浜松市議会ニュースNo93/2015年 新春号 …………………………………………………………………………………………………………

■市民相談、議会報告会を開催、研修会、研究会、学習会に出席
昨年の活動を振り返って…。

 急速にすすむ少子高齢化のなかで、保育園や放課後児童会への待機児童は増加し、その解消は極めて重要な問題です。また合わせて高齢者福祉の充実も欠かすことができません。


子育て支援に取り組む。

 浜松市では、年々生まれてくる子どもが減ってきています(平成24年度7,137人、平成25年度6,982人で155人の減)。
 若い世代は、保育園や放課後児童会へ子どもを預けて働きたいというニーズが増加しています。 しかし、保育園へ何とか入ることができてもその後も働き続けるためには放課後児童会への入会が必要です。
 河輪地域では、従来の建物が狭く、子どもたちの活動に支障をきたしていた状況から、地域の強い要望があり建物の新設にこぎつけました。
 昨年5月現在、放課後児童会への待機児童は116人にのぼっています。南区においても12人の待機児童がいます。少子化が進行する中で、児童会の充実が迫られています。また、指導員の待遇改善にも努めるべきと考えます。



河輪小 放課後児童会

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*放課後児童会とは、両親が共働きなどで、放課後子どもだけになってしまう児童を預かる制度です。
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「肺炎球菌ワクチン」の助成始まる。

 厚生労働省の統計によれば、昭和50年代後半から、75歳以上の肺炎による死亡者が増加しており、平成20年からは死亡数の3分の2を占めています。
 私は、平成14年9月議会の質問で、この問題を取り上げ、肺炎による死亡を減少させるため、早急に「肺炎球菌ワクチン」接種の助成をすべきと提案しました。
 昨年10月から浜松市も自己負担4,500円で、65歳から5年きざみで受けられるようになりました。対象者には、ハガキによる接種券が送付されます(5年間効果があると言われています)。インフルエンザ接種などをしている病院で受けることができます。
 肺炎球菌ワクチン接種による効果について、東京専売病院の島田院長によれば、ワクチン接種により入院率は63%、死亡率は81%の低下があったことを明らかにしています。 政令指定都市における状況は上記の通りです。

※問合せ先、保健所内健康増進課電話 453‐6130




「老人福祉センター」入浴料200円は高齢者にとって過酷。

Illust_iiyuda_w200 昨年の4月から、浜松市内に12カ所ある「老人福祉センター」の入浴料が無料から一気に200円値上げされました。私は、南区にある老人福祉センターを訪ね、その実態調査を行いました。利用者の方からは、せめて100円位にしてほしい。またそこで働いている方からは、有料化によって利用者が減少するのではないかと心配されておられました。
 老人福祉法によれば、その利用料は原則無料となっています。法の目的が、老人に対し、その心身の健康の保持及び生活の安定のために必要な措置を講じ、老人の福祉を図ることとされているからです。  こうしたことから、これまでの浴室利用状況を調べた結果、下表の通り従来の3割に激減しています。高齢者にとって利用しやすい老人福祉センターにすべきと考えます。





議会が市民のものとなるために。



決算の総括質疑(本会議場にて)

 昨年5月、議会改革を進めるため「議会基本条例」を制定しました。この内容は「議員の責務や役割」をはじめ「市民と議会との関係」「議会の機能強化」などです。そして本会議場を対面方式に改めました。
 私は、市民によりわかりやすい議会にするため地域での「議会報告会」の開催や「一問一答方式」の導入など条例に盛り込むべきと主張しましたが、残念ながら今後の検討課題となりました。
 昨年は、都議会でのセクハラヤジ問題や兵庫県議の「号泣会見」等、目に余る映像が続出しました。





困ったときにはセンターにご相談ください。

 地域包括支援センターは、地域で暮らす高齢者のみなさんを総合的に支えるためのものです。介護・福祉・健康・財産など何でも相談できます。増設に取り組み実現しました。






このような研究・研修、調査活動を行ないました。

☆全国市議会議長会研究会(岡山市)
☆浜松市議会総務委員会視察(仙台市、盛岡市、大船渡市)
☆全国自治体議員団夏季研修会(福島市)
☆静岡県内自治体議員団会議(掛川市、袋井市、磐田市、藤枝市、浜松市で開催)
☆市議会報告会(各地区・団体)
☆浜松・市民まちづくり懇話会
☆交通政策研究会
☆反原発研修会
☆教育問題研修会
☆高齢者福祉研修会
☆障がい者問題研修会
☆歯科医グループ研究会
☆県西部高校同窓会連絡協議会パネルディスカッション

★要望書
・浜松市文芸館に関する要望
・津波避難施設新設に関する要望(津波避難マウンド)
・重度障がい者支援事業要望
・カーブミラー設置要望

★多くの市民相談を受け取組む

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お知らせコーナー

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健康は、食から・歯から・元気から。

Illust_dental_w200  浜松市は「健康は食から歯から元気から」をキャッチフレーズに「歯科口腔保健推進計画」を策定しました。
 計画の基本方針として、「8020運動(ハチマルニイマル)」(80歳になっても自分の歯を20本以上保つことにより健康で質の高い生活を送ることを目的とした運動)で、市民の「健康増進」や「健康寿命の延伸」をめざすとしています。

歯周病は、からだの病気や生活習慣などと関連のあることが報告されています。
糖尿病…歯周病は糖尿病の合併症のひとつです。糖尿病により歯周病を悪化させやすくなります。
狭心症…歯周病が動脈硬化している血管に付着すると動脈硬化が進むことがあります。
妊娠・出産…妊娠中のホルモンバランスの変化により、歯肉炎がおこりやすくなります。進行した歯周病が出産に影響を及ぼすという報告があります。

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※歯周病を予防するために、歯を清潔にすることが大切です。
自分でできる歯の清掃と、専門家に行ってもらう歯の掃除があります。
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在宅で歯の検診を受けるには…

☆利用できる方は…………→通院による歯科診療が困難な在宅療養中の方。
☆料金は無料………………→年1回(原則として)
☆お申込み・お問い合わせ…→歯の健康センター/電話453―6129

ひとり親家庭の学習支援

◎教科書の予習・復習や宿題など基礎的な学習について、分からないところを大学生のボランティアに教えてもらう。
◎対象児童は、小学5年生から中学3年生で、母子・父子家庭の児童。
◎期間は、平成27年3月末日までの隔週土曜日10時から12時。
※この他、生活・就業相談なども受け付けています。
◎連絡先
電話 452‐7107
静岡県浜松総合庁舎3階 母子家庭等就業・自立支援センター
実施主体……浜松市子育て支援課


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