至好回路雑記帳  2002.10〜12


過去ログ
2002.04〜06/07〜09/10〜12
2003.01〜03
/04/05/06




2002.12.28

本日のカスミン

ポトポットがパパになるお話。先週のプリン太次郎、先々週の家のヘナモン、とここ三週調子いいかも。固定キャラで話を作るよりゲストでヘナモンを出してきた回の方が面白いね。カスミンってもっと面白くできるはずだと思うんだけど、イマイチアイデア不足な感じがする。

2002.12.25


ミニモニじゃムービー

見てきました。ゴジラ&ハム太郎を取るか悩んだのですが、監督・ヒグチしんじ(あの平成がメラの特技監督)に酔狂スイッチが入って辛抱たまらなくなっていって来てしまいました。
結論から言うとかなり楽しめました。最初の十分くらい実写とCGの合成パートはきつかったですが、途中からCGオンリーのアニメになる(実質全体の2/3以上)ので、CGアニメの映画見たって感じでした。内容の骨子が今石コンテ回のぷちプリで例にあげた「長靴をはいた猫」状態なのが笑えました。見所としてはシュークリームの化け物がロードオブリングのあれで、それと高橋愛と滝口順平がいっしょに戦ったりガンダムネタがあったりするところかな。

あとアニオタ的には絵コンテに鶴巻和哉さんが参加してたり、背景で小林七郎さんが思いっきり使われてたり見所盛りだくさんでした。



2002.12.22

本日のおジャ魔女どれみどっかーん

演出酷かったですね。でも先々代の女王の話は本筋だけどオマケなので無問題。それより、「寿命が延びる」という大事なことを今までどれみたちに何もいってなかった女王さまのが問題な気がする。


2002.12.21

本日DVD発売ラッシュでした、キンゲ、マクロスゼロ、攻殻CS版、GガンダムBOX、etc・・・、見たいもの、欲しいものありすぎですよ!金が続くわけない。
そんな私が唯一本日買ってきたDVDは「アリーテ姫」です。このDVDラッシュの中でまた埋もれてしまいそうです・・・。しかし買ったはいいが見る暇ない、一回見たこっきりなので腰据えてみなおしたいのですが。


満月をさがして 「おばあちゃんの過去」
脚本:吉村元希/絵コンテ:小島たみこ/演出:清水明/作監:近藤優次

ぐはっ、おもしれえ、これだから見逃せないんだよなこの作品。

過去に音楽の為に婚約者と娘をを失い、また音楽の為に大事なものを失うことをおそれるおばあちゃん。
歌手になりたい、おばあちゃんに歌を聴いてもらいたいという満月。お互いのことを思いながらも、お互いの気持ちを受け止められず、すれ違ってしまう二人・・・。結局満月は、おばあちゃんのことを思いながらも、手術の為にアメリカへ。おばあちゃんはまた大事なものを失うのかと泣き崩れてしまう・・・。

満月とおばあちゃんの過去をめぐる話は今までも何度かあったわけですが、今回は、満月を思うおばあちゃんの心情が痛々しくも伝わってきて、まさに極めつけでした。
家出したと思った満月が帰ってきてそれまで狼狽しておばあちゃんの表情が一瞬安堵に変わるが、直後にはっと我に返りすぐさま表情を引き締めて厳しい顔を作るという三態を演じるところは、作画の芝居付けと声優・杉山佳寿子さんの演技の相乗効果でかなり見ごたえあった。


ちなみに満月の乗ってたあの電車は江ノ電ですな、たぶん。



2002.12.19

灰羽連盟 #12,13

脚本:安倍吉俊

#12 絵コンテ:高田淳・山本祐介/演出:酒井橋渡/作監:吉野真一・斉藤新明
#13 絵コンテ:しまづ聡行/演出:渡辺健一郎/作監:高田晃

前半多少作画が怪しかったのが残念ですが、レキの罪悪感の告白、絶望の重苦しい描写→救済という流れは、開放感があってなかなか清々しい最終回でした。

まとめ
全体のビジュアル、灰羽を取り巻く象徴的な設定、思った以上に深刻だったレキのキャラ造形、テーマ性などなど個々のパーツはどれも意欲的でおもしろいのですが、それを脚本が消化しきれていたかというと、疑問が残ります。作画・演出のバラツキはこの際目をつぶったとしても、トータルで見たときのバランスはあまりよくはなかったかなと。この作品のもともとの企画が安倍吉俊が同人誌で発表していたものがプロデューサーの目にとまってアニメ化という形をとったそうで、安倍氏自身脚本はこれが始めて。良くも悪くも創作系同人誌がそのままアニメになったという感はあります。作家の「描きたいこと」は剥き出しで、それを人に見せて楽しませるところまで来ていないその「ラフスケッチ感」は、この作品の欠点でもあり、魅力ではないかと思うのですが。
人を選ぶ作品ではありますが、こういうのもたまにはあっていいかなーと思いました。

シスタープリンセス Re Pure  Bパート「咲耶」
脚本:あみやまさはる/絵コンテ・演出・作監:長濱博史
原画に平松禎史、追崎史敏

私にとってリピュア実質最終回でした(笑
作画・演出ともに良好。現在と少女時代で背景のトーンがその気分に合わせて違っているのが面白かった。教会のマリア像(?)が覆いをかぶされているのは「禁忌」の象徴かな?
「兄妹の結ばれることのない、そうであるが故の純愛」を女の子の視点から描くというのは、少女漫画では定番ネタで、今回はまさしくそれでした。これこそが「妹萌え」の本質なのではないかと私は思うんですが違うのかな。シスプリが「これ」だけだったら毛嫌いする理由にはならないんですどね。

りピュアBまとめ
最初の予想以上に、バリエーションにとんだ作画・演出の回が目白押しで、「シスプリ」としてでなくワンテーマのショートフィルム集として「今週どうなる」ということを楽しみに見ることができました。
絵の動きなら「鈴
凛」、演出・作画の完成度なら「春歌」をお勧め、次点で「咲耶」。独特の雰囲気では「亞里亞」を個人的に推したいです。
で一番好きなのは最初のインパクトも含めて「鈴凛」
かな、やっぱ。
それにしても平松さんは大活躍だったな。


2002.12.14

満月をさがして 「満月からの贈り物」
脚本:田村竜/絵コンテ:小滝礼/演出鈴木芳成/江森真理子

タクトに58回目の告白をするめろこ、可愛かったです。作画も何気にそこだけ気合はいってたし(笑
そして気になる大重さんと若王子先生の仲・・・


キングゲイナー 「変化ドミネーター」
脚本:浅川美也/絵コンテ:横山彰利・斧谷稔/演出:横山彰利/作監:吉田健一

なんて作画に負担かけるオーバーマンなんだ!
あーすげーな、もー



2003年東宝邦画ラインアップ発表

宮崎駿監督「ハウルの動く城」押井守「攻殻2」大友克洋「スチームボーイ」と来年から再来年にかけて大物監督の作品が目白押しですね。

むしろ気になるのはクレしんの新作の監督が水島努さんになってること、原恵一監督は?
そして
パーマン劇場版、監督・渡辺歩!なんかこれが一番楽しみだな〜



2002.12.11

灰羽連盟 #10,11
脚本:安倍吉俊
#10 絵コンテ・演出:吉川浩司/作監:清水貴子
#11 絵コンテ:しまづ聡行/演出:荒川真嗣/作監:井口忠一

なんかこのアニメの主人公ってレキみたいね。ラッカはレキの救済の役を担ったキャラって感じ。レキだけキャラ造形の深みが他と違うし。
いや面白いですよ、前半より今の鬱展開のほうが私は好きです。




2002.12.9

MRR対策室ちょこっと更新しました。


ぷちぷり*ユーシィ #10 「運命?再開のライブラリー」
脚本:花田十輝/絵コンテ・演出:秋山勝仁/作監:菅沼栄治

アルクはでこフェチって話でした。しかもロリコン(違う)

というわけで、今回は作画・演出ともに申し分なくちゃんとラブコメしてて普通に面白かったです。
アルク&ユーシィの掛け合いがあって初めてユーシィはキャラがたってきますな。みてて気持ちいい。
このままがんばれ。

演出の秋山勝仁さんは、TV版のプリティーサミーや大運動会などAIC作品多数手がけた監督さんです。なんか久しぶりに見た気がする。(いや自分がAICのアニメあまり見ないだけか)
そういえば前回アルクが出てきた回のコンテ担当が鶴巻氏だったんだよな、アルク回は特別扱い?




