昨年は、高齢者福祉の充実、指定管理者制度の課題、区の再編問題、中田島海岸の侵食問題、ガレキ処 理問題、ごみ減量問題などに取り組んできました。また、市民のみなさんからは福祉に関する相談が数多く寄せられました。昨年を振り返り、津波避難施設をは じめ空き缶ポイ捨て防止のためのデポジットシステム、いじめホットラインの設置、あんしんネットワークについて報告します。
防災対策
一昨年の東日本大震災から1年9ヶ月が過ぎました。
浜松市においても、防災対策として津波避難タワー(7ヵ所)と津波避難マウンド(2ヵ所)の設置が進んでいます。
五島小学校跡地に建設予定の津波避難マウンドは、今年の夏に完成予定です。現在、仮置き場として江南中学校の南側に盛土されています(下の写真)。
そして浜松まつり会館東側に建設予定のマウンドは、平成25年度に完成予定です。
また防潮堤整備については、昨年の12月6日、南区及び西区の自治会連合会長によって「沿岸域防潮堤整備推進協議会」が設立されました。その目的は「防
潮堤整備事業を円滑に遂行するため、防潮堤事業者と地元住民等とを結ぶ窓口としての役割を担う」としています。
具体的スケジュールとしては、1月中に南区と西区の自治会長を対象に勉強会を開催し、また2月には南区、西区の一般市民との勉強会を予定しています。
■津波避難施設に補助金制度
さらに、浜松市は「津波避難施設整備支援制度」をつくり補助金を事業費の3分の2(最大2千万円まで)交付します。補助金の対象期間は、平成28年度。
対象事業は避難タワーや外付け階段など。
●詳細は、浜松市危機管理課 ☎電話 457-2537
デポジットが設置されました。
ごみ減量対策とともに空き缶のポイ捨てが社会問題になっています。毎年5月には遠州灘海岸のクリーン作戦が行われていますが、9トンを超えるごみや空き 缶、ペットボトルが回収されています。 そこで、デポジット制度を導入し、空き缶、ペットボトルのポイ捨てをなくすため中田島公園にデポジット機(容器を返すと10円返金される)が設置されま した。
いじめ相談ホットラインが設置されました。
●ホットライン電話番号/451−0022
昨年は、滋賀県大津市のいじめ問題がクローズアップされました。浜松市における小、中学校のいじ
めの現状は下表の通りです。
昨年6月浜松市立曳馬中2年の男子生徒が屋上から転落死した原因は「自殺と判断でき背景にいじめがあったこと」が明らかとなりました。
三年前の9月議会で、24時間体制の「いじめ電話相談の設置」を強く要望し実現しました。相談件数は300件をこえています。
あんしんネットワークが今年できます。
昨年2月議会で高齢者問題を取り上げ、「はままつあんしんネットワーク」を早急にスタートさせ
るべきだと市長に提案した。
ひとり暮らし高齢者など日常生活に不安を抱える方が増加しているため、地域や行政が積極的に見守り
支援を行う必要が高まっています。こうしたことから今年「はままつあんしんネットワーク」がスタートします。
高齢者の孤独死や老老介護などの死亡事故を防ぐための仕組みで、ネットワークの中心は地域包括支援センター、民生委員、区役所(長寿保険課)が担当しま
す。
■お知らせコーナー
困ったときは地域包括支援センターをご利用ください!
地域包括支援センターは、地域で暮らす高齢者のみなさんを総合的に支えるためものです。
介護、福祉、健康、医療など何でも相談できます。
4月から粗大ごみが有料化。ごみ袋も指定に!
今年4月から粗大ごみについては、手数料が必要となり受付センターに連絡をした上で各家庭の玄
関先まで業者が収集にきます。ごみ袋も指定されます。