なにげない日記 2003年9月〜12月

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 2003年5月〜8月 /  2004年1月〜


9/1(月)
 バッハが練習曲か否か、という問題は、なかなか奥が深いようですな。
 掲示板に♪先生が書き込んで下さったんですが、「平均律の中のテンポの速いプレリュードは、練習曲の役割もあったらしい。中には、バッハが練習曲という目的で書いたものがある(もちろん、すべてのプレリュードがエチュードとして書かれたわけではない)」ということです。♪先生、ありがとうございました。詳細は、掲示板のNO.127「バッハとエチュード」のスレッドをご覧下さい。わかめの考えも書いてあります。

 さて、バッハと言えば、わかめが練習しているパルティータの2番である。一応弾けるようになったんだけど、暗譜ができない。それに、音の切れが悪い。指がすっかり鈍(なま)ってしまっている感じ。
 手のほうはまだ万全じゃなく、痺れたままなんだけど、力は入るようになってきたから、少し安心していた。でも、珍しく真面目に練習したら指が攣ったことがあって、みっちり練習することにちょっと臆病になっていたんだな。ハッと気づいたら、またしても、神経が指の先まで届いていないような状態になっていた。マズすぎる。
 で、3日前から、ハノンに挑戦してます。1番から2曲ずつリズムを変えたあと、テンポを4分音符=120のレガートで弾く。それから、1日目は音階練習フラット系、2日目は音階のシャープ系、今日はアルペジョ全調という感じ。そのあと、ツェルニーをちょっと弾いたり。
 2日目にして、指のキレが違ってきて驚いた。やっぱり、ハノンはいいね。
 それで少し浮かれて、今日は1時間も練習してしまって、ちょっと手が腫れぼったい気が……(笑)。まあ、ボチボチやることにします。


9/16(火)
 皆さん、お久しぶりです。ちょっと忙しかったというか、いろいろありまして、すっかりご無沙汰してしまいました。
 実は、非常にマズいことに、右手だけでなく左手が痺れはじめてさ(9/11〜)。右手の時と全く同じ症状で、でも、あんなには酷くないんだけど。それにしても、今頃になってどうなっているんだ、という気分。笑うしかない。はははは。
 しかし、さすがに二度目なのでうろたえたりせず、背中にホッカイロ貼って、気功にも行って、温泉にも行って……。そんなこんなの努力の甲斐あって、力が入るようになってきたので、ひとまずホッとしてる。
 原因は、背中が急に冷えたせいらしい。背中を温めているとかなりいいからね。でも、こんな爆弾抱えていたんじゃ、10月の演奏会形式の勉強会は絶対出られないだろうと判断して、バッハは一応暗譜したんだけど、断ることにした。あ、もしかしたら歌で出るかもしれんけど(笑)。
 そんなわけで、急に暇なったような気がするよ。コンサートの出演予定がないと、ほんと、気分的に楽だ。やっぱりわかめって、人前で演奏するには向かないのかもしれないと思う今日この頃である。いや、本当は、いつもそう思ってるけどさ。

 話は変わるが、サイトウキネンフェスティバルを聴きに行ってきました。
 ブルックナーの7番は、実は初めて聴いたんだけど、すごく良かった。サイトウキネンオーケストラって、恐ろしく上手いんだと思うけど、まず聴いて感じることは、上手いなあ、じゃなくて、綺麗だなあ、いいなあ、ということなんだ。「上手い」「下手」を超越している音楽だと思う。もしかして、これが芸術ってやつなのか? いや、わからんけど(笑)。とにかく、非常に素晴らしかったです。
 それにね、小沢氏のお人柄がまた、素晴らしいんだな。自分もオケの一員である、という気持ちで、振っていらっしゃるという感じがしました。来年も行きたいけど、どうなるだろうか。


