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2004

1~30  31~60  61~90  91~120  121~150  151~180  181~210  211~240  241~270  271~300  301~330

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91

Japanese Title シルバラード
Original Title SILVERADO
Director ローレンス・カスダン
Casting ケヴィン・クライン
スコット・グレン
ケヴィン・コスナー
ダニー・グローヴァー
ジョン・クリーズ
ロザンナ・アークエット
ブライアン・デネヒー
ジェフ・ゴールドブラム
リンダ・ハント
ケティ・フラド
アマンダ・ワイス
ジェフ・フェイヒー
マーヴィン・J・マッキンタイア
ブラッド・ウィリアムズ
ビル・サーマン
ジェームズ・ギャモン
ジョー・セネカ
リン・ウィットフィールド
トーマス・ウィルソン・ブラウン
リチャード・ジェンキンス
ペペ・セルナ
Comments 長い。いくらテンポが良くて、内容がそれなりに面白くてもこれは長すぎ。ケヴィン・クライン、スコット・グレンはまだまだ主役顔じゃないよ。渋さではスコット・グレンは合格としても、クラインは全然ダメ。彼のコメディはいいものがあるけど、やっぱり好きな方じゃない。ケヴィン・コスナーは初々しいというだけで、これといって光ってはいない。初々しいと言っても30歳だけどね…。ダニー・グローヴァーは落ち着いていて良かったな。彼は、シリアス、コメディともに上手。ブライアン・デネヒーは相変わらずの悪役だけど、「また出てるの?」って印象だけ。意外だったのは、ジェフ・ゴールドブラム。ミスマッチ。
Evaluation
Country アメリカ
Year 1985
Runtime 133
Remarks アカデミー作曲賞、音響賞にそれぞれノミネート。

92

Japanese Title リーサル・ウェポン
Original Title LETHAL WEAPON
Director リチャード・ドナー
Casting メル・ギブソン
ダニー・グローヴァー
ゲイリー・ビューシイ
ミッチェル・ライアン
トム・アトキンス
ダーレン・ラヴ
トレイシー・ウルフ
エド・オロス
アル・レオン
グランド・L・ブッシュ
スティーヴ・カーン
Comments 久々に見て新鮮ではあったが省いてもまったくかまわないシーンが結構あって驚いた。ともあれ、ギブソンとグローヴァーのコンビは良い。徐々に「相棒化」していくいわゆる刑事パートナーものの中では良いコンビである。メルが自殺願望者だったって事は完全に忘れてた。そのあたりの演技は見もの。グローヴァーの家でテレビでやってるフットボールに興味津々のメルはもっとみもの。スナイパーぶりを発揮するメルはちょっとカッコいい。それと、皆一緒に家でラップに挑戦するところが可笑しい。そういう意味ではユーモアもたっぷりで楽しめることは楽しめる。BGMの「ジングルベルロック」からスタートするのはなかなかいいが、もっと良いのはエンディングで使われたクリスマスソングだ。エルヴィスの「アイル・ビー・ホーム・フォー・クリスマス」!最高だった。
Evaluation ★★
Country アメリカ
Year 1987
Runtime 110
Remarks アカデミー録音賞にノミネート。

93

Japanese Title ゴッドファーザー
Original Title THE GODFATHER
Director フランシス・フォード・コッポラ
Casting マーロン・ブランド
アル・パチーノ
ジェームズ・カーン
ジョン・カザール
ダイアン・キートン
ロバート・デュヴァル
リチャード・カステラーノ
タリア・シャイア
スターリング・ヘイドン
ジョン・マーリー
リチャード・コンテ
アル・レッティエリ
フランコ・チッティ
ジャンニ・ルッソ
ルディ・ボンド
アレックス・ロッコ
シモネッタ・ステファネッリ
アンジェロ・インファンティ
Comments やっぱりこれだな。マーロンこそ真のボスだな。落ち着いて彼の細かい演技なんて見てると本当に驚いてしまう。細かいところに気を使っているのが伺える。時々髭や頬の辺りを触ったりする仕草がたまらないし、孫と遊んでいるシーンなんかも本当にただのお爺さんを見事に演じている。ソニーが殺られたとしったときの表情は本物そのものだ。コニーの結婚式にマイケルが遅れて来てブラインドからその様子を覘いているドンに注目。オスカー受賞拒否ってのも彼らしいね。『キャバレー』を見てないのでなんとも言えないが、助演男優賞を逃したアル・パチーノ、ジェームズ・カーン、ロバート・デュヴァルも素晴しい。これを超えてるっていうんだろうから相当なものなんだろうな。チェックしておかないと。ジェームズ・カーンのいかり肩が相変わらず凄くてそこばっかり見てしまう。殴られてあざのあるコニーの顔を見た時の拳をかじろうとする仕草はついつい真似てしまう。初めて見る人はマイケルことアル・パチーノの豹変ぶりに驚くだろう。ドンになってからの彼は冷血だ。悲しいのはトムことロバート・デュヴァルをコンシリアリから外すことだが、ヴィトーのアイディアということで一安心する。考えてみればフレドを演じたジョン・カザールはハマリ役だったかも。彼も助演男優賞にノミネートされてもおかしくはないが、如何せん出番が少なすぎたかな。唯一の汚点といえばダイアン・キートンだ。3作全部で見なきゃいけないのが辛い。クレメンザやテシオもいいが、やっぱりファミリーを裏切ったテシオはダメ。殺られるシーンがないだけ有難いが。アポロニアが可哀想だな…
Evaluation ★★★★
Country アメリカ
Year 1972
Runtime 178
Remarks アカデミー作品賞、主演男優賞(マーロン・ブランド)、脚色賞をそれぞれ受賞。もちろんブランドは辞退。助演男優賞(ジェームズ・カーン、ロバート・デュヴァル、アル・パチーノ)、監督賞、衣裳デザイン賞、音響賞、編集賞にそれぞれノミネート。ゴールデン・グローブ作品賞、男優賞(マーロン・ブランド)監督賞、脚本賞、音楽賞をそれぞれ受賞。
英国アカデミー主演男優賞(マーロン・ブランド)、助演男優賞(ロバート・デュヴァル)、新人賞(アル・パチーノ)にそれぞれノミネート。受賞は、作曲賞。
アメリカ国立フィルム登録簿新規登録作品。

94

Japanese Title ゴッドファーザーPART II
Original Title THE GODFATHER: PART II
Director フランシス・フォード・コッポラ
Casting アル・パチーノ
ロバート・デュヴァル
ダイアン・キートン
ジョン・カザール
タリア・シャイア
ロバート・デ・ニーロ
リー・ストラスバーグ
マイケル・V・ガッツォ
マリアンナ・ヒル
ハリー・ディーン・スタントン
ダニー・アイエロ
ジェームズ・カーン
トロイ・ドナヒュー
ジョー・スピネル
ガストーネ・モスキン
Comments マイケル怖いよ〜。冷徹なドンだなしっかし…ファミリーを守る為に苦悩している様子は彼の演技でよくわかる。しょっちゅう目に指をあてるんだよね。しかもソフトに。あれは印象に残る。あとは時々怒りを爆発するