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2004

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31

Japanese Title パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち
Original Title PIRATES OF THE CARIBBEAN: THE CURSE OF THE BLACK PEARL
Director ゴア・ヴァービンスキー
Casting ジョニー・デップ
オーランド・ブルーム
キーラ・ナイトレイ
ジェフリー・ラッシュ
ジョナサン・プライス
ジャック・ダヴェンポート
リー・アレンバーグ
ブライ・クーパー
Comments 面白かった。ディズニー配給だって知らなかったし、ましてディズニーランドのアトラクション“カリブの海賊”の話だったなんて知る由もなかった。知らなかったからこそ楽しめたのかもしれないが、ジョニーは全編を通して良かった。真面目な作品だと思っていたが、現にそうだが、コメディ要素満載でジョニーの台詞の言い回し、台詞自体そして雰囲気は最高だった。メイクも派手だがジョにーならではで、海賊はあーじゃなくちゃと思わせるほど。ただ、あMさかこれでオスカーにノミネートされるとは本人も思っていなかったに違いない。ただ、受賞となると別問題。ダメだろうな〜。ゴーストと人間のストーリーは最初は嫌だったけど、流れ的には非常に自然でまた、ラストの呪いを解くシーンも良かった。143分と長尺だが、飽きずに見られる。
Evaluation ★★2/3
Country アメリカ
Year 2003
Runtime 143
Remarks アカデミー主演男優賞(ジョニー・デップ)、メイクアップ賞、特殊効果賞、音響効果賞、音響賞にそれぞれノミネート。
ゴールデン・グローブ男優賞(ジョニー・デップ)にノミネート。
英国アカデミー主演男優賞(ジョニー・デップ)、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアー賞、編集賞、音響賞、特殊視覚効果賞にそれぞれノミネート。

32

Japanese Title ジャイアンツ
Original Title GIANT
Director ジョージ・スティーヴンス
Casting エリザベス・テイラー
ロック・ハドソン
ジェームズ・ディーン
マーセデス・マッケンブリッジ
サル・ミネオ
ロッド・テイラー
キャロル・ベイカー
バーバラ・バリー
デニス・ホッパー
Comments あの〜、面白いんだけど…ジェット役のジミーがミスキャストだと思うのは俺だけ?もちろんジミーは好きだし、前半の彼の役はピッタリ!どこか陰のある得意の演技…しかし、石油を掘り当てて大富豪になってからの彼はどうだか…老いた役をやるにはピチピチし過ぎていたんじゃないかな…監督は『シェーン』の後だけにアラン・ラッドを希望していたらしいが、妻が引きとめたとか?ちょっと見たかったな。さて、相変わらず長いのはわかってるけど、あっという間に過ぎてしまうこの不思議さは大作映画にありがちで心地よい長さである。テイラーの出る映画は長い。この時代はまだ綺麗。何といっても自分も蔑視していたメキシコ人はかばうのに喧嘩をおっぱじめるロック・ハドソンが気持ち良い。サル・ミネオの出演も嬉しいが、短すぎる。今回が何度目の鑑賞かは定かではないが、育った長男がデニス・ホッパーだったのには今回初めて気がついた!相当ショックです。若い頃は演技派でなかなかだったのね〜。
Evaluation ★★★
Country アメリカ
Year 1956
Runtime 201
Remarks キャッチコピーは、「広大なテキサスに誇りと情熱を賭けた激動の人間像! 雄大なスケールで美しく描く愛の大ロマン!」
アカデミー作品賞、主演男優賞(ロック・ハドソン、ジェームズ・ディーン)、助演女優賞(マーセデス・マッケンブリッジ)、脚色賞、劇・喜劇映画音楽賞、美術監督・装置賞、衣装デザイン賞、 編集賞にそれぞれノミネート。受賞は、監督賞のみ!
ジョージ・スティーブンスはジェット役にアラン・ラッドを希望したが、妻が反対しジミーに回った来た。
ジミーの死後に手直しされたシーンではニック・アダムズが彼の声を吹き替えた。
テイラーが役を受け入れるまではグレイス・ケリーに役がオファーされていた。

33

Japanese Title ロード・オブ・ザ・リング
Original Title THE LORD OF THE RINGS: THE FELLOWSHIP OF THE RING
Director ピーター・ジャクソン
Casting イライジャ・ウッド
イアン・マッケラン
リヴ・タイラー
ヴィゴー・モーテンセン
ショーン・アスティン
ケイト・ブランシェット
ジョン・リス・デイヴィス
ビリー・ボイド
ドミニク・モナハン
オーランド・ブルーム
クリストファー・リー
ヒューゴ・ウィーヴィング
ショーン・ビーン
アンディ・サーキス
マートン・ソーカス
イアン・ホルム
Comments 『3』の為への復習第一段。どうでもいいといったら失礼かもしれないけど、吹替えで鑑賞。色々と整理できたのは確か。相変わらず弱いフロドに食傷気味。4人のホビットの演技ときたら…ショーン・アスティンが及第点かな。ギムリがジョン・リス・デイヴィスだって事には今回初めて気がついた。何回か見るのは大事かも知れんな。
Evaluation ★★
Country 米/ニュージーランド
Year 2001
Runtime 178
Remarks アカデミー作品賞、助演男優賞(イアン・マッケラン)、監督賞、脚色賞、歌曲賞、美術賞、衣裳デザイン賞、音響賞、編集賞にそれぞれノミネート。受賞は、撮影賞、作曲賞、メイクアップ賞、視覚効果賞。
LA批評家協会音楽賞受賞。
ゴールデン・グローブ作品賞、監督賞、音楽賞、主題歌賞にそれぞれノミネート。
英国アカデミー作品賞、監督賞、音響賞、特殊視覚効果賞、観客賞、メイクアップ&ヘアー賞受賞。ノミネートは、主演男優賞(イアン・マッケラン)、脚色賞、作曲賞、撮影賞、プロダクションデザイン賞、衣装デザイン賞、 編集賞。
MTVムービー・アワード作品賞、ブレイクスルー演技賞(オーランド・ブルーム)受賞。ノミネートは、男優賞(イライジャ・ウッド)、アクション・シーン賞、格闘シーン賞、悪役賞。
日本アカデミー外国作品賞にノミネート。
デヴィッド・ボーイがエルロンド役に興味を示していたらしいが、実現しなかった。
オーランド・ブルームはファミリアのオーディションを受けたが落選し、変わりに後日レゴラス役を射止めた。また、彼は、ほとんどのスタントを自分でこなし肋骨を数本折った。
エキストラにニュージーランド軍が使われたが、結局東ティモール支援に廻された為実現しなかった。
インターネットで予告編が流された時、最初の24時間で160千万件のダウンロードがあった。
オリジナル・カットは4時間半にもなった。
ヴィゴー・モーテンセンは撮影中に歯をなくして、昼休みに歯医者に行って直してもらい午後の撮影にはちゃんと戻っていた。
クリストファー・リーは年に一回は「指輪物語」を読むらしい。しかも、撮影クルーの中で原作者にあった事があるのは彼だけ。話をよく理解している為キャスティングで一番最初に決まったのも彼で、メイクアップ室にたびたび足を運んでアドヴァイスしていたらしい。
監督のピーター・ジャクソンは実際に映画で使った指輪をイライジャ・ウッドとゴラム役のアンディ・サーキスに贈ったらしいが、二人とも自分だけがもらえたと思っていたらしい。
ピーター・ジャクソンの二人の子供は、「かわいいホビットの子供たち」でクレジットされている。
元々の計画はワーウィック・デイヴィス主演で「ホビット」とという映画を作る予定だったが、ミラマックスが予算に難色を示した為ジャクソンはニューラインシネマにその話を持っていったところ予算をもっと増やしてくれた上に3部作製作ことになった。
ヴィゴー・モーテンセンは英語の他にスペイン語とデンマーク語が話せるのでエルフ後を話すシーンをもっと増やすように頼んだとか。
クルーはたびたびヘリコプターで撮影場所に行かなければならなかったが、ショーン・ビーンは飛ぶのが嫌いだったのでよっぽどの時じゃない限り衣装をつけたまま2時間かけてロケ地の山を登っていて、ヘリコプターに乗っていた他のクルーは上空から彼を見ていたようだ。
撮影中主要メンバーのほとんどは自由時間にサーフィンをしていた。そんなある日ヴィゴー・モーテンセンは顔の側面を激しくぶつけて痛めてしまい、大きな痕を残してしまった。次の日メイクでカヴァーしようとしたが出来ず、監督はあるシーン全体を同じサイドから撮ることに決めた。そのシーンとはモリア鉱山ギムリの親類の墓を見つけるところ。アルゴルンだけ同じサイドからしか映してない。
意外にも主要メンバーで一番出が高いのはジョン・リス・デイヴィスである。
メリー役のドミニク・モナハンは当初フロド役のオーディションを受けた。

34

Japanese Title ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔
Original Title THE LORD OF THE RINGS: THE TWO TOWERS
Director ピーター・ジャクソン
Casting イライジャ・ウッド
イアン・マッケラン
ヴィゴー・モーテンセン
ショーン・アスティン
ビリー・ボイド
リヴ・タイラー
ジョン・リス・デイヴィス
ドミニク・モナハン
クリストファー・リー
ミランダ・オットー
ブラッド・ドゥーリフ
オーランド・ブルーム
ケイト・ブランシェット
カール・アーバン
バーナード・ヒル
デヴィッド・ウェンハム
アンディ・サーキス
Comments 『3』の為への復習第二段。最初見た時はうざったいとしか思えなかったゴラムが今回はさほど気にならずに見られたのが不思議。でも、やっぱりキャラクターとしてはあまり好きな方じゃない。終わりでサムとフロドをどこへ導くのだろう?あの〜、やっぱり「二つの塔」ってのがわからない。DVDのパッケージにはちゃんと二塔映ってるけど、作品中に出てくるかな?どこの事を指してるのか知りたい。灰色のガンダルフがなしたって?より強くなって白のガンダルフ?なんだか適当な理由付けだったような気がしたけど。ファンは彼の役どころ、特にイアン・マッケランに満足しているのだろうか。自分にはいまいちパッとしない役だな…
Evaluation ★★
Country 米/ニュージーランド
Year 2002
Runtime 179
Remarks キャッチコピーは、「新しい出会いと別れ―第一部は序章でしかなかった。」
アカデミー作品賞、美術賞、音響賞、編集賞にそれぞれノミネート。受賞は、特殊効果賞、音響効果賞。
ゴールデン・グローブ作品賞、監督賞にそれぞれノミネート。
英国アカデミー作品賞、監督賞、撮影賞、プロダクションデザイン賞、音響賞、メイクアップ&ヘアー賞、編集賞にそれぞれノミネート。受賞は、衣装デザイン賞と特殊視覚効果賞。
MTVムービー・アワード作品賞、アクション・シーン賞、チーム賞、ヴァーチャル演技賞(ゴラム)。男優賞(ヴィゴー・モーテンセン)にノミネート。
日本アカデミー外国作品賞にノミネート。
ゴラム役のアンディ・サーキスはゴラムの声は猫が毛玉を吐き上げる音を参考にしたと言っている。
ジョン・リス・デイヴィスはギムリ役の他に“木の髭”の声も担当した。また、彼が着用していた鎧の重さは30キロにも及んだ。
セデオン役のバーナード・ヒルはガンダルフ役の候補の一人だった。
第一作目が作品賞を獲得しなかったにもかかわらず、アカデミー作品賞にノミネートされた唯一の続編映画。また、続編として作品賞にノミネートされた三本目の映画。
ヴィゴー・モーテンセンは自分が乗っていた馬にとても感銘を受けてオーナーから買い取ったらしい。2002年にニュージーランドで撮り直しになった時には馬も呼び戻さなければならなかった。

35

Japanese Title レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う
Original Title LENINGRAD COWBOYS MEET MOSES
Director アキ・カウリスマキ
Casting マッティ・ペロンパー
アンドレ・ウィルム
ザ・レニングラード・カウボーイズ
Comments う〜ん、長いこと斬新なザ・レニングラード・カウボーイズに興味が引かれていて今回やっとこの作品(シリーズ2作目)に出会ったが、物凄くトロくて面白くないどうしようもなくオフビートな作品。例の髪型と靴のとんがりが見もの。しっかし、面白くない。
Evaluation -
Country フィンランド
Year 1994
Runtime 95
Remarks -

36

Japanese Title モンキー・ビジネス
Original Title MONKEY BUSINESS
Director ハワード・ホークス
Casting ケイリー・グラント
ジンジャー・ロジャース
チャールズ・コバーン
マリリン・モンロー
ヒュー・マーロウ
ロバート・コーンスウェイト
ラリー・キーティング
ハリー・ケリー・Jr
Comments 思ったとおり最初に見たときほどの笑いはなかった。しかし、やはりケリーのすっとぼけ演技には笑ったし、大好きなチャールズ・コバーンも若返った時のクライマックスの研究室シーンは可笑しい。モンローはこれと言って光るものはなかったが、存在が大事。冒頭、オープニング・クレジットでケイリー・グラントがドアを開けるが、ナレーションで「まだだよケイリー」って入るのが可笑しい。しかも、2度も。
Evaluation ★★2/3
Country アメリカ
Year 1952
Runtime 97
Remarks 日本劇場未公開。