9/30(火)
 掲示板ログの整理を始めている。といっても、ログが膨大で読んでいるだけで時間がどんどん過ぎるので、やっと1999年分までが一応終わったという状態だが。それ以降は、焦らず、ぼちぼちシェイプアップしていきます。
 それから、ついでに、ちょっとサイトの構成を変えたので、万が一にもリンクが繋がっていないファイルを見つけた方は、お知らせいただけるとありがたいです。よろしく。

 左手(小指側)の痺れは相変わらずだが、今回は、ピアノが一応弾けるので、レッスンでの範奏やコーラスの伴奏は支障なくできる。右手よりは左手のほうがちょっと変な感じがするけど、去年の全然力が入らなかった半年のことを思うと、このくらいはどうってことないな。
 しかし、弾いているとすぐに指が攣ってくるので、まともに練習はできないし、なんと言っても、両手ともに小指側の感覚がおかしいと、指先の微妙なコントロールは難しいのだった。(薄い手袋をはめているような感じだと言えば、わかってもらえるかな。)
 だから、10月にある演奏会形式の勉強会は出演しないことにしたんだが、昨日、ホールでの練習があったので、顔を出したら、なぜか歌で出ることになってしまった。上の日記に書いたことは冗談のつもりだったんだけど(笑)。
 出る出ないはともかく、ホールで歌うのは気持ちいいですよ。なんて、そそのかされて、歌ったのがそもそもの間違い。いい声だ、なんておだてられて、引くに引けなくなってしまったというわけ。ま、気楽な会だから、専門じゃないとか言わずに、気楽にやることにした。
 せっかく行ったので、楽譜を見ながらだが、半月ぶりにバッハも弾いてみた。練習不足で指が泳いでしまったが、一応弾けることは確認した。しかし、指先の感覚が妙だから、本番で舞い上がったら絶対コントロールできなくなると思う。そう考えると、ピアノよりは、歌で出る、という選択のほうがマシかもな。


10/3(金)
 掲示板過去ログをシェイプアップするついでに、ログ関係のファイルをフォルダにまとめてみたんだが、そういうことをすると、過去ログ」のファイル名が全部変わってしまうんだよな。気づいたところはファイル名を訂正したんだけど、なんと、トップページのリンクを直してなくて焦った。その上、他のファイル(たとえばこの日記とか)のあちこちからも前のファイル名でリンクしてあるのを発見して、うろたえまくる。しかし、落ちなくリンクを全部訂正するのは不可能だと思われるので、気づいたところだけ直して、あとは無視することにした。
 そんなわけで、リンクミスがあると思いますが、飛べない場合は、トップページから行ってください。すまん。

 なかなか温泉に療養にも行っていられないんだが、今週は意を決して(おおげさ)火曜と木曜(昨日)に行ってきた。で、サウナで汗を1キロ絞ってきたので、指の調子がいいよ。いいけど、どうも若芽は未だに風呂に入るのが上手くなくて、帰ってくると湯当たりで頭痛が……。
 毎週2回くらい通えば、身体が温泉に慣れて、湯当たりせずにすむようになるんじゃないかと思っているんだが…。温泉とサウナで2時間近く過ごすのって、結構根性がいるんだよな。だから、週2で通うっていうのもまた、辛いものがあるかも。

 2ヶ月ぶりに、今週の楽語を更新しときました。久しぶりに、初めての楽語を採用(笑)。


10/10(金)
 今週の温泉は一回。水曜日に行ってきました。少しは上手に入れるようになってきたようで、先週よりは頭痛も酷くないし疲労もそんなに感じない。サウナに入ったのはいつもより少なくて4回だったけど、汗は1キロ絞った。この調子で、毎週一回ずつ通うといいと思うんだけど、つい、面倒になってしまうんだよな。