2002.12.5


灰羽連盟 #8,9
#8 絵コンテ・演出:大森貴弘/作監:田中雄一
#9 絵コンテ・演出:高田晃/作監:氏家章雄

今週は作画が破綻してしまってるアニメが結構あったようですが、灰羽は極悪なスケジュールの割に善戦してます。いやむしろ良くなってるくらいに。
#8の田中雄一さんはlainでも作監やってた方ですね。

灰羽ぼーと見てて、なんかマトリックスみたいな世界で精神治療受けているんじゃないのかこいつら?とかなり嫌な想像になってしまった。
街の人間がみんな善意に満ちてるのはやっぱおかしいと思うのです。



2002..12.4

ボンバーマンジェッターズ 「夕焼けのボムスター」
脚本:前川淳/絵コンテ:小寺勝之/演出:中山岳洋/作監:吉川美貴
原画に香川久

相変わらずの小寺コンテの切れ良さに加えて、今回はゲストキャラのミスティが良かったす。てか萌えた。
今までもシリアスなムードを全体のコメディの中ににバランスよく配置してて上手かったんですけど、今回のミスティとマイティ、バーディの間の関係、その描き方のオトナっぽいムードは何すか!
マジで「コメットさん☆」に通じるものがありますな〜。

ミスティ再登場希望!




2002.12.3

OVA「Dead Leaves」 2003年秋発売予
 (Production I.G 公式より

監督・キャラクターデザイン・作画監督 今石洋之


ついに今石洋之監督デビュー!
そのうちこういうこともあるだろうとは思っていましたが、どんなものができるのか今から楽しみです。





2002.11.30

『明日のナージャ』

おお、噂ではちらほら聞いてたどれみの後番組がこれですか。
これで一番目を引くのはキャラデザが中沢一登さんってとこでしょうか、「エルハザード」とかのキャラデザでどっちかっつうとマニア向けの作品での仕事が多かった方なのでこの起用は、ちょっと意外な感じです。
監督はどれみから継続で五十嵐卓也氏、シリーズ構成の金春智子さんは、「だあ!×3」とか「とべ!イサミ」とかやってる方で私は好きなので結構期待できそうな感じ。
あ!考えてみたら五十嵐監督、TVシリーズを最初から一人立ち上げるのはじめてになるんじゃなかったけか?



デュエル・マスターズ 「白凰、奇跡のデュエル」
脚本:赤星政尚/絵コンテ・演出:宮下新平/作監:山口保則

作画の当たり回でした、中華なデュエリストの登場シーンが何気に力入ってた。
原画に近藤高光




2002.11.27

冒険者 #1


日本アニメーション制作のいわゆる「名作劇場」に連なる新作。
物語の導入としては上手くいってるとは思うけど、どうしても作風が「古い」と感じてしまうのはしょうがないのかな。
なんだかんだで「名劇」的スタイルは好きなので、しばらく様子見しますが。

監督の黒川文男氏は「小公女セーラ」「愛の若草物語」の監督など。


灰羽連盟 #6,7
#6 絵コンテ:しまづ聡行・坂本郷/演出:渡辺健一郎/作監:吉野真一・下坂英夫
#7 絵コンテ・演出:いまざきいつき/作監:工藤柾輝・茂木琢次・高田晃

クウが消えいよいよ話が大きく動きおもしろくなってきました。どうやらエクソダスする人間の話ではなく、エクソダスしない、できない人間の話になってく模様。2話連続放映を逆手にとった構成にはちょっと驚いた。
演出的にも7話はいい感じだった。クウの部屋でカエルの置物やレキの元彼に無神経なことを言われるラッカの描写とかかなりいけてた。


シスター・プリンセス Re Pure #9 Bパート春歌
脚本:あみやまさはる/絵コンテ・演出・作監:平松禎史

さすがに平松禎史というべきか、引きのカットでああいう動き見せられちゃうともうたまんないです。
インパクトで言えば凛鈴の方がありましたが完成度でいえばこっちのが上かな。今回は美術も独特で力入ってたし



ボンバーマンジェッターズ #9

小寺コンテはやはり一味違う。
とぼふさんが絶賛してくれてるので、こっちは一言だけ

固定カメラ萌え!



2002.11.25


ぷちぷり*ユーシィ #8 「きらめいて、私の中の私」
脚本:山田靖智/絵コンテ・演出:別所誠人/作監:岡崎洋美

ここにきてやっとココルーのキャラを立たせるエピソードですか。
にしてはベタ過ぎかな、眼鏡ッ娘にはよくある話だよなこれは。悪かないけど(てか好きだけどさ〜)
ココルーが霊界のぷちぷり候補だったというのも唐突過ぎ。もう少し伏線はっとけばいいのに。結局シリーズ構成的に上手く言ってるとはいえないんだよねこのアニメ。



2002.11.24

最近うちもすっかり日記サイト化してますね>挨拶(笑

MRR神戸方面対策室として
「マシンロボレスキュー」専用ページ仮設置してみました。まだ開始まで一月以上ありますが。



2002.11.23

デュエル・マスターズ 「バトルアリーナへ」
脚本:山口亮太/絵コンテ・演出:桝井剛/作監:三浦日出夫

脚本の山口亮太はメダロットのシリーズ構成やってた方ですね。なんか前回の金巻氏といい何気に脚本陣の駒がそろってるような。
話もいい感じにコメディになってるし、お母さんもミミもチアガールでサービス満点だし、まったり楽しめるアニメになっております。

満月をさがして 「ブランコのおじさん」
脚本:中瀬理香/絵コンテ:加藤敏幸/演出:清水明/近藤優次

やべえ涙腺が、年のせいかな・・・


成恵の世界アニメ化?(とぼふさんとこから)

少年エース誌で一番(いや唯一か)好きな漫画なだけに複雑な気分。確かにアニメ向きの素材ではあるんだけど。
テレ東でないことを祈る!(何故かは聞くな)


もう一本新作。
R.O.DTV新作アニメ化(R.O.D公式

ウルトラジャンプ誌で連載が始まっている「READ OR DREAM」のアニメ。今発売されている号で監督・舛成孝二他メインはOVAスタッフで固めていることが既に発表されていました。ますなりファンとしては当然期待したいところです。
でもこれ読子さんでない・・・。




2002.11.21

シスタープリンセス リ・ピュア Bパート「四葉」
脚本:あみやまさはる/絵コンテ・演出:大地丙太郎/作監:山本佐和子

噂の大地演出回。
だったんですが、普通ていうかなんかイマイチ。大地で四葉をやるなら終始チェキチェキ言いまくってハイテンションで押し捲るんではないかと予想してたので、クレジットで大地になってたので「あれ?」って感じでした。やる気なかったのかな?