37

Japanese Title 幕末太陽傳
Original Title ばくまつたいようでん
Director 川島雄三
Casting フランキー堺
左幸子
南田洋子
石原裕次郎
芦川いづみ
市村俊幸
金子信雄
山岡久乃
梅野泰靖
織田政雄
岡田真澄
高原駿雄
青木富夫
峰三平
菅井きん
小沢昭一
植村謙二郎
河野秋武
西村晃
熊倉一雄
三島謙
殿山泰司
加藤博司
二谷英明
小林旭
関弘美
武藤章生
徳高渓介
秋津礼二
宮部昭夫
河上信夫
山田禅二
井上昭文
榎木兵衛
井東柳晴
小泉郁之助
福田トヨ
新井麗子
竹内洋子
芝あをみ
清水千代子
高山千草
Comments 石原裕次郎中心だと思って見てる者としてはつまらなかった。放送側もそれを考えて欲しい。石原裕次郎特集として放送してるんだから…しかしながらこれを見て楽しめるようになりたいと思った。それなりに楽しんだつもりだが、もっと真剣に見てれば良かったと思った。な〜んとなく見ていちゃダメな作品。フランキー堺の軽妙な演技と喋り口は面白かった。岡田真澄に、「よっ、日本人離れした良い顔」っていうくだりは一番笑った。そして、岡田の「生粋の品川っ子」ですってのも可笑しいわな。
Evaluation
Country 日本
Year 1957
Runtime 110
Remarks ブルーリボン主演男優賞(フランキー堺)受賞。

38

Japanese Title 黒騎士
Original Title IVANHOE
Director リチャード・ソープ
Casting ロバート・テイラー
ジョーン・フォンテイン
エリザベス・テイラー
ジョージ・サンダース
エムリン・ウィリアムズ
ロバート・ダグラス
フィンレイ・カリー
フェリックス・アイルマー
フランシス・デ・ウルフ
ガイ・ロルフ
ノーマン・ウーランド
ベイジル・シドニー
Comments んんん。タイプじゃない。面白くなくもなく、面白くもなく…英国史は良い時と悪い時と両極端で困る。でも、面白かったのは、大量にあるビデオストックの中からタイトルを見ずに選んで見たのが本作品で、邦題が全然わからなくて、内容を見てもサッパリわからなく、それを考えながら見る事が出来て面白かった。
Evaluation ★1/2
Country アメリカ
Year 1952
Runtime 106
Remarks アカデミー作品賞、撮影賞、劇・喜劇映画音楽賞にそれぞれノミネート。

39

Japanese Title ミスティック・リバー
Original Title MYSTIC RIVER
Director クリント・イーストウッド
Casting ショーン・ペン
ティム・ロビンス
ケヴィン・ベーコン
ローレンス・フィッシュバーン
マーシャ・ゲイ・ハーデン
ローラ・リニー
エミー・ロッサム
ケヴィン・チャップマン
トム・グイリー
スペンサー・トリート・クラーク
アダム・ネルソン
キャメロン・ボウエン
ジェイソン・ケリー
コナー・パオロ
イーライ・ウォラック
Comments 見終わって気持ちがスッキリするタイプの映画ではない。まず、ティム・ロビンズを犯人に仕立てて彼が真犯人ではない事がどういう訳か雰囲気で最初から読めてしまう。面白ければ読めてしまってもいいのだが…そして、結局は誰にも信じてもらえずショーンに殺されるんだが、これもまぁ、ラスト付近からだんだんと臭ってくる。心の中では出来れば間に合って欲しい、殺されないで間一髪間に合って欲しいと思っているんだが、クリイーはそうしてくれなかった。おそらく高評価なのはその点だろう。それがいいか悪いかは別として、間に合っちゃいけなかったんだろうな〜。クリイー自ら作曲したテーマ曲は大した事ないよ。ビックリはしたけどね。3人の(ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケヴィン・ベーコン)友情が描ききれてなくて、「友達」って感覚では見られない。そこも狙いか?道端でホッケーやってるのはいいけど、フットボールにしてくれよ、そうしたらもっと「親友」的な雰囲気が伝わりやすいのに。ボストンにだってあるじゃん、変なティーム…。その3人だが、おそらく二人はオスカー獲るね。かわいそうなのはバコンじゃなくてベーコンだよ。頑張ってるのにノミネートもなしかよ。淡々としていて実は一番演技し辛いところをうまくやっていた気がしたけどね〜。あの、奥さんとのエピソードは必要ないんじゃない?ストーリーとも関係ないし。クリイーの思わせぶり犯人像か?ローレンス・フィッシュバーンの出演が嬉しかったんだけど、太ってて特定の覚悟から見たら違う役者に見えるから半信半疑で見てた場面もあった。クレジットされてないが、イーライ・ウォラックを見てニンマリ。へぇ〜、作品賞にもノミネートかぁ〜。オスカーナイト前に他の3作品も見たいな。
Evaluation ★★
Country アメリカ
Year 2003
Runtime 138
Remarks キャッチコピーは、「もうひとつの『スタンド・バイ・ミー』を見るために、あなたは大人になった。」
アカデミー作品賞、助演女優賞(マーシャ・ゲイ・ハーデン)、監督賞、脚色賞にそれぞれノミネート。受賞は、助演男優賞(ティム・ロビンス)、主演男優賞(ショーン・ペン)。
カンヌ国際映画祭パルム・ドールにノミネート。
全米批評家協会監督賞受賞。
ゴールデン・グローブ作品賞、監督賞、脚本賞にそれぞれノミネート。受賞は、男優賞(ショーン・ペン)、助演男優賞(ティム・ロビンス)。
英国アカデミー主演男優賞(ショーン・ペン)、助演男優賞(ティム・ロビンス)、助演女優賞(ローラ・リニー)にそれぞれノミネート。
ヨーロッパ映画インターナショナル(非ヨーロッパ)作品賞にノミネート。

40

Japanese Title おかしなおかしなおかしな世界
Original Title IT'S A MAD MAD MAD MAD WORLD
Director スタンリー・クレイマー
Casting スペンサー・トレイシー
ミッキー・ルーニー
ジェリー・ルイス
シド・シーザー
ミルトン・バール
ジョナサン・ウィンタース
ディック・ショーン
ピーター・フォーク
エセル・マーマン
ドロシー・プロヴァイン
バスター・キートン
ジョー・E・ブラウン
ザス・ピッツ
ジム・バッカス
ジャック・ベニー
アンディ・ディヴァイン
ジミー・デュランテ
ノーマン・フェル
ポール・フォード
Comments オープニング・クレジットのアニメーションがコミカルでなかなか良いが、これだけのコメディなのに長過ぎる。インターミッションがあるのにも驚いたけど、米オリジナル版はもっと長いはず。キャストはコメディアンが多数出演しているし、ビッグネームもあるが、冗漫とはまさにこのことではっきり言ってみてる側としては辛い。しかし、ラストのレスキュー車の梯子シーンは笑える。お金がばら撒かれるシーンはやっぱり『現金に体を張れ』でしょ。
Evaluation
Country アメリカ
Year 1963
Runtime 155
Remarks キャッチコピーは、「思いっきり笑って下さい…全篇猛烈なスピードの大追跡!超大型画面に炸裂する大迫力!」
アカデミー撮影賞、作曲賞、歌曲賞、編集賞、録音賞にそれぞれノミネート。受賞は、音響効果賞。

