雑記帳過去ログ2003.08
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2003.09.02
まっすぐにいこう #1 学校へ行こう!(→公式)
脚本;大和屋暁/絵コンテ・演出:井砥清高/作監:森田奈苗
犬と飼い主のぶっちゃけハム太郎みたいなのの、ちょいオトナ向け(というか原作が少女漫画なわけだが)な作品。
犬の普通の状態(?)の作画が割とリアルで上手いのだけど、コメディタッチのデフォルメに転じた時のギャップが大きくてちょっと戸惑いはしたものの、
ほのぼとした上品な雰囲気と丁寧な作りで、そつなく纏まっていたのではないかと思います。
監督の井砥清高さんは最近だとカスミンなどで眼を引く演出家、最近、みずいろというエロゲのOVAの監督もやっていて、私は未見なのですがこっちも評判いいらしい。
あと
にしてもこの短期放送ってどういう試みなんでしょうね。
これがプロモーションで評判が良かったら後にシリーズ化を考えてるとか?
このクオリティで短期放送だから思わぬ拾い物を見れたという気になれるんだけど、
この内容を低水準で2クールとか一年とかやられるても、すぐ飽きちゃうだろうな・・・
おねがい*ツインズ #7 おもいでづくり
脚本:黒田洋介/絵コンテ:蒼井啓/演出:菅沼栄治/作監:合田浩章
三人で沖縄に行く話、前シリーズで沖縄にいった回とリンクしていて、犬を連れた妄想少女まで出てくるとは思いませんでした。
例によって同じ部屋にお泊りとベタな王道まっしぐらで
水着とかパンチラとかわかり易いストレートなサービスも充実しているわけですが
深衣奈と樺恋が二人でアイスキャンディーなめるところが、えろかったり
酒でつぶれた麻郁をベットに寝かせ深衣奈と樺恋が二人で両側からキスするところなんかそこはかとなくえっちな雰囲気だったりとか
激しくエロ妄想を掻き立たせてくれるてくれるシーンやシュチュエーションの方がむしろドキドキします。
私はわかり易い如何にも喜んでください的なサービスシーンよりこういう方のが好きです。
人形劇風の妄想もおもしろかった。
で?修羅場まだぁ?
スクラップドプリンセス #20
脚本:土屋理敬/絵コンテ:増井壮一/演出:佐藤育郎/作監:渡辺純央・倉島亜由美
廃棄王女の存在そのものが人類を滅ぼすのではなく、ピースメーカーを利用して権力を得ようとする人間が現れることで
ピースメーカーが神罰を実行するようにあらかじめプログラムされてたわけか。
廃棄王女はピースメーカーにとっての脅威であって、人類の脅威ではないってことか。
ま、そうでないとな。
シャノンがゼフィリスを信じて完全体に融合するところはけっこう燃えた。
二人のすれ違ってた気持ちが交差して圧倒的な力を手に入れるってもうパターンといえばパターンなんだけど
やっとゼフィリスの思いが報われたというカタルシスが上手く作用してる。
あと、唇じゃなくて額にキスする控えめなゼフィリスに萌え。
シャノンがパシフィカを庇って啖呵きるとこも良かった。
2003.08.27
ボンバーマン・ジェッターズ #48 激突?!ジェッター星!