 今日は、来週勉強会をするホールに、2回目の練習に行ってきた。若芽は結局、歌で出ることになってしまい、今更のように後悔しているんだが、もうプログラムに名前が載っちゃってるし、しょうがないのだ。
 歌い始めた途端、自分の声じゃないみたいでギョッ。最近、ちょっと咳いてるんだけど、そのせいかなあ。ちょっと動揺して、練習なのにドキドキしてしまった。ヤバイかも。
 でも、火曜日に歌のレッスンに行って先生にみっちりご指導していただいたので、前回ホールで練習した時よりは、かなりマシな気がする。力を抜いて身体を開いて、息をたくさん使って歌えると、まあまあなんだがな。上手くいくといいなあ。


10/16(木)
 風邪のせいか、昨日の朝は声が出なくてかなり焦った。そのあと、なんとか歌えることは確認したけど、まだ、ちょっと咳いている。本番はどうなることか…。そんな状態なので、今週は温泉はなし。

 わかめの喉はイマイチだが、ピアノは昨日調律してもらったので非常にいい音になった。それで嬉しくなって、昨夜は久しぶりにバッハのパルティータやら、ブラームスのインテルメッツォやらを弾いてみた。
 去年の今頃は指に力が入らず手は開かず和音もつかめなかったんだけど、今はフォルテで和音をつかめるし、指も鈍ってはいるけれどそれなりに動くのだから、両手ともに小指側が痺れているといっても、去年よりずっといい状態だ。ただ、ちょっと真面目に練習すると腕が痛くなったりだるくなったりするんで、あまり練習できないんだけど。(それもまた、ナマケモノのわかめにはちょうどいい、という話も……/笑)


10/20(月)
 昨日、毎年10月に何人かで集まってやっている演奏会(勉強会)があった。わかめは予定通り、歌で出演しました。今回はピアノじゃないけど、例によって、演奏会レポートを。
 朝起きると、声が掠れてて全然出ない。咳は相変わらずひどいし、いつもに増してメチャクチャなコンディションだったので、こんなんで歌えるのか、と非常に焦る。が、そのうち、掠れながらもなんとか喋れるようになったので、リハーサルのためにホールへ向かった。
 声を出すとますます掠れるので、発声練習なしでいきなりリハ。そういえば言ってなかったけど、わかめが歌うのは中田喜直作曲「むこうむこう」と「さくら横ちょう」である。
 力を抜いて身体を開き、喉を息が素通りするように歌う。驚いたことに、声はちゃんと出た。しかし、声が出たことに安心したのか、「むこうむこう」は一番と二番の歌詞を間違えるし、「さくら横ちょう」のほうはリズムを間違える。
 うーん。本番、間違えたらどうしよう。と考えながらも、なぜか全然緊張しない。喉のコンディションは最悪。リハでは大胆に間違える。それなのに、こんなにリラックスしてて、いいのか? わかめよ。
 以前この会にピアノで出演した時は、めちゃくちゃ緊張したのに(過去の日記参照)、今回はまるで別人のようだ。でも、ピアノを弾くことになっていたら、絶対、悲壮感を漂わせていたに違いないけど(笑)。
 2時開演なので、それに合わせて、お昼を食べて化粧をしてクリーム色のドレスに着替えた。実は、わかめは1番なのだ。だって、専門じゃないしな。
 2時になり、アナウンスが入り、開演。
 声が出るだろうか、とか、歌詞を忘れそう、とか、思わないわけじゃなかったけれど、たいして不安にも思わずステージへ。お客さんは30人ちょっと(ホールは100席弱)。この時点では全くあがっていなくて、いったいどうなってるんだと思っていた。
 前奏が始まる。第一声は掠れずにちゃんと出た。かなりいい感じで(歌詞も間違えずに)「むこうむこう」を歌っている途中で、急に足が震えてきた。だんだんあがってきたみたいだ。でも、なんとか無事歌い終える。続けて「さくら横ちょう」。足の震えは止まらないんだけど、おなかでちゃんと支えると声まで震えることはないので、足のことは気にせずに(気になるけど)歌い続ける。途中、「春の宵」の「は」が少し掠れたけど、結果的には、2曲とも満足のいくデキだった。
 やっぱ、わかめってピアノより歌のほうが向いているんだろうか。マジで転向を考えたほうがいいかもしれない(笑)。


