なにげない日記(抜粋) 1999年12月

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 1999年11月 /  2000年1月


12/3(金)
 今日はいろんな用事が重なって、自由時間の少ない日だった。
 午前中には2回も出掛けたし、午後は確定申告の決算説明会なるものに出席し、夕方は仕事。それぞれは全然忙しくないんだけど、他のことはできない。
 それでなんとなく優先順位について考えてしまった。
 自由になる時間が30分しかない時には、いったい何を優先させるんだろうか。
 わかめの場合、メールチェックとここの掲示板のチェックはかなり優先順位が高いな。掲示板のレスや、メールのリプライはすぐにはできないけど、読むだけならすぐできるからかもしれない。
 文章を書くということは、わかめの場合、何を書くにしても精神的な余裕がないと辛い。時間もかかるし。で、つい、億劫になってしまうから、当然優先順位は低くなるよな。
 しかし、時間がないと思いながら、いつもどんなに時間があってもやらない台所の片付けとかをしてしまったりするのはなぜだ? 床まで拭いてしまったのは、いったいどうしたことだろう(もちろん、ちょっとだけだがな)。


12/6(月)
 友人の歌の伴奏を頼まれていて、お昼頃、友人が歌を歌いに来た。明日、友人の歌のレッスンに付き合うことになっているので、ちょっと合わせておかないとマズイだろ? (合わせるのは2度目。日記には書かなかったけど、伴奏の練習はしていた。)
 伴奏するのは2曲で、そのうちの1曲はCMでも使われていたらしい「ムゼッタのワルツ」と呼ばれている曲(オペラ「ラ・ボエーム」より)である。伴奏を頼まれた時には(曲名を聞いただけでは)全然知らないぞ、と思ったが、弾いてみると聞いたことがあるんだな、これが。CMで聞いたのか(わかめはあまりテレビは見ないけど)、あるいは学生時代にでも聞いたのかさだかではないが。
 ああ、これが「ムゼッタのワルツ」なのか、なるほど。と不勉強なので情けないわかめであった。


12/7(火)
 12/2にアップした今週の楽語のespressivoについて。
 espressivoは「表情豊かに」と訳されるのが普通だと思うんだが、この「表情豊かに」ってクセモノだよな。コメントのしようがなかったので、敢えて説明しなかったんだけど、結局、ちょっとおおげさに表現していいよってなことなんだろうとわかめは認識している。おおげさに表現すると書いたけど、もっと平たく言えばおおげさに歌うということだ。(言葉の意味って、人によって微妙にニュアンスが違っていると思う。だから、この楽語の説明もわかめの感じってことで、絶対的なものではないことに注意すること。わかめはイタリア語は知らないし。)
 で、espressivoを探してみたんだが、見つけようとすると意外に見つからないもんだな。ショパンのノクターンOp.9 No.2(一番有名なノクターン)の冒頭に書いてあるのをやっと見つけた。タラ〜〜〜〜ラリラ〜ラ〜っておおげさに歌ってね。


12/8(水)
 今週の楽語はcantabile(カンタービレ)。この「歌うように」ってのもespressivoと同じでなんだかなーって気がするが。音楽だから、大抵の曲は「歌う」わけだしさ。
 しかし、わかめはこのcantabileは好きだよ。「ソナチネアルバム」とかにもよく出てくるし、espressivoほどわざとらしくない感じがいいのかも。どことなくかわいい感じがするじゃあないですか。(かわいくないというご意見もありましょうが。)
 とにかく「歌うように」は音楽の大事な要素だからね。cantabileを見たら、初心に帰ってがんばろう。(はあ?)


12/9(木)
 楽典の教室に音名その3をアップ。
 今回は表の作成にエネルギーを使いすぎたので、会話部分は全く面白くないよ。覚悟して読むように。でも、まあ、短いから、面白くないことに気付く前に読み終わることは可能かも。
 はじめての表なのでちゃんと表示されるか心配している。(作成したのがわかめなので、正しく表示されていても変な表なんですが。)Macユーザのかた、ネットスケープな環境のかた、動作確認をお願いできますでしょうか。よろしくお願いします。


12/10(金)
 音名の表の動作確認していただいた方々、ありがとうございました。
 派生音の表のアメリカ・イギリスの欄の#と♭を英語に直した。イタリアがイタリア語になっているんだから、よく考えたら変だと思ってさ。万が一にもプリントアウトしちゃったかた、ごめんよ
 この音名の表は、わかめのアヤシイ記憶だけでは心配なので、音楽乃友社より出版されている「青島広志の楽典ノススメ」と「標準音楽辞典」を参照して作成した。(このことも書き加えました。)
 この「青島広志の楽典ノススメ」はとても面白い本なのだ。今までの楽典の本にはなかったアプローチの仕方がすごい。楽典の本を読んでも、えー、これって、こういう場合はどうなるんじゃ? とナゾだったことが、ほー、なるほど! という感じさ。といっても実はまだほとんど読んでないんだけどな。この本の唯一の難点は値段がちと高いことかも。