脚本:吉田玲子/絵コンテ:小寺勝之/演出・作監/中山岳洋
割とあっさりジェッター星とボンバー星の衝突が避けられたのはちょっと拍子抜け。
前回あんなに盛り上げてたのになあ。
ボムクリスタルを狙うメカードの作戦を阻止しようとゼロとシロボンが協力するというのが縦軸となり
シロボンがゼロ=マイティなのかどうか、どう事実を受け入れればいいのか混乱する様が横軸としてかかれているのだけれど
ここでは、あくまでシロボンとゼロの複雑な関係に比重が置かれている。
危機を前に二人が協力したからといって単純に和解できないというところが、この作品の一筋縄ではいかない面白さですな。
あと4話、どうなるミスティ!(気になるのはそこかよ自分)
2003.08.26
フルメタルパニック?ふもっふ
#1 南から来た男
脚本:賀東招二/絵コンテ:武本康弘/演出:北之原考将/米田光良
#2 空回りのランチタイム
脚本:志茂文彦/絵コンテ・演出:山本寛/作監:池田和美
原作は読んでませんが、WOWOW版は見ていました。
細かい設定や本筋となるストーリーを飛ばしての
宗介とかなめのカルチャーギャップどつき漫才学園ラブコメに絞った構成って
たぶん、フルメタの一番美味しいところなんじゃないかなー。
でもそこに溺れることなく作画は動きまくりで、ギャグの間もテンポもよく、文句の付け所のない出来。
なにより、動かすことで面白く見せてるとこがいいです、電車に飛びのるところは爆笑しました。
#2コンテ・演出の山本寛はハレグゥやってた人なのかなるほど。
スクラップドプリンセス #19 母の嘆きの無言歌
脚本:吉田玲子/絵コンテ:笹木信作/演出:園田雅裕/作監:芝美奈子・江森真理子・ハットリマスミ
パシフィカが捕まったと知り、穏やかだったシャノンの顔がだんだん凶相をおび、
とげとげしく周囲に敵意を剥き出しにしていくのが痛ましい。
一方パシフィカは牢屋に入れられ、隣の牢に入れられていた自分の母親と邂逅を果たす。
お母さんはパシフィカが自分の娘だと気付くが、記憶を失っているパシフィカは、お母さんといろいろ話しても
気付かないというより、気付きようがない。
娘に会えたことで安心したのか、衰弱していたお母さんは、命が果てることを自覚しパシフィカに「お母さん」と呼んでくれるように頼む。
パシフィカは戸惑うが、いよいよ命つきようとする女性を呼び戻す為に必死に「お母さん!」と叫ぶ。
しかしこの「お母さん!」という呼びかけも相手が母親だと自覚した上でいった「お母さん!」ではなく、
同時にパシフィカは「パメラ」となのりお母さんは娘の本当の名前を知ることが出来ず、名づけることの出来なかった娘の名を仮の名でしかよべない。
そして両人ともその事を知る由もない。
パシフィカとその母親の距離は、出会って話をしてすぐそこにいたにも関わらず、最後まで縮まることがなく、永遠に終ってしまう。
牢と小さな窓があるだけの壁で隔てられているという二人の置かれた状況がそれを象徴し、なんともやるせない。
パシフィカが記憶を失っていなければ、状況から隣の牢にいた女性が母親だと察知できたかも知れないのに、と考えると、この結末が、さらに重く感じられる。
記憶喪失自体安易に使われがちで、生き別れた母親と再会>最初は気付かないが最後には分かる、みたいな泣かせパターンもよくあるけど、そのふたつを組み合わせてこういう事ができるのかと関心する。
先週まで、そこそこユーモアを交えていたのが、ストーリーの進行に伴って深刻さが増してきました。
ここまで来ると、ドラマに完全に引き込まれてしまっているので、キャラの行く末がどうなるのかとにかく気になります。
おねがい*ツインズ #6 恋愛同盟
脚本:黒田洋介/絵コンテ・演出:くるおひろし/作監:きみしま幾智
麻郁を「好き」という気持ちを自覚し「肉親」か「他人」かで揺れ動く深衣奈と樺恋。
サービスシーンは少なめでシリアスモード。
いまさらですがモノローグ多いですね、このアニメ。
麻郁にキスしたことを深衣奈がごまかすに至る葛藤とか
わかり易くて良いのだけど、分かり易すぎて、ちょっと不満かなあ、
芝居や演技から読み取る楽しみをそいでしまっていて。
なんで葛藤するのかというところをほとんどモノローグで説明してしまうのだけど
わざわざ説明されなくて、三人の置かれた状況がわかり易いのでいい加減、過剰に感じてしまう。