灰羽連盟 #5
脚本:安倍吉俊/絵コンテ・演出:吉川浩二/作監:清水貴子

これが最終回でも良かったんじゃない?とか思っちゃいました。>ネムとラッカの作った「世界のはじまり」の物語
まあキャラと世界観の説明が今回で概ね終了、これからがむしろ勝負ってことか(いろんな意味で)



2002.11.20
秋の改変から一月半、ここらで現在の視聴状況などをまとめておきます。

毎週ちゃんと見てる。

おジャ魔女どれみどっかーん
ぷちぷりユーシィ
ボンバーマンジェッターズ
灰羽連盟
シスタープリンセス リ・ピュア
キングゲイナー
満月をさがして
ミルモでポン
カスミン第二期 
デュエルマスターズ


流し見だけど見てる

ギャラクシーエンジェル第三期
ガンダムSEED

グラヴィオン
キディ・グレイド
クラッシュギア


いまのところ「ロビン」が滞っています。17話まで見てますが、新展開に突入してもなんか自分は興味がつづかないんだよな、うーん。
ヒートガイジェイと花田少年史は録画に失敗してから見る気が激減、GAはここ二週脚本の切れがいまいち、特に好きなわけでもないのであの程度のレベルが続くと早々に飽きそう。SEED・グラヴィオンは一話からこっちちょっとづつ良くなってるような気もする。突っ込み入れながら見ればそれなりに見れる。
キディ・グレイドは可もなく不可もなく。作画も演出もそれなりのレベルで安定して見られるので、オタ向けアニメとしては優等生なのかもしれない。けど冷めたピザを今更おいしいとは思えないって感じです。カスミンは安定してはいるものの、脚本に新しい人がはいって少しパワーダウンしている気もする。

放送開始直後では 灰羽連盟、ぷちぷりユーシィに強い期待を持っていましたが、ちょっと不満の残る出来、翻ってシスプリピュアが意外な大穴で楽しめてる。ただそれもBパートのみ、参加スタッフによるわけですが。

キングゲイナーが段違いの完成度と面白さで爆走状態、ボンバーマンジェッターズがセンスを感じさせる演出の切れで単純に面白く見れ、個人的には満月をさがしての展開が相変わらず気になって面白いって感じです。

春先に比べれば今は格段に楽しめる作品が増えてるのは確かですな。



2002.1.18

ぷちぷり*ユーシィ #7 「にゃンと?魔界はネコばかり」

脚本:あおしまたかし/絵コンテ:今石洋之(原画もあり)/演出:大塚雅彦/作監:錦織淳史
原画に平松禎史、すしお、柴田由香(シスプリの凛鈴演出)など

おとなしめに始まったかとおもいきや、期待通りというか見事に今石洋之暴走回になっていました。高い塔での追っかけ、モブアクション、最後は塔をぶっ壊して大団円。やっぱこれは「長靴をはいた猫」などの東映動画長編ですか?それでいてダイコンフィルムっぽい空中戦はあるしって、わかんない人すいません。
要するにドタバタアクションコメディとして秀逸だったってことです。本筋そっちのけで面白いというのも困りものではありますが。
あとグレンダのバトルコスチューム、エロいよ。



2002.11.17

おジャ魔女どれみドッカ〜ン! #41「ぽっぷが先に魔女になる!?」

脚本:成田良美/演出:五十嵐卓哉/作監・原画:青山充

前回の細田演出がほとんど魔球のような変化球なら、今回は、直球ど真ん中といえましょうか。五十嵐演出はキャラの心情の描き方が丁寧で、何だかんだいっても「どれみ」としては一番好きかな。
ところでぽっぷって無印のころはお姉ちゃんを「どれみ!」って呼び捨てにして生意気でおませなキャラだったんだけど、どれみとの姉妹関係を主軸にエピソードをちょっとづつ重ねて今回があるんだよな、そう考えるとやはり感慨深いものがあります。
次週ははづきがリストラか(違う)



2002.11.16

テレビ東京 出撃!マシンロボレスキュー公式サイト オープン!
してます。といってもコンテンツはまだ何もないようですが。


満月をさがして 「忍びよる病魔」

脚本:まさきひろ/絵コンテ:小島たみこ/演出:鈴木芳成/作監:江森真理子

「自分の命を誰に預けるか位わたしに決めさせてください!」
子供の言うせりふじゃないよな、これ。燃える。(萌えじゃなく)

本筋と関係ないけど大重さんと若王子先生の関係がどこまで進んでるのか気になる今日この頃です。

ミルモでポン! 「さよなら、安純」
脚本:杉原めぐみ/絵コンテ・演出:そーとめこういちろう/作監:塚本哲哉

安純から逃げ出して、他の人間に拾われるヤシチ、久しぶりにおいしい話でした。
コンスタントに一定レベルの面白さを保ってるミルモ。一応まだ毎回みています。が、あまり感想書くほどでもないんだよな。今回みたいに妖精とパートナーとなる人間の側の話がもっとあると大きいお兄さんとしてはうれしいんですけどね。

キングゲイナー 「涙は盗めない」

作画ハイレベル。転げるアナ姫、凛々しいアナ姫、号泣するアナ姫。まさにアナ姫祭。ごっつあんでした
そして原画に千羽由利子さんの名前が!



2002.11.15

デュエルマスターズ #4 「勝利を目指せ!」

脚本:金巻兼一/絵コンテ・演出:則座誠/作監:宮田奈保子

前回負けた黒城とのリベンジマッチ。主人公が敗北を通してデュエルの奥深さを知るという話。
カードショップのオヤジや母親が少年の成長にオトナとしての役割を果たすというとこがいいね。

ストーリーは完全にアニメオリジナルになっちゃって黒城の扱いもだいぶ変わってるので、この先どうなるのかわからないけれど、アニメ版はアニメ版で面白くなってると思う。興味のない人はたぶん見ても見なくても損得があるような作品じゃないので、これを見つづけるのは、私の酔狂だよな・・・。



灰羽連盟 #4
脚本:安倍吉俊/絵コンテ・演出:高田淳/作監:氏家章雄

全体的に悪くはなかったけど満足はできないな・・・作画はともかく演出面で。
今回以上のものが今後だせないようだと、凡作に終わっちゃうだろうな、今のままの雰囲気で進むなら。

今月に入ってすごいの見過ぎて贅沢病になってるのかな・・・




2002.11.14

シスタープリンセスRePure #7Bパート 千影
絵コンテ・演出・作画監督:追崎史敏

今回は普通でした、シナリオ以外は。
いやむしろこの方がシスプリらしいのか?どうみても常軌を逸した内容なんだが、割り切って見れる自分もどうかと思うな・・・

演出・作監はGogleしてみると、「今そこにいる僕」「ストレンジドーン」などの作監の方なのですね。
さーて来週は、誰を誰がやるのかなー、と。





2002.11.12

神戸守監督「出撃!マシンロボレスキュー」
いて雑感

マシンロボのシリーズ三作目にあたるんですね・・・「マシンロボ クロノスの大逆襲」「マシンロボ ぶっちぎりバトルハッカーズ」
私両方とも見たことありません。これやってたころ小学生高学年だから見ててもおかしくないのだけど。ロム兄さんとレイナ、羽原信義はアニメ誌でよく取り上げられてたので知ってるんだけど。全然興味なかった。
両方とも園田英樹氏がシリーズ構成・脚本として参加してるんですね。(神戸作品より園田色のが強く出そうな気がしてきた・・・)

というぐらいに私はマシンロボに思い入れも記憶もありません。
「コメットさん☆」も三作目で記憶も思い入れもなく前作のことは気にとめずに見てたので、その辺での見方のスタンスは変わらないってことになりますな。


