見て下さい。(^^)
今日のスナップショットは、旧国立天文台堂平観測所です。
この画像は、26日の明け方の彗星の撮像を終えた後に、日が昇る前に彗星と同じ望遠鏡と冷却CCDカメラで写した物をトリミングしてあります。自宅から、秩父の山並みの上に見えるこの観測所も、3月いっぱいで閉鎖されました。
現在はどうなったのかなぁ?と心配していたところ、村にお住まいの方からメールを頂きました。
そのメールを許可を頂き一部引用させていただくと、”国産第1号シュミットカメラは、上野の国立科学博物館に引き取られ、
3.6m望遠鏡はオーストラリアで活躍してます。そして、ベーカナンカメラは姫路市博物館に寄贈されました。
そして、36インチ(91cm)反射望遠鏡ドームと宿舎、工作室は国立天文台より都幾川村に2000年9月1日に寄贈されました。
データ処理室は村が買収して、倉庫として現在使用。その他の施設は、取り壊されました。
機材ですが、ドームのスリットは未だに開閉する状態です。ただ、91cm望遠鏡の分光器と冷却ccdカメラ、91cm反射鏡は岡山天体物理観測所で活躍してます。望遠鏡の本体はそのまま残ってます。
村では使い道はまだ決まっていません。肝心の機材は岡山にいってしまい、反射鏡とccdカメラを取り付けないと見れません。
また、施設用地はパラグライダー練習所として貸しています。”との事です。
メインの望遠鏡は、主鏡が無いのが残念ですが、歴史の有る天文台ですから、なにかの形で良い方向で残ってくれると良いですね。
ここの所、何処も財政の問題が大きいでしょうけれど、、、
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<12月28日>(木)
- 今日は静かで暖かでした。
今年も残り少なくなり、今日で仕事納めの方も多いと思います。
私は、明日半日仕事してお終いです。
太陽に近付いて見えなくなっているUtsunomiya-Jones彗星ですが、
今日辺りから1月3日頃までSHOHの
THE SUN NOWから辿れる、LASCO C3の画像の中を移動する姿が見られるはずです。
見えなくなるまでは5等程度でしっかりしたイメージを見せていたようですが、
果たしてどんな姿を見せてくれるか?楽しみですね。
しかし、こんな宇宙からの画像が自宅で炬燵に入りながら見られるのですから素晴らしい時代ですね。
明け方の東空のC/1999 T1 (McNaught-Hartley)彗星は明るく見えていますが、
これから来月の初めが明るさのピークですね。
私は中々起きられませんが、Kojitaku あっとらんだむや
太田から見た星々で、その後の素敵な彗星画像を見る事が出来ます。
お正月休みは、空気も透き通り光害も減りますので、早起きしてご覧になってみませんか?
今日のスナップショットは、26日朝の撮像風景です。
自宅の庭からは、彗星の方向が遮られてしまうので、道を渡り反対側で撮像しています。
幸い道路の一部が工事中のままで車の通らない部分があるので、そこに望遠鏡をセットしています。
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<12月26日>(火)
- 昨夜は、前線が通過したのか一時雨と強い風が吹いて嵐のようでした。
待望の雨でしたが、降ったのは短い時間でその後急速に晴れて、強く冷たい空っ風になって綺麗な星空でした。
天気が良かったので、今朝は早起きして東の空の彗星を写しました。
寝る前の強い風も止んで、寒いものの☆見には絶好の天候です。
フリースとダウンで身支度をして、何時もの通り、庭先から道を越えて南側の歩道まで望遠鏡を運んでセッティングします。
自宅からリールコードでAC100Vを引いて、さて撮像と思ったら、ノートPCの電源が入らない(T_T)
仕方なく、ミドルタワーのPCと14インチモニーターを運び出して撮像の運びとなりました。
まずは、41P/Tuttle-Giacobini-Kresak彗星です。
モニーターに写し出された姿は、コマはいくぶん暗く小さくなった感じですが、細く長い尾がスーッと伸びています。
次は、C/1999 T1 (McNaught-Hartley)彗星こっちは明るいですね。
西に伸びる淡く細いイオンの尾と南西に伸びる広がったダストの尾が印象的です。
次に、超低空の73P/Schwassmann-Wachmann 3彗星を導入させたのですが、
