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芭蕉の句碑(6) 所在地:
臨江寺:堺市堺区南半町東2丁
信太森神社:和泉市葛ノ葉町
大阪府下(和泉地区)にある芭蕉の句碑です。

臨江寺境内に建つ句碑
芭蕉の句碑(臨江寺) 臨江寺
 
句碑は本堂の傍らに建つ。
堺市臨江寺境内の句碑には『口切に さかいの庭の 懐かしき』とある。この碑は1821年(文政4年)に建てられたが、長く地中に埋もれていたのを、1927年(昭和2年)に発掘された。書体は当地の俳人槐蔭喜斎の筆と伝わる。

信太森神社の境内に建つ句碑 芭蕉の句碑(信太森神社)
信太森神社

句碑は鳥居をくぐったすぐのところにある。
和泉市信太森神社境内に建つ句碑には、『葛の葉の おもてみせけり 今朝の霜』とある。付近にはこの句碑が建てられた来歴などの説明板がなかったが、句の中に「葛の葉」が読み込まれていることよりの建立と思われる。
この句は1691年(元禄4年)に江戸で詠まれているが、単なる季節の移り変わり詠んだという説と、門人の服部嵐雪が、芭蕉に逆らって門下を離れたが、再度侘びを入れて戻ってきた時の心境を、葛の葉が秋になって一斉に葉の裏を見せるのに、今朝は表葉を見たことを人の心に例え、詠んだとする説もある。

史跡-116/TTL-486

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