41

Japanese Title ギャング・オブ・シカゴ 復讐の鎮魂歌
Original Title JUSTICE
Director ジャック・エルスガード
Casting トレイシー・ニーダム
ジェームズ・ベルーシ
チャールズ・ダーニング
ジョベス・ウィリアムズ
トニー・ブラナ
ヘンリー・シルヴァ
Comments 回避せよ!回避せよ!見てはいけないとっても面白くないギャングもの。あっ、ギャングものという表現でさえ使ってはいけないほの面白くなさ。チャールズ・ダーニングよ、コンなのに出てちゃダメだ!ベルーシにはピッタリ。
Evaluation 1/2
Country アメリカ
Year 1998
Runtime 104
Remarks 米テレビ映画。

42

Japanese Title ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
Original Title THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING
Director ピーター・ジャクソン
Casting イライジャ・ウッド
イアン・マッケラン
ヴィゴー・モーテンセン
ショーン・アスティン
リヴ・タイラー
ビリー・ボイド
ドミニク・モナハン
オーランド・ブルーム
ジョン・リス・デイヴィス
イアン・ホルム
ケイト・ブランシェット
バーナード・ヒル
ミランダ・オットー
カール・アーバン
デヴィッド・ウェンハム
ジョン・ノブル
ヒューゴ・ウィーヴィング
アンディ・サーキス
Comments 前2作の復習とこの3作目にしてやっと全貌がハッキリしてきて内容も理解できて楽しめた。3部作と言うことでいわゆる一般的に言う「続編」に入れていいかどうか迷うが、3作目にして一番面白かった。流石にレゴラスの見せ場シーンではネタ切れって感じがして前2作を上回る場面はなかった。戦闘シーンなんかも見慣れてしまったせいか精彩を欠いたが、悪かったわけではなく充分に見る価値はある。原作を知らないんで、(これから読んでみるつもり)エンディングはどうなるかまったくわからなかったが、意外にも予想通りの展開である意味安心した。そして、主要キャラクター全員が生き残ったのは良かった。これは予想と違った。アラゴルンあたり壮絶な死に方をするかなぁと思っていたが。いよいよ指輪を棄てるってところで相変わらずハッキリしないフロドへのイライラ度は増すばかり。サムがいなかったらどうしようもなかった。クライマックスを終えてからはほとんど「サム物語」。しかし、サムの奮闘は全編を通して素晴しい。はっきり言ってサムがいなかったら指輪も棄てられなかっただろうし。ラストを引っ張ったのはもちろん原作どおりなんだろうけど、やっぱり長かった。★★★も惜しかったんだけどね〜。原作でしっかり確かめてみよう。冒頭でスメアゴルが指輪を発見してからの様子を見せてくれたのも良かった。変わり行く様子も楽しめたし。クライマックスで溶岩に落ちる者がいるとしたら彼がその一人だとも思った。個人的には烽火を上げるシーンがとても印象的。実に壮大だった。アカデミー作品賞にノミネートされてるけど、受賞はとなるとどうかな?この3作目だけってのはおかしいかも。ちょっと難しいかな。
Evaluation ★★1/2
Country 米/ニュージーランド
Year 2003
Runtime 203
Remarks アカデミー美術賞、衣裳デザイン賞、視覚効果賞、メイクアップ賞、音響賞、作曲賞、編集賞、歌曲賞、脚色賞、監督賞、作品賞の前11部門受賞。『ベン・ハー』に並んだ。『タイタニック』もだけどね…。
NY批評家協会作品賞受賞。
LA批評家協会監督賞、美術賞受賞。ゴールデン・グローブ作品賞、監督賞、音楽賞、歌曲賞受賞。
冒頭のスメアゴルのシーンは『〜二つの塔』でゴラムがスメアゴルの名前を思い出すシーンで使用されるはずだった。
ジョン・リス・デイヴィスは元々デネソール2世役のオーディションを受けた。
ロード・オブ・ザ・リング三部作は『ゴッドファーザー』三部作の28、『スターウォーズ』三部作の21を抜いて30のノミネーションでトップとなった。
前2作が作品賞にノミネートされながら受賞を逃したにもかかわらず3作目もノミネートされたアカデミー史上初の作品。

43

Japanese Title プレッジ
Original Title THE PLEDGE
Director ショーン・ペン
Casting ジャック・ニコルソン
ロビン・ライト・ペン
アーロン・エッカート
デイル・ディッキー
コスタス・マンディロア
ヘレン・ミレン
トム・ヌーナン
マイケル・オキーフ
ヴァネッサ・レッドグレーヴ
ポーリン・ロバーツ
ミッキー・ローク
サム・シェパード
ロイス・スミス
ハリー・ディーン・スタントン
ベニチオ・デル・トロ
パトリシア・クラークソン
Comments んんん、決して面白いとはいえないな。意外な出演者と言う点では楽しめるかもしれないが、ストーリーもまだよしとして、エンディングは消化不良。真犯人は結局いたんだろうけど、ハッキリしない。30分を過ぎてからの中弛みに耐えられれば最後までいけるが、壁は意外に大きいので注意が必要だ。特にヴァネッサ・レッドグレーヴには気をつけろ!作品の流れを一気にトロクして台無しにする魔力を持っている。ジャック・ニコルソンは相変わらずの演技。好きな人は好き、嫌いな人は嫌い。監督ショーン・ペンに限らず新鋭監督(あえてこの表現を使わせてもらうが)は何か別なこと、カメラアングル、スローモーション、意味のわからないカットなどを挿入して「違い」と見せ付けようとするが、大方外れである。残念だ。ストレートに撮って面白く出来る監督はいないものか。そのペンの奥さんのロビン・ライト・ペンをあえて醜く見せていたのには理由があるのかな?アーロン・エッカートはピッツバーグ・スティーラーズのヘッドコーチ、ビル・カウワーに酷似!ミッキー・ロークの友情出演?ベニチオ・デル・トロは怪演してるが、イマイチ。
Evaluation
Country アメリカ
Year 2001
Runtime 123
Remarks キャッチコピーは、「守らなければならない“約束”があると警官は言った」
カンヌ国際映画祭パルム・ドールにノミネート。
ジャック・ニコルソンの秘書役を演じてたのはショーン・ペンのお母さん。

44

Japanese Title 危険がいっぱい
Original Title LE CRIME ET SES PLAISIRS
Director ルネ・クレマン
Casting アラン・ドロン
ジェーン・フォンダ
ローラ・オルブライト
アンドレ・ウーマンスキー
Comments 何やってんだよ、フランス人は。面白くないんだよ!頼むよまったく。タイトル通り見るには「危険がいっぱい」だ。前半の逃げ回るあたりのアクションはなかなかだったし、ラストの家の中の秘密部屋も興味をそそるのに、なんなんだこの中盤は!ドロン!しっかりせい!フォンダもフランス映画には何本出てるの?
Evaluation 1/2
Country フランス
Year 1964
Runtime 99
Remarks AKA, "THE LOVE CAGE", "LES FELINS"

