なにげない日記(抜粋) 2000年10月・11月・12月

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 2000年8月・9月 /  2001年1月・2月・3月


10/5(木)
 今回もまた、「今週の楽語」の更新が一日遅れてしまった。その上、staccato なんて楽語で、申し訳ない。でも、こういう風に楽譜に言葉で書かれてるのを見ると、一瞬、え? これなーにな感じがしませんか? しません? あ、そう。わかめだけか。

 「ソルフェ8」の「調号」を書き始めているんだが、なんとなく書きにくい題材だったことが判明。なんだか、ノラナイ。でも、やっぱり「音部記号」の次は「調子記号」だもんな(意味不明)。がんばりますので、もう少しお待ち下さい。来週中にはなんとかしたいと思っています。
 激励のお言葉はいつでも歓迎ですよ〜。


10/10(火)
 今月の末に演奏会があって、いよいよ「カンパネラ」弾かねばならないのだが、なんかノらなくて困ってる。全然弾けない、っていう状態だともっと危機感があるんだけどさ、一応弾けてるってあたりが問題なんだ。上手くないんだけど、一応は弾ける、ってのが。
 わかめは緻密に練習するタイプのはずなのに、なぜか「カンパネラ」は細かく練習しているとすぐに飽きちゃうんだよ。いきなり、暗譜が怪しくなるところとか、外しまくるところとかたくさんあるんだから、なんとかしないとマズイんだが。


10/11(水)
 今週の楽語にリクエストがありましたので、今週は、その楽語を取り上げました。
 取り上げて欲しい楽語がある方は、遠慮なくわかめまで連絡して下さい。でも、一週間に一度の更新なので、次は来週になっちゃうけど。
 で、今日アップした wiegend は、ドイツ語です。ドイツ語のヤツは初めてですな。ドイツ語の楽語ってのは、わかめもイマイチよくわからんよ。滅多にお目にかからんからな。それゆえ、余計に、わからないわけですな。


10/17(火)
 今月の末の演奏会には「ラ・カンパネラ」を弾くので、もう追いこみの時期だというのに、別の曲の譜読みなんかしているわかめなのであった。
 実は来年3月初めにも、先生のところの演奏会があって、そこで弾く予定の曲なんですよ。早めに譜読みだけでもすませておけば、なにかと安心だしさ(人はこれを逃避行動と言う)。
 また、リストなんだな、これが。ははは。


10/19(木)
 掲示板にハノンの話題が出ているので、わかめもたまにはハノンでも弾くか、とハノンを30分ほど練習する。(たまには、って、わかめよ、そんなことで、いいのか?)
 そのあと、わかめにしては珍しく真面目に「カンパネラ」を弾く。


10/25(水)
 「カンパネラ」を弾かねばならない日が近付いてきたので、さすがに落ち着かない(今度の日曜日)。と言っても練習に明け暮れているわけでは全然ないんだけど。

 このまま今月も「音楽のお勉強」の更新ができないのかと思ったら、ちょっと情けない気分になったので、少し「調号」を書いてみた。でも、アヤシイ。こんなものをアップしていいのだろうか? というシロモノ。
 根性が出たら、最終チェックして、今週中にアップできるかもしれませんが、あまり期待しないで下さい。(内容については、全然期待しないように。)


10/27(金)
 音楽のお勉強ソルフェージュ8「調号」をアップしました。
 支離滅裂な内容なので、何を言っているのかわからないかもしれません。読んでも意味がわからない人は、わかめの書き方がオカシイせいなので、遠慮せずに質問して下さい。