モノローグが一種作品のスタイルというかムードを決定付けている部分もあるので、全面的に否定するわけではないけど。
どちらにしても、全12話の半分でお膳立てが完成、はっきり言って勝負はこれからでしょう。
2003.08.25
ネタ的に古いですが
放映直後にDVD化、アニプレックスが映像ソフト商品化で新手法
>第1弾として9月からCSチャンネル、10月から地上波でそれぞれ放映の始まるアニメ作品のDVDを10月中に発売する。
>視聴者の作品への関心が薄れないうちにパッケージ商品を投入することで、販売の拡大につなげる。
「R.O.D TV 」自体は期待作ではありますが、速攻DVD買うかというと、わからないです。
仮に出来が良くて好きな傾向の作品だったとしても4話そこそこ見ただけで
TVシリーズのDVDを買うことを決断できないよ・・・と思ったんですが
はて、他の人はどうなんだろう?とちょっと考えてしまった。
自分は放映中にリリースされるDVDを買うということがあまりないです。
とにかく金がかかるので、例えどんなに放送中作品を楽しんでていても、最終回まで見て、
本当にその作品が自分にとって、名作かどうかを見極められないと手が出せないというのもあるし、
結果的に最終回がキレイに纏まって終ったことで、中途の不満点を打ち消して作品評価が上がり、
急激に欲しくなる場合も多い。(その逆はもっと多いかも)
なので私は最終回を見ないで、TVシリーズのDVDを毎月買うというのが、怖くて中々できません。
という理由から単巻リリースを買うよりBOXの方が性にあっています。
BOXは一度に数万単位の金を払わなければならないので、金銭的に確かにキツイ。
毎月発売するものは金銭的に計画を立てやすいというのも利点だし、
途中で買うのを止められるというメリットもあるんだろうけど、
途中で買うの止める方が、なんか無駄金を使った気がしてしまう。
それなら、悩んで悩んで悩みぬいたうえで、BOX買いをする方が、消費としては気持ちがいい。
それに買うと決めた以上、作品的価値判断は自分の中で完結しているので、
後悔とか損とかありえないというのもあります。
(あ、でもこれってLD-BOXを買ってた後遺症かも・・・)
というのが私なりのTVシリーズのDVDを買う時のスタンス(?)なんですが、
世間的にはどうなんでしょうね。
2003.08.24
ぴちぴちピッチ #21 小さな初恋
脚本:早川正/絵コンテ:鈴木敏明/演出:鈴木勝利/作監:Bang Seung Jin
あれれ?なんか「まとも」に面白かったんじゃないか!?
今まで単に天然だったのが、「ぴちぴち」の何が面白いのか掴んだ上で
バカアニメとしてキャラがいきいきと暴れている、そんな感じ。
ワイドテレビに執着するリナと、るちあ達のものまねをするユーリがかなり笑えました。
これまでリナのキャラだけはどうにも作品内でのすわりが悪かったのが、
今回、ちゃんと冷静にボケやツッコミをしてギャグに組み込まれてたのもうまかったかなと。
明日のナージャ #28 すばらしき人生!光と影を見た男
脚本:成田良美/演出:
45、46話登場のホセとカルメンの完結編。
まさかホセがあんな理不尽な死に方するとは思いませんでした。
おいおい、いいのかよ!と思ったけど、昔はこういうヒドイ死にオチのつく話は
子供向けとはいえ容赦なくやっていたような気がします。そしてトラウマになる(笑)
いや、いいことだ。
にしても面白いなー
最近ナージャが面白くなってきているのは、
ナージャ=太陽という位置付けにして、サブキャラの生き方を照射し、
ナージャの目を通して人生の光と影を視聴者に見せる、
という感じに作品の方向性というか指針がはっきりしてきたからなのではないかと思います。
2003.08.20
ボンバーマンジェッターズ # 47 それはそれは恐ろしいメカード
脚本:まさきひろ/絵コンテ:小寺勝之/演出:菊池康仁/作監:海老沢幸男
プロトタイプMAシリーズ登場、
ボムクリスタルを手に入れるためジェッター星をボンバー星にぶつけようというメカードの計画で、いきなり壮大にピンチに。
うーん、かなり急ぎ足になってきた感じ。
ゼロがマイティであることを認めないシロボン、
マイティがジェッターズを止める気でいたことを知り、ショックを受けるバーディ、
この辺もうチョットねちっこく描いて欲しかったかな。
あと5話。
2003.08.19
おねがい*ツインズ #5 女の子はすきですか?