45

Japanese Title ドクトル・ジバゴ
Original Title DOCTOR ZHIVAGO
Director デヴィッド・リーン
Casting オマー・シャリフ
ジュリー・クリスティ
トム・コートネイ
アレック・ギネス
ジェラルディン・チャップリン
リタ・トゥシンハム
ロッド・スタイガー
エイドリアン・コリ
イングリッド・ピット
Comments なんとも久々に見たが、例のテーマ曲がね、いいんだよね。ただ、内容には賛成しかねるんだ。ホント下手したらただの不倫映画でどうしようもないんだよな。時代背景が波乱のロシアだけに不倫も許せちゃうなんてコメント聞いたけど、どんな時代にせよ許される訳がない。ただの言い訳だな。波乱なのは確かでそれぞれの運命が絡んでて面白い。オマー・シャリフはジバゴのイメージもあるが、なんと言っても『アラビアのロレンス』のアリー役なんだ!ジュリー・クリスティはまぁまぁ。備考欄にあるようにソフィアじゃなくて良かったかも。アレック・ギネスが出てるのはすっかり忘れてた!ジェラルディン・チャップリンは相変わらずの役で可哀想。でも、やっぱり苦手。ロッド・スタイガーのおかげで雰囲気が変わるんだけど、凄い役者だな。
Evaluation ★★1/2
Country 米/伊
Year 1965
Runtime 194
Remarks キャッチコピーは、「凍てつく大雪原をはるか動乱のちまたをくぐりひたむきに愛し誠実に生きた一つの魂がよびおこす美しき感動の結晶」
アカデミー作品賞、助演男優賞(トム・コートネイ)、監督賞、編集賞、録音賞にそれぞれノミネート。受賞は、脚色賞、作曲賞、美術監督・装置賞、衣装デザイン賞。
ゴールデン・グローブ作品賞、男優賞(オマー・シャリフ)、監督賞、脚本賞、音楽賞受賞。
英国アカデミー作品賞、男優賞(ラルフ・リチャードソン)、女優賞(ジュリー・クリスティ)にそれぞれノミネート。
プロデューサーのカルロ・ポンティは小説の映画化権利を自分の妻、ソフィア・ローレンが主演できるように買い取ったが、監督のリーンは彼女はラーラの役に背が高すぎるといってローレンを起用しなかった。

46

Japanese Title メリー・ポピンズ
Original Title MARY POPPINS
Director ロバート・スティーヴンソン
Casting ジュリー・アンドリュース
ディック・ヴァン・ダイク
デヴィッド・トムリンソン
グリニス・ジョンズ
ハーマイアニ・バドリー
ジェーン・ダーウェル
カレン・ドートリス
エルザ・ランチェスター
Comments いつ以来か…とっても良かった。ノスタルジックこの上ない気持ち。今見ても充分に楽しめるな。最初からダイジェストで挿入歌が掛かるのはなんとも懐かしくてついついハミングしちゃう。ディズニーならではの展開とハッピーエンド(でも、ポピンズが去ってしまうので完全なハッピーエンドとはいえないか)で実に気分がいい。ジュリーはこれか『サウンド・オブ・ミュージック』かってくらいのはまり役。鏡の中のメリー・ポピンズだけが歌い続けるのが笑える。子供の頃から絵の中に入った時に服をパフパスはらうと色のついたほこりが出てくるのが印象的なんだよなぁ〜。今でもしっかり言えない、「"Supercalifragilisticexpialidocious"スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」がまたタマリません!!そのシーンでりんご飴をむさぼるように食べている男の子が可笑しい。ポピンズと犬との会話も可笑しいが、中にくしゃみした後に言う英語の表現「bless you」が入っているのが笑えるんだ、これが。会議室を出る時のお父さんのステップは今でもやる時がある。そして会長が宙に舞う!って、うまいね!!
Evaluation ★★★
Country アメリカ
Year 1964
Runtime 140
Remarks キャッチコピーは、「世界の映画史に、さん然と輝く最高傑作ミュージカル!歌うアンドルース!踊るヴァン・ダイク!〈チム・チム・チェリー〉ほか粒よりの佳曲に 彩られて、楽しい感動を呼ぶ永遠の名作」
アカデミー作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、音楽(編曲賞)、美術監督・装置賞、衣装デザイン賞、録音賞にそれぞれノミネート。受賞は、主演女優賞(ジュリー・アンドリュース)、作曲賞、歌曲賞、特殊視覚効果賞、編集賞。
ゴールデン・グローブ女優賞(ジュリー・アンドリュース)受賞。
英国アカデミー新人賞(ジュリー・アンドリュース)受賞。
ブルーリボン外国作品賞受賞。
メリー・ポピンズとミセス・バンクスがお互いに話す場面は一度もない。"Supercalifragilisticexpialidocious"をカタカナ表記すると、「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」ってところかな。
エンディング・クレジットでドーエス・シニア役「ナックヴィッド・キード」と記されてるが、アルファベットを並べ替えると「ディック・ヴァン・ダイク」になる。

47

Japanese Title 狼よさらば
Original Title DEATH WISH
Director マイケル・ウィナー
Casting チャールズ・ブロンソン
ホープ・ラング
ヴィンセント・ガーディニア
スティーヴン・キーツ
ウィリアム・レッドフィールド
キャサリン・トーラン
スチュアート・マーゴリン
ジェフ・ゴールドブラム
グレゴリー・ロザキス
クリストファー・ローガン
オリンピア・デュカキス
ポール・ドゥーリイ
Comments なるほど、なかなか面白かったな。チャールズ・ブロンソンしか出来ないなんて思ってたけど、もともとはマックィーンにオファーされたんだ…。一般人から徐々に単独自警団に変わっていく様が怖いと言うか面白いと言うか迫力がある。無敵にも思える銃捌きだが、遂に撃たれて病院へ。逮捕されると思いきや、「町を出ろ」と警部…。空港でまたチンピラがいたずらしてるところにブロンソンは指で銃を撃つ振りしてニヤッと笑う…んんん〜マンダム!シブい!警部が自分の顔写真を雑誌の表紙で確認した時のコミカルなBGMが好き。緊迫した内容の中で一息つける。
Evaluation ★★1/3
Country アメリカ
Year 1974
Runtime 94
Remarks キャッチコピーは、「私立警察か夜の私刑者か妻の面影、娘の涙を心に抱いて−さすらいの狼が仕掛けた闇の罠!」
"DEATH WISH"シリーズ第一弾。第2弾は、『ロサンゼルス』、第3弾は、『スーパー・マグナム』、第4弾は、『バトルガンM-16』、第5段は、『DEATH WISH/キング・オブ・リベンジ』
元々ポール・カーシー役はスティーヴ・マックィーンにオファーされたものだったが断っていた。
ジェフ・ゴールドブラムのデビュー作。