10/23(木)
 いつもはピアノで出る演奏会に歌で出演してみて、気が付いたことがある。
 わかめにとっては、歌はピアノを弾くのよりずっと気楽で、練習量もピアノとは比較にならないほど少しだったんで、本番が上手くいっても、それほど感動はしなかった。ピアノを弾くのが3000メートル級の山に登るのだとすると、歌は、小高い丘にハイキング、ってな感じだ。もちろん、上手くいったのは嬉しい。でも、ピアノだったらたとえメチャクチャになっても、自分がこれだけがんばったんだという満足感は、もっとずっとある。
 だが、実は、わかめは今回、歌を歌うことで、別のことを学んだ。
 ステージでピアノを弾く時には、とにかく自分が練習してきたものをできるだけ自分らしく表現することで精一杯だ。だから、わかめは今まで舞台では、お客さんに何かを伝えよう、とか、感動を与えたいと思ってピアノを弾いたことなんてなかった。だって、暗譜を忘れてさんざん弾きなおしているのに、感動してね!、なんてとてもじゃないが言えないだろう? もちろん、わかめが一生懸命に弾いた結果、その音楽を聴いてくれたお客さんが何かを感じてくれたなら、すごく嬉しいけれど、それは、意図していることじゃなく、たまたま、なんだ。
 でも、今回のわかめはちょっと違っていた。わかめの歌で感動することはないだろうけれど(だって、素人だしな)、いい気持ちになってほしい、と思って歌った。日本語の歌だったので伝えたいメッセージがはっきりしていたから、特にそういう気持ちになったんだとは思う。でも、こんなことは本当に初めてだった。ピアノを弾く時も、こういう気持ちで弾けるといいんだけれど。
 こういうことからも、わかめには歌のほうが向いているのかもしれない、と感じてる。お客さんにも、好評だったようだしな。はははは。

 今回の演奏会は、自分がピアノを弾かなかったので客観的に聴けたんだが、ある出演者の演奏を聴いて感じたことを、自戒を込めて書いておく。
 ピアノを綺麗に弾くためには、テクニックが必要である。そこに、ピアニスト(プロじゃないけどピアノを弾く人)が陥ってしまう罠があると思う。
 聴いてくれる人に対して、「私はこれだけ指が早く動くのよ」とか、「間違えないで弾けてすごいでしょ?」とかいう気持ちが先に出てしまうと、「音楽する」のが後回しになってしまう危険性がある。テクニックがそこそこある場合は特に危ない。すごくテクニックがある場合はこういうことはわかっているから、心配ないけどな。
 皆さんには、テクニックは音楽を表現する手段であって目的ではないことを、忘れないでもらいたい。


10/28(火)
 今週末、地域の文化祭で(渋いなあ)合唱サークルの発表があるので、伴奏の練習を真面目にしなくてはならない。去年は、指が最悪のコンディションだったのでこの伴奏に人生を掛けていたわかめであったが、今年は自分の歌のステージに気を取られていたら、すっかり伴奏のことなんか忘れていて、ピンチです。
 その上、今回は、合唱の前にミュージックベルを一曲演奏することになっている。
 皆さんは、今年の2月に、わかめがミュージックベルなるものを購入したことを覚えているだろうか。実は、あのあと、合唱サークルで合唱の練習の合い間に、細々とベルの練習もしていたのだ。
 実は、この秋、楽器店がミュージックベル講座を開催した。「なんてタイムリーなんだ」と思いながら、わかめはいそいそと通い、なんと、ベルの指導者認定証なんかもらっちゃったのである。3回の講座に出席しただけでは、まだまだ立派な指導者とは言えないが、本を読んだだけではピンとこなかったことがいろいろわかって、大変有意義だった。あとは実践あるのみである。
 わかめは今、ベルを机に並べる時に敷く布を製作中。といっても、キルティングの布をカットして、回りがほつれないようにミシンで縫うだけなんだけど(笑)。

