なにげない日記(抜粋) 2001年7月・8月・9月

勝手口に戻る

 2001年4月・5月・6月 /  2001年10月・11月・12月


7/10(火)
 しばらく指遣いについて書こうかと思っているので、具体的な質問がある方は、掲示板へどうぞ。漠然とした質問は今回は受け付けません。


7/12(木)
 あなたが、ピアノで、自分のレベルに合った曲(自分の実力で充分弾ける〜がんばれば弾ける筈)を練習しているとしよう。しかし、一生懸命練習しているにもかかわらず上手く弾けない箇所がある。さあ、それは、なぜだろうか。
 実は、その原因の90%以上が、指遣いがふさわしくないせいなのである。わかりやすく言えば、指遣いが間違っているか、指示通りには弾いているがその指遣いはあなたには合っていない、ということだ。
 あなたにとって難しすぎる曲ならば、もう少し修行を積んでからまた練習すればいつか弾けるようになるだろうが、指遣いが合っていないと、練習がほとんど無駄になる恐れがある。
 せっかく練習しても、それが無駄になるのは嫌だろう?
 そういうわけで、これから何回か、自分で正しい指遣いを決めることができるようになるためのヒントを書きたいと思う。

 指は10本しかないのに、ピアノの鍵盤は普通は88鍵あるわけなのだから、当然一対一であるはずはない。ピアノを弾くのには、単にラを弾くとかドミソの和音を弾くとかいうことではなく、どの指で弾くかということが極めて重要な問題なのである。
 しかし、意外とこの事実は知られていないので、それがまた問題なのだった。
 とにかく、この音にはどの指を使うのが合理的かつ効率的なのか、ということを、常に頭において、指遣いを自分で考える癖をつけていただきたいものである。
 次回から、具体的な例を用いて、基本から説明したいと思う。


7/18(水)
 さて、いよいよ指遣いの話。と言いたいところなんだが、ちょっとその前に、鍵盤と指の関係を整理したいと思う。
 初めてピアノを習う時のことを考えてみよう。初めから88鍵全部を対象にした曲を練習する、なんてことは絶対にないよね。(ピアノの鍵盤に慣れる意味で全部の鍵盤を押してみる、というのとは、話が違う。)
 では、初めのうちは、鍵盤と指の関係は、どうなっているんだろうか。
 たいていは、一対一、である。話が面倒になるので右手のことだけを書くが、たとえば、ドレミファソに12345を置き、その位置から指を動かさないで弾ける曲を練習する、ということである。(「ちょうちょ」とか「メリーさんのひつじ」など。)
 指と指の間を開くこともないし、ずれることもないし、親指がくぐったりかぶったりすることもない。しかし、これがその後の鍵盤感覚を育てる基礎になるので、この一対一の関係は極めて重要である。
 そして、指遣いの基礎の基礎も、隣りあった鍵盤の音は隣りあった指で弾くことなのだ。つまり「ドを弾いた後、レを弾く」ような場合にはドを1で弾けばレは2で弾く、ドを2で弾いたなら、レは3で弾く、ということ。
 え? そんなの当たり前じゃん、と思ったあなた。当たり前に実行できていれば結構だが、本当に大丈夫かな? わかめはレッスンしていて、1の指の次になぜか2の指を飛ばして3の指を使おうとする生徒さんをよく見かける(ドを1で弾いたのに、レを3で弾くというケースがある、ということ)。それから、2の指でドを弾いたのに、レも2の指を使おうとするとかもあるな。特に初心者の方は注意が必要だと思う。
 さと、ここでちょっと注意しておくが、指遣いの問題は、最終的には、その人それぞれの問題である。レベルによっても使う指は当然変わってくるし、それぞれの癖もある。
 そういうわけで、今、上で言った「隣りあった鍵盤の音は隣りあった指で弾く」ということも、もっと上手になれば、全然当てはまらないことが山のように出てくる。しかし、例外がどれだけあろうと、原則はこれだということは忘れないでもらいたい。(例外については、だんだんに説明していく予定。)
 次回に、続く。


7/23(月)
 昨日、ステージ用ドレスを買ってしまった。
 お店の近くまで行ったのでちょっと寄ったのが運のツキ。半額セールしている白いドレスがいい感じだったので、ドレスというのは気に入ったものが見つかった時に買っておかないとなかなか買えないよな、と言い訳して、買うことに。
 わかめは、白のドレスは持っていなかった。なんとなく白ってウェディングドレスって感じがするだろ? でも、今回買ったのはサテン地に銀色で模様が描いてあるので、普通のドレスという感じで使えそうだ。タイトだし。(サテンの無地の白だと、ウェディングって感じかも。)
 これで服は調達できたから、あとは、練習するのみなんだが……ははは。