ぷちぷり*ユーシィ #6
脚本:花田十輝/絵コンテ:鶴巻和哉/演出:麿積良亜澄/作監:恩田尚之

これまで低率のつづいたユーシィ。
ガイナの主要メンバーでフリクリ監督の鶴巻氏がコンテで恩田
作監。今回が今までで一番面白かった。(これでつまらなかたらほんとに話しにならんのだが)
アルク(王子様?)におでこ、おでこ連発されてムっとするユーシィが可愛かった。こういうのがちゃんと毎回あれば萌えアニメにもなれるんだけどねえ。遅きに失した感が拭えません。来週が今石洋之コンテらしいので、上手く巻き返しを図って欲しいとこです。でも「少女アニメ」にはなりそうにないなあ・・・



おジャ魔女どれみどっかーん 
#40「どれみと魔女をやめた魔女」

普段解釈とかあまりやらないんですけど、なんかやってみたくなったので、今回だけ特別にやってみます。

  
未来さんの魔法。


■標識と分かれ道 
 →日常と非日常の分岐。どれみとあいこ、はづき達のそれぞれの将来の分かれ道(五叉路で人数も当てはまる)の暗示。
■固体のように見えて液体、ゆっくり動いているガラス玉
  止まっているようで動いている時間。魔女と人間の時間。未来さん自身の時間。どれみの将来。
■一枚だけ緑色の紅葉
  周りの時間の流れに取り残される未来さん。他のおジャ魔女たちに取り残されていると感じているどれみ。
■未来「あなたどうしたい」
  「ガラス細工をどうしたいか?」「どれみ自身の将来をどうしたいか?」のタブルミーニング。

「私と一緒にくる?」(「ベネチア」、「どれみ」と言い換えて二回繰り返す)
  「
ベネチアにいっしょにくる?」という意味と「魔女になって自分と同じ時間を生きる?(人間の時間を捨てる)」のダブルミーニング


未来さんとどれみの置かれた立場を暗喩によって示すところが多いので印象的なものをいくつか抜き出してみた。たぶん他にも暗喩やダブルミーニングとなってる部分はいくつもでてくると思う。未来さんというキャラの名前自体が既に暗示的であるのはすぐにわかると思うが、当然これもどれみ自身の「未来」を意味している。
「私と一緒にくる?」この未来さんの台詞、現実的に考えれば、女の子を連れてベネチアに連れて行くことは無理な話。だが、どれみ自身その言葉に戸惑い迷う。分かれ道で左(日常)にいくか右(非日常)にいくかで逡巡するどれみ。意を決してどれみは未来さんの方へ駆け出すのだけれどそれは、必ずしも「連れて行ってもらう」ためではないと思う。とにかくもう一度会って話をしなければ、そう思い立っただけなのではないか。自分の迷い、あるいは未来さんの真意を確かめるために。
未来さん自身は「同じ時を生きてくれるちいさな友達」が欲しくてつい悪戯心で言ってしまった言葉か、あるいは意図的に将来と今の自分に迷うどれみに突拍子もない選択肢(将来という可能性)を示し惑わすことで、どれみの背中を押そうとしたのかもしれない。

未来さんが魔法を使わなくなった理由については特に言及がない。その代わりに「ガラス細工」という工芸品を作り出す「魔法」が提示されている。これは先々代の女王様が女王の地位をすて人間の男性と結婚し、孫達に心のこもった手作りの品を贈っていたこととだぶる。

どれみたちの使う魔法は「人の心を変える」魔法は禁じられているが、未来さんは魔法をつかわずに言葉でどれみの心を揺り動かす。これも魔女の使うものとは全く別種のもう一つの「魔法」だ。
要はどちらも「便利な魔法」に対するアンチテーゼ。この話が日常的にある「魔法」か非日常(ファンタジーといっても作品世界では地続きだが)の魔法かをいずれどれみが選択する時がくるであろうことの暗示となっているのではないだろうか。


てなところで、手前勝手解釈を試みてみました。
ま、とりようによって、というか「どれみ」って作品をどう見るかでいくらでも解釈が成り立つ作りになっているという回なので、私はこう見たってことで。



2002.11.11


大学時代からの友人下野流星工房さんの日記での「細田どれみ」の感想が面白いのでリンク。
11/9と11/10の記述、前日に見た映画とのカメラワークの対比が(笑



2002.11.10

おジャ魔女どれみどっかーん #40「どれみと魔女をやめた魔女」
脚本:大和屋暁/演出:細田守/作画監督:馬越嘉彦

また細田守がシリーズの雰囲気無視して傑作つくっちゃったよ。
ああ〜も〜すげえな〜。
脚本が最近ノリのいい大和屋、作監はキャラデザの馬越、背景美術にいたっては、あまり直ではかかない美監のゆきゆきえさん自身まで参加してるし。これ以上ないってくらいの破格のスタッフ陣容、変身も魔法も使わないという特殊回。だからといってそれに寄りかからない演出の冴え。
実際見る前から期待しまくってたので、案外肩透かしもあるかもとか思ってたんですけど、そんな杞憂はごみ箱行きでした。

冒頭からいきなり「標識」で細田マニアは思わずにやり。しかもそれが、どれみ達おジャ魔女の今後を暗喩する構図につながるという・・・(しかもこれの同ポジションが数回繰り返されるし、これだけで、細田演出が語れてしまう。)
4年積み上げて来た作品が終局を迎えることを「匂わせる」為の回に、細田をゲスト演出として使う采配の上手さも光るな。

どちらかというと細田演出作品はアクションやコメディ主体の作品が多く、今まで一番まで情緒や心理描写に日常描写に重きを置いたものだったのでは?

いろいろあって長らく待たされた細田演出作品がたっぷり楽しめ、改めて細田守の才能の恐ろしさを見ることが出来て幸せでした。


細田、細田と繰り返してますが。「だれそれ?」という人はとりあえず、「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム」を見てみてください。
大傑作ですから。
話はそれからです。

もっと詳しく知りたい方は「Roses Flora」さんが詳しいのでお勧めです。




2002.11.9


満月をさがして 「素顔の円」
脚本:吉村元希望/絵コンテ:東海林真一/絵コンテ:おゆなむ/作画監督:石倉敬一

若松円復活編。話はすごくいいんだけどなあ。作画が丸々海外発注か・・・もったいない(涙

キングゲイナー #10

腹抱えて笑わせてもらいました。ヤーパン忍者っていつのまにそういうことにになったんだよ!(笑
ここ三回のバカ脚本(もちろんいい意味での)のなかで今回が私は一番好きです。話はは駅伝や列車強盗より普通(?)で、本人たちも大真面目にやってるけどどうみてもバカっぽい、そこが妙におかしいんだよな。

デュエルマスターズ #3
暗黒の挑戦者
脚本:西園悟/絵コンテ:加納綾/演出:三宅雄一郎/作画監督:江上夏樹

最凶のライバル・黒城凶死郎登場。
黒城の予想外の反撃に翻弄され勝舞は単純なルールミスを犯してしまい、失望した黒城にデュエルを中断されててしまう。
原作でも黒城に一度負けてしまうのだけれど、ここまで惨めな負け方じゃないです。原作とは完全に別物となってますがこれはこれで面白いです。一話目に比べるとさすがに作画等レベルは落ちてますが、今後の展開も含めて脚本ではいけそうな感じ。

欲を言えば、黒城はもっとぶちきれた派手な演出でやって欲しい。原作ではもっとエキセントリックでイカレたキャラなんだが。せめて高笑いしてくれ!



2002.11.8

みなさんお待ちちかね!(のはず!)

神戸守監督の新作
が今月のニュータイプ誌で発表されています!

