雑記帳過去ログ2003.10
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2003.10.31
MOON FASEさんの新作アニメ予定表をみていたら
>ザ・ムーン 監督 : 神戸守 / シリーズ構成 : 吉岡たかを
という記述が。
ソースが定かでないのでまだ企画段階なのかな?
「ザ・ムーン」について調べてみた結果、どうやら1972年に発表されたジョージ秋山作の異色ロボット漫画だそうで、感想とか書評読むとかなりの問題作というかカルト作らしい・・・監督・神戸守ということで、当然期待するわけですか、さてどうなることやら。
2003.10.30
R.O.D −THE TV− #3 神保町で逢いましょう
脚本:倉田英之/絵コンテ:舛成孝二/演出・作監:細他直人
今回もまったりしてそれでいて、コクのある面白さ。
特に大きなドラマがあるわけでもアクションがあるわけでもないのにどうしてこんなに面白いんだ。
神保町に関しては、OVAの一話でも、かなりリアルに再現してましたが、今回も美術が頑張ってくれてすごいことに。トトブックスも再登場で、思わずにやりとさせてくれる。
文系アクションとかどこいったんだかという気もしますが、愛書狂はR.O.Dのメインテーマですから、むしろこれは本筋か。小説版もそっちのネタのほうが筆のすべりがいいし(笑
神保町は学生時代ちょこちょこ遊びいってたんですが、久しぶりにまた行きたくなってきました。
(もしかして誘導なのかこれは?スタンプラリーなんてのもやってるし、タイムリーすぎ)
一方で今回は今後重要人物となるであろう「読子」という人物をねねねを通して描く話だったわけで、ねねねがアニタを読子のビルに連れて行き、読子について語るくだりや、神保町の書店のおやじたちがミシェールを読子と勘違いして、ねねねがそれにぬか喜びしてしまうなど、読子がどういう人物でねねねとどういう関係なのか、説明的になりすぎず興味を引くように描いて、他メディアのR.O.Dと読子を知らない視聴者にも、とりあえず、ねねねにとって読子がどれぐらい大切な人かは、それとなくわかったんじゃないかと思うんですが、どうでしょう。
もとを知ってると、終始にやにやしっぱなしでみれるんですけどね、これが。
最後のグラサンの女性とかもOVAででてきた某ドジッ子じゃないの?とびっくりしてみたり
ねねねが編集部で話している時のシーンが実に秀逸、ファンレターの数の差によって新人作家と対比して描かれるねねねの作家としての現状や、無礼な西園先生の行動に担当編集が、すまなそうに「悪いね」というジェスチャーをしているなど描写の細かさはさすが。前半の三姉妹が部屋を使わせてもらう事になって掃除や洗濯をする日常シーンの穏やかさもいい。
この2話と3話だけで三姉妹とねねねのキャラは細かな描写の積み重ねとダメ人間ぶりですっかりキャラが立ってしまっているので、あとは、今後どう物語の本筋が展開していくかにかかってきたなという感じ。カタギじゃないハトやらいろいろ伏線も張ってきているので、その辺も見所かも。
無人惑星サヴァイヴ #3
SF的な設定とかリアリティとか突っ込みツッコミどころが多すぎても、その辺のことをこの作品に期待するのは一話の時点で諦めたので、まあいいとして、着陸までの過程にもう少し緊張感と説得力があるといいんだけどなあ。あと置かれた状況の割にみんな楽天的過ぎな気が、シャアラあたりをもっとガタガタおびえさせるべきなんでないかと。
ハワードが自分のせいでシャトルが切り離されたとわかってか、必死で他人に責任転嫁しようとするのが、ベタで可笑しかった。何だかんだいってもこいつが話をかき回してくれそうだ。
2003.10.24
zetialさんリンクありがとうございます。
R.O.DのOVAもオススメなのでぜひ見てみてください。
舛成監督作品は、OVAやWOWOWが多くて今までココロ図書館ぐらいしか地上波TV作品がなく、実力がある割にマイナーな人というポジションが続いていた印象があります。
作品歴みると、あかほりさとる→黒田洋介→倉田英之とオタ系としてはメインストリームの脚本家の作品ばかりやってるんですが、
一応、舛成作品として一押しなのは「リスキーセフティー」です。
キャラの仕草や芝居の細やかな描写が地味に萌えるアニメ、ほのぼのまったりとしては究極なんではないかと。
あと絵コンテ・演出で「おねツイ」の井出安軌さんや「ジェッターズ」の小寺勝之さん、中山岳洋さんなどが参加してて今見るとかなり豪華な顔ぶれです。
「リスキーセフティー」の時もそうだったんですが、「R.O.D −THE TV−」も2話を何度も見返してます。
舛成作品の舛成コンテ回は不思議な心地よさがあるんだよな。
2003.10..23
R.O.D −THE TV− #2 ダメ人間ども集まれ!