それらしいイメージがPCに写し出されたと思ったらそこで止まらずにどんどん動いて行ってしまいます。
また、暴走しているようです。(T_T) 何だかんだとやっている内に空は明るくなり結局写せませんでした、、残念、、、
今日のスナップショットは、今朝の41P/Tuttle-Giacobini-Kresak彗星です。
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<12月21日>(木)
- 結局昨夜も雨は降らなくて、昼間は北風でカラカラ天気です。
嫁さんも風邪を引いたようで咳と喉が痛くて!何ていっていますし、
私も喉が痛い、、一雨降ってくれると良いんですけれどねぇ、、
ところで、The LINEAR Projectにより発見された彗星 COMET C/2000 WM1 (LINEAR)が、2002年1月に肉眼彗星になるのでは?と言う情報が流れていますね。詳しい情報は、M.P.E.C. 2000-Y20に有りますが、果たして今度のLINEAR彗星は予報通り明るくなるのか? 推移を見守りたいですね。
今日のスナップショットは、我が家に実ったゆずです。
今日は冬至でしたね。 我が家でも、風呂にゆずを入れてゆず湯を楽しみました。
我が家のゆずは、小ぶりの物ですがその分沢山生り目を楽しませてくれます。
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<12月20日>(水)
- 今日は一日曇り空、夜には雨!何て天気予報で期待していたのですが、日付が変わろうとする今でも降りそうも有りません(T_T) ☆見人には、星空が良いですが、これだけ乾くと雨も欲しいですねぇ、、
ところで、あちこちのニュースで流れていますが、12月22日の宵の口に、
こぐま座流星群が突発出現するのでは?という予報が出されています。
詳しい情報は日本流星研究会の
こぐま座流星群に有りますが、
沢山の流星が流れるかどうかは見てみないと分からないので、
お時間の有る方は是非北の空をご覧になって見ませんか?
私は時間的に仕事中で見られそうも有りません(T_T)
しかし、ダストは1400年前後の物との事ですが、そんなに長い間ダストチューブの状態を保っているものなのかなぁ?、、、検証の意味でも見てみたいけれど、、、
今日のスナップショットは、星雲星団ガイドブック(藤井旭著)です。
ずいぶん昔(25年位?)に買った本で、藤井旭さんによるメシエ天体をメインにした、観望&撮影のためのガイドです。
中で使われている写真は、ほとんどはトライXと望遠レンズによるもので、今から比べるべくも有りませんが、
この本を方手に10cm反射望遠鏡で色々見た思い出があります。
当時としては定番の本で、おぉー懐かしいなぁ何て方も多いのではないでしょうかね(^^)
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<12月19日>(火)
- 昨夜は、また雨は降れなかった様で相変わらずのカラカラ天気です。
お昼頃から、また強い北風も吹いているので一層乾燥しそう。
一雨欲しいなぁ、、
今日のスナップショットは、20年ほど前に誠文堂新光社から出ていた写真集です。
この写真集は、古田さんが30cm反射とトライXをドライアイスで冷却した自作の冷却カメラで写した、
銀河の写真集、散開星団、球状星団、散光星雲と、3人の方によるコダックの天文用フィルム103aで写した散光星雲の写真集です。
特に古田さんの写真集は、当時としては驚異的な写りでした。
写野が広い為に今でも撮影や観望の為のファインディングチャートとして活用されている方が多い様ですね。
最近は、望遠鏡の大口径化や冷却CCDの普及で暗い天体の為の観望&観測ガイドが必要になっているはずなのですが、
残念ながら国内ではそれらの書籍を見つける事ができません。
アメリカでは、良いガイドブックや画像集も有るんですけれどねぇ、、、
インターネットのHPでは、国内では、銀河の画像集では
Taku's CCD Galleryが素晴らしいですし、スケッチでは、眼視による星雲・星団の世界や重箱之隅観察記録が沢山の天体が紹介されて良いです。
外国でもCCDによる画像集として
CCD Atlas on-lineや
CCD Catalog of Galaxies
で沢山の銀河の画像を見る事ができます。