出撃!マシンロボレスキュー

監督 神戸守
シリーズ構成 園田英樹
キャラクターデザイン 竹内浩志
メカニカルデザイン プレックス
美術設定 青木智由紀
美術 イースター
CGスーパーバイザー 古畑正好
プロデューサー 古里尚史
企画・製作 サンライズ 

2003 1/8 水18:00〜テレビ東京系にて


サンライズでバンダイ玩具のロボットもの、「コメットさん☆」とはまた違ったジャンルの作品ですが、「子供向けアニメ」という点では同じ、だからこそ、白羽の矢が立ったのでしょうか?スタッフ的にはコメットさん☆の時とはかなり違うようです。脚本の園田英樹氏は「絶対無敵ライジンオー」なんかが私としては印象に残ってますが、現在はポケモンが主となってたはず。
何にせよ、神戸監督がどんなものを作ってくれるのか大変興味深いところです。


作品概要

才能ある人間ならば年齢に関係なく仕事につける近未来。意志をもったロボットと特別な才能を持つ子供がパートナーとなって、人々を災害から守るマシンロボレスキューが設立された。少年少女たちが4人ずつ3チームに分かれ訓練や寮生活を行っている。この3チームがライバル意識を燃やしながら救助活動を行うが謎の組織のロボットと少年が救助を邪魔するために現れる・・・
(ロボットは各チームで5機合体(一機は自律?)で3体でる模様。)


なんか、これだけでも面白そうです。12人の少年少女の集団劇、意思をもったロボットとなるとエルドランシリーズと勇者シリーズを足した感じかな。私はどっちのシリーズも好きですからね〜。ああ益々期待が高まってしまう。

今後この作品についてはフォローしていきたいと思います。



2002.11.7


シスター・プリンセス Re Pure #6 Bパート鈴凛
脚本 あみやまさはる/絵コンテ・演出・作監 柴田由香

スゴイいい。これはやられた。
作画的に見ても今までは単に止めがきれいだなってだけだったけど、原画に平松禎史、林明美がいて動きも含めて今まで最高。その代わり元のキャラとは似ても似つかないものになってますが。キャラ萌えで見てる人はどうか知りませんが、今回のアニメはまさしく私にとって「萌え」でした。
幼女時代の動きとかたまんなく好きです。

今回なんかもう兄貴とか全然必要じゃないジャン。いいの?私はいいけど。

ボンバーマン・ジェッターズ #6

脚本 前川淳/絵コンテ 小寺勝之/演出 菊池康仁/作画監督 あべたくじ

演出・作画のムラのない出来に毎回脱帽しつつも、脚本的にどう転ぶかわからなかったので、しばらく静観していましたが、今回シロボンと兄のマイティそしてマックスのラインで今後ストーリーを構成しつつ、各話はギャグで進めていくというのがはっきり見えて先々まで楽しめるだろうことを確認。普段ダダッこな感じのシロボンがお兄ちゃんのことで抱えるものがあるという心情を織り込むことで作品的にも深みが出てきてる。この辺の緩急のつけ方というかバランスもうまいんだよなこの作品。


そんな
ボンバーマンジェッターズ監督の小寺勝之さんのHPを発見。

http://www.mars.dti.ne.jp/~raindog/index.html

といっても中身は個人的な趣味のページですが。(なので直リンは避けで)

リンクでシリーズ構成・脚本の前川淳氏のページにも飛べます。



灰羽連盟 #3

作画もうすこし頑張ってくれ、それ以外は肯定的なんだが・・・




2002.11.3

TVアニメ我が世の春/新作週71本で過去最高
追記

書き忘れたことがあったので追記。

新しい才能が生まれる可能性がある一方、

これも、また事実なんだろうと思う。過酷なスケジュールでやっつけ仕事になりかねないアニメーターにとってはプラスかどうかわからないけど、脚本や絵コンテ・演出は数こなすことでレベルアップもするだろうし若手にとってチャンスも多い。ただそれが結実するのは数年後。でもその頃には今のバブルがはじけて本数が減ってるんじゃないかなということです。

今バカみたいに我も我もと一攫千金夢見てアニメ作るなんて愚かですよ、それこそ夢です。夢をみるならバブルがはじけて数も競合も減って有用な人材を投入できる数年後こそが本当ののチャンスですよ!スポンサーさん!

・・・なんてね。
私はヤシガニなんか見たくないのよ、ほんとに



2002.11.1

正直に告白します。私、今「シスターピリンセスRepure」を結構楽しんでみてます。
途中で視聴を断念してしまった前シリーズと比べて、今回格段に作画が安定していて見てて安心できるという点も理由の一つとしてあげられます。が、何より前回12人の妹がみんなお兄ちゃんが大好きという不条理な世界観に拒絶反応を起こしてしまって耐えられなかったのが、今回はそれが何故平気なのか?

例えば第三回のBパート亞理亞の話は、絵コンテ・演出・作監をフルバの林明美さんが担当。ストーリー云々より映像作品として見ていて面白かった。それ以外でもBパートは基本的にひとりずつ女の子がモノローグを語るという形式で、これは担当演出家の手腕が問われるためにどういう見せ方をするのか?というのを期待してみている。
でもだからといってお兄ちゃんが大好きな12人の妹というシスプリの基本設定は変わらない。なにが違うのだろうか?
根本的に違うもの、それは主観の位置ではないだろうか?前シリーズは妹に囲まれた「お兄ちゃん」=男側からの視点、「Repure」は妹=女の子からの視点でかかれている。わかりやすくいえば前者が少年漫画のラブコメで、後者は少女漫画だ。

そう考えてみると「少年漫画のハーレム系ラブコメ」が苦手で少女漫画が好きな私が、今回の「Repure」の方がしっくりくることは合点がいく。

で「Repure」が実は電撃G'sで本にもなっているショートストーリの中から一編を選んでアニメ化されているということを知って、ちらっと読んで見ました。が、3行で挫折しました。少女漫画ならともかく女の子のポエムは私にはハードルが高すぎますです。

結論。やっぱり自分はアニメじゃないと萌えられない旧世代のオタクらしい。




2002.10.31


TVアニメ我が世の春/新作週71本で過去最高 

>一方、日本の制作能力は「週60本が限界」(テレビ東京の岩田部長)という指摘もある。アニメージュの渡辺季子副編集長は「供給過剰といわれるなか制作会社はよく頑張っているが、今後はどうなるか。新しい才能が生まれる可能性がある一方、質の低下も心配です」と話している。

エンドユーザーの立場で言えば、実際頑張っていることは認める。けれど質の低下は既に現実のものとなってあらわれちゃってるんだよね・・・

数年前「ロストユニバース」という作品で制作が間に合わず、素人同然の絵で所々動画(中割り)のない明らかに不自然でアニメーションしないというフィルムが放映されてしまったという事件がおこった。(その回のタイトルが「ヤシガニ屠る」だったことから、常軌を逸して作画が破綻したものを「ヤシガニ」と呼ぶことがネット内では定着してしまっている。)
当時本放映で見ていた私はあまりのひどさに怒りまくって、即刻視聴中止したのを覚えています。たまに作画が怪しい回があるのはTVアニメでは日常茶飯事なのだけれど、常識では考えられないほどひどかったわけで、逆にそれ以外ではそこまでひどいものはそうめったに見られるものではなかったわけです。

ところが、去年あたりから今年になって、「ヤシガニ」と揶揄されるほどに破綻したものを何度も見かけることになってしまった。制作スケジュールや人手不足、海外下請けへの丸投げなど、ネットをめぐればその構造的問題に関する話題にはことかかない。
擦れたアニメファン(私も含めて)の間では「ヤシガニ」そのものの発生と「酷さ」自体を現実のものとして受け入れ楽しんでしまおうという歪んだ(むしろ愛の強さか)状況まで生んでいる。

「ヤシガニ」は特殊な例としても、徹底的に枚数を制限することで、作画は一見破綻していないように見えても、キャラが画面の中で固まって口ぱくしているのをコンテとレイアウトの工夫で何とか見られるものにしているだけで「アニメーション」としてフィルムに全く力がない作品が増えている。