脚本:倉田英之/絵コンテ:舛成孝二/演出:吉本毅/作監:千葉崇洋
一文無しの三姉妹がねねねのマンションに居座ろうとするという話。
一話とうって変わって紙アクションなしの会話劇なわけですが、三姉妹の迷惑千万なまさしくダメ人間っぷりとそれに振り回されるねねねのやり取りががテンポよく、それだけで十分面白かった。
会話劇というものの、みんな寝転がったり本を読んだり、誰一人、きちっとした姿勢をとらずにだらけた雰囲気でしゃべり、それに合わせてキャラの芝居付けやレイアウトもきっちりと凝っていて隙がない。紙作画がなくても全然手抜いてないです。
前半は三姉妹の生活無能者なダメ人間っぷりがメインだったわけですが、それだけで終らず、後半、三姉妹に散々な目に合わされながらも、その過程で、ねねね自身の孤独感をさりげなく描写して、ねねねが三姉妹を何だかんだで気に入り家に置いてやる理由を演出でそれとなく見せてしまう手腕も際立つ。
ねねねにしてみれば三姉妹はしつけの悪い犬を、ちょっと寂しいから飼ってやろうぐらいの気分なんだろうな(笑
「アンドロイドアナMAICO」「リスキーセフティー」「ココロ図書館」と、アクションものよりまったり系の作品が多い舛成監督の本領発揮といった感じで、舛成ファン的には今回の方がアクションメインよりもいいぐらいです。
会話劇とアクション回をある程度バランスとって交互にやるなら、一粒で二度美味しい作品になるんではないかと期待。
さて、作品が始まる前に三姉妹のキャラ絵を見たときの印象は今ひとつパッとしなかったんですが、動き出して見たら、これがかなり好印象に変りました。
マギーが「あずまんが」の榊さんっぽいというのはある程度予想ついていて、案の定、無口でぼーとしながら、行動や仕草が愛らしかったというのは、まあ、そのままなんですが、ミシェールのキャラがあんなだとは全くの予想外。
発想と行動が天然なんだか計算なんだかわからない無軌道ぶりで話をかき回してくれて、パッとしないどころじゃないキャラ立ちっぷり、ねねねに顔を思いっきり蹴られて「あひぃん」とかいったり、もっとおっとり系のありがち長女かと思ってたんで凄いギャップが(笑)
アニタも、全く媚を売らない仕草や生意気な態度が逆に可愛い。
確かにみんな動くと可愛いや、うーん、でも、なんか可愛いというより、親近感がわくってかんじかな。
あと、蛇足ですがDVDのコメンタリ−によると「倉田亭眼鏡」は「がんきょう」と読むのが正しいそうです(笑
無人惑星サヴァイヴ #2
順調にというか強引に遭難。
避難用シャトルの操縦席をメカオタクと嫌味男がいじって・・・という展開もお約束通りだ!
なになに、これからですよこれから、おもしろくなるのはね。
ああ、そうだ、後、重要なこと忘れてたけど、こういう作品でラブなカップリングは必須要綱なので、その辺頼みますよ米村正二様!
2003.10.22
とぼふさんのbook markより
ガンスリンガーガール原作一巻の感想
>「狙って」やってるとか、「悪意」があるようには見えなかった。作者は純粋にああいうのが好きなんだろうと思った。
>だからこそ、「悪意」がある以上に質(たち)が悪いと言える。
狙ってるとか悪意があるとかいうのは、おそらく私が雑記で書いてたことかな(笑
私はあの設定が単に作者のストレートな欲望だけでないと願わずにはいられないんです。
でなきゃ嫌過ぎ。
2003.10.21
「R.O.D −THE TV−」のDVD第一巻を購入して参りました。
えー、以前に買うかどうかわからんというようなことをいった気もしますが、忘れてください。
だってだって「全話オーディオコメンタリー」が付くんですよ!
買わないわけにいかないじゃないですか!