観望のためのデーターとして、メシエは
SEDS Messier Database、
NGC天体の事は、
NGC / IC Project Home Page、
惑星状星雲はDoug Snyder's Planetary Nebulae Web Siteがありますね。
もっとディープなガイドとしては、
Ray Cash's Deep-Sky Pageや
スケッチによるガイドImpressions of the Deep Sky
とか、
Adventures in Deep Space、
Arp's Catalog Of Peculiar Galaxies何て良いうのはいかがでしょうか(^^)
画像は良いのですが、観望リポートが英語なのが悲しいですね(T_T)
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<12月18日>(月)
- 昨夜は、関東南部では雨になったようですが、私の所では少しパラパラ降った位で、お湿りには程遠い感じです。
今晩も雨何て言っていますが、降ってくれるかなぁ、、
久しく雨が無いので空気もさすがに乾き、仕事場の湿度計は35%です。
農家もほうれん草が育たないー何て言っていました。
今晩は、降ってくれるかな?
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<12月17日>(日)
- 今朝は4時起きして東空の彗星達を撮像しました。
外は風も静かになり、思ったほど寒くは有りませんでした。
庭に出しておいた望遠鏡を道の反対側まで担いで、歩道にセツトします。
自宅からコートリールで電気を引いてきて、CCD、PCをセットアップし、
火星を基準星にして、先ずは再増光していると言う41P/Tuttle-Giacobini-Kresak彗星を導入します。
所がPCとCCDのリンクが急に切れて、PCでCCDを認識しなくなってしまいました(T_T)何でだろう?
しかたが無いので以前使っていたノートPCで急場を何とかしのいで、無事彗星が画面に写ると、確かに明るい!
5日に比べるととても明るく、しかもしっかりしたスパイク状の尾?が見られます。
こうだから彗星って面白いんですよね! 120秒で4枚ほど撮像後、
少し地平線近い所に有るC/1999 T1 (McNaught-Hartley)彗星を自動導入させますが、
何故か望遠鏡が止まらず地面を向いても動いています(T_T)
緊急停止させて何度かセットアップしても、どうも動きが変で1度止まってからまた動き出したり、
恒星時追尾してくれなかったりと困ったものです(T_T) 手動導入でも良いのですが、ファインディングチャートが作ってないし、
3センチのファインダーでは彗星も見えないので困った物です。
幸い何度かセットアップしなおして、どうにか眼視で確認しながら導入しました。
所が、もたもたしている間に薄雲が広がってきてしまいました。
60秒露出で一枚写して、その後は雲越しの撮影になってしまい良いイメージが得られませんでした。
彗星は尾も伸びてきているようなのに、残念、、次回トライしましょう。
今日のスナップショットは、今朝の41P/Tuttle-Giacobini-Kresak彗星です。
画像は、デジタル現像でコマの中の階調を圧縮してみやすくしています。
左下の丸の中の画像はコントラスト調整のみですから、コマの広がりが分かると思います。
ティアードロップ型でしっかりしたイメージです。
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<12月16日>(土)
- 午前中は、風も無く暖かでした。
そんな天気なので透明度も今1つで、夕方のUtsunomiya-Jones彗星の撮影も無理かなぁ何て思っていたら、
午後から北風が吹き始めて透明度が回復してきました! やったーとの事で自宅に帰るやいなや、
早速望遠鏡を道の反対側まで担ぎ出し、セットアップして撮像しました。
さすがに透明度が良いので、今度はしっかりした彗星像を写すことができました。
淡い尾も東側に伸びていますね。最後にCCDを望遠鏡から外して、
自分の目で見てみましたが淡いながらも彗星像を見ることが出来て大満足でした。(^^)
また、東亜天文学会の掲示板の情報では、少し暗くなっていた41P/Tuttle-Giacobini-Kresak彗星が再増光しているようです!