 今日はピアノの蓋を全開にしてドレスを着て練習した。まあ、そこそこには弾ける。外しまくってはいるけど、まあ、「カンパネラ」はそういう曲だから(どこが?)。


10/30(月)
 皆さん、メールや掲示板でわかめを激励してくださり、ありがとうございました。なんとか演奏会は終わりました。
 では、詳細のご報告を。
 今回の演奏会では、わかめは第1部で連弾(プリモ)と「乙女の祈り」を弾き、第2部で「カンパネラ」を弾いた。
 連弾は、ブラームスのワルツを2曲。楽譜があるんだから絶対上がらないぞ、と思いながらも、なんとなく落ち着かなかったが、練習以上のデキで文句なし。っていうか練習があまりに酷かったんだけど。
 で、次は、発表会で子供たちが弾いたりするあの「乙女の祈り」だよ、皆さん。さすがのわかめもこれだけは悲惨なことになりたくないと祈っていた。実は朝の練習で、初めのほうからいきなり最後のほうへ飛んでしまったり、左手が勝手に変な和音を弾いたりして、滅茶苦茶なことになっていたので、すごーく心配だった。
 ステージに出ていってお辞儀をして椅子に座ったところまでは、平静そのもの。クリーム色のアリスみたいなドレスも「乙女の祈り」にぴったり、なんて自分で感動(<バカ)。
 こんなに落ち着いていていいのか? でも、「乙女の祈り」だから、大丈夫なのかも。なんて呑気に考えて弾き始めたら、だんだん呼吸が苦しくなってくるじゃないか! その上、足が震えてきて、ペダルを踏むのに一苦労!
 でも、曲はどんどん進んでいって、そのまま無事終わってしまった。最後の和音を弾いた時は、本当にホッとした。ところどころ音が少し掠れたりしてましたが、わかめにしては大成功と言っていいゾ! 
 しかし、「乙女の祈り」であんなに呼吸困難になってしまって、こんなので「カンパネラ」を最後まで弾くことができるのだろうか、と不安におののく。
 そして、第2部。
 わかめの番がやって来た。例によってステージに出ていって椅子に座るまでは、全然上がってない。でも、さっきのことがあるからなあ、と脅えながらも、初めのオクターブを弾き始める。なかなか順調な滑り出しだ。テーマもメチャクチャ外したりしないで左手も間違えないで進む。(そんなこと、当たり前だと思ったあなた、わかめには当たり前じゃないんですよ。)
 途中、ちょっとだけ隣りの音を弾いちゃって弾きなおしたりしたが、そんなのはわかめにとっては、傷のうちに入らないのである。4ページ目まで無事通過して、もしかしてこれはかなり良いかも、なんて考えてしまった。全然バクバクしてないし、ペダルもちゃんと踏めてるし。
 ところが、やはり人生はそんなに甘くなかった!(<おおげさ)
 中間部の5ページ目の真ん中で、いきなりメロディがわからなくなった。なんでメロディを忘れたりするんだ? と、弾きながら呆気に取られるわかめ。しかし、呆気に取られている場合ではない。なんとかしなければ。
 修復しようとあれこれ音を出してみて、思いついたフレーズを弾こうとする。が、実はそのフレーズは5ページ目のものではなくて、9ページ目の似たようなフレーズなのであった。(実は、その時はそのことに気付かなかった。)
 でも、結局、先に進めなくて(もし、そのまま進んでしまったら、4ページも飛ばしてしまうことになっていたので、結果的には良かったかもしれないけど…)、仕方なく5ページ目の最初に戻る。いつものことだが、穴を埋めようとしてますます深く掘ってしまうわかめ
 で、なんとか今度はそこを無事通過して、ホッとするのも束の間。またしばらく進むとアヤシクなってくる。でも、気合いで(ウソ)先に進み、あちこち外しながらも最後まで辿り着く。
 またしても超アヤシイ演奏にがっくり。
 去年の東京での演奏会で、先輩に「どうして暗譜を忘れたりするんでしょうか」と訊いたんだけど、その時の答えが「音楽がなくなるからだ」というものだった。その時は、よく意味がわからなかったんだけど、音楽がなくなる、というのはこのことだったんだな、と実感した。
 メロディが頭の中で鳴っている時は暗譜は大丈夫なんだ、と思う。でも、音楽の流れを見失うと、忘れちゃうんだ。それがわかっただけでも、今回は失敗しても良かったかな、なんて考える脳天気なわかめであった。
 次はリストの「ため息」を3月に弾く予定なので、今日からがんばります。なぜ、今日から早速がんばるかと言うと、今週の木曜日がレッスンだからなんだな。ははは。


11/6(月)
 11/3〜5の3連休は、地獄のような忙しさで、今週は、その煽りをくらって、わかめは放心状態である。更新は期待しないで下さい。

 11/3にレッスンがあって、まだヨロヨロの「ため息」と、「カンパネラ」のおかげですっかり暗譜が危なくなった「ワルトシュタイン」の第1楽章を持っていった。
 「ため息」はまさにため息しが出るような状態だったけど、まあ、初めてなので、あんなもんかと。問題は「ワルトシュタイン」なのだ。既に弾き方忘れているよ。マズイ。
 やはり予測通り、あちこちでわからなくなって止まる。先生はもっときちんと弾いて欲しいようだったけど、わかめも、このまま来年の正月までこれを弾き続けるのだろうか、と思うと暗澹とした気分になり、つい、先生に「この曲はお正月から弾いているんです」と、泣きついてしまった。こんなこと言ったことないんだけどさ。
 先生は、それを聞いて苦笑い。で、一応、次に進むことになった。2.3楽章を覚えてきなさい、だって。ギャー。これはこれで、かなり嫌かも