 こんなことに熱中してないで、伴奏の練習をしなきゃいけないんだが。はははは。


11/10(月)
 ちょっと忙しかったので、すっかりご無沙汰してしまいました。
 先週の合唱の発表は、無事終わりました。伴奏は指揮がよく見えなかった割りには上手くいった(笑)。ベルのほうは上手くいったんだか変だったんだかよくわからなかったが、まあ、初めての挑戦なのであんなものだと思う。それなりに、楽しかったしね。ベルを並べるキルティングの布は、ちと小さかった。並べるだけなら問題ないが、どうせ作るならベルを包めるサイズにすべきだったよ。
 合唱の発表は11月末にもう一度あるので、これでお役ごめん、ではない。伴奏はもう少し磨かなければな。


11/25(火)
 気が付いたら、半月も更新してない……。すまん。
 実は、昨日、浜松へ行ってきた。何しに行ったかというと、グランドピアノの検品である。検品する、ということは、購入するということである(笑)。
 レッスン室にピアノを2台並べるのが夢でさ。ちょうど、レッスン室に置いてあった電子ピアノの調子が悪くなったので、この際グランドを買っちゃおう、ってことになったのだった。金があるわけではない。金はむしろない。が、しかし、今買わないともう一生2台ピアノを並べるなんて夢は叶わない、と思ってさ。
 で、せっかく行ってきたので、わかめの検品レポートを。グランドピアノを買う人の参考になるかはわからんが(笑)。
 グランドピアノは安い買い物じゃないから、せっかく買うなら気に入ったものを買うべきだ。わかめが行ってきたのは河合楽器のグランドピアノを作っている工場(浜松市の隣の竜洋にある)だが、たぶん、ヤマハもこういうことはやっていると思う。知らんけど。
 交通費は向こう持ち(電車の場合は2人分まで)。お昼に浜松の名物、うな重をごちそうになった。グランドピアノを作っている過程を見学させてもらったり(工場見学 所要時間30分 希望すれば見せてもらえます)、無響室を見せてもらったり、一家3人で遊びに行ったようなものである。
 いや、しかし、もちろんメインは検品である(笑)。
 検品室には何十台もピアノが並んでいるが、その全部の中から選べるわけではない。普通は、2台か3台の中から決める。今回は、一応3台並べてもらった。たった3台でも、その中から最も気に入ったピアノを選ぶのは、なかなか難しい。
 わざわざ検品に行って、何を見る(聞く)のかと言うと。
 まず、そのピアノがちゃんと「鳴る」かどうか。「鳴る」というのは、ただむやみに大きい音が出るということではないから、注意するように。鳴ってさえいれば、極論だが、あとのことは調律師さんの腕次第でどうとでもなる。
 次に、そのピアノがどれだけ自分のイメージに近い音を出せるか、ということが重要だ。つまり、よく練習している曲、つまり、音に対してしっかりしたイメージを持っている曲を弾いてみて、自分のイメージ通りの音が出るピアノなら、ほぼ問題ない。ここのフレーズは柔らかく、と思って弾いたら柔らかい音が出て、ここは、しっかりした響きで、と思ったら、しっかり響く、という感じだ。自分が柔らかい音をイメージして弾いているのにキツイ音が出てしまうのは、全然ダメということになる。それから、イメージした音量が得られずに、むきになって弾かなければならないのは、鳴ってないか、鳴り方が足りないのだ。(自分がどんな音が好きかわからなければ、検品に行く意味はあまりないと思う。信頼できる先生か調律師の方に一緒に行ってもらうと良いでしょう。)