C/1999 T1 (McNaught-Hartley)彗星と共に、明日の明け方も目が離せないですね。
今日のスナップショットは、12月16日のUtsunomiya-Jones彗星です。
何時もの、口径13cmの反射望遠鏡と冷却CCDカメラ(SBIG ST-7)での撮像です。
今回は、フィルター無しで写してみました。
やはり透明度が良いと写りが違いますねぇ、、横からはガソリンスタンドの光と、横を車走る車のライトを身体で防いでの撮影でした(T_T)
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<12月14日>(木)
- 今日は、久しぶりの曇り空で肌寒かったですねぇ、、気温も10度位までしか上がらなかったようです。
やっぱ冬だもんねぇ、、
ところで、今朝の読売新聞を読んでいたら、
国際小惑星監視プロジェクトの記事が大きく取り上げられていました。
読売新聞も主催者の一員という事で大きな記事になったのでしょう。
読んでみると、中学、高校の授業や部活動の場で天文台で写した画像を専用のソフトで解析して
実際に小惑星を見つけてもらおう!という企画でした。
理科離れの進んだ子供達に、発見する喜びを通して宇宙や科学に興味を持ってもらおうと言う事のようですが、
とても良い企画ですよね。
International Schools' Observatoryという、授業中に各地の天文台とインターネットで繋ぎ、
実際に天文台のロボット望遠鏡で天体観測をしようという活動とリンクしているようで、
こちらの活動も、もこれからの広がりが楽しみですね。
でも、こんな授業を受けたら、ディスプレーの中のバーチャルな世界だけではなく、
綺麗な空の下で、自然を自分の肌で感じながら自分の目で天の川を見て欲しいなぁ、、
そうすれば、きっと宇宙の大きさを肌で感じられる様な気がします。
また、主催者であり観測データーを提供する
日本スペースガード協会のページでは、宇都宮-ジョーンズ彗星とM55の素敵な2ショット画像が見られます。
私が9日に写した少し後(18時10分頃?)の画像で、彗星のすぐ下にある星が私の画像の中の一番明るい星です。
しかし、写野が広いなぁー、、、焦点距離1000mm位&AP−8(24mmx24mm)クラスの写野です!
また、彗星は、淡い尾も有るようですね。
今日のスナップショットは、我が家のクリスマスツリーです。
クリスマスまで後一週間となりましたね。
我が家でも、子供達と一緒にクリスマスツリーの飾り付けをしました。
毎年ながら、飾り付けとに大喜びでした(^^)
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<12月13日>(水)
- 今朝も寒かったですねぇ、、
通勤途中の田圃の中からは、真っ白になった浅間山が見えます。
谷川岳の天神平では、積雪が1mとの事で、スキーシーズンもいよいよ本番ですね。
今日明日の夜は、ふたご座流星群の極大日です。
今年は月も大きく、しかも放射点付近に有るので条件は最悪で残念です。
悪い条件とは言え、冬で空の透明度の高い空ですから、
暖かい飲み物でも片手に、月光浴をしながら流れ星に夢をお願いするのも良いかもね(^^)
とは言っても、私の所では薄曇が有り、月には大きな量(かさ)がかかっています(T_T)
今日のスナップショットは、来年のカレンダー太陽月星のこよみです。
天文関係のカレンダーと言うと、ビクセンの物が有名ですが、
この太陽月星のこよみも、素敵な天体写真に天文現象、月齢、月の出没時刻が毎日書き込まれて、☆見人にはとても便利です(^^)
毎年友人のH氏にいただくのですが、感謝感謝ですね。(^^)
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<12月12日>(火)
- 今朝はいやに子供が早起きで、外が未だ暗いうちに起こされてしまいました。(T_T)
天気はどうかな?と、窓の外を見てみると、寝る前に南の空で輝いていた満月が、西の低い空で煌煌と輝いています!
