雑記帳過去ログ2003.07
過去ログ
2002.04〜06/07〜09/10〜12
2003.01〜03/04/05/06/07/08
視聴してたアニメ
月 コロッケ! >なんとなく継続
LAST EXILE >少しだけ期待>微妙
WOLF'S RAIN >微妙
火 スクラップド・プリンセス >意外といいかも
おねがい☆ツインズ >好感触
エアマスター >継続
水 出撃!マシンロボレスキュー >個人的オススメ
ボンバーマン・ジェッターズ >最高!
カスミン >安定視聴
宇宙のステルヴィア >期待>微妙
ガドガード >期待>微妙
木 カレイドスター >継続
土 マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ >ハマッた
ミルモでポン! >まったり視聴
機動戦士ガンダムSEED >流し見
日 明日のナージャ >継続
クラッシュギアN >バカアニメ、オススメ
デ・ジ・キャラットにょ >つらくなってきた・・・
2003.07.29
おねがい*ツインズ #3 他人かもしれない
脚本:黒田洋介/絵コンテ・演出:くるおひろし/作監:きみしま機智
うはは、けっこう素で笑った。
樺恋が麻郁に泣きついて股間に顔うずめたところに深衣奈と椿が来て誤解されるところなんかは、
それまで樺恋の身の上話でシリアスに盛り上がっていただけに、
そのギャップが余計に面白さにつながっているのがまたいい。
「おね」は前作も含めてその作法が美少女ゲームと比較されて語られる向きが多いみたいだけど、
主人公の男の子の一人称で物語が語られることの多い美少女ゲームと比べて
女の子の側からの視点も入っていて、シュチュエーションの作り方も含めて、少女漫画的テイストがつよいと私は思います。
深衣奈と椿の女の戦いとかモロにそうだし。
あと今回チョっといいなと思ったのは樺恋と深衣奈が階段に腰降ろして会話するとこ、
前後の流れの組み立て方とか、家という舞台を上手く生かしてて関心。
スクラップド・プリンセス #16 川のほとりの二重奏
脚本:吉田玲子/絵コンテ:増井壮一/演出:安川勝/作監:倉島亜由美・小平佳幸
設定説明とバトルの山を越えて、記憶喪失となったパシフィカがフューレという男に拾われ平穏な日常を送るという話
これまでパシフィカに関わったキャラが記憶を失ったパシフィカと再会、
この辺の構成の積み上げ方は上手いなあ。スーピーくんまでちゃんと繋がってるし。
銭湯やら屋台やらやたら日本的なものが出てくるのは原作準拠なんだろうけど、
日常描写の生活臭さがダイレクトに出て設定倒れになってないのはいいね。
蛇足
なんだかんだいいつつWOWOWアニメは、スクランブル・ノンスクランブルに関わらず、過去から現在に至るまで例外を除いて一定以上の質の作品を流している印象が強いです、
個人的に当たりだった作品も「アンドロイドアナMAICO」「リスキー☆セフティ」「Niea_7」「星界の紋章シリーズ」と多い、あと富野作品もあるし。
CSとかUHF局とかここ2,3年で新作を放映する局は増えたけど、中身や質の面であまりいい評判を聞くことが少ない、
一時期に比べると本数は減ったけど、実はWOWOWがアニメに関して優良局なんだと言うことに今更きづきます。
参考:WOWOWアニメノンスク枠一覧
2003.07.27
明日のナージャ #25 帰ってきた裏切りの美女
脚本:成田良美/演出:岡佳広/作監:稲上晃
いままでがウソのようにおもしろいんですけど(笑
昔ホセを裏切った女・カルメンが英雄となったホセとよりを戻そうとひとのいいナージャを利用するという、
日曜の朝から誠にもってどろどろしています。
ホセはカルメンの真意に気付きながらも情に流され、
カルメンもまた英雄の女という望んだ地位を得ながら何故か満たされず、
真の幸福を手にしたとは言い難い。
しかし、ナージャは最後までカルメンの言葉を真実だと思い、