48

Japanese Title ボーダー
Original Title THE BORDER
Director トニー・リチャードソン
Casting ジャック・ニコルソン
ハーヴェイ・カイテル
ヴァレリー・ペリン
ウォーレン・オーツ
エルピディア・カリーロ
Comments 別に見なくてもどーって事はなかった。ジャック・ニコルソンが珍しく正義感あふれるタイプの警官。ハーヴェイ・カイテルは早くに近いし、汚職警官にしては物足りない。実は夫のことを思っている浪費癖の妻も最後には結局意味を成していない。でも、助けた綺麗なメキシコ人との間にこれといって関係がなかったのは良い。でも、省けるところは多い。監督はイギリス出身で『大本命』『トム・ジョーンズの華麗な冒険』『長距離ランナーの孤独』『蜜の味』『土曜の夜と日曜の朝』といったくっだらない映画ばかり撮っているトニー・リチャードソン。おいおい、おまけにヴァネッサ・レッドグローヴが元奥さんかよ!勘弁してくれ。
Evaluation
Country アメリカ
Year 1981
Runtime 109
Remarks -

49

Japanese Title 大脱走
Original Title THE GREAT ESCAPE
Director ジョン・スタージェス
Casting スティーヴ・マックィーン
ジェームズ・ガーナー
リチャード・アッテンボロー
ジェームズ・コバーン
チャールズ・ブロンソン
デヴィッド・マッカラム
ハンネス・メッセマー
ドナルド・プレザンス
トム・アダムス
ジェームズ・ドナルド
ジョン・レイトン
ゴードン・ジャクソン
ナイジェル・ストック
アンガス・レニー
ロバート・グラフ
ジャド・テイラー
Comments もっともっと見てるはずなのに本データベースでは僅かに3回目。これじゃ、いかん。今度は40周年記念に発売されたDVDを見てみないといけないな。さてさて…相変わらず色褪せしない作品で、冒頭のテーマ曲から鳥肌が立つ数少ない一本。収容所に送られてきた時からそれぞの目線が違う。既に「脱走」を意識している。それどころか、入ってすぐに脱走を試みる連中が数人。また、後の展開への伏線が既に引かれているのが大変興味深い。笑いの伏線もちゃんとあってお気に入りはベッドに飛び乗るシーンだ。印象的な台詞も最初からある。「脱走は全将兵の義務だ」、「ミルク抜きの紅茶は野蛮だな」。そのシーンと、後のシーンでも出てくるゲシュタポの皮のコートはやっぱりカッコいい…。また、同じシーンでのリチャード・アッテンボローはなんとも情けない顔であるが、すぐに指揮を取り出してイキイキとしてくる。久々に見たせいかなのか、前回見たヴァージョンが短かったのかハッキリしないけど、衣装調達係の部屋でのシーンは丸々覚えてなかった。少なくともテレビ放映されたヴァージョンではカットの対象だろうな。他の作品と比べるとドイツ人看守は比較的愛嬌があるように描かれていて、さほどドイツ人に敵対心が沸かないんだけど、やっぱり50人射殺シーンへ至る道程ではまず間違いなく愛嬌などはまったくない。トンネルでいつも興奮させらるんだけど、ピッタリな役柄のチャールズ・ブロンソンがたまらない。17番目のトンネルを掘り出す時が一番興奮するかも。また、トンネルが短いことを言い渡される時のみんなの表情が印象的だが、ちょっと切ない。でも、よく作ったよな〜。『トップ・シークレット』のトンネルまで行かないけどまぁー凄い出来である。ここまで触れてなかったけど、“クーラーキング”ことヴァージル・ヒルツを演じたスティーヴ・マックィーンは表現しがたいほどのカッコ良さで、本気で彼になりたいと思わせるほどだ。不思議な魅力がある。ガソリンが入っているかどうかバイクを揺するシーンを真似たくてスクーターを買ったのを思い出す。嫌な予感からか簡単に「ヴァージル」と呼ばせないマックィーンがいいよなぁ〜。あー、やっぱりもう一度、今度は40周年記念ヴァージョンを見ないと!
Evaluation ★★★★
Country アメリカ
Year 1963
Runtime 172
Remarks キャッチコピーは、「20世紀最大の娯楽大作が5大スターと共にいま爆発!」
アカデミー編集賞にノミネート。
原作を書いたポール・ブリックヒルは、実際に第三ラフト収容所で脱走の手助けをした一人である。
クライマックスのワンシーンでマックィーンを追うドイツ人バイクへいたちの一人はマックィーン本人である。もちろん編集の妙で彼だと言うことには気がつかないので、監督はバイクに乗ることを特別に許したとか。と言うことは、彼は自分を追っていることになる(^^)
ドナルド・プレザンス(ドイツ)、ハンネス・メッセマー(ロシア)、は実際に第二次世界大戦中捕虜収容所で生活していた事がある。
チャールズ・ブロンソンは俳優になる前は炭坑夫だったのでセットにノウハウを持ち込んで監督にアドヴァイスをしていた。
マックィーンは自分でスタントを行ったが、1シーンだけはスタンマンに頼った。例の髪逆立ち60フィートジャンプシーンがそれ。マックィーンは柵越えジャンプを試みたが失敗してしまった。このシーンはマックィーンの友達のバド・エルキンズによって行われた。バドにとっては新境地を切り開いたばかりで、その後『ブリット』のバイクシーンをほとんどやることになり、テレビドラマの「白バイ野郎ジョン&パンチ」のバイクシーンも担当した。
脱走した76人のうち実際に逃げ切ったのは3人で、50人射殺されたのは本当だが、50人まとめて殺されたのではなく、小グループで射殺された。この射殺に携わった14人のドイツ人は戦後処刑された。
バイクシーンは実際にはなかったが、マックィーンの提案で取り入れられた。飛行機を盗むシーンも実際にはなかった。
トンネル王の一人ウォリー・フラディーは実際には脱走の数日前に収容所を移されたが、映画制作にコンサルタントとして1年以上も携わっていた。
実際の脱走準備には600人がかかわって1年以上もかかった。決行されたのは1994年3月24日で地面は雪で覆われていた。
マックィーンが劇中しているネックレスは妻からプレゼントされたもの。彼は、バイク技術を見せる事が出来るということで役を受けたらしい。また、ヒルツのシーンをもっと増やすように脚本を書き直せと製作を遅らせたこともあったらしい。確かにちょっと少ないよな。