そんなわけで、さっそく2話から視聴、さらにコメンタリーを聞きました。
(2話の感想は地上波放映が明日になるので明日に回します)
コメンタリ−は倉田&舛成、ゲストにアニタ役の斉藤千和さん(ココロ図書館のこころ役、即ち舛成三姉妹アニメ三女占有率100%)
OVAのコメンタリ−は野郎だけででむさかったけど、今回は声優さんも入ってちょっと華やかさがUPしてます。
が、倉田&舛成は、今回もだらだらしてました(笑
コメンタリ−いいです、同じ作品を二度三度楽しめるという点で、DVDの特典としてこれほど有用なものはないんじゃないかと思います。出来の悪いフィギュアとか別にいらないしね。
2003.10.20
そーなんだ!#3
なんつーか今回出てきたユリイカストーンの設定(一つ取ったら全部片方のグループのものになる)は、最後の隠しダマに取って置くべきものだったんじゃないのかなー
勝ち組み、負け組みを決めて片方を徹底的に連敗させて、最後にええーっとくるように。
ルーチンで同じパターンの話しを繰り返してつけてこそ意味のあるオチを先出しされてもねぇ。
せっかく面白くなりそうな舞台立てだったのにこうもあっさりダメにしてくれるとは、困ったもんだ。
2003.10.18
発売中のPALETTA 2003AUTUMN Vol.9(エンターブレイン刊)にR.O.Dの記事として6p、舛成監督とキャラデザ・総作監の石浜真史氏の共同インタビューが掲載されていたので購入。
面白かった部分をちょっと抜粋
>舛成:竹本泉と遠藤淑子と桑田乃梨子、この三つが僕達のキーワードなんです(笑)僕も彼もこの三人の作家が大好きで。(後略)
>−そういえば、倉田さんはアニタを竹本泉風にしてほしいと注文されたそうですね。
>石浜:うん。マギーは「ぴんぽん5」?
>舛成:「卓球戦隊ぴんぽん5」の蒼ですね。ミシェールはね、微妙なんですよ。彼女の性格はエヴァンジェリンなんですけど。自分の感情にウソをつかないというところで。でも倉田さんは違うかもしれないですね。まあ、そんな感じで、最近流行の「萌え」とはえらいかけはなれていくわけです(笑)。
>舛成:アニタは動いたら異常にかわいいんですよ。と、思っているのはたぶん年くった僕らくらいだろうね(笑)。
>石浜:そういうことなんですかね。
>舛成:うん、ぼくはR-30指定っていってる。(この続きがまたおもしろいが長いので略)
竹本泉と遠藤淑子と桑田乃梨子の名前が出てくるとは思わなかった。そらR-30指定にもなろうて(笑
ちなみに三人とも少女漫画家です、竹本泉は有名かもしれないけどあとのふたりは「花とゆめ」読んでないとわからないんじゃないかなあ。
自分も、諸作をちょこっと読んだことがある程度で詳しくはないですが、共通点としていえるのは、キャラ同士の会話の独特な味で成り立ってるところかな(違うかも)
以前TV版は「やっぱり猫が好き」になるといってたけど、やはり2話以降はあまりアクションやらずにだらだら会話する話になりそうです。
おそらく今の萌え文脈から思いっきり外れていきそうだけど、むしろそこに萌えな感じだ。
あとOVAのコメンタリーで倉田氏が悔しがってた読子ナンシーの指オシするシーン、石浜氏と舛成監督の共同で出来上がった過程が詳しく述べられていて舛成監督の演出スタンスが良くわかって面白いです。
というわけで全国の舛成ファンは買いです。
何人いるか知りませんが。
ぴちぴちピッチ #29 仮面の告白
新作にかまけてる間に、新敵二人組みが登場したり、新曲、新コスチュームが投入されたり
今週からOP、EDが新しくなったりと動きが激しいです。
で、今回の話がるちあたちが人魚姫の劇をやることになって、劇の最中襲ってきた水妖を歌って撃退
それもまた、アイドルステージのように誤魔化して、せかくもらった新曲は、水妖に使わず、観客の為だけに歌うという罰当たりっぷり。
いい具合にいつものバカアニメになってて満足。
その他プラネテスとかハガレンとか面白いよー。
仕事が丁寧で話しが面白くて突っ込みようがないので、見て満足して終ってしまうよー
なので時間がないので割愛。
プラネテスもハガレンも注目度高いから
ウチは今期はR.O.Dの応援に力入れるかなー。
2003.10.16
R.O.D −THE TV− #1 紙は舞い降りた
脚本:倉田英之/絵コンテ:舛成孝二/演出・作監:石浜真史
期待通りというか期待以上、すげー
完成度の高かったOVA版の作画にも見劣りしないレベルで驚きました。
アニメ的ハッタリでガシガシ動くのは気持ちいいなー
しかも、紙使い能力の遣い方は読子さんより派手でかっこよくなってるし。
アクションが目に付くけど、会話のやりとりや、表情や芝居のつけ方、三姉妹の部屋の描き込み、胸の強調の仕方(笑)など
表面的なストーリ展開とは別の細部の密度の高さは、如何にも舛成監督らしい。
背景の本のタイトルがけこー遊んでて笑えます
「天地無用書」「橘的演出目標」「舛成的監督世界」とか
スタッフがらみのネタが目に付きました。
読子さんの出番があるのかどうかが一番気になっていたのですが
ねねねが失踪した読子を探しているというのが縦軸になって展開しそうなので、期待していいんではないかと。
とりあえず、読子さんて誰?という方はOVAを、ねねねってだれ?という方は小説を読むことをオススメします。
OVAや小説版を知らなくてもおいてけぼりにはならないように配慮されているとは思うんですが、
ねねねが何者で、ロケットの写真の人物が誰なのかとか、予備知識持ってみるとよりいっそう楽しめると思います。
ちなみに読子とねねねは相思相愛です(笑
なんかすげー宣伝臭いことかいてるけど、R.O.Dに関しては作品的にも好きだし、舛成信者なもんで。
無人惑星サヴァイヴ #1 転校生、ルナです!