なんだか日ごろ見慣れた月とは少し違うような輝きで、思わずとても荘厳な感じで見とれてしまいました。
また、南の窓から南東を見ると、地平線付近が茜色に染まり、そこから天頂に続く明るさと色彩のグラディエーションがこれまた素晴らしい!
こんな素敵な風景は久しぶりです。 こんな景色を見られて、早起きさせてくれた子供に感謝かな(^^;
これだけ透明度が良ければ、満月でも彗星の良い画像が撮れたかもなぁー何て少し残念にも思いましたが、
朝から気分の良い1日でした。(^^)
ところで、この次の満月(1月10日未明)には、皆既月食が見られます。
こんな透明度の良い日だったら、きっと素晴らしい眺めになりそうですね。
楽しみ!(^^)
今日のスナップショットは、とも座の散開星団&惑星状星雲M46&NGC2438です。
二重星団というと、ペルセウス座のhχが有名ですが、
大犬座のシリウスから双眼鏡の視野を東に振ると、とも座のM46&M47の可愛い二重星団が見えます。
hχに比べると少し暗いので迫力は少し劣りますが、大きな☆粒のM47と細かなM46の対比も素敵です。
また、M46の中には真ん丸な惑星状星雲NGC2438が有って、少し大きめな望遠鏡でしたら、
視野一面にばら撒かれた星の中に、小さな可愛いリングを見つける事ができます。(^^)
この画像は、口径13cmの望遠鏡(MT-130)と冷却CCDカメラで昨年写したものです。
(hxはFC−50&ST−7です)
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<12月11日>(月)
- 今日も気持ちの良い青空でした。
晴天続きで空気も乾き、服を脱いだりすると静電気が凄いですねぇ。
夕方からは北風も強くなり、未だこの好天は続きそうです。
寝る前に外を見ると、透明度が高いそら高く、満月が輝いて凄く素敵な月夜でした。
これで風が無ければ、ほっとコーヒーでも飲みながら、ゆったり月光浴としゃれ込みたい感じです。
でも寒いぃ、、
近日点通過がまじかなC/1999 T1 (McNaught-Hartley)彗星ですが、
Kojitaku あっとらんだむの9日の画像を見ると、
緩やかに曲がったダストの尾と、淡く真っ直ぐ伸びるイオンの尾が写り出したようです。
月の影響がありますが、高度も上がり観望好機ですから少し早起きして見ませんか?
今日のスナップショットは、ぎょしゃ座の散開星団M37です。
夜半の東の空高く上に五角形をした、ぎょしゃ座の中には散開星団が沢山あります。
その中で双眼鏡でも楽しめるのは、
M36、M37、
M38ですね。
望遠鏡では、NGC1778、NGC1857、
NGC1893、NGC1907、NGC1931、
NGC2129等々あります。メシエの3個は、
双眼鏡でも綿のボールが浮かんでいるような姿を見られます。
望遠鏡の低倍率では、各星団星の明るさや密度に個性があり中々楽しめます。
特にこのM37は、視野一杯に細かい星が散らばって素敵です。
この画像は、口径13cmの望遠鏡(MT-130)と冷却CCDカメラで昨年写したものです。
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<12月9日>(土)
- 今日は、義弟の1周忌でした。
昨年の大晦日に他界し、もうじき一年! 早いですねぇ。。。。
晴れて静かな1日で、良かったです。
夕方は、Utsunomiya-Jones彗星を狙ってみたのですが、
普通の冬の天気なら良く見える秩父の山並みも、春のような暖かな天気で低空の透明度の悪さで見えません。(T_T)
明るいうちに望遠鏡を出して、北極星が極軸望遠鏡で見え始めたらすばやくセッティングして、
金星を基準星にして、スカイセンサーで彗星を導入します。
ファインダーや双眼鏡では付近には☆一つ見えませんが、CCDの画像では中央に星が僅かに見えています。
この星のすぐ近くに彗星がいるはずなのですが、ざっと見た感じでは分かりません。
ゆっくり構えていたのでは彗星は沈んでしまうので、このまま60秒露出で15枚ほど自動で撮像させました。
その後、画像処理した画像と星図ソフトとを比べてみると、中央の星の右側をかすめるように上側(北)に移動するシミの様な像が見られました。
どうもこれが彗星のようです。 2倍に拡大して疑似カラーにした画像も作って見ましたが、皆さん分かりますか?