50

Japanese Title 歩道の終わる所
Original Title WHERE SIDEWALK ENDS
Director オットー・プレミンジャー
Casting ダナ・アンドリュース
ジーン・ティアニー
ゲイリー・メリル
バート・フリード
トム・テューリー
カール・マルデン
ルース・ドネリー
クレイグ・スティーヴンス
Comments うん、またまたダナ・アンドリュース主演の白黒作品だったが、今年3本目にして最高評価作品。意外な展開が楽しめたし、シーン・ティアニーが綺麗なのでプラス効果。まさか、ダナが殺しをしちゃうとはね〜。思い切った考えだったな。思い返せば最初からなんとなく怒りに満ちた表情をしてたかな。殺してにもかかわらず、殺した男の女房まで射止めて、彼女にも真実を知られても尚ハッピーエンドって凄いよね!凄いぞ、オットー・プレミンジャー。外れも少ないし安心して見られる。おっと、カール・“鼻”・マルデンも好演ね!
Evaluation ★★1/2
Country アメリカ
Year 1950
Runtime 95
Remarks 日本劇場未公開。

51

Japanese Title 白い烏
Original Title THE WHITE RAVEN
Director アンドリュー・スティーヴンス
Casting ロン・シルヴァー
ジョアンナ・パクラ
ロイ・シャイダー
ハンネス・イーニッケ
ジャン・ルーブス
エリザベス・シェパード
Comments いやはや酷いもんだね。自分のそうだけど、ロイ・シャイダー目当てで見た人多いんじゃないかな?そういう人に更にがっかりしただろう。端役でしかないし、良い役でもない。内容も酷かった。いくらナチスや戦争戦犯が絡んだからって面白くないものは面白くない。大きなダイヤに翻弄される主人公。謎解きの暗号もパッとせず、隠されていたのは頭の中…頭皮を剥いで頭骸骨を切って取り出す。こんな作品でそんなことしなくてもいいわ。
Evaluation 1/2
Country アメリカ
Year 1998
Runtime 95
Remarks 日本劇場未公開。

52

Japanese Title ヒッチコック 天才監督の横顔
Original Title DIAL "H" FOR HITCHCOCK: THE GENIUS BEHIND THE SHOWMAN
Director テッド・ハイムズ
Casting アルフレッド・ヒッチコック
ブライアン・デ・パルマ
カーティス・ハンソン
ウェス・クレイヴン
ブライアン・シンガー
ロイド・ノーラン
ジャネット・リー
テレサ・ライト
Comments ヒッチコックがどんな人物でどんな映画を撮っていたかと言うことを初心者に伝えるのには良いドキュメンタリー。彼の作品に出演した女優や、彼に影響を受けた監督なんかが出演している。中でもテレサ・ライトなんて完全に婆さんだが、ティッピ・ヘドレンはシワこそ増えたもののまだまだいける。60代後半にはとてもじゃないけど、見えない。自称ヒッチコキアンとしては本データベースに載ってない彼の作品をもう一度見直す良い機会を与えてくれた。実際ほとんど見てるのにしばらく見てないのが多い。ようし、今年は「ヒッチ年」にするか!グノーの「マリオネットの葬送行進曲」が節々でかかるうえに「ヒッチコック劇場」の事にも充分触れている。
Evaluation ★★1/2
Country アメリカ
Year 1999
Runtime 102
Remarks 日本劇場未公開。
別題は、「ドキュメント アルフレッド・ヒッチコック〜天才監督の横顔」。

53

Japanese Title 第十七番
Original Title NUMBER SEVENTEEN
Director アルフレッド・ヒッチコック
Casting レオン・M・ライオン
アン・グレイ
ジョン・スチュアート
Comments と、言うことで『ヒッチコック 天才監督の横顔』に感化されて早速ヒッチ作品の鑑賞。しかも、未鑑賞の本作品から。すでに、影の使い方とかアップとか意識して使っているのが窺える。殴るシーンの早回しが可笑しいが迫力は伝わってくる。そこでも、振り回された後のカメラワークが興味深い。模型ではあるが、クライマックスのバスと列車のチェイスシーンは迫力があるぞ。落ちもあるしね!あれっ、ヒッチに気がつかなかった。もう一度確認してみよう!と言うことで流して見たらいたいた。ほんの数コマだけど、バスの乗客の一人。
Evaluation ★★
Country イギリス
Year 1932
Runtime 61
Remarks -

54

Japanese Title リング
Original Title THE RING
Director アルフレッド・ヒッチコック
Casting カール・ブリッソン
リリアン・ホール・デイヴィス
イアン・ハンター
フォレスター・ハーヴェイ
ハリー・テリー
ゴードン・ハーカー
Comments 口のアップ。オーヴァーラップが多いな。意外にもラブ・ストーリーなのでちょっと驚いた。見ていたらヒッチ作品だと言うことを忘れてしまっていた。ヒッチ作品だと言うことを意識せずに見るのは案外いいかも。ノックアウトされるシーンなんてのは巧いなぁと感心させられる。コーナーに戻ってからのタオルでの扇ぎや、マッサージが大袈裟。
Evaluation ★1/2
Country イギリス
Year 1927
Runtime 89
Remarks -

55

Japanese Title ノー・マンズ・ランド
Original Title NO MAN'S LAND
Director ダニス・タノヴィッチ
Casting ブランコ・ジュリッチ
レネ・ビトラヤツ ニノ
フイリプ・ショヴァゴヴイツチ
カトリン・カートリッジ
サイモン・キャロウ
ジョルジュ・シアティディス
サシャ・クレメール
セルジュ・アンリ・ヴァルック
ムスタファ・ナダレヴィッチ
Comments なるほどね。戦争をひねくってるんだろうけど、そうしたら当たるみたいに思ってるところないかな?最近思うのは、戦争をひねくる必要あるんだろうか?それでどうこうなるってことでもないだろうし…訴えたいんだろうけどね。でも、そうだとしたら同じ路線でどんどん同じようなもの撮り続けていかないといけないと思う。まぁまぁまぁ…民族間のわだかまりがよくわからないのはしようがない。だからピンとこないのかもしれない。ラストは地雷を背中に抱えたまま終わる。何か手はあるだろ…
Evaluation
Country 仏/伊/英/ベルギー/スロヴェニア
Year 2001
Runtime 98
Remarks キャッチコピーは、「for Peace 平和こそすべて」
アカデミー外国語映画賞受賞。
カンヌ国際映画祭パルム・ドールにノミネート。受賞は、脚本賞。
LA批評家協会外国映画賞受賞。
ゴールデン・グローブ外国映画賞受賞。
ヨーロッパ映画脚本賞受賞。