脚本:米村正二/絵コンテ:矢野雄一郎/演出:辻泰永/作監:中路景子
一話から漂流するのかと思ったら違った、けっこうノンビリ進行?
主人公が転校してきて、高飛車なお嬢様っぽいのや、眼鏡っ子や、博士っぽいのや、オヤジの権力を傘に着たいじめっこに、いじめられっこ、ニヒルくんといかにもお約束な設定のキャラガこれまたわかりやすい展開で登場。
でも、脚本の構成が上手くてベタであるが故に安心して見られた。
主人公のルナが、幼い頃事故で父親に命と引き換えに助けられたことが冒頭で語られるのも、ベタだけどルナの行動に説得力をあたえていて、つかみとしていいし。
はっきりいってこういうの好きです。
マッドハウス×テレコムのタッグということで、キャラデザ的にも、作画スタイルにしてもかなり好みだし、まずは期待通りかな。
矢野雄一郎監督というと、同系統の「パタパタ飛行船の冒険」という作品が今一歩だったのですが
それとと比較してみると、キャラの描き方に少し今風のコミカルさが加わって
心理描写(特に眼鏡っ子のシャアラ)も上手くなってるんじゃないかなあという印象を受けました。
クラッシュギアNitro #35 森の用心棒
脚本:吉田伸/絵コンテ・演出:菱川直樹/作監:しんぼたくろう・高橋真一
いつも楽しみにしている国府田主役回、いつにもましてぶっ飛んでた。
もはやスタッフ側も国府田で遊んでいるとしか思えないなー。
のっけから西部劇パロではじまったかと思ったら、アライグマに落としたギアを盗られるわ、
そのアライグマは森を乱開発する悪党とギアファイトしようとするわ、
国府田のギアは国府田のいうこと聞かずアライグマに味方しようとするわで
強引な展開を力技で進めて、最後は国府田と悪党の西部劇風ギアファイト。
ムチャクチャだけど、弱きを助け強きをくじく国府田の一匹狼な戦いに、胸のすく面白さでした。
国府田は完全に主役くっちゃってます。
2003.10.14
おねがいツインズ 最終回 三人でツインズ
脚本:黒田洋介/絵コンテ:米田和博・井出安軌/演出:八谷賢一/作監:大河原晴男・きみしま幾智・合田浩章
大きな波乱もなく、収まるべきところに収まって終了・・・・か。
うーん、それ自体は悪くはない、悪くはないんだけど
深衣奈から麻郁への身悶えするくらい恥ずかしい真摯な告白が見たかったかなー
(以降ネタばれあり)
さて、前シリーズとの比較にどうしてもなってしまうのですが、
障害を乗り越えることで二人が絆を深めていく過程を描くことで恋愛モノとしての面白さがあった「おねティ」とくらべると、
最後まで、ゆるくて甘い曖昧な関係が続いて、
血縁関係がハッキリしても、キャラの感情が負の方向へ振れる事がほとんどなく
ゆるくて甘い関係がそのまま維持され、「三人の関係性」の変化をはっきり描くことなく
曖昧なままで終らせてしまったのは、なんとも不完全燃焼。
肉親でなかったことがわかった結果として深衣奈が「家族」と「恋人」のどちら欲していたのか、
そのどちらがより重要だったかを描くことで「疑似家族」ものとして、
よりテーマが明確になったかも知れないのに、その辺の突っ込み方も甘いといわざるを得ない。
そういった関係性を曖昧にごまかした結果、
麻郁の深衣奈に対する情が家族に対するものなのか、一人の女の子に対するものなのか、
「障害」や「修羅場」を乗り越えていない分、その情の強さや形がが、あまり伝わってこない。
だからこそ、血縁関係の確定以前と以降の関係性の崩壊と再構築の為にも、
深衣奈から麻郁へのはっきりとした告白と麻郁の深衣奈への返答という一大イベントがあるべきだったんじゃないかと思うのだけど。
良くも悪くも「ぬるま湯」な関係を維持させることに力点を置いたような終らせ方で、
残される余韻は確かに気持ち良くはあるのだけれど、かえってそれに居心地の悪さを感じてしまった。
「おねてぃ」と似たものを期待して見始めたものの
最初からこの作品が目指していた方向は前作とは多少ベクトルが違う方向に向いていて
ある意味、予測や期待は裏切られはしたけれど
なんだかんだで結末を予想しつつ、いろいろ楽しんで見れたので、まあ良し、といった所でしょうか。
作品的には割と好きなので、もし次もやるなら見たいと思うし。
あとこの作品の収穫は徹底して美しい風景描写と女の子、この取り合わせをたっぷり見せてくれたこと、これは大きいと思います。
何だかんだで私は風景好きというか、背景好きなので。
まぶらほ #1
優秀な遺伝子を求めて、冴えない男のところに美少女わんさかですか。
いやー色々考えるもんですなー
これに対して言える事はひとつだけ、
「味付け濃すぎて自分の口には合いません」
以上。
2003.10.13
銀河鉄道物語 #1
全く期待してなかったんだけど、面白いじゃないか。
これの最後で、お兄ちゃんの乗る汽車が999だったにチョット感動。
ハーロックとかヤマトとかは直撃世代ではないので
先週のハーロック見てても、ハーロックがでてきたからといって全然感動しないのだけど
999のTVは子供の頃何度も見てトラウマ作ってきてるので、やはり弱いなあ。
父親の死にっぷりは如何にも松本零士全開のノリで、この一話だけでも十分見ごたえあるし、掴みとしていい。
松本作品というと最近クロスワールドやらなにやらで、色々作られてきたけど、イマイチ興味もてなかったが、これは期待できるのか?