ホセとカルメンがただ幸福を掴んだとしか受け止めていない。
見事に三者がすれ違ってエンド、次週予告からして、これでこの話は終わりなんだろけど、
これまでの作風からするとかなり思い切ったことをした感じがします。
ま、いままでが少しぼんやりとして引っかかりどころが足りない気がずっとしてたので、
先週に引き続きいい感じです。
2003.07.23
おねがい*ツインズ #2 肉親かもしれない
脚本:黒田洋介/演出・絵コンテ:野中卓也/作監:山下裕
前半は主人公達3人の状況をコミカルに描いて、
後半は、風景をじっくり見せつつキャラの心情を追い、しっとりと見せるそのバランスがよかった。
1,2話までで麻郁が突然転がり込んだ肉親かも知れない二人の女の子を受け入れるという物語の導入が描かれたわけですが、
この発端となる設定の作りって上手いよな。
「同居もの」としての納得のいく必然性があって、
かつ肉親か否かという不確定な事実によって
今後の展開が左右される事が容易に想像がつき、視聴者の興味を喚起させることができるわけだから。
キャラ立て、キャラ描写含め演出・作画もよくすべりだし好調、あとはほんとに脚本しだいか。
個人的に副会長がどう絡むかに期待かな。
2003.07.20
明日のナージャ #24 オーレ!太陽の闘牛士とフラメンコ
脚本:成田良美/演出:五十嵐卓哉/作監:桑原幹根/原画に馬越嘉彦
先週、ナージャがスペインでフラメンコ踊るというフリで終わった時に、
「ご当地の伝統を旅芸人が本場で踊ってどうすんねん」と思ったけど、
それが今回、ナージャがフラメンコを習うことになって、ダメだしされつづけるという話になって、ほっとした。
(さすがにスタッフもそこまでうかつじゃないか)
それだけじゃなく、ダンスシーン含めて、作画も力はいってたし、ドラマとシンクロするように
光と影を意識した演出も秀逸、というわけで、おもしろかった。
「フラメンコはただきれいにおどってもダメなんだ、踊り子の情熱が伝わってこないとね」
これ、含みのある台詞だなあ、色々と。
クラッシュギアNitoro
勝がニトロにとけて、どっかに飛んじゃうという、???な展開に面食らいつつも
国府田がでてくると、なごむなあ。
2003.07.19
『コメットさん☆ メモワール・ド・エトワール』 を店頭売りにて入手してきました。
ハードカバーはすごいな、中身は設定資料がこれでもかと詰まっているし、
特にコメットさんの初期設定案が目を引きます。
キャラデザのまきだかずあきさんのインタビューと合わせてデザインの変遷を見るとなかなか興味深いです。
初期のデザインがスポンサーがデザイン案を出してきて没になったり、
やはりスポンサーの要望でリアルな体型だったのが人形っぽくなったりと苦労が伺えます。
後期の変身後のコスチューム(特にP32・33)にはCCさくらの影響を思いっきり感じるのですが、これに決定しなくて良かった(笑
初期のデザインの方が、決定稿のものよりすっきりしているものの、
ぱっと見のインパクトにかけるって感じかな、初期の肉感的なデザインのままだったら、
また違ったイメージのキャラになっていたかもとか、いろいろ妄想が膨らみます。
その他スタッフインタビューも充実。
神戸×おけやインタビューは既出なねたがほとんどでしたが、
中村×佐土原×福島の演出家対談は神戸監督が演出家に求めていたことや裏話がわかって面白かった。
監督助手の平尾美穂さんが「あの」予告と公式の「コメットさん☆にっき」を手がけていたんですなあ。
おけや×まきたの絵本風の書き下ろしもあるし、3900円は一見高いかもしれないがその分の内容が濃いので全く損した気にならない。
作品に対する愛を感じる一冊、コメ☆ファンなら言われなくても買うよね、こりゃって感じです。
「コメットさん☆」は放送終わって一年半ですが、まだまだこの作品は、自分の中でその存在は大きいです。
2003.07.15
おねがいツインズ #1 ふたごが三人?