56

Japanese Title マスター・アンド・コマンダー
Original Title MASTER AND COMMANDER: THE FAR SIDE OF THE WORLD
Director ピーター・ウィアー
Casting ラッセル・クロウ
ポール・ベタニー
ビリー・ボイド
ジェームズ・ダーシー
マックス・パーキス
マックス・ベニッツ
リー・イングルビー
ジョージ・イネス
マーク・ルイス・ジョーンズ
クリス・ラーキン
リチャード・マッケーブ
ロバート・パフ
デヴィッド・スレルフォール
エドワード・ウッドオール
イアン・マーサー
Comments 抑揚のない淡々としたストーリーである。抑揚がないというのは言い過ぎかもしれないが、飽きさせず見せるのは立派。まぁ、いつもとは違って、ただ単にバトルシーンを数回入れただけじゃなかったのは良かったのかもしれない。ラッセル・クロウはなかなかの迫力だったが、伝説的な船長のカリスマはこれと言ってなかった。クルーとの仲の良さは光ったが。台詞の節々や表情でそう感じた。意外だったのは、個人的には嫌いな顔で本作でも足を引っ張るのはこいつしかいないと思っていたポール・ベタニーが良かったということ。自分でも驚いている。『ビューティフル・マインド』にも出演しているらしいが、どの役かは思い出せない。ガラパゴス諸島のエピソードの意図が良くわからなかった。何か進化論臭くなるのではないかと懸念していたが取り越し苦労だった。
Evaluation ★★1/3
Country アメリカ
Year 2003
Runtime 139
Remarks キャッチコピーは、「1805年―ヨーロッパ征服を狙うナポレオンの前に多くの兵士の命が犠牲となった。窮地に立つ英国軍が、一人の艦長のもとへ送り込んだのはまだ幼い少年たちであった…。」
アカデミー美術賞、衣裳デザイン賞、特殊効果賞、メイクアップ賞、音響賞、監督賞、作品賞にそれぞれノミネート。音響編集賞、撮影賞受賞。
ゴールデン・グローブ作品賞、男優賞(ラッセル・クロウ) 、監督賞にそれぞれノミネート。
英国アカデミー作品賞、助演男優賞(ポール・ベタニー)、撮影賞、特殊視覚効果賞にそれぞれノミネート。受賞は、監督賞、プロダクションデザイン賞、衣装デザイン賞、音響賞。
ガラパゴス諸島での撮影は映画史上初。
ラッセル・クロウは船のクルーの親睦とティームとして巧く仕事が出来るようにラグビーをさせた。

57

Japanese Title デッグ・ドッグ・エルビス
Original Title DIG MY DO
Director -
Casting 声:ネッド・レイノルズ
Comments 「監獄ロック」のパクリ曲をバックにアニメの「犬」が髪型の自慢を歌う。口がムーミン状態で開くのが滑稽だが意外に雰囲気はつかめてる。髪が天まで届かんばかりに伸びて終いには支えきれず袖に走ってガッシャーン!お決まりのパターンだ。久々の短編映画だがほとんどミュージック・ビデオ感覚。
Evaluation
Country アメリカ
Year 1990
Runtime 4
Remarks -

58

Japanese Title 光と闇の伝説 コリン・マッケンジー
Original Title FORGOTTEN SILVER
Director ピーター・ジャクソン
コスタ・ボーテス
Casting ピーター・ジャクソン
サム・ニール
コスタ・ボーテス
ハーヴェイ・ワインスタイン
Comments 全然知らなかった、このコリン・マッケンジーのことは。胡散臭さが随所に見られるのはご愛嬌として、ピーター・ジャクソンはまるで「川口探検隊」だったな〜。まぁ、視聴者もわかってて見てるってのはあると思うけど。信憑性が問われるだろうけど、ニュージーランドにあんな大規模なセットを建てたってのは事実だから驚いちゃうよな。ライト兄弟の人類初飛行よりも“早い”と思われるシーンではハンディで撮影しているけど、当時のカメラはハンディで撮影できるわけがなく三脚か何か台座が必要だったはず。フィルムに音声をつけたエピソードも当時としてはあり得ない質の高さで疑わしいとか…。確かに映画、とくに執着した「サロメ」に込めた情熱は凄まじかったが、何と言っても自分の死に様を自分のカメラにおさめたシーンが強烈。もちろん意図はしてなかっただろうけど本望だったろうな。
Evaluation ★★1/2
Country ニュージーランド
Year 1996
Runtime 53
Remarks 別題は、「コリン・マッケンジー もうひとりのグリフィス」
キャッチコピーは、「『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督、幻の傑作!!」

59

Japanese Title 悪魔をやっつけろ
Original Title BEAT THE DEVIL
Director ジョン・ヒューストン
Casting ハンフリー・ボガート
ジェニファー・ジョーンズ
ジーナ・ロロブリジーダ
ロバート・モーレイ
ピーター・ローレ
エドワード・アンダーダウン
Comments 未見の白黒ボギー作品ってどうしてこんなにワクワクするんだろう。それにしてもこの人、渋すぎる。内容なんてどうでも良くなってきちゃうもんな…こう言う役者は数少ないからきっと興奮するんだろうな。意外にコメディチックで笑える。船長の袖でのズッコケ振りはまさに古典的コメディ。ボギーときたらピーター・ローレがおまけでついて来る感じがあるのは『カサブランカ』の影響かな。相変わらず怪しくて、弱々しくてブロンドヘアーが印象的だった。“落ち”は個人的にはイマイチだったが、ボギーの最後の笑いが楽しかったのでOKとしよう。でも、やっぱりジェニファー・ジョーンズは苦手。ジーナ・ロロブリジーダの方が断然良い。
Evaluation ★★1/2
Country アメリカ
Year 1953
Runtime 89
Remarks -

60

Japanese Title 小さな恋のメロディ
Original Title MELODY
Director ワリス・フセイン
Casting マーク・レスター
ジャック・ワイルド
トレイシー・ハイド
シーラ・スティーフェル
ロイ・キニア
Comments ひっさし振りに見たけど、なんだろうなこの懐かしさとほろ苦さ…♪メロディ・フェアがかかるところはやっぱり気分がいい。流石はビージーズ。全編を通して良い気分にさせてくれた。ダニエルとメロディはもちろん初々しくて愛らしくていいんだけど、オーンショウことジャック・ワイルドも良い味出してるんだよな。チェロとリコーダーのシーンは愛くるしいな。「ダニエル!」って先生に言われてハッと正気に戻る時の顔が良い。自分が呼ばれてるみたいだし。名シーンといっていいのでは?給食にどっぷりと塩かけてごまかすのに"Want some?"というオーンショウの表情に注目。憎めない。メロディのお父さんがダニエルのことをドナルドとか、デイヴィッドと間違えるのが可笑しい。歌詞では♪"First of May"が一番いいかな。胸にしみる。
Evaluation ★★★
Country イギリス
Year 1971
Runtime 106
Remarks キャッチコピーは、「美しい五月の雨がメロディの髪をぬらす…虹のむこうからあの美しい主題曲が聞こえてくる!華麗な話題に包まれてフレッシュな魅力がいっぱい!」、「愛しあっているからそう言ってこの2人は結婚式を挙げた11才…未来の方を向いて−20代の才能がまったく新しい感動をつくりあげた暖かく…カラフルに…リズミカルに…」

1~30  31~60  61~90  91~120  121~150  151~180  181~210  211~240  241~270  271~300  301~330

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