2003.10.12
ギルガメッシュ録画失敗しました(泣
他の人の感想見たらあまり評判よろしくないみたいなので、ま、いっか。
暇がないのでいろいろ手短に
プラネテス #2
脚本:大河内一楼/絵コンテ・演出:大橋誉志光/作監:寺岡巌、
ああ、なんて、面白いんだ。
特に大河内脚本の密度の濃さに圧倒される。
この一話だけで昨今なら1クールアニメが作れるんじゃないのか?と思えるほどのテーマとドラマを詰め込まれている。
これは、ホントに期待以上だわ
鋼の錬金術師 #2
うん、おもしろい。こういう話好きだわ、自分。
最後にああいう風に突き放した物言いをする主人公にも好感持てるし、安定して見られそうだ。
そーなんだ #2
シーラカンス助けた方が、結果的にまた負けて貧相な飯しか食えないって、どうよ?
パターンからいってシーラカンス助けた方が結果的にミッションに成功するか
でなければ先週勝ったチームがシーラカンス助けたことで今回負けて、しょうがないよねって話になると思うんだけどなー
「結果が全て」ってこれは、科学じゃなくてシビアな現実を子供に教えるアニメだったのか!(笑
ポポロクロイス #2
ガミガミ魔王の息子と娘、さらに今回の物語の鍵を握るであろう少女とピノン王子の出会い。
かなり重要な場面なはずなんだけど、これが、なんか全然上手くない。
これからこの4人で冒険することになるとして、その出発点がこうも乱暴だと先行き不安になるな。
2003.10.10
ガンスリどうスか? どうだったんスか? リンク集
うちもリンクされたようです。
やはりというか、賛否わかれまくってる感じ、どちらかというと拒絶感を示してる人の方が多いのかな
この作品の場合、悪趣味なところを否定されることも計算ずくで
話題を読んで視聴者増、まさに濡れ手に粟!
という嫌味な見方はダメですか。
いや、否定するにしろ肯定するにしろ語りやすい、語りたくなる作品なのは確かなんですよね、
それはわかる。
2003.10.09
SPACE PIRATE CAPTAIN HERLOCK #1
脚本:村井さだゆき/絵コンテ:りんたろ/演出:小寺勝之作監:結城信輝
もともとOVAとはいえすげえ豪華スタッフでやってるんだなあ
話は真打登場〜ってだけで、ひとつも進んでないのでなんともいえず。
松本作品に対する思いれも深くないので、やはりここは、小寺演出を目的に見るくらいかな。
GUNSLINGER GIRL #1 兄弟
脚本:武上純希/絵コンテ:浅香守生/演出:川村賢一/作監:香月邦夫
原作既読。といっても原作自体好きな作品ではないので、以降流しちゃいます。
原作の設定自体(少女の肉体改造、洗脳、主従関係)に自分はまず嫌悪感を感じてしまうのだけど、
これはこれで特定層への需要があるだろうから、狙いとしては正しいのかもしれない。
でもその設定の組み方に「狙い」を通り越して「悪意」感じてしまうんですよね。
あ、いや、それ自体が「狙い」なのか。
そういう意味でこの作品の監督が「ちょびっツ」をやっていた浅香守生というのは、偶然なのか意図的なのか。
アニメ的な出来自体は悪くなさそうなので、お好きな人はどうぞ。
2003.10.08
PEACE MAKER 鐵 #1 桜
脚本:長谷川菜穂子/絵コンテ・演出:平田智浩/作監:林明美
いい加減新撰組ネタもどうかとは思うのだけど、意外と面白かった。
馴染み深いネタだけに直ぐにキャラや状況を理解できる分、得ではあるか。
林明美作画があまりに良すぎてだまされてるだけかもしれないけど。
作画が崩れない限りは見れそう。GONZOだし
でもなー、土方さんはなー、あーじゃないと思うなー、
あとどう考えても五稜郭までは行きそうにないからなー、
そんなわけで話は特に期待しないでおきます。GONZOだし
2003.10.07
ガングレイブ #1 黄金の破壊者
脚本:黒田洋介/絵コンテ:都留稔幸・佐藤雄三/演出:荒木哲郎
だめだ、おいてけぼり喰ったように、全然作品に入っていけない。
これも雰囲気とアクションを楽しめという類の作品なの?物語を期待しちゃダメですか。
でもカタルシスに繋がらないアクションは見ててもスカッとしませんが。
各話演出でけっこう評判になる都留稔幸氏が監督ということで多少は期待してたんですけど