今週末にもう一度チャンスが有ったら狙ってみようと思います。
今日のスナップショットは、12月9日のUtsunomiya-Jones彗星です。
何時もの口径13cmの反射望遠鏡に冷却CCDカメラ(SBIG ST-7)で写したのですが、
−10度まで冷却したら結露してしまったようです。(T_T)
仕方が無いので、冷却温度は+5度まで上げてしまったために、ノイズも多い感じですね(^^;
また、透明度の悪さ&光害をカバーするのに赤フィルターを使ったのですが、
赤外線もカットしてしまった為に、余計写りが悪かったような気もします。
来週もう一度トライしてみたいですね。
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<12月8日>(金)1995:木星探査機ガリレオ木星に到着
- 今朝も寒かったですねぇ、、熊谷では最低気温が−1.4度との事でこの冬一番です。
とはいえ、北国の方には笑われてしまいそうですが(^^;,,,
でも、風が吹かなかったので昼間はとても暖かな良い日になりました。
話題も無いので、今日はNASAのHPをを紹介します。
Planetary Photojournalです。
このページは、NASAの惑星探査機で写された各惑星の画像を見る事が出来ます。
土星や木星の画像なんて、ウットリ見とれてしまいますね。(^^)
こんな惑星を一度でも良いから見てみたいものです。
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<12月7日>(木)
- 今朝は、冷え込みましたねぇ、、寒ぅー
国際宇宙ステーションの太陽電池パネルも無事開いたようですね。
これで、夜空では月の次に明るい天体になるようです。
でも、明るい人工天体があまり増えてしまうと、
今度は天体を見たり写真に写すのには困り者です。
いまでも、CCDで撮像しているとあの狭い写野の中にも結構写るんですよね。
AstroArts Home Pageでは、
高度わずか3.5度のUtsunomiya-Jones彗星の画像が公開されています。
低空の為にさすがにイメージが淡いですが、私も狙ってみたいと思っています。
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<12月6日>(水)1995:木星探査機ガリレオ木星に到着
- 天気が、続きますね。
冬型の気圧配置が安定すると、北関東は晴れっぱなしの毎日です。
昨日の画像で、バーストして10等級と言う割には、いやに淡いイメージだなぁ?と思っていた
41P/Tuttle-Giacobini-Kresak彗星ですが、
東亜天文学会の掲示板では、
減光したのでは?との事が掲載されていました。 眼視での観測されている方はどう見ていらっしゃるのかなぁ?
また、分裂核と編隊飛行の73P/Schwassmann-Wachmann 3彗星ですが、
その様子をastrostudioで見ることが出来ます。
星ナビを見ていたら、フォトキナでの望遠鏡の事が書いてありましたが、
中国、台湾の新興会社の勢いが凄いようですね!
日本でも、望遠鏡の価格破壊も近いようです。
消費者としてはとても嬉しい事ですが、国内のメーカーの事を考えると、うぅーんと思ってしまいます。
人件費を考えたら、同じような物を作っていたら負けちゃうものねぇ、、日本のメーカーに、がんばれー!と応援を送りたい気持ちですね。
私の住んでいる深谷市では、主産品の深谷ネギやブロッコリー等々の野菜が、
中国からの激安の輸入野菜のおかげで、市価も以前から比べると安値安定してしまっているようです。
これから、輸入も益々多くなるでしょうから、農家の方も困ったなぁー何て嘆いています。
農家の方は、跡継ぎも無く、高齢化が進んでいるので、これ以上の機械化によるコスト削減も難しい所ですしねぇ、、、、
この状態は、日本各地で同じようだと思いますが、あと十数年経って今現役の方々が引退したら、
ただでさえ食料自給率の低いこの国の食糧事情は、どうなってしまうのかなぁ?