11/17(金)
 「音楽のお勉強」の「ソルフェ9 拍子記号」を書いてみた。やっぱり1ヶ月に1つずつだと、調子が出ないことが判明。(<それならもっと書けよ。)
 見なおして、来週アップする予定です。3万ヒットも近いので、少しはがんばらねば、と思っているのだが……、いつものように、思っているだけ…、ははは。

 前から気になっていた「園田高弘校訂 ベートーベンソナタ」(春秋社)の「ワルトシュタイン」を買ってみた。かなり、良いかも。
 終楽章の最後のトリルをどう弾けばいいのかと悩んでいるだけで日々が過ぎていたのだが、園田先生お勧めのトリルの入れ方に挑戦することにした。今までの癖が出てしまって、ちょっと厄介なんだけど、弾き方が決まっただけで、もう弾けたような気分のわかめ。おい、大丈夫か?


11/18(土)
 前に、どっかのピアノ教室のサイトを見た時に、月謝が、初心者でも一万円とかそれ以上とか書いてあって(よく覚えてないけど)、羨ましいなあ、と思ったことがある。
 世間の相場は、そのくらいなんだろうか。わかめもそのくらい頂きたいものだよ。不況のおかげで、月謝の値上げができないまま、もう何年も過ぎているのよ〜。(<誰これ)
 しかし、今日は月に4回レッスンの場合の月謝の話じゃなくて、月に1度以下の頻度でレッスン来る生徒さんのレッスン料について。
 たまに来る生徒さんの場合、他のピアノ教室ではどうしているか知らないけど、わかめはワンレッスン形式でレッスン料を決めている。つまり、レッスン1回に付きいくらってことだ。具体的に言うと、だいたい40分くらいまでだと3,000円で1時間以上になると4,000円ってところだ。(月に1度でも、年に1度でも、一生に1度でも、しばらくはこのままだと思われる。インフレとかにならない限りは)
 ちっとも安くないだろうって? そんなことはないよ。だって、月に1度だけレッスンに来てあとの3回はお休みすると思えば、1ヶ月の月謝としては4,000円は安いだろ? ある程度のレベルになったら、「月に4回レッスンすれば月に1回のレッスンより4倍上手になる」ってもんじゃないし、生徒さんが自分に合ったレッスン回数を選べばいいのだよ。

 さて、ここからが本日の本題
 わかめは教えるのを仕事にしているんだから、教えたらその報酬を貰うのは当然だと思っているんだが、どうも、世の中はそんなに甘くないようで、わかめは何度も、がっかりしたことがある。
 ピアノ教室に毎週通っている(在籍している)場合は、レッスンしてもらったら月謝が必要なのは誰にでもわかると思う。だが、既にやめていたり、その教室に入会したこともない人が、たまたまレッスンしてもらった場合は、レッスン料って払わないのが普通なんですか? それが世間の常識なのだろうか。
 いくらわかめが仕事としてレッスンしたつもりでも、相手が月謝のことを訊かなかったら、さすがのわかめも「月謝は〇〇円よ」とは言えないもんだよ。
 それでも、たいていは菓子折の一つくらいは届くから、まあ、いいんだけど(笑)。
 でも、菓子折を貰っておいて言うのもなんなんだけど、なんとなく釈然としない。これでも、一応プロだからさ。これって、わかめのわがままでしょうか?


11/21(火)
 「音楽のお勉強」の「ソルフェ9 拍子記号」をアップしました。書き始めると、いろいろと書きたいことが出てくるんだけど、まとまらなくなったので、今回は短めにしました。
 あと、「音楽のお勉強」のコンテンツがだらだらと下に長く伸びているのが見苦しいかと思って、表にしてみました。どうでしょうか? 前のほうが良かったとか言われると、ちょっとショックだな。結構苦労したので…。(いまだに、HTMLがよくわかっていないわかめ)


11/28(火)
 本日、カウンタは3万を超えました。掲示板ももうすぐ1000になります。皆さま、ありがとうございます。
 だんだんわかめの本性が出てきて、更新もまばらになりつつありますが、末長く続けるタメには、やはり無理はいけないですからね。マイペースに更新して行きたいと思っています。これから年末なので、ますます更新をサボることになるでしょう。(困ったもんだ。)


11/29(水)
 「音楽のお勉強」の更新日を見てみた。今年はサボりっぱなしで、全部で11個しか更新してないんだけど(つまり月一)、内訳がまた、ヒドイ。「楽典」が3つ、「ソルフェ」が6こ。で、なんと「ピアノのレッスン室」はたったの2つ! ぼーぜん。
 ちょっとマズイかも、これは。でも、ピアノのテクニックってのを文章で説明するのはかなり厄介なんだよ。一応「スタッカート」について書こうと、ずっと前から考えてはいるんだけど、これがなかなかねえ。
 それにしても、年に2つは、やっぱ、マズイですなあ。ここのメインはピアノなんだからさ。しかし、なんとなく気忙しいこれからの季節に、果たして書いていられるんだろうか。うーん。


12/4(月)
 ワルトシュタインの2.3楽章はさっぱり上手くならないし、「ため息」も全然進歩なし。まあ、滅多に練習しないんだから当たり前だが。ははは。(<笑い事じゃないぞ。)
 クリスマス会には「ラ・カンパネラ」を子供たちの前で弾こうと考えているんだけど、こんな調子で弾けるのか? わかめ。


12/7(木)
 今日更新した「今週の楽語」の説明を。
 楽譜を見ていると m.d. m.s. m.g. という表示を見かけることがあると思う。どっちの手で弾くかの指示なんだが、日本語で書いてくれ、と思う方もいるよな、きっと。わかめもいつも一瞬迷う。よく知らない頃は、 m.d. を見て判断するというより、なんとなく楽譜の書き方でこれは右手ってことだな、などと思って弾いていたもんだ。
 別にそれでも差し障りがなければいいんだが、今日は、最近実のある話をしていないから、これをちょっと整理してきちんと覚えておこう、という企画を考えてみた(企画ってほどのモンかい)。
 さて、上の楽語を見て、なんで3つもあるんだ?(手は右と左と2つしかないのに)、と疑問に思った皆さん。お答えしよう。
 この3つは、イタリア語とフランス語の2種類の楽語だからだ。本当は4種類なんだけど、省略してしまうと右手は同じ m.d. になってしまうので、3種類なのである。
 では、一つずつ説明しよう。
 イタリア語の右手は、今日更新した m.d. で、mano destra (マーノ・デストラ)。マーノっていうのが、手のことで、デストラが右だ。フランス語の右手も同じ m.d. で、こっちは main doroit (マン・ドロアト―――フランス語のRの発音は、ラ行とは違うけど書きようがないので)。main が手で、doroit が右のこと。
 m.s. は、イタリア語の左手のことで、mano sinistra (マーノ・シニストラ)。フランス語のほうは、main gauche (マン・ゴーシュ)である。
 さあ、これで皆さんも、どっちの手で弾けばいいのか、よくわかったことだろう。
 今までの説明でおわかりのように、 m.d. と書いてあるだけでは、イタリア語かフランス語かわからない。別にわからなくてもいいけどさ。どっちも右手ってことなんだから。


12/11(月)
 先週末のレッスンはなんとかクリアした。「ため息」にはペダルも付けたので、あとは暗譜さえすればいいのだ(それが問題なんだが)。
 先生が、3月の発表会に「ため息」は簡単過ぎるのじゃないか、とおっしゃったが(みんな、難しい曲に挑戦する会なので)、「今から別の曲は無理です」と言い張って帰ってきたわかめであった。


12/14(木)
 掲示板の書き込みが、12/11に、とうとう1000を超えました。書き込みして下さった皆さま、ありがとうございます。
 区切りもいいので(?)、今日は、掲示板のついてのわかめの考えを書いておきます。

 「日常の掲示板」は、話題を「音楽」に限定しているわけではありませんから、好きなことを気楽に書き込んでいただいていいんですが、それでも、一応、このサイトに付属する掲示板ですから、このサイトと全く関係ない話題や質問は、はっきり言って迷惑です
 「なにげない日常」はトップページにも書いてあるように、「ピアノに関心のある方のために、楽しくやさしく音楽の基礎を説明している」サイトです。もちろん、わかめだって生活していますから、時にはそれ以外の個人的な話題も書きますし、不満に思うことも書きます。でも、決して、「わかめの愚痴をみんなに聞いてもらおう」というだけのサイトではありません。
 ご質問やご相談は、ピアノ(音楽)に関することでしたら、もちろん歓迎いたします。わかめにわかる範囲で、お答えできると思います。でも、わかめは自分勝手なヤツなので人生相談は無理です。そういう相談をなさりたい方は、そういうサイトを探してください。