これはちょっと肌に合わないかなあ。
F−ZEROファルコン伝説 #1
すべてがやっつけにみえるというか、古臭いというか
F−ZEROを名乗ってこの程度のCGでいいのかとか、先々のこと全てが不安になる出来でした。
芦田のキテレツなオヤジキャラは懐かしくて微笑ましいのだけどなぁ
えっと、AiMのEDはよかったです。
おねがいツインズ #11 あなたに好きと伝えたい
脚本:黒田洋介/絵コンテ・演出:あおきえい/作監:坂田理
予想以上に直球勝負の事実だったな、もっとひねるかと思ってたのに。
中盤までネタ晴らしをせず、樺恋が麻郁をデートに誘ったあたりからほぼ結論が視聴者にもわかった状態で
樺恋の心情を追っていく演出、描写は丁寧で上手かったと思います。
とりあえず結論は、最終回見てからということで。
スクラップドプリンセス 最終回 守りしものたちの交響曲
脚本:土屋理敬/絵コンテ・演出:増井壮一/作監:小森高博・竹内志保
最終回。
世界設定や伏線的なものに全てケリをつけてキレイにまとめた、といいたいところだけれど、
最後の最後で少し急ぎ足過ぎた感じが否めない。後一話欲しかったかも。
また世界を封じていたマウゼルの存在が人格のある個人として、パシフィカと会話して解決というのがちょっと肩透かし食った感じ。
もっとドカンとカタルシスというか感動が来るかとちょっと過大に期待しすぎたかも。
それでも、パシフィカがシャノンの腕の中に戻って、いつものやり取りをはじめた時の、不思議な開放感が良かった。
全て終って、パシフィカ達が平穏な日常を手に入れて、ゼフィリスもなじんでいてと爽やかにまとまってその辺では満足できた。
何度か感想で書いてるので繰り返しになりますが、この作品の評価ポイントは、
キャラの心情にそって物語が進行しその過程で世界観や設定が語られ、
それらがドラマと遊離することなく展開されていたという点。
キャラへの感情移入が容易で素直に話を楽しめた。
またキャラの心情を描く為に食事や洗濯やらという日常描写に力点が置かれていた点。
その日常を脅かす形で、戦闘が起こり、廃棄王女として狙われるパシフィカ達にとって如何にその日常が望んでも手に入れることが困難な「平穏」であるかが強調され、シャノンやパシフィカ達のたわいないやり取りが、特別なものとして描かれている。
これが「すてプリ」というアニメの独特の面白さを形作っているのではないかと思う。
それだけに、全てが終って本当に平穏な日常を手に入れたパシフィカ達をもう少し見せて欲しかったという意味でも、後一話欲しかった。
というわけで多少不満は残ったものの、それはあくまで、作品に対する好感から来るもので
今年4月以降に始まって終った作品の中で数少ないお気に入りとなりました。
作画的にも演出的にも派手に突出していいというわけではないけれど、堅実でストーリー展開のテンポもよく地に足のついた良作といっていいんじゃないかと思います。
2003.10.05
プラネテス #1 大気の外で
脚本:大河内一楼/絵コンテ:谷口悟朗/演出:谷口悟朗・北村真咲/作監:千羽由利子・中谷誠一
最高。文句の付け所がないや。
新人の女の子がデブリ科に配属されるという筋で、
舞台設定や、主人公達の従事する仕事、環境みたいなものを、
無駄なく説明して、すんなり話に入り込めるように気を配られていて、よかった。
原作未読だったので最初は地味な内容でとっつきづらいんじゃないかと予想していたのですが、
作品のというかデブリ科の雰囲気が、「パトレイバー」の特車二課のあの感じで、
これなら、あまり宇宙開発ものに興味がなくても受け入れやすいんじゃないかと思います。
作画に関しても千羽由利子キャラデザで、原画に吉田建一がいたりと
キングゲイナー組がいい仕事してくれています。
ロックマンエグゼ アクセス #1
前シリーズが、脚本のツッコミどころの多さと単調さに挫折して見るのを止めてしまったわけですが、
今回もシリーズ構成が同じ人なのでどうなんだかという感じ
キャラとか作画とか決してわるいわけではないんだが。
鋼の錬金術師 #1 太陽に挑むもの
脚本:會川昇/絵コンテ:水島精二/演出:角田一樹/作監:伊藤嘉之・稲留和美/作監補佐:逢坂浩司