12/12(日)
 午前中はヨタヨタしていたものの、午後「クリスマス会」が始まる頃には復活。無事、今年の教室の行事は終了した。(掃除その他で協力してくれた家族には感謝してます。)
 例のリストを生徒の前で弾いたんだけど、うーん、今度のステージもこれくらい弾ければなあなデキ。ミスタッチはないのかって? もちろん、ミスタッチくらいするさ(いっぱい)。アヤシゲなところだってあったけど、なんとかクリアできたしな。わかめとしてはこのくらいならOKなのだ。
 今度の土曜日は友人の伴奏の本番があるので、今週は伴奏の練習もちっとはしないとマズイな。


12/13(月)
 掲示板に拍子の質問が来た。また「音楽のお勉強」でやりたいと思っていますが、少しだけ。
 まず、拍子には単純拍子複合拍子があることを理解してほしい。(混合拍子ってのもあるけど、ここではパス。)
 単純拍子には2拍子、3拍子、4拍子がある。代表的なのは4分音符を一拍と数える4分の2拍子とか4分の3拍子とかだ。
 で、複合拍子のほうは、単純拍子の一拍を3つに分けたもののこと。たとえば、複合拍子の2拍子は2*3拍子なので6拍子になる。(3こずつが2拍と考えると3*2拍子ってことになるが。)三連符が2つの2拍子は複合拍子じゃなくて単純拍子だよ。
 代表的なのは8分の6拍子(2拍子の仲間 2*3)、8分の9拍子(3拍子の仲間 3*3)、8分の12拍子(4拍子の仲間 4*3)など。
 だから、8分の6拍子は、2拍子なんだけど一拍が3つに刻める、8分音符が3つで一拍ってことになる。123456とみんな同じ強さに拍を感じるのではなくて、1と4が強迫(きょうはく、拍の中でも強く感じられる拍のこと、反対は弱拍――じゃくはく)になる。2356ってことだ。(1と4を比べると、1のほうが4より強いけど。)
 次に4分の3拍子と8分の3拍子の違いについてだが、この8分の3拍子というのはちょっと特殊な拍子である。
 4分の3拍子のほうは、さっきも書いたように、単純拍子だからいいと思うけど、この8分の3拍子も基本的には単純拍子になる。どっちも単純拍子なら、拍子としては基準の音符が違うだけなわけで、同じように弾けばいいようなもんだが、そうとも言いきれない。
 8分の3拍子は、もともとはジーグなどの舞曲に用いられていた拍子で(8分の3拍子を用いていた舞曲の中にはゆっくりなものもあったのだが)、ジーグは速い舞曲なので1小節を一拍に数える。つまり、なんとなく8分の6拍子の半分って感じに演奏されることが多い。ただ、ゆっくりな8分の3拍子の曲は、ちゃんと3拍子に演奏しなくちゃダメだよ。注意するように。

 慌てて書いたので、変なところがあるかもしれません。わからなかったら、また聞いてくださいな。


12/14(火)
 土曜日は具合が悪く、日曜日はクリスマス会、昨日はちょっとボケてて、3日も真面目に練習しなかったら、指がなまってしまった。ピーンチ! 
 明日から、心を入れ替えてがんばるゾ。
 しかし、リストは片手暗譜もできちゃったし途中からでも弾けるし(家で練習している時はうろたえてないからな)やることがない。ハノンとツェルニーにでも燃えることにするか。ショパンのバラードもあったっけ。気分が乗らないけど、少し譜読みでもするかな。


12/15(水)
 また、美容院に行ってきた。
 わかめは日頃、美容院には行かない。行かない時は気付くと半年も経っている。だから、常にぼさぼさ頭だ。しかし、ステージがあるとそうも言っていられなくて、仕方なく行ってきた。
 本番の日は遠くまで行かなくちゃならないので、美容院に行っている時間がない。まあ、本番前に美容院になんて行ったことないけどさ。髪の毛で弾くわけじゃないから、いつものように自分で括っておくか。しかし、今度は演奏会の場所がいつもより都会なので、ちょっと気にしてみたりするわかめであった。


12/16(木)
 午前中、22日の演奏会に一緒に出るTさんのお宅にお邪魔して、お互いの演奏を聴き合うリハーサルもどきを行なった(二人だけで)。しかし、わかめって、間違えたところの穴を埋めようとして穴を掘ってしまっているんだな。繕おうとか考えないほうがずっとマシな結果になるような気がするぜ。でも、カナシイかな、ごまかしたいというのは本能なのかもしれない。
 あ、つまり、また間違えたってことですけどね。どうやら、間違えずには弾けないらしい。(言っておくけど、わかめの場合、ミスタッチは間違いとは呼ばない。)


12/17(金)
 明日、友人の歌の勉強会がありわかめが伴奏するので、最後の打ち合わせ、というか伴奏合わせに、友人が家へ来た。
 しかし、伴奏だけをピアノで弾いているのと歌が入るのでは、どうしてあんなに違うんだろうか、といつも思う。やっぱり伴奏だけでは音楽は完結していないって実感する。当たり前だけどさ。
 ピアノって、大抵、一人で完結しちゃうだろ? でも、アンサンブルって一人では完成されない感じが面白いのかもしれない。