脚本:黒田洋介/絵コンテ・演出:八谷賢一/作監:奥田淳
麻郁にホモ疑惑を抱く樺恋と深衣奈が麻郁に色仕掛けをするという話。
今のところコメディとして十分面白いわけですが、きっとこのままでは終らないんだろうなあ。
むしろそれをl期待しているわけですが。
スクラップドプリンセス #18 路地裏の哀歌
脚本:名田寛/絵コンテ:増井壮一/演出:山本秀世/作監:津幡佳明
冒頭の風呂桶が上手い。
フューレと過ごした平穏な日々の象徴、その崩壊の暗示なわけですな。
たまごの取り合いや女装やら、いつものお気楽ネタが途中に挟まっての
フューレ玉砕、硬軟織り交ぜて見せ場も多い。
ここ2回のフューレとパシフィカの微妙な距離での蜜月が結構好きだったので
フューレ死亡は、なんか切ないなあ。
2003.08.18
光希桃さんの感想率調査結果
一位はおねがいツインズ。UHF局が見られないウチは少数派なんですなー。
明日のナージャ #28 危険なプリンセス
脚本:景山由美/演出:岩井隆央/作監:青山充
王子さまが現れることを夢見る(電波入り気味な)ローズマリーの話
主人公としての運命を約束されたナージャと所詮脇役で決してお姫様になり得ないローズマリーという構図が、
何かににてるなあと思いいたったのは、「少女革命ウテナ」の黒バラ編、
深く、もっと深くといいつつ、ローズマリーがナージャにデュエルを挑みそうな話でした。
ココ最近のナージャは前半の迷走を考えるとやはり確実に面白くなってます。
2003.08.16
杉の木工房さんのおねがい☆ティーチャー 感想
前半と後半で評価がかなり変わるところなど自分の抱いた感想と共通項が多いです。
特に主人公と先生の話より、縁川小石の話の方がいいという点には激しく同意。
(自分もどちらかというと主人公には感情移入できず、小石に感情移入して見ていました)
あと美少女ゲーム的視点での見方が興味深いです。
もしおねティが美少女ゲームだとするとメインで主人公に関わる女の子、
先生、小石、苺にフラグが立ちシナリオ分岐、それぞれにハッピーエンドが用意されるという風になるのだろう。
だから小石シナリオ分岐プリーズ!という気持ちもわからなくはないです。
が、アニメは美少女ゲームと違って、受け手は物語に介入できないし、シナリオを分岐させることも出来ない。
そのためどうしても、客観視点に追いやられてしまうが、小石の失恋話は、あくまで客観視点に立たされるからこそ、切なくてきれいに映る。
小石に感情移入してしまうのはやはり失恋してしまうからこそ、なんですよね。
主人公(プレイヤー)がどの女の子とも関係がもてるマルチヒロイン、マルチエンディングが美少女ゲームの特徴であり面白さではあると思うが、この美少女ゲームの特性は、アニメ化する際には、強引に一本道のシナリオにしなければならないという枷になってしまっている。
しかし、アニメ用のオリジナル企画として起こされたおねティは、主人公の恋人になる役を先生ひとりにしぼり、小石や苺は初めから主人公との恋人関係ではない役割をそれぞれ担っている。だからこそ、マルチエンドを強引にまとめたようなストーリー的破綻はないし、それぞれのキャラはその役にそった魅力を十分にかかれている。
ま、これはアニメとしてはごく普通な作劇なのだけれど。
ええと、だいぶとっちらかってきたけど要するにおねティは、美少女キャラや萌えという時代のニーズに応え、
美少女ゲーム的作法を用いながら、古典的な恋愛モノ、青春モノの文法で上手にまとめられているということです。
この作品って美少女ゲームとアニメの文法の差を考える上で、非常に役立つ作品だったりするんではないかと思います。
2003.08.13
ボンバーマンジェッターズ #46 ボムクリスタルの秘密
脚本:前川淳/絵コンテ:小寺勝之/演出:吉田俊司/作監:あべたくじ
マイティも手に入れていなかったという七つめのボムスター、ボンバー星の源・ボムクリスタル、