脚本:黒田洋介/絵コンテ・演出:八谷賢一/作監:奥田淳
とりあえずは期待通り。
欲を言えばきりがないけど、演出的にもいい部類だし、
女の子のキャラクターが地に足のついた感じで、個人的にちょうどいい温度に感じられるラブコメに仕上がってます。
御約束的なえっちさも段階を踏んで嫌味にならないように見せてくれるのも好感が持てる。
前シリーズが前半のコテコテなラブコメから鬱展開に切り替わったので、この先どうなるか予断は許さないわけですが、
自分は前作も前半より後半の展開を見て評価が上がったクチなので、ま、その辺も含めて期待します。
・・・と期待が大きいとぐだぐだになったときがつらいんですが。
草薙の美術(美術監督:佐藤豪志)は以前にもまして気合が入ってる気がします。
写真に写っていた家=風景がひとつの鍵として始まっている物語なだけに影の主役ではあるのかも。
2003.07.13
「クオリティは誰のため」(WEBアニメスタイル7/11編集長のヒトコト)
要約すると一枚絵としてのクオリティはあがったけど、反面、絵の動きや表現の面白さは減ったのでは、という話。
これは受けての特に若いファンのニーズや嗜好に即した結果、こうなったという側面もあるので、現状追認したくはないけど仕方のない変化ではあるんじゃないでしょうか?
自分も「動き>止め絵」という価値観には賛成なわけですが、自分が本格的にアニメに開眼した1988〜1989年頃すでにアニメブームの熱気みたいなものはあらかた終わっていて、アニメ誌もアニメーター特集を組むことも少なくなっていた。(初期のアニメージュが作画スタジオやアニメーターをスター的に取り上げていて、当時のファンもそういう情報を欲していた時期があった)
自分は、そこに少し乗り遅れているので、金田アクションや板野サーカスなんて用語は後知りの知識でしかないので、リアルタイム世代ほど強い思い入れも持てないし、熱っぽくも語れない(その面白さは理解できるけど)
んで、その時代を過ぎて以降どうなったかというと、古いファンが抜けて新しく入ってきたファンの興味や嗜好はクリエーター=アニメーターよりもキャラクターに傾いていった。
ここから自分の好きなキャラをきれいに描くアニメーター=上手いアニメーターという意識が、定着していったんじゃないでしょうか。
この頃から徐々に「止めのクオリティ>動き」という価値観が芽を出し始めたと思います。
わかりやすくいうと80年代までアニメファンの傾向が
「表現手段としてのアニメ」のファン>作品・キャラのファン
だったのが90年代以降ファン層の拡大と変化で逆転して今に至り、後者が圧倒的多数になった現在、「天才的な動きを表現するアニメーター」「一枚絵のクオリティより動きの面白さ」に価値があるという意識はもはや共通項足りえなくなってしまっている(WEBアニメスタイル編集長の小黒さんはこの現状をどうにかしようと努力なされているわけですが)
ただこの辺は年齢や知識に差はあってもアニオタを自認してアニメを見まくってる人間なら、アニメの本質である絵の動きやアニメーターには当然関心があるだろうから、濃度の差はあれその価値は共有することも可能だろうとは思うのです。
ところが現在はオタク全体から見れば、アニメが必ずしもメインジャンルではなくなってしまっている。それとともに絵に対する嗜好がアニメ以外の漫画、ゲーム、小説の挿絵(あるいは同人)といった場で形成され、その要求が格段にあがったことが、アニメに対する「絵」へ要求にも変化を与えているのではないかと思う。
アニメで動かすのには困難な緻密で美麗な絵を描く漫画家やイラストレーターが登場し、16色しか使えなかったパソコンの美少女ゲームのCGは256色から一気にフルカラーで表現可能になり、CGイラストならではの彩色技術が生まれた。そこで醸成された絵に対する価値基準が今度は、アニメにも適用し判断されるようになる。
そういった漫画や美少女ゲームを原作に据えればおのずと原作ファンからは元絵に似ていることが評価のポイントとなるし、下手に動いてくずれるより止め絵で美麗な絵の方を良しとするのが、普通の感覚なのではないだろうか。
本来、アニメにおける「絵」と一枚イラストの絵の上手さや良し悪しを判断する価値基準は、違うものなのにそこがねじれてしまっている。
私見ですが、イラストでは線が多く緻密に描きこまれている絵がいい絵、上手い絵とされる傾向が強いようですが
アニメにおいては(デザイン上)、少ない線でシンプル且つ立体的なもの(動かしやすく表現の幅に自由度がある)が、上手いと思っています。