原作未読、内容についてはまったく予備知識なしで見たのですが、
すんなりり世界観もキャラもつかめて、演出・作画ともに堅実かつ良好。
ユーモアも交えてテンポよく話が進んでいくのもいい。
よく錬金術という言葉が遣われる作品って多いけど、
宗教とオカルトと科学の対立みたいなものをココまでメインの題材として上手くやってる作品って珍しいんじゃないかと思う。
「ひとは何かの犠牲なしに何かをを得ることはできない」
という印象的なフレーズがそのままテーマの根幹に繋がって
主人公の背負ってしまったものとともに性格や行動原理にも影響していて、
少年漫画とはいえ、単純な話には収まらないんじゃないかと想像できて
原作知らない分、今後もたのしめそうです。
人魚の森 #1
やはりアニメ化しましたという以上の何かがあるわけではないか。
昔、原作読んだことあるし順調にスルーかな。
おもいっきり科学アドベンチャー そーなんだ! #1 おどろきの始まり!
脚本:富田祐弘/絵コンテ・演出:須藤典彦/作監:中村和久
ゲームの世界に入りこんでしまった子供たちが、
そこから抜け出す為に出題される科学的な知識と思考を要するミッションをクリアしていくという話。
。科学教養番組かと思いきや、異世界冒険モノで子供たちは男女3人づつと博士と2チームでお互いライバルとなって競い合うという形式は予想外。
だけど、ストーリー性がちゃんとあるので普通のアニメとして楽しめそうなのはありがたい。
ま、その分、科学考証にツッコミを入れたくなるわけですが。
シリーズ構成が富田祐弘というのがかなりの不安材料ではあるのだけど、
一話完結で単純なパターンの話になりそうなので、各話脚本の出来次第で十分面白くなりうるのではないかと思います。
そんなことより、カスミンで作監やってた中田正彦のキャラデザ・総作監な子供がかわいくてたまりません。
それだけで見るに値するといっても過言ではないですな。
ちなみに作中ででてくる「ユリイカ」という言葉の意味はgoo国語辞典によると
>「発見した」の意。アルキメデスが金の純度を量る方法を発見した時に叫んだといわれる言葉。ヘウレーカ。
だそうです。そーなんだ
ポポロクロイス #1 竜の祠の冒険
脚本:吉田玲子/絵コンテ:越知一裕/演出:大庭秀昭/作監:清水義治
ちょっとテンポが間延びした感じがひっかかるのと
いじけたピノン王子の性格にあまり言い印象をもてなかったが、
ピノン王子の変化事態がドラマの中心ともいえそうなので、それは大した問題ではないか。
もともとポポロの世界観やキャラデザは前作から好みな傾向なので、もうすこし様子見。
しかしピエトロが大塚明夫に成長したのにはびっくりだ。
セーラームーン(実写)
実写ですが、おまけで書いときます。
日本人は足が短いから、変身すると胴の長さが目立つし、アクションももっさりしてしまうし、キメポーズの決まらないことといったら・・・。
変身とかアクションとかどうでもいいんで、うさぎと他のセーラー戦士の日常パートでの女の子同士のやり取りをいかに面白くやれるかが見たいかな、
アニメ版もそこが重要だと思って見てたので、実写版スタッフがその辺をわかってくれるといいんだけど。
2003.10.02
Avenger #1
脚本:きむらひでふみ/絵コンテ:真下耕一/演出:川面真也/作監:番由紀子
真下監督の最近作「NOIR」「.Hack//SIGN」のまさに延長上といった思わせぶりな雰囲気アニメ。
正直なとこ始まって5分で集中力が途切れてしまった。相変わらず音楽なりっぱなしなのもうざく感じてしまう。
出来自体が悪いというわけじゃないけど、作品の演出スタイルそのものが好みでない。
アクションではそれなりに動かしているのに、キャラがしゃべる時、ほとんど表情をかえずクチパクするだけなので
感情の起伏がまったく読み取れない、アンドロイドはともかく、誰も彼も体温が低そうなキャラばかりで
キャラのドラマを追おうとすると、また徒労に終ってしまいそうな予感。
ま、もう少し様子見しますが、早々にBGV代わりになりそうな気がします。
LAST EXILE最終回
世界観、設定、デザイン、映像技術という見た目のセンスだけなら100点満点の期待作でした。
でも結局それだけで終っちゃいました。