そしてシロボンにゼロ=マイティだと知られ、これまで張られた伏線がかなり消化され
いよいよラストに向けて話が動き出そうといった感じ。あまり話が進まず少しまだるっこしいかも。
全てを悟りつつ、ゼロに対して態度を決めかねているミスティがなんか切ないです。
彼女ががどういう道を選ぶか気になるところ。
2003.08.12
本日、近所の中古ビデオを扱ってる店で、
世紀末リーダー外伝たけし!(ジャンプ・スーパー・アニメツアー’98上映作品/全員サービスビデオ非売品)
を発見。
は?たけし?原作者が事件起こした例の?とかいって引かないでください(苦笑
これ、なんと監督が大地丙太郎だったのです。(証拠)
ということで速攻ゲット、いやだって¥480しかしなかったし・・・
ググってみたら、さすがにこの作品について書かれてるページがなかったので主要スタッフリストも沿えてレビューします。
以下レビューへ
2003.08.09
好事の宅さんが最終回記念で満月たん描いてくださいました。
なんか、名指しでもらっちゃいましたよ、ありがとうございます。
2003.08.08
光希桃さんから以前行われた感想率調査の依頼がまたきたので、今回も協力。
今回は7月の改変に絞ってのものですが、ウチはおね2しかみてない、つーかみれない(高橋留美子劇場は視聴可能だけど、一話見てスルーした)
なので、あまり意味ない気もしますが。
2003.08.07
ジェッターズの#45を繰り返し見てます。見返すたびに発見があってその度にうならせられる。
ボン婆さんがゼロに「渡したいものがある」といって修行の塔に行かせ、シロボンと引き合わせる。
ボン婆さんが何故シロボンとゼロを引き合わせようとしたのかは
Bパートあけてカットバックでゼロがシロボンに正体を明かしても苦しめるだけだと言ったのに対して
ボン婆さんが「お前の知っている、シロボンじゃない。」と答える所でわかるように構成されている。
ボン婆さんがゼロに渡したかったものは、もちろん「成長して変わった今のシロボン」
死んで時がとまり変わることのないマイティ=ゼロ、と残されて時間とともに成長したシロボン、
思い出と現在の対比、時の隔たり、そんなものが台詞の端々にあらわれて切なさ倍増。
ゼロ「マイティのいいとこはないのかい?
シロボン「そんなのいっぱいありすぎだよ・・・・ありすぎだよ」
ゼロ「兄さんに会いたいかい?」
シロボン「無理だよ・・・死んじゃったから無理なんだ」
只でさえ傑作エピソード満載なジェッターズだけどこれも正に珠玉だな、残り7話か。
2003.08.06
おねがい*ツインズ #4 きみにやさしく
脚本:黒田洋介/絵コンテ・米田和博・井出安軌:演出わたなべぢゅんいち/作監:大河原晴男
深衣奈と樺恋がバイトを探すだけの、ほのぼのとしたコメディ
話としてはつなぎっぽいけど、キャラのやり取りが面白いし、ちょっとクサイとこもあって、
黒田センセのいいとこが前面に出ています。
しかしお風呂シーンと裸は多いなあ。
こういうサービスカットの見せ方って、この手の作品じゃオトナしい方で、
あざとくはあるけどさほど嫌味には感じないのだけど、
個人的にはどうでもいいんだよな。
直接的なエロよりもっと枯れた感じで「穏やかな世界」を追求して欲しい(笑
ボンバーマンジェッターズ #45 ゼロとシロボン
脚本:吉田玲子/絵コンテ:小寺勝之/演出:上坪克樹/作監:吉川美貴
しびれました。ため息が出るほどに。
シロボンがゼロにマイティとの思い出をあれやこれやと語り、
ゼロはマイティの記憶を取り戻したことを気取られまいとあたふたする、
二人のやり取り自体の面白さとともに、
会話の裏にあるシロボンとマイティ(ゼロ)の兄弟の絆が
風や雪など自然現象で叙情性たっぷりに描かれる。
テンションをあげることなく、じわりと感動が広がっていく作りが最高。
細かいとこですけどゼロが空缶に投げたボムの煙が風になびいてかき消えるとこの、煙の作画がすごい良かったと思います。