7/26(木)
 さて、やっと、指遣いの続き。
 前回の「隣りあった鍵盤の音は隣りあった指で弾く」という話は、わかっていただけただろうか。今日はその補足で、隣り合わない音の指遣い。
 鍵盤と指が一対一の場合、ド−レのように鍵盤が隣りなら、1−2のように隣りの指を使うのは前回書いた通りだが、隣り合っていない音を弾くことだって当然ある。
 (しつこく繰り返すが)鍵盤と指が一対一の場合には、ド−ミのように一つ飛んでいたら、指も1−3のように一つ飛んで使い、ド−ソのように5度離れていたら、1−5の指を使うのが基本である。
 要するに、ドレミファソしか使わない曲では、右手の場合、初めにその鍵盤に12345の指を置いて、それを動かさずに弾くのである。ファなら4、レなら2という具合だ。
 で、もしソラシドレしか使わない曲なら、ソラシドレに12345と置いたまま指を動かして音を出すことになる。次の音がソだとかラだとか考えなくても、音符が1つ上がったら指も1つ右を動かし、音符が2つ低くなったら(3度下がる)指も2つ左の指を使う、ということが可能になるわけだ。(「音楽のお勉強」「音符を読む(相対的に読む)」に詳しく書いてあります。)
 これが問題なくできれば、初歩の指遣いはバッチリで、ついでに初歩の鍵盤感覚も身に付くのである。
 3度(ド−ミやレ−ファなど)、4度(ド−ファやレ−ソ)、5度(ド−ソやレ−ラなど)の幅が目をつぶった時にわからなくなる人は、自分の鍵盤感覚をきちんと見直したほうが上達が早いと思う。鍵盤感覚というのは、どんなに上手になっても大事なことだよ。
 あれ? 指遣いの話だったのに、なぜか、鍵盤感覚の話になってしまったな。ま、いいか。


7/31(火)
 先週の土曜日、自分のレッスンに行ってきた。
 レッスンしてもらったのは、10月に弾く予定の、ブラームスのピアノ小品集(作品118)の1〜3と6である(相変わらず)。暗譜はまだできないのだが、時間だけは経っているので(なんたって3月から弾いている)、なんとなくそれなりの感じになってきた。
 自分が曲を理解できるようになると、先生の指示もよくわかるようになる。なるほどの連続で、実に実り多きレッスンだった。
 しかし、ピアノを弾くってことは、自分が弾いている音はすべて(右手も左手も)、メロディのつながり方や和音の変化(音楽の流れ方)を意識して弾かなきゃならないんだよなあ。いや、もちろんそのことは頭ではわかってるけどさ。でも、実際に要求されると、ちょっと辛いよね。ははは。

 さて、話は変わるが、掲示板にご質問があったので、腱鞘炎の防ぎ方について、ちょっと書いてみよう。(以前、メールで同じような質問が来ていたので、そのお返事を少し修正して流用。)
 わかめは、今まで幸運なことに腱鞘炎にはなったことがない。それは、練習をしなかったからかもしれないが、腕や指を痛めないようにずっと気を付けてきたからかもしれない。
 大学時代の友人たちの話に寄ると、腱鞘炎は、長時間練習するからなる、といったものではなく、練習の仕方が間違っているか、練習の仕方は良いがもともと腕の腱が弱い場合になりやすいようだ。
 一度腱を痛めると、あとあとまで苦労するので、当たり前だが、まずはならないように気をつけることがいちばん大切である。
 発表会やコンクール間近となれば、ついつい練習に夢中になってしまうかもしれないが、注意一秒怪我一生である。わかめは、練習中に腕に痛みを感じたら練習は一旦中断することにしている。
 しかし、ちょっと練習したらすぐに手が痛くなってしまった、ということでは、練習どころではないよな。ということで、根本的な解決法を考えなければならない。
 根本的な解決法は、脱力をマスターすることだと思う。
 だが、練習している曲にオクターブや和音が続いていて、常に手を開いた状態でピアノを弾くことになると、脱力するのも、なかなか厄介なのである。
 手をいっぱいに開いてみれば、手を開いただけでピアノを弾かなくても力が入ってしまうことがおわかりだろう。その状態でピアノを弾き続けるということは、力が入りっぱなしになるってことだ。それで、手や腕に負担がかかるわけだ。
 つまり、普通の状態では脱力できていても、オクターブの和音の連続状態で脱力する、というのはかなり難しいのである。
 しかし、難しいからといって、そのまま無理をして力の入った状態を続けていれば、手を痛める可能性は高いままだ。少しずつでも、力を抜く練習をしたほうがいいに決まっている。
 「脱力」に関しては、「音楽のお勉強」の中の「ピアノのレッスン室」に書いてあるので、良かったら参考にしてくださいな。
 もう一度言うが、腕や手が痛くなったら、ピアノの練習は中断するように。ピアニストは腕が命だからね。