 さて、それでは、いよいよ、実際のわかめの検品の様子を。
 検品する時には、検品するピアノを調律してくださった調律師の方が立ち会うので、検品のためとは言え、見知らぬ人の前でピアノを弾かなければならない。ちょっと恥ずかしいんだな、これが。もっと練習しとけば良かったと後悔しつつ、弾かないわけにはいかないから始めることに。
 わかめは、3台並んでいる手前のピアノから弾いてみた。曲は無難に「ショパンのノクターン」。さっきも言ったように、恥ずかしいので、ちょろっと初めのところ、それから途中を少しだけ弾く。2台目も同じように弾く。全然違うけど、どっちもまあ悪くない。最後のはどうだろう、と思って弾きはじめたら、なんか、非常にいい感じ。途中で弾くのをやめられなくなって、最後まで弾いてしまった。自分で出している音が、気持ちよくて(笑)。
 聞いていた家族その1も、最後のがいい、と言う。調律師さんも、最後のがいちばん安定していると言う。というわけで、一瞬で決まりそうになったが、せっかく来たんだから後悔しないように、他の曲も弾いてみることにした。「バッハのパルティータ」で和音のバランスをチェック。ペダルなしの音もチェック。「乙女の祈り」で高音部の音の伸びを確認。これで決まりと思ったが、念のため「幻想即興曲」を弾く。そしたら、低音部がちょっとぼやける感じがした。スローパートに入る前に、左手がオクターブで下りてくるところがあるだろ? あの部分のソソラソファソ、のオクターブが、際立たないんだ。それで、調律師さんにそういうふうに言ってみた。
 そしたら、あんまり数が多いとわけがわからなくなるから普通は3台しか出さないらしいんだが、隣の、つまり4台目のピアノを開けて、これはどうでしょう、と言ってくれて(笑)。
 そのピアノは3台目に似た音がしていて、なおかつ、3台目より低音部がはっきりしていた。そんなわけで、もう一度、4台目のピアノで何曲か弾いて、気持ちいい音が出ることを確認して、結局、4台目に決めたのだった。言ってみるもんだね。
 今週末には届くらしい。楽しみだけど、レッスン室がピアノでいっぱいになってしまうから、生徒さんが待っているスペースが確保できないかもしれない。入れてから考えるか……。(<ひどすぎ)


12/1(月)
 えー、先週の土曜日の午後、ピアノが届きました。KAWAI RX-2A EU というヤツ。
 わかめのレッスン室は西側が入り口になっている。今までのグランドピアノはドアを開けると左側(部屋の北側)に、鍵盤を入り口側(西側)にして置いてあった。わかめは、その隣(南側)に同じ向きで新しいピアノを並べるつもりでいたので、金曜日に掃除して、一応邪魔なものはどけておいた。
 ところが、土曜日の午前中、家族その1が、そうやって並べるとスペースが無駄になるからピアノの向きを変えたらどうか、なんて言い出して、えらいことに(笑)。
 確かに、予定していた並べ方では、新しいピアノと南側の窓の間には60センチしかスペースがないので、部屋の奥に行くのも大変なのだが、でも、向きを変えるなんて考えたこともなかったし、まさかそんな向きに入るなんて思っていなかったのだ。
 ところが、計ってみたら、部屋の西と東の壁の間に、鍵盤を南側にして2台並べることもできなくはないことが判明。しかし、そこで重要な問題が発生。実は、レッスン室のドアは内開きなのだよ。内開きということは、ギリギリだとドアが開かない、というか、ドアを開けるたびにドアがピアノにぶち当たってしまうことになるわけだ。でもね、なんと、わかめの父がドアを外開きに付け替えてやる、と言うのだった。(もう79歳なのに、元気な父でわかめは本当にありがたく思っている。)
 そんなわけで、急遽、ピアノの向きを変えるという案が採用され、今まで動かさないつもりだった棚を中身を出して移動させたり、作り付けの本棚が使えなくなりそうだったのでそこに入っていた楽譜を運んだりして、わかめはピアノが届く前に、既によろよろ(笑)。