12/18(土)
 というわけで、歌の勉強会。しかし、今日は吹雪だった(大げさ)。まだタイヤも履き替えてないので決死の覚悟で(大げさ)街まで行く。
 伴奏は、可もなく不可もなくっていうか、なんかよくわかんないうちに終わってしまった感じ。最近、なんかいつもウワノソラなわかめで困るよ。


12/20(月)
 今週の楽語について。
 先週のpocoは「少し」で、今日アップしたpoco a pocoは「少しずつ」なので注意するように。


12/23(木)
 皆さん、ただいま。
 では、昨日の様子からご報告を致します。

 朝はなんと、5時半起床。おなかは少し変だけど、前の日よりはマシだったので、なんとか出発できた。電車に揺られて都会へ。お天気がよいのだけは良かった。
 もう10年以上前に、同じ演奏会に出た時は悲惨だったので、今回はものすごく不安だったのだけど、会場に辿り着いてみると、その他の演奏者の方々の雰囲気も悪くなくて(実は前回は妙に実力も意識もプロ並みなかたが多くて、わかめは呑まれてしまったのだった。)、演奏前に妙にうろたえることもなくてすんだ。
 この演奏会は、音大を卒業した後もわかめの教わっている先生のところで勉強を続けている人たちの演奏会なのだ。数年に一度、行なわれている。(大抵はピアノの先生で、中には大学の先生もいる。)
 いろいろおしゃべりしているうちに、わかめの演奏する時が近づいてくる。ドレスに着替えて化粧も直して髪の毛をいじっていたら、見るに見かねて一緒に出演するかたが髪の毛をまとめてくれた。感謝。
 さて、いよいよわかめの番が来た。相変わらず、ステージへ出ておじぎをしたり椅子にすわったりするところまではパッチリ。(そんなのバッチリでもしょうがないけど。)
 さて、弾き出してしばらくは大丈夫な感じだったのだが、なんか弾いているうちにどんどんあがってくる。でも、この前のような幽体離脱状態にはならないで、なんとか自分をコントロールできている。ちょこちょこアヤシイ音を弾きながらも先に行けるので、このままもしかしたら最後まで無事に終われるのではないだろうか、などと欲を出した途端。わかっていたのに左手が違う音を出してしまった。え? えええ? といつものようにうろたえるわかめ。いきなりさっぱりわからなくなって、でも、弱い音だったので主音(その調の音階のはじめの音)をポンと弾いて区切りにしてしまった(実は区切りにしたつもりなだけだったが)。
 その後がまた悲惨。音は外しまくるし、外しまくったおかげでさすがにわけがわからなくなって弾きなおしまでしてしまう有様。でも、なんとか立ち直ろうとがんばってはいるんだよ。すごくあがっているのにもかかわらずのこういう冷静さは実は初めての経験だった。
 結局、11月にバッチリだった終わりの3ページがボロボロでしたが、とにかく演奏会は終わりました。
 しくじってしまって悔しいんですが、今回は、でも、少しわかめは満足していますよ。あがっていても、自分の演奏をコントロールできた部分が(少しでも)あったということがちょっと嬉しい。少しだけですが自分の音楽を表現できた気がする。(実は、後でCDが送られてくるのでその時に真実をつきつけられるのだけれど、今は、自分なりの演奏ができたってことにしといてくれ。)
 演奏会の打ち上げで、先生に、あんなに練習したのに失敗してしまったと言ったら、「僕だって一生懸命練習したんだよ。(でも、自分では満足できない)」とおっしゃったので、ああ、ほんとにみんな同じなんだな。とちょっと嬉しかった。
 ああ、そうそう。おなかはすっかり治ってしまいました。へへへ。

 で、反省点を少し。
 前半はあがりながらも、まずまず音楽の流れをつかまえていたのだが、途中で油断して音楽を見失ってしまい、どんどんわけのわからない方向へと進んでいってしまった感じ。集中力が続かないのが敗因だな。これからはウルトラマン・ワカメと呼んでくれ(嘘)。


12/26(日)
 実は28日にピアノのレッスンに行かなければならないんだけど、弾くものがないよ。練習曲1曲とバッハの平均律のプレリュードだけはなんとか間に合うと思うんだけど。ショパンのバラードはまだ2ページしかみてないしな。
 練習したくないわけじゃなくて、雑用がありすぎて時間がないのだ。


12/28(火)
 午前中、街までレッスンに行ってきた。練習曲1曲と、バッハの平均律のプレリュードだけ1曲と、ドビュッシーの「ベルガマスク組曲」のパスピエをなんとか弾く。アヤシかったけど先生はこの前の演奏会が有意義だったとご機嫌だったので、無事に終わる。
 午後はずっと仕事。今日はとっても疲れたぜ。


12/29(月)
 「今週の楽語」に a tempo をアップ。 a tempo は rit. や accel. などテンポを変える楽語の後に出てきて、テンポを変える前のテンポに戻す、というもの。似ているのに、「tempo I 」(テンポ プリモ)があるけど、こっちは曲の始めのテンポ(曲を演奏し始めた時のテンポ)に戻すという意味なので間違えないように。

 1999年11月 /  2000年1月


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