 「日常の掲示板」が、みんなが楽しく読める掲示板になるよう、ご協力をお願いします。


12/18(月)
 昨日は、わかめの教室のクリスマス会だった。これで、教室関係の今年のイベントは全部終了なのさ。わかめは生徒さんのおさらい会の最後に「ラ・カンパネラ」を弾いたんだが、あははなデキでした。途中、鍵盤上で手は泳ぐし左手はわかならくなるし。まあ、最後の3ページはかなり華々しく弾いたからいいか。(<良くない。)
 これでもう「カンパネラ」とはおさらばなので、嬉しいような悲しいような。時々は練習して忘れないようにしようといつも思うんだけど、次の曲や日々の雑用に追われて、つい忘れて弾かないうちにすっかり忘れ去り全く弾けない状態になる、という繰り返しなのであった。そうして、レパートリーは全然増えない……。皆さんはいかがでしょうか。


12/21(木)
 今日は、ピアノは何歳から習わせるのがいいのかということについて。
 わかめは、何歳からレッスンしてもらえるかと訊かれた場合、せめて4歳、鉛筆が持てることを条件にしている。できれば数字が読めるといい、とも付け加える。
 わかめ自身は、どこかに書いたかもしれないが、ピアノのおけいこは6歳から始めた。だから言うわけじゃないが、早く始めたから早く上手くなるっていいもんじゃない。
 音楽乃友社より出版されている、呉暁(ご・あき)著「ソルフェージュからピアノへ」――4・5歳児の指導―― にも、

 一年でも早く始めさせたいという親の気持ちもわかりますが、レッスンに行って、ただ楽しく過ごしてくるのではなく、何か一つでも覚えて帰ってきて進歩を重ねるためには、3歳では少し早過ぎ、4歳になってからのほうが良いでしょう。

 と、書いてあるように、せめて4歳くらいになっていないとレッスンにならない。

 でも、どうしても3歳からレッスンしたい、という場合もあるだろう。
 音楽に触れたりリズムを感じたりすることはできるし、子どもはどんどん成長するので、ピアノと限定しなければ、レッスンは可能だ。
 つまり、踊ったり、歌ったり、絵(?)を描いたり、音楽に合わせて歩いたりする、つまり幼稚園のようなレッスン、ということである。それで保護者の方も先生も満足なら、レッスンすることに何の問題もない。
 ただし、小さいうちは、指の骨が全然できていないので、ピアノは無理に弾かせないほうがいいだろう(指の骨ができあがるのはだいたい10歳過ぎらしい)。
 3.4歳くらいの子どもの場合は、年齢的に「純粋なピアノのレッスン」は無理だということと、リズムや音当てのような「ソルフージュ的なレッスン」が主になることを保護者も先生も理解した上で、楽しいレッスンをして下さいな。


12/25(月)
 メリー・クリスマス。皆さん。
 さて、やっと「音楽のお勉強」を更新しました。
 「ピアノのレッスン室」に「スタッカートの弾き方1」をアップ。これで今年一年で「お勉強」が12個増えたことになり、月一、というペースはかろうじてクリア。それにしても情けない数で、見に来て下さる方々には申し訳ない。でも、きっと、2001年もこれくらいの更新頻度になってしまうでしょう。これ以下にはしたくないと思ってはいますが、どうなることやら。

 今回の「スカッカートの弾き方」は、このサイトを始めた時から書きたい話だった。なぜなら、誰かがスタッカートをびっくりマーク付きのように飛び跳ねて弾くのを見るたびに、どきどきして心臓に悪い思いをしていたからだ。わかめの願いは、スタッカートと見たらいつでもどこでも熱いものに触ったように跳ねまくるのだけはやめて欲しい、ということだけである。
 「スカッカートの弾き方1」はそのことをわかって欲しくて書いたので、ホントはメインの筈の「スタッカートの弾き方」がさっぱりわからないと思った方々。すみませんねえ。質問は受け付けますので、遠慮なくどうぞ。


12/28(木)
 今日更新した「今週の楽語」ですが、輝かしい21世紀を願って、brillante にしました。
 皆さん、輝かしい21世紀をお迎え下さい。

 2000年8月・9月 /  2001年1月・2月・3月


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