作画の良し悪しや動画の枚数が多ければ即ち質が高いか?といわれればそうとも言い切れないが、「見栄え」が大事なのはどんな商品でも変わりはないだろう。
ところがアニメは「資産価値」があるとされても「フィルム」自体に価値があるというより、原作漫画やキャラクター、関連商品に重きが置かれているという状況があり、それが「ヤシガニ」の発生を恒常的に起こす遠因になっちゃってるような気がする。一方で「フイルム」自体に資産価値があることを前提にした「キングゲイナー」のような作品が有料放送という形ででも製作されていることは歓迎すべきことだとは思うのだけれど。

アニメの放映本数の増加は過去何度かピークを迎えてその度に「限界」を叫ばれつつも、なんとか安定を保ってしまうという不思議な状況を繰り返してきているのだけれど、今後は「ヤシガニ」の発生自体はどうあっても避けられないだろうし、それが続けば消費者の側がアニメを見限ってまた本数をへらしていくんでないかなあ・・・・




2002.10.28

デュエルマスターズ #2 その1

はやくも黄昏ミミ登場!
てことは原作ともう完全に違う展開だなこりゃ。

ぷちぷりユーシィ #5

脚本が全然おもしろくない。なんかもう見限りそうです。
「ちっちゃな雪使いシュガー」の時の印象を今回も繰り返しそうな予感。子供向けなのか、マニア向けなのか煮え切らない歯切れの悪さがでちゃって見ていて居心地が悪くなるんだよな・・・。どっちかにひらきなおっちゃってくれるといいんだけど。




2002.10.25


デュエル・マスターズ
#1「これがデュエルだ!」

脚本 西園悟/絵コンテ・演出 宮下新平/作画監督 マサユキ

やっと一週間1話分終わりました。
結論から言うとよくできてて、面白いです。演出も色々こってて特に作画の動かし方はかなり好みのタイプ。コロコロ系の作品が好きなら見て損はないはず。今後黒城凶四郎やら、黄昏ミミや牛次郎など癖のあるキャラが多数登場するのでその辺楽しみ。原作にだいぶ脚色加えてますが、構成の西園悟は「無印デジモン」なんかで覚えがいいのでその辺あまり不安もないし。

ただやっぱぶつぎれはつらい。もったいなさすぎますよ。


灰羽追記

う〜ん。2話が説明的すぎってことでちょい批判的な意見がけっこうあるけど、立場的にみればラッカは知らない街の学校に転入してきたみたいなもので回りの人間が、いろいろ知らないことを転入生に親切に教えているのだと見れば別に違和感のない普通の光景だと思う。「購買はそこで学食はここで食券買って・・・」みたいな感じなんではないかと。

て、ここまで考えて、ああ、灰羽の世界って要は「学校」じゃんと思ってなんか冷めてきた・・・・壁に囲まれて何かに管理されて外には知らない世界があって・・・。ま、いいんだけどね。



2002.10.24

灰羽連盟  
#2「街と壁 トーガ 灰羽連盟」
脚本 安倍吉俊/絵コンテ 大森貴弘/演出 いまざきいつき/作画監督 工藤柾輝

まるまる一話世界観・設定説明。
何も知らない主人公に街を歩かせながらその目をとおして見せていくとこはいいと思うのだが、少し台詞でやりすぎかな・・・。話数少ないだろうし見逃しとくか。
穏やかに見えて不気味な何かに取り囲まれて管理されてい灰羽たち。ここまではあくまで「器」でそこに何が盛り込まれるかが勝負だな。これで終わったら肩すかしもいいとこになっちゃうぞ。




2002.10.21

デュエルマスターズ

というわけで今日からおはスタ内で始まりました。つっても正味4分では判断のしようもないのですが、キャラデザインと作画は概ね良好。てかキャラデザ結構好み、キャラデザイナーのマサユキってだれ?監督も鈴木輪流郎って読み方わかんないよ。
ちなみにヒロイン役?の女の子は原作にはないアニメオリジナルで追加されたキャラです。正しい行為だ>スタッフ。

ちゃんとしたスタッフクレジットがつかないのがキツイなあ。それに関してはアニメ誌待ちかな

ぷちぷりユーシィ #4


うっ、今回は話からしてだめだったな・・・。これが続くようならまずいよこのアニメ。

2002.10.20

おジャ魔女どれみドッカ〜ン!
#38「ついに再婚!?あいこの決意」

脚本 栗山緑/演出 五十嵐卓哉・仲尾幸彦/作画監督 大河内忍

思い出したように定期的にやってくるあいこ話。はなちゃんにいわれて「自分の気持ちをぶつけてもいいんじゃないか」となるも結局最後はまた、自分の気持ちを抑えてしまうあいこ。シリーズが延長しつづけた結果、去年当たりからずーっと両親がよりを戻す戻さないで引っ張ってる話なので、「またかい」という気もします。が、この堂々めぐりを繰り返した結果、4年分の重みに昇華しそうな予感が・・・間違いなく泣くね俺。現シリーズで「どれみ」終了がどうやら確定といううわさもあり、次(最終回直前くらいか?)で完全決着か?

浜辺のシーンとタワーの上であいこが魔法を使おうとするところは秀逸でした。泣かせ話だってわかってても演出上手いと涙腺ゆるんじゃうね。




2002.1019

満月をさがして 
#29「新たな死神 いずみ&ジョナサン」
脚本 中瀬理香/絵コンテ 小島たみこ/演出 鈴木芳成/作画監督 江森真理子

あーハラハラした。正体がばれるばれないはこういう作品ではお約束ネタかもしれないけど、やっぱ面白いね。

ミルモでポン新OP 

歌としては前のがらしくていいな・・・EDも。前は楓役の中原麻衣が歌ってたのがよかったんだがなあ。
今回の本編は原作にあるエピソードだったんだけど・・・原作のほうがシンプルにまとまっててよかったな。

カスミン  
#29「どぐうちゃん、アイドルになる」
脚本 笠原邦暁/絵コンテ・演出小原正和/総作画監督 たかはしひでき/作画監督 松岡秀明

基本的な話はカスミンらしいのですがギャグのノリと作画がいい具合にいつもと違ってて面白かった。カスミンの変なカッコが見れるのもポイント高いです。それだけにオチがちょっと素直過ぎたのはおしい気がする。

キングゲイナー #7

ハゲオヤジはいいからアナ姫だして〜。
それはおいとくとして、ゲイン、ゲイナー中心にキャラの相関がすごく面白くなってると思う。アクション中心で毎回話進めてるのにここまででキッチリ積み重ねて描かれていることに舌を巻く。


土曜は見るもの多いけど面白いのも集中してて大変。
その中でやはりSEEDは見劣りするないまのとこ・・・




2002.10.18


気にしている人は少ないかもしれませんが21日からおはスタ内でコロコロコミックで連載されているTCGコミック「デュエルマスターズ」のアニメが始まります。暇人な私はコロコロコミックにも目を通しているわけですがこの漫画キャラが立ってて意外とおもしろいです。(黄昏ミミは萌えキャラ。つーか半分それ目的で読んでたんだけど)