アニメを見るときはそういう風に見て欲しいなあと。(メダロットの松竹徳幸デザイン最強とか思う私なので)
といっても所詮、絵も好みの世界なので、多数派の需要に流れるのが、必定なわけですが・・・
業界が作画監督やキャラデザだけでなく原画家に注目してもらいたいなら
いっそDVDとかに字幕でココのカットはだれそれ担当とか原画マンの名前出してくれないかなあ。
あるいはオーディオコメンタリーでここは誰がやってくれたみたいなこと言ってくれるとすごく参考になる。(実際に一部そういうのはあります)
で来週のジェッターズのモモちゃんの作画誰?(笑
関連:
編集長コメントに関するとぼふさんの反応
動き以上にその「立体性」の感覚や価値を共有するのは困難なのではないかと思ってしまったり。
いや、自分も究極はそこだと思うんですけど。
仮藻録さんの反応
動きに注目して楽しめるアニメは今でも探せばいくらかあるし、そういう楽しみ方してる人間もいるわけです。
2003.07.11
秋の新番いろいろ情報そろってきたのでちょっと
R.O.D -The TV-
スカパーで9月から先行、地上波(フジ?)もありとのこと。よかった、見られそうで。
今月号のアニメージュの紹介記事で全26話の脚本を倉田氏がひとりで書いてるとプロデユーサーのコメントに有りました。
2クールやるのか、てっきり1クールかと思ってた。
プラネテス公式オープン
10月よりNHK BS2にてサンライズがアニメ化。
>監督:谷口悟朗
>脚本:大河内一楼
>キャラクターデザイン:千羽由利子
>メカニックデザイン:高倉武史・中谷誠一
>SF設定:小倉信也
原作の存在は知ってたけど読んでなかった。でも、宇宙ものは好きだし、このスタッフのメンツならかなりいけそうな予感。
谷口監督のリヴァイアスの一話、地味なSF描写にしびれたのはよく覚えてます。
2003.07.10
ボンバーマンジェッターズ #41 新生!闇のヒゲヒゲ団
MAXとゼロとマイティがああでこうでそうだったんか、うはー
おもしれえなあ、おい。伏線がいろいろ見事につながていってもう驚くばかりです。
予告の女学生モモちゃんの作画すげえいいなあ
カスミン カスミ、仲をとりもつ
脚本:横谷昌宏/絵コンテ:佐々木和弘/演出:西村博昭/中村和久
骨格標本のヘナモンがまさえ先生に惚れて、仙太郎さんと告白を賭けて勝負するという話。
ヘナモンのジョージ骨山のキャラがたちまくりで、起承転結もきれいに収まって面白かった。
最近気に入った「カスミ、飛ぶ」の回(2003.06.11)も脚本が横谷昌宏さんだったのでチェックしとこ。
2003.07.05
ぴちぴちピッチ #14 星空の記憶
ええー、そんな簡単に海斗がるちあの正体に気付いちゃっていいの?
と思ったら海斗が謎パワー発動したら、その間のこと覚えてないようだし
その後、るちあに正体のことを問いただしたふうでもないから、
結局、海斗はるちあ=人魚ってまだ気付いたのはなかったことになったのか?
うーんどうなってんだ。
せっかく海斗が両親の墓参りでしんみりいい話ぽかったのになあ
ミルモでポン! どっちがどっちでどっちっち?
脚本:福田優子/絵コンテ:高柳哲司/演出:そーとめこういちろう/作監:小関雅
人格入れ替わりネタ。
伝統のネタだけど、楓になったミルモがパワフルに動き回って、面白かった。オチも御約束どおりだったし(笑
入れ替わったキャラを演じる声優の頑張りが見られるのもこのネタのおいしい所ですね。
作画的にも割と好みの絵でした。
あと今週からED変わったとおもったらこの先毎週パートナーごとのキャラソン流すみたい、ちなみに今回は楓&ミルモ
2003.07.02
スクラップド・プリンセス #12 二人の姫の戦闘歌
世界を支配する律法とピースメーカー、その支配からの解放のために仕組まれた廃棄王女とそれを守護するためにばらまかれたガーディアン因子を持つ人間たち。ラクエルやシャノン、その両親、レオやウイニアといったいままでパシフィカに関わった人間がそのガーディアン因子をもっていたことが明かされる。
といった感じで、おおよその世界観と構図がはっきりした、面白いのは設定絡みそのものではなくやはり、仕組まれた運命に対するシャノンの憤りや、パシフィカの戸惑い、その仕組みをしって戦いを挑もうとするセーネス、そのセーネスのパシフィカにたいする苛立ちなどキャラの葛藤が設定と絡み合って描かれているからでしょうね。
キャラもたって、テンポよく話も進んで、作画もそこそこ高いレベルで安定、何気に安心して楽しめる作品に成長してます。