LAST EXILEに限ったことじゃないんですが、最近完全オリジナル作品の不作が目に付いてしょうがない。
作り手がやりたいことをやってるといえば聞こえはいいけど、やりたいことしかやってないんじゃ、お客は楽しめないんですよ。
オリジナルの不作に反して、原作者や玩具系の子供アニメが健闘しているのをみると
原作ものや玩具系の作品は、縛りがきつく自由に出来る部分が「設定」にない分、スタッフはそこに盛り込むドラマやテーマ、演出に注力するのに対して、オリジナル作品を作る際、設定やキャラに自由度が高い為、そこにばかり力を入れて他の部分が疎かになってしまっている、そんな構図があるんじゃないかと思えてしまう。
アニメ好きとしてオリジナル作品には常に過剰な期待を寄せてしまうのだけど、こんな調子じゃ、いい加減「オリジナル=見かけ倒し」というイメージしかわかなくなってしまう。
クロマティ高校 #1
さすが桜井弘明監督というべきか、ちゃんとクロ高になった上で、桜井節が微妙に混じってます。
OPイカスなあと思ったら絵コンテ今石洋之さんでした。
おもいっきり科学アドベンチャーそーなんだ!
カスミンスタッフ、OLM制作とのこと。どんな内容か全然わからないんですがキャラ絵見たら俄然見る気が湧いてきた。
まんがはじめて物語みたいな子供むけ科学教養アニメなのか?
2003.10.01
おねがいツインズ #10 もういちど走りたい
脚本:黒田洋介/絵コンテ・演出:くるおひろし/作監:きみしま幾智
深衣奈の過去話。
出だしで、三人の幸福な生活を脅かすほど、ヘヴィな展開に発展するかと思わせながら、そんなこともなく
深衣奈が自分の居場所を必死で手に入れようとして失敗し、
だからこそ、今の麻郁と樺恋との生活に「居場所」を見出し幸福を手に入れているということが強調される
と、まあ、そんな内容になっていた。
前半、ラブコメ要素やサービスシーンが多くて惑わされたけど、「ツインズ」でやろうとしていることは、男女間の恋愛ではなくて、
あくまで「家族」「疑似家族」の関係なんでしょうな。
それはさておき、先日、木崎湖周辺に行ってきたばっかりなので、作中での風景と実際の風景と位置関係がはっきりわかって、そっちばかり気にして見ていました。
ほんとにしっかり再現されてて、驚き。
「おねがい」のロケに関しては詳しいサイトがいくつかあるので、そちら参照ということで。
スクラップドプリンセス #23
日常とその崩壊というコントラストの描き方が相変わらずいい。
パシフィカが実の兄さんに刺され、いよいよクライマックス突入か。
エアマスター最終回
深夜アニメというと、ソフト購買層を対象に、マニア向けか大人向けに「格の高い」ものをという意識が強い中、
7時台の少年漫画原作アニメ的感覚で、ターゲットを縛らない、より大衆的な中身の青年漫画のアニメが作られたということ自体が新鮮で、原作を知らなかった分、強烈なキャラの個性と下品なネタを単純な格闘モノとして、構えることなく楽しめた。
最終回は尺の関係で、中途半端にまとめられた感じはしたものの、崎山がおいしい所を持っててくれたので、ま、良かったんじゃないかと。
カスミン 最終回
脚本:吉田玲子/絵コンテ・演出:本郷みつる/作監:高橋英樹
本筋となる「鍵」の話に霞家と霧の者の対立と人間とヘナモンの対立を絡めて、決着をつけた形で、最終回ということになっているけど、カスミンはそのまま霞家に残り、その後も今までの日常が続くことを予感させてまだまだ続きを作れそうな匂いを残してエンド。
まあまあキレイにまとめたのではないかと。
仙左右衛門さんと霧のおっさんとの問答がやや理屈っぽいけど、カスミンと雪野、霧彦、霞家の人々で協力して扉を閉めることで、対立するもの同士の壁を乗り越えることができるということが、具体的な形として表現されているのが、子供アニメ的なわかりやすさとはこうあるべき何じゃないかと思えてよかった。
シリーズ通してみると第一期で作品的には、完成していて、二期以降は、一機の完成形をなぞる形で大きく外れることがなく、その意味で少し飽きがきてしまったものの、一話完結の話で、傑作エピソードと呼べるものが幾つかあり、通常でも安定したレベルの話で大きくくずれることもなく、ベタ誉めはしないけど、 良作だったと思います。