なわけなんですがアニメ化情報はっきりしたものがMOON PHASEさんの予定表しかみつからないです。
とりあえず私は見て見ます。朝6:45からか・・・




2002.10.12

りぼん11月号を満月をさがしての全プレビデオ 本日届きました。はや!一月はかかるかと思ってたのに。
というわけでレビューです。

満月をさがして かわいいかわいい大冒険

監督・演出・絵コンテ ボブ白旗
脚本 青空静馬
作画監督 工藤裕加

ねぼうした満月がタクトとめろこを家においてスタジオへ、フルムーンに変身できない満月は四苦八苦。一方めろことタクトはスタジオへ向かおうとするが、犬に追われどぶ川に流され大変なことに・・・というギャグメインのショートストーリー。正味10分ながら、小気味よいギャグとテンポでなかなかの一品。タクトとめろこはなぜか終始ぬいぐるみの姿のまま、いいから死神の姿にもどればすむだろ!と突っ込みをいれずにはいられません。作画監督をキャラデザの工藤裕加氏が担当してるだけあって作画的にはTVシリーズの平均よりも上くらいです。
つーわけで、ファンなら手に入れて損なしです。
あ、あと満月たんの入浴シーンが!(たいしたことないですが)


ついでというのもなんですがいっしょにはいってた方も(っていうかこっちのがメインか)

ウルトラマニアック

原作 吉住渉
監督・演出・絵コンテ 島崎奈々子
脚本 大江泰子
キャラクターデザイン・総作画監督 下笠美穂
作画監督 小林明美
制作 葦プロダクション

正味20分。原作(読んだことないですが)の一話をそのままTVアニメに起こした感じの作り、ま、出来としては並か。
ストーリーはちょっと今風の魔女っ娘もの(変身はしないけど)って感じで意外とおもしろかった。「満月」の後番あたりこれがくるのかな?





2002.10.10

キディグレイド #1
脚本 きむらひでふみ/絵コンテ・演出 後藤圭二/作画監督 門之園恵/メカ作監 川原智弘

人気キャラデザイナーであるところの後藤圭二氏が監督というのが最大の不安要因でさほど期待していなかったのですが、コンテ・演出まで手がけた1話はまずまずだったのではないかと思います。作品の枠組みは知ってる人なら、あああれかとすぐ思いつくあれなわけですが、最近はあまりやってなかったような気もするので、まいいか。個人的には興味惹かれないんですが。グラヴィオン見たあとなのでまともに見えるだけかも・・・


灰羽連盟 #1
脚本 安倍吉俊/絵コンテ・演出 ところともかず/作画監督 高田晃

大当たり。演出よし、作画よし、世界観よし。今期始まった新作で地上波だけならダントツ。(1話見た段階だけでですが。)内容的には高年齢層向けのメルヘンファンタジーといった感じ。シスプリとは違った意味で、見る人間の対象がしぼられそうですが、いいんです、私はこういうのが好きだし、こういうのが見たいんです。


秋期新作まとめ

ということで見られる範囲での新作は出揃いました。少年漫画原作系も一応見てますが継続してみる気がはじめからないので、あえて触れません。全体の印象からいえば今年の春夏に比べて作品傾向のバリエーションもあり、オリジナル系も多く、かつそこそこの出来のものがほとんど。自分の好みに合わせて選択出来るという状況は好ましいことだと思います。ただ私見ですが作品としての新鮮さがあるのは「灰羽連盟」だけではないかと思います。「キングゲイナー」も新鮮といえば新鮮ですが、これは「富野アニメ」ですから。
で、今後の優先度は以下のとおり。

毎週ちゃんと見る。

キングゲイナー
灰羽連盟
ぷちぷりユーシィ
カスミン第二期 

展開しだいで毎週見ると思われる。

ボンバーマンジェッターズ
花田少年史
ヒートガイジェイ
ガンダムSEED

とりあえず録画して気が向いたら見ると思われる。

ギャラクシーエンジェル第三期
シスターピリンセス リ・ピュア
キディグレイド
スパイラル

たぶん見ない

グラヴィオン
デビルチルドレン ライト&ダーク



2002.10.7


ぷちぷりユーシィ #2 
脚本 花田十輝/絵コンテ・演出 別所誠人/作画監督 牧野竜一

ライバルキャラ・グレンダ姫登場。メテオさんと同じポジションで話を引っ張ってくれそうなキャラです。が、ユーシィとは似たもの同士っぽい?(お姉さんの指摘的確だな)
話もNHKらしくお子様向けの教訓も織り交ぜてまとめてきて、無難な作りといえばそれまでですが、このままいけば安定株として十分いけそうな予感。むしろこの枠組みでシリーズ構成に名前を連ねている
山賀博之の脚本がどういう形でくるかが勝負どころなんではないかと思います(書くよね?)

先週よりユーシィが幼く見えるのは気のせい?17歳って設定は設定だけですか?

超重神グラヴィオン #1

はあ、やはりというか大張ワールド全開ですな。演出へぼすぎてロボット出てくる前に見る気がなくなってしまいました。
最低限期待してた合体シーン作画もいまいち、っていうかそこに持ってくまでのシナリオと演出がこういうロボットアニメの肝でしょ?
それが出来てないから全然盛り上がんない。
ロボットと美少女とハッタリとお約束が好きでやりたいのはかまわないから最低限のことはやってよ。

別に期待してたわけじゃないからどーでもいいんだけど。
OPは見たいので来週もう一回だけ見てみます。



2002.10.6

ギャラクシーエンジェル第三期 #1

とりあえずノリ的には第二期と変わらず。パロディネタ満載で、美少女テンコ盛り、オタク専用であることには変わんないけど、同系統の美少女ドタバタコメディと比べればいい具合にギャグに毒があって挑戦的なので全然ましな方か。
B級ギャグアニメとして、気楽にたのしめばそれでいいんじゃないでしょうか。

第一期のCS版はテンポも悪くギャグも寒くて、いい印象もってなかったんだけどねえ・・・


ED 演出・作画 鈴木典光

頭の踊るとこの作画がなんかえっちくていい。
クレジット見てアイドルプロジェクトのあの人?と思ったら漢字違いで別の人なのね。二期でもEDやってたのか。




2002.10.5

デビルチルドレン ライト&ダーク #1

うーん、なんか全体的に低調、テンポも悪いな。

脚本の藤田伸三氏、前のデビチルもやってるのね。途中で見るのヤメタ。他にははダイガンダーとかもか・・・
少年少女で冒険物ってのは趣味の範疇でも中心の方なんだけど、化けるのを期待するのは無理かな・・・


機動戦士ガンダムSEED #1

なんですかこれは?ガンダムのパクリ?
新しいガンダム?どこが?

いや、、まあガンダムと思わなければ、わるかーないと思います。

雑誌とかで情報仕入れる限りストーリーの構造自体はファーストの焼き直しなようで、でも一話の流れもほぼそのままってのは・・・
せっかくガンダムって素材では戦争ものを大手をふってやれるんだから、現在の時代状況や世界状況をもっと意識して世界設定とかつくればいいのにねえ・・・
今後その芽がでてくるのかどうかだな。

とりあえずそれらのことは置いとくとして、キャラデザインがやっぱダメすぎ、男と女の区別もつき辛いってどーよ?

福田巳津央監督はサイバーフォーミュラのシリーズで個人的にも評価高い方なんで、とりあえず付き合ってみるつもりはあるんですが。


カスミン第二期 #1

OPとEDくらい新しくして欲しかった・・・
でも、やっぱ安定株だな〜、普通におもしろいですよ。



満月をさがして #27
脚本 吉村元希/絵コンテ わたなべひろし/演出 清水明/作画監督 河南正昭

2クール目に突入して新OP&ED
OPは前回にひきつづき絵コンテ・演出はますなりこうじ!いいね〜

本編はOP&EDの変更と重ねて新曲のレコーディング話。
高須プロデューサーの「信頼」と若松円の「裏切り」か、めちゃおもしれーよ。
ストーリが全然だれないなこの作品。いいよやっぱ。

ちなみに豚の名前「うまそう」は未来少年コナンのジムシィね。

キングゲイナー #5

ええ!?ヤッサバさん退場なの〜、そんな〜。




2002.10.4

りぼん11月号を満月をさがしての全プレビデオの為に思わず買って応募しちゃったよ・・・届いたらレビューします。

あー、

狂ってるのを普通に見て楽しめるのと、普通のものを見て狂ったことをするのとどっちが人として狂ってるんだろう?