好事の宅さんの「満月をさがして」評
読んでたら、全話みなおしたくなっちゃいましたよ。
私も個人的に傑作と信じるひとりですので支持者が増えるのはうれしい。
2003.08.04
ぴちぴちピッチ #18 幼い訪問者
ゲストキャラの芽流が可愛かったです、かなりまきたっぽさがでててよかた。
一回きりはもったいないのでまただしてほしいな。
明日のナージャ #26 フランシスの向こう側
脚本:金春智子/演出:細田守/作監:川村敏江
ナージャでは3本目となる細田演出。レイアウトとか覗き見視点とか相変わらずでした。
細田演出はえてして作品全体から浮いてしまうけれど、
今回は、ナージャがフランシスと思っていた人物が黒バラだったというインパクトのあるオチが用意されていることと
先々週からのちょっとオトナなムードが漂った話の流れがあって、かなり効果的に「細田回」が配置されたんじゃないかと思います。
ちょうど2クール終了の折り返し点に来たところで、「ナージャ」の作品の方向性に変化が見えてきた感じ、
悪くないです。
2003.08.03
WEBアニメスタイル8/1更新 編集長のヒトコト
「穏やかな世界」とファンの年齢の相関といった感じの話。
いわゆる美少女系の作品が、特に最近のその出自はギャルゲーだったりエロゲーだったりすることが多い。
でエロゲの多くが恋愛モノなので必然、舞台設定が学園や日常世界が多くなるので、
バトルとは無縁の作品が多くなってるだけだと思います。
また美少女ゲームはそのシナリオテキストの大半をキャラ同士の他愛のない日常会話に費やして、
キャラへ感情移入を誘う作品が支持を集めている。
そして、その美少女ゲームを一番支持しているのは、やはり若い層であるから、
「美少女系」→「穏やかな世界」→「高年齢層(ヘビーユーザー)の支持」となると異論をはさみたくなります。
だからといっておっさんが「美少女系」に含まれる「穏やかな世界」を求めていないとも思わない。
その辺は小黒編集長の考察どおりだと思います。
つまるところかなり広い層に「穏やかな世界」が求められている、
そのため「うる星」的なドタバタラブコメの多かったアニメが、
美少女ゲーム的な作法により近づいたってこと何じゃないかと。
ちなみに個人的な感覚でいうなら作品個々の中身は別として「穏やかな世界」は好きです。
そういうのに安らぎを求めていることは否定しない。
それこそ、「クリーミィマミ」や「マジカルエミ」の頃から、好きだったとんじゃないかな、
むしろ「うる星」的なものの方が苦手だったような・・・
(ああそうか、やっとわかった、名作劇場っぽい美少女モノが好きなんじゃん自分)
うーんでも、そういうのでない「燃えて泣ける作品」を求めてないかといわれるとそうでもないんだけどな
「ジェッターズ」なんか笑えて燃えて泣けて、難しいこと考えずにスカッとできる、これはこれで気持ちいい。
クラッシュギアやエアマスターなんかもそうだし。
けれど「燃えて泣ける」作品はマニアック系ではここ最近皆無というのは確か。
今なら例えば「美少女のいる穏やかな日常世界」を描いているわけではない
「ガドガード」「ステルヴィア」「ウルフズレイン」「テクノライズ」などのマニアック系の作品は
どれもドラマティックな燃えて泣ける展開が用意されているわけでもなく、
隠されている(らしい)謎やテーマを延々あかされることもなく話が進行(?)して
見ててすっきりしない作品ばかり。
むしろそういうのをかったるく感じて見ていられないのが、「おっさん化」なような気がしなくもありませんが。
難しいこと考えずカーっと血の温度が上がっったり、涙腺の緩むようなアニメは今でも見たいんですよ、
そしてそういうのが見れるのは今のとろこキッズ系が一番可能性が高い。
自分がマニアック系を半ば放ってキッズアニメを熱心に見てしまうのはそんな理由からなのだろう。
参考:仮藻録さんととぼふさんの反応