と悲観してしまいます。(T_T)
今日のスナップショットは、今は無い望遠鏡メーカ足立光学のカタログです。
先日図書館で借りてきた、日本アマチュア天文史を読んでいたら、
木辺成麿氏の書かれた望遠鏡のページの戦前からの望遠鏡(鏡面製作者)の話しの中で、このメーカの創設者の方の名前も出ていました。
最近の望遠鏡の低価格も有って、こんなメーカーは中々成り立ちにくいんでしょうね。
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<12月5日>(火)
- 今日も良い天気! 風も無く暖かでしたね。
今朝は、4時に起きて、明け方の彗星達を撮像しました。
明るくなっている3個の彗星は、いずれも南東の低空です。
何時も撮像している庭からでは、県道越しの撮像になり車のライトで写せないので、
家の前の道の反対側まで望遠鏡を運び、電気は自宅からケーブルを道を超して引いてきました(^^;
セッティングを終え、先ずは一番高度の高い、41P/Tuttle-Giacobini-Kresak彗星(思ったより暗くて小さい?)から、
次に高度を下げて、一番明るい、C/1999 T1 (McNaught-Hartley)彗星(明るく短い尾も有り)、
73P/Schwassmann-Wachmann 3彗星(結構立派な尾ですね)です。
それにしても、高度が低いので鏡筒は殆ど水平です。地平線付近の透明度は今一つなのと、
光害の明かり、側を通りぬける車のライトも差込んで辛い所です。(T_T)
空の暗い所でみたいなぁ、、
ところで、C/1999 T1 (McNaught-Hartley)彗星は、8cm双眼鏡でも見られるかな?と見てみたのですが、
東の空は明るいので見られなくて残念、、次回は、もう少し大きな望遠鏡で狙ってみましょう。
明け方は冷え込んで、車は霜で真っ白でした。
今日のスナップショットは、C/1999 T1 (McNaught-Hartley)彗星です。
口径13cmの反射望遠鏡(MT-130)と冷却CCDカメラ(SBIG ST-7)で、
2x2ビニング60秒露出で撮像した画像10枚を、彗星の移動に合わせてコンポジットした物です。
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<12月4日>(月)
- 今日は、少し北風も吹き冬型の気圧配置になった為に、真っ青で気持ち良い青空でした。
透明度が良いと、青空の中の白い月もハッキリ見えます。(^^)
夜も、綺麗な上弦の月でしたね。
今回は、日本からの搭乗員が無いので余り話題に上りませんが、国際宇宙ステーション建設の為に
スペースシャトル「エンデバー号」(STS-97/国際宇宙ステーション組立ミッション(4A))が
12月1日に打ち上げられ、3日に国際宇宙ステーションに無事ドッキングに成功したようですね。
詳しい話しや見え方は、NASDAの
STS-97やMoriの天文ページに有ります。
ドッキングしているシャトルを見るには、余り条件は良くない様ですが、
今回のミッションで取り付けているP6トラスは約17トンも有り、太陽電池パネルを広げると73mも有るとの事で、
これが展開されると宇宙ステーションもイリジュウム衛星並みに明るくなるかな?
今日のスナップショットは、初物のイチゴです。
私の母親の実家では、ハウスでイチゴを栽培しています。
これがとても甘いのですよねぇ!