・・・なんてね。




2002.10.3

千年女優

遅ればせながら見てきました。

期待通り面白かった。けど期待以上じゃなかったというのが正直な感想です。

今敏監督の前作「パーフェクトブルー」が非常にインパクトが強かった為、基本的にPBで描かれた「現実と虚構の二重構造」の延長で作られているこの映画からは、それを超えるインパクトは受けなかったってことです。「パーフェクトブルー」を見たことない人が見れば、物凄い不思議な感覚を味わえるんじゃないかと思います。

パンフの中で監督が「酩酊感」という言葉を使ってましたが、いうなれば「パーフェクトブルー」が「悪酔い」、「千年女優」が「ほろ酔い」って感じですか。
そういう点では、ストーカーネタでホラーテイストの「PB」より、コメディタッチの「千年女優」の方が終始、楽しく見れて広く一般向けではあります。
んん〜どっちかというと結局「PB」のが好みなんですけど。ま、それはそれ。

実写もアニメもC進化したCG技術で「見世物」を作ることが全盛のこの時期に、一見地味に見えても構成や構造のアイデアと「アニメ」って表現媒体の特性を持ってして、全く違う「見世物」を作ってしまう今敏監督ってほんと独特の位置にいるよな。つーわけで次回作も期待大です。



ところで千代子おばあちゃんは萌えたな。老いてなお、少女らしさを失わない、キュートだ。


シスターピリンセス リ・ピュア追記

>本来「シスプリ」にはこういうほうのが向いてるんだろうな。

て書いたけど、要はこれがG’sの誌上でやってる本来の姿そのままなのね。

思うんだけどシスプリのアニメを従来のストーリーやドラマ性、テーマ性っていう切り口での評価って無意味な気がしてくる。
うーんなんだろ。例えばアニメや漫画をゲーム化したときにそのゲームはファン向けのアイテムであって、それを「ゲーム」として「ゲーム性」を評価するようなナンセンスさみたいな?
前作が主人公に12人の妹がいるという不条理な設定に、主人公の視点を通してその珍奇な世界に条理を与えて従来のTVアニメの形式に当てはめようとしている、要するにギャルゲーをアニメに近づけようとしていたのに対して、今回のはアニメをギャルゲーに近づけているのね。原作との親和性を考えれば今回のやり方の方が正解なんでないかと思う、前作よりもいいんじゃないかと思うのは、そんだけのこと。

どちらにしてもギャルげーマルチシナリオ・マルチエンディングだからこそ主人公との関係性が全く同じ位置にある複数のヒロインの存在が許されるわけで、一本の話にそれをまとめようというのが土台無理なんだから、この方が上策ではあると思う。(「KANON」はアクロバットに無理やり一本にしてたけど上手いとは思わん)

これだとどこまでいってもファン向けでいちげんさんお断りなんだろうけど、それでいったら子供向けのロボットアニメも魔法少女アニメも「自分」に向けられて作ってるわけじゃないんだから、それを楽しめるなら、ギャルゲーファン向けに作られてるアニメを楽しめない道理はないんではないかと、理屈っぽく考えてみた。

けどやっぱシスプリは好きにはなれんな。妹属性ないから。



2002.10.2

花田少年史
#1

脚本 米村正二/絵コンテ 小島正幸/演出 中村貫太郎/作画監督 ふくだのりゆき


こりはすげーや、クオリティ高!マッドハウスの本領発揮だな〜。OPも新鮮なつくりだし。
ノスタルジー人情コメディとして十分楽しめそう。

ヒートガイジェイ #1

脚本 絵コンテ・赤根和樹/演出 山崎たかし/作画監修・結城信輝/作画監督・小林理 外崎春雄

CGを贅沢に使って作画も豪華、アクションもありありでかっこよく一話としては十分楽しめた。オヤジイカス!
原作モノか萌え路線偏重か「雰囲気」優先の今時分、貴重ではあります。
過去、赤根監督の作品と私はどうにも相性が悪いので、あまり期待はしてなかったけど、この作画が維持できればあとはお話しだいか?
とりあえず様子見します。


ボンバーマンジェッターズ #1

脚本・前川淳 絵コンテ・演出・小寺勝之 作画監督・あべたくじ

期待通りなかなかの出来。演出・作画的には派手さはないものの無理ない丁寧さを感じた。
シナリオ次第で大化けする可能性は十分秘めてるかな。ちなみに美術監督は「コメットさん☆」の坂本信人さんでした。

シスターピリンセス リ・ピュア #1

どうせダメだろとおもってたけど、意外な大穴(俺的に)。シスプリってもの自体は全く趣味の範疇外だけど、後半の延々妹のモノローグっていう作り方は好感度高いです。本来「シスプリ」にはこういうほうのが向いてるんだろうな。これなら演出家が個性発揮できる余地もありそうだし。

前半の監督が下田屋つばめ。後半が宮崎なぎさ

宮崎なぎさ監督なんですが、「フルーツバスケット」「十兵衛ちゃんで演出やってたひとですね。大地監督の弟子筋?しらべたらアニメーター出なんですね、知らんかった。特にこれ同姓同名じゃないよね。
下田屋つばめ監督は検索だとシスプリ以外はエロアニメしか出てこないな。



2002.10.1

スパイラル #1

脚本・高橋ナツコ/絵コンテ・金子伸吾/木宮茂/作画監督・桜井木の実 秦野功好紹

カットのタイミングとかメリハリ効いてて演出的には悪くはないですな。原作知らないんですけど、私は基本的にミステリーものって好きでないので作品的には興味湧かないんですが。継続するかはびみょー。

件の橋本カツヨ演出OP>こうきたか。デジタル処理オンリーで「ぼくらのウォーゲーム」で電脳世界でのCGの使い方にちかいのかな。あいかわらずセンスありすぎ。金子監督の作品で「アリスSOS」のOPも橋本カツヨ演出らしいので見比べて見るといいかも。グラフィカルって点ですごく共通点多いです。


アソボット五九
#1

始まる前からなんでこれをやるのか謎だったけど、さらになぞは深まったよ。誰か助けて。


あずまんが大王最終回

初期原作とのギャップで戸惑いましたが、原作の味をいかしつつ、各回ごとにコンテ・演出でかなり贅沢な演出家が参加して個性を発揮してくれたので、演出家オタ的に見ればかな−り楽しめました。なんだかんだでふつーに笑ってみられたもんな。



2002.9.30

ぷちぷりユーシィ 
9/30 6:00〜 BS11
一話 脚本・花田十輝/絵コンテ・佐伯昭志/演出・大塚雅彦/作画監督・菅沼栄治

おおむね丁寧な作りで期待通りの作品に仕上がっていて一安心。
ただし日常描写や芝居の積み重ねによる演出にもっと気を配ってくれるといいかなと思ってしまった(贅沢病かなぁ。)
メルヘンファンタジーで冒険ものでない日常が基本の話となるならその辺が肝になるんではないかと考えると、及第点はあげられても欲を言うとキリがないです。

あと最大の失点は「10歳の体で精神は17歳」って割にはそれが描写からは伝わんないってとこか。精神的にも10歳としか思えん・・・10歳でもいいけど(ォ

あとは今後のメインの脇キャラとシナリオしだいか
ガイナックス製ということを考えると、どこまで「お子様向けアニメ」をオトナの仕事として完遂できるか?というところも気になるわけで、その辺上手く転がってくれることを願います。