 そして、いよいよピアノがやって来た。
 グランドピアノというのは、足とペダルを取った形で梱包され、縦にして運ばれてくるんだよ、皆さん。
 まず、前からあったグランドの向きを変えてもらってから、南側の窓から搬入した。部屋の中に入れて梱包を解いて、足をつけ起こす。計ってあったとはいえ、本当に西と東の壁の間に入るのか不安だったが、問題なく、鍵盤の位置もピッタリ合わせて2台が並び、壮観でした。かなり、感動!
 グランドは、縦にして運んでいる間にアクション部分などが狂ってしまわないように、ハンマーの部分が木の棒と紐で固定されているので、そのままの状態では音は出ない(鍵盤が押せない)。で、そのハンマーを固定していた棒を取ってもらって、音を出してみたわけだけれど。
 ペダルを踏んでないのに、鍵盤を離しても、少し音が残る。残響みたいに。どうも原因はダンパーのような気がする。ダンパーが弦をしっかりつかんでいないみたいだ。で、なんか変なんですが、と運送屋さんに訊いてみた。
 すると、ハンマーは(上で書いたように)固定されているから、横倒しになっていてもへたったりしないけれど、ダンパーは固定してないので少しへたってしまい、平らにしてもすぐにはきちんと弦を押さえられないんです、少し待ってもらえば直ります、と言う。ほう、なるほど。
 そんなわけで、少し待ったら直りましたので、皆さんも、グランドを買った時には、慌てて「音が変だ」とうろたえないようにして下さい。

 さて、肝心の音だが、前のピアノより鳴ってびっくり。いや、鳴るピアノを買ってきたんだから、当たり前なんだけど(笑)。調律が狂っているせいもあって、かなり派手な音がするけど、気持ちのいい音だということには変わりなく。浜松まで行って選んできて良かったです。
 これから、自分好みの音に育てるのが楽しみ、と言いたいところだが、わかめよ、果たしてそんなに練習できるのか?(笑)


12/12(金)
 
音楽のお勉強ピアノのレッスン室12 に、「ペダル その2(しくみ2)」をアップしました。
 「音楽のお勉強」の今年の更新を振り返ってギョッ! 夏に一回、それも中途半端なダンパーペダルの話だけ、というのはなんともマズイ気分になり、せめて「ペダルのしくみ」だけでも今年中に終わらせるべきだと思い、がんばってみた。来年は、なんとか、ペダルの踏み方を書きたいと思っています。


12/26(金)
 「音楽のお勉強」を更新したら、今年の更新は終わったような気がしていて、その上、ちょっと忙しかったので、すっかりご無沙汰してしまった。既に、クリスマスまですんでいるじゃないか。申し訳ない。
 12月半ばにやった教室のクリスマス会では、痺れている両手にちょっと負担がかかったけど、「幻想即興曲」を弾いた。決めたのが12月に入ってからだったので、12月の前半は珍しくピアノの練習にいそしんだ。新しいピアノもあるしな。
 しかし、さすがに、1年半もまともにピアノを弾いてないので筋肉が全部落ちてるようで、指は動くものの、16分音符のフォルテが出ない。ちょっと哀しかったがどうしようもないので、ごまかしつつ、クリスマス会はなんとかクリアしました。
 あ、そうそう。ベルでは、「いつも何度でも」と「きよしこの夜」を子どもたちと演奏。結構綺麗だったので、満足している。
 クリスマス会が終わると、次の週は歌の勉強会があった。わかめは「私のお父さま」(ジャンニ・スキッキ)を歌いました。勉強会だからなのか、まったくあがらず非常に気分よく歌えたので、いよいよこれは、ピアニストはやめて声楽家になるべきかと、本気で考えるわかめであった(笑)。

 サイトの更新は、年末年始はお休みします。って、ずっとお休み状態だったんだから、いつもと変わらないな、すまん。
 華やかな新年を期待して、今週の楽語を更新しときました。皆さん、良いお年をお迎えください。


 2003年5月〜8月 /  2004年1月〜


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