8/24(金)
 先週末のレッスンの報告を今ごろするわかめ。間抜けだけど、許してくれ。(曲は相変わらずのブラームスの作品118。)
 結局、暗譜は間に合わなかった。9月と10月に1回ずつレッスンがあるわけだから、あと2回は聴いてもらえるだろう、と気楽に考えていたんだが、なんと10月のレッスン日が本番の前日だということが判明した。前の日にレッスンしてもらって、わかめにいったい何ができるって言うのよっ。
 まあ、そんなわけで、まともなレッスンはあと1回だけになってしまった。それも本番の1ヶ月前では、それはそれで問題だが……、ははは。
 先生の指摘が前回と正反対になっていて当惑するも、考えてみたら、わかめがやりすぎていたのであった。つまり、もっと強く弾けと言われて強く弾きすぎ、今度はもっと弱く、と言われているわけである。
 皆さんも、先生の言うことが毎回変わっていて戸惑われることもあるだろうが、自分の弾き方が変化すれば指示も当然変化することを、忘れないようにな。

 今やっている作品118の中でも、3番のバラードはどうもピンとこない。なんでピンと来ないのかわからなかったんだが、原因はテンポ設定であった。
 速く弾くと和音を外しまくって破綻しそうで怖いので、わかめはそこそこの速さで弾いたんだが、先生は、もっとテンポを上げて、なんてあっさりおっしゃる。
 ゲゲッ、と思ったが、自棄になって先生ご指定のテンポで弾いてみると、驚いたことに、いつもよりずっと弾きやすいではないか。つまり曲にノれているんだな。
 もちろん、そこそこのテンポの時でさえ音がちゃんと掴めないのだから、音のミスはあるんだけど、それでも弾きやすい。うーん、これは新発見だ。というか、実は頭ではわかっていることでレッスンの時にそういう話をすることもあるんだが、自分で実感したことはなかったってことですな。
 取り合えず、早めに暗譜をしないとな。と思いつつも、この1週間は、少しの進歩もないのであった。


8/30(木)
 本日5万ヒットを達成。やっぱ、5万って数字は、一区切りという感じがしますなあ。皆さま、ありがとうございます。
 このところ怠けてばかりのわかめですが、これからも、どうぞよろしくお願いします。


9/4(火)
 9月になった途端、いきなり秋ですな。わかめのところは、今朝はかなり寒かったですよ。
 秋といえば、毎年10月に行なわれる勉強会みたいなコンサートが近づいてくる。前から言っているように、わかめはブラームスの「ピアノ小品集 作品118」の1.2.3.6曲を弾く予定なんだが、ちゃんと弾けるんだろうか。
 とにかく暗譜しなければどうしようもないので、毎日、わかめなりにがんばった。そのおかげで、暗譜できそうな予感はしてきた。
 1曲目のインテルメッツォはね、楽譜を見ずに最後まで弾けるので、一応暗譜した、と言ってもいいだろう。2曲目のインタルメッツォは、中間部でワープしたりループしたりしちゃうんだけど、止まらなければ最後までいける感じ。でも、ハッと我に返って「次の音って?」なんて考えると、すぐに止まっちゃうからな(全然ダメじゃん)。3曲目のバラードも2と同じ状態。楽譜無しでは、まだ一度も最後まで辿りついていないんだけど(もっとダメじゃん)。最後のインテルメッツォは、さっき最後のほうを区切って暗譜してみたところだから、全くお話にならないのだった。
 あと一週間くらいで、なんとか、4曲とも楽譜無しで最後まで辿りつけるようになるといいんだけど。うーん。どうだろうか。


9/6(木)
 「音楽のお勉強」の「楽典の教室」に音程6をアップしました。
 今年になってやっと3回目の「音楽のお勉強」の更新です。それも、全部「楽典の教室」というのが、結構スゴイかも。(ひどいかもの間違い・・・)
 このペースだと、今年中にあと「楽典」を一つしか更新できない、ってことになりそうだけど。それでいいのか、わかめよ。
 うーん。ま、いいかも。


9/11(火)
 ブラームスの暗譜は、怪しいながらも、楽譜無しで最後まで辿りつけるようになった。楽譜から解放されて音楽を直に感じられるというのはいい気分だ。まだ部分的にしか、そういう気分になれない、というのが玉に瑕だけどさ。


9/25(火)
 23日に、レッスンに行ってきた。なんとか先生の前で暗譜で弾いたものの、かなり怪しかった。
 暗譜に気を取られていて全く気にしてなかった音色を意識するとか、楽譜から自由になった開放感から気ままになりすぎる8分音符のリズムを冷静に弾くとか、が今後の課題だと思われる。
 もう本番まで1ヶ月ないので、ちょっと落ち着かない気分になってきた。ヤな感じ。

 2001年4月・5月・6月 /  2001年10月・11月・12月


トップページに戻る / 更新記録 / 音楽のお勉強 / なにげない日記 / 若芽のプロフィール / リンク