今年も採れ始めたとの事で、少しおすそ分けをいただきました。(^^)
このイチゴを食べてしまうと、スーパーの物は食べられない感じです。
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<12月3日>(日)
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日本からは見られないUtsunomiya-Jones彗星の南半球での画像が、Auckland Observatoryの
Comet Utsunomiya-Jones C/2000 W1
で、公開されています。
かなり淡いですが、C14&CCDでの画像ではスーと伸びた尾も写って彗星らしい感じです。
はたして、12月中旬に見る事が出きるかな? それと、もう1つ彗星の話題ですが、
Suzuki's Astro Pageを見たら、
アウトバーストをして明るくなった73P/Schwassmann-Wachmann 3彗星は、前回に分裂した核C、Bと
今回新たにE核た核が観測されている様です。
こっちも高度が低くて条件は厳しいですが、写したいなぁ、、、
今日のスナップショットは、いっかくじゅう座のハッブルの変光星雲(NGC2261)です
前回のエスキモー星雲(NGC2392)は、星の終末に近い老人の星が作った星雲ですが、
このハッブルの変光星雲は、まだ生まれたばかりの
赤ん坊の星が光らせている星雲です。
この星雲は、先月の紹介したおうし座T星の周りのHindの変光星雲と同じで、
星雲の中の先端部の明るい中に有る、塵の中から生まれたばかりの原始星(いっかくじゅう座R星)が周囲の塵やガスを光らせているものです。
この星は、Hindの変光星雲を光らせている、おうし座T星を代表とする、
”おうし座T型星”と呼ばれる原始星の仲間です。
この星も変光すると共に、サーチライトの様に星雲を照らすので、比較的短い期間でも星雲の形が変わると言われています。
この画像は、10月27日に県立ぐんま天文台の、
口径25cmの観察用望遠鏡(BRC−250)と、
冷却CCDカメラ(ST−7(2x2ビニング 120秒*2)で撮像したものです。
それにしても、ピントが悪いですねぇ(^^;
HSTでの素晴らしい画像は、
Hubble Heritage Project: Astronomy Image Galleryの
NGC 2261, Hubble's Variable Nebulaで見る事が出来ます。
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<12月1日>(金)
- もう12月です!早いなぁー、、20世紀もいよいよあと一月ですね。
21世紀何て言うと、子供の頃は随分遠い未来で、夢のような生活が待っているかと思っていましたが、
まじかになって見ると、そこまでは変わっていないですね。(^^;
そういえば、石油も無くなって、、、何て言う話しも有りましたが、未だ大丈夫の様ですね。
石油と言えば、先日ニュース番組の特集で、石油は地球内部からの噴出物ではないか?と言う説を紹介していました。
私たちの世代は、古代の生物の死骸が長い期間を経て変化したものであると言う事を教わりましたが、
テレビを見ていると、地球の内部で形成された物と言う説は、結構納得させられてしまいましたねぇ。
未だ日本からは見られないComet C/2000 W1 (Utsunomiya-Jones)彗星ですが、
東亜天文学会の掲示板では、
彗星自体が小さいので、以前に見られたこのサイズの幾つかの彗星の様に、
近日点を通過する前に消えてしまうのではないか? 何て意見も有るようですね。
何とか日本から見えるようになるまで、がんばって輝いて欲しいなぁ、、、
ところで、那賀川町科学センターでは、
明日(12月2日)、口径113cmの反射望遠鏡で、土星・木星のライブ中継を行うそうです。
ここの所、天候も冬型になって、シンチレーション(空気の揺れ)が大きくなり、惑星の見え味も良くありませんが、
大きな望遠鏡で、どんな惑星像を見せてくれるのか楽しみです。
私も見てみようと思います。
今日のスナップショットは、ふたご座のエスキモー星雲(NGC2392)です
星の最後は、星の重さにより2つの終末があります。
太陽の7倍辺りより重い星は、先日のかに星雲(M1)の様に、星の大爆発を起こして星自体が砕け散ってしまうもの、重さの軽い太陽の様な星は、星の外側の殻だけを吹き飛ばして、中心部は地球サイズまで
小さくなり白色わい星になって死んで行きます。 この吹き飛ばされたガスが惑星状星雲となって見えています。
このエスキモー星雲は、そんな惑星状星雲の1つですね。
惑星状星雲は、ユニークな形の物も多く、この星雲はエスキモーの人達が毛皮のフードを被っている様に見えるために、
こんな別名を持っています。
この画像は、昨年11月6日に県立ぐんま天文台の30cm観察用望遠鏡と、
冷却CCDカメラ(ST−7&トーカイLRGBフィルター)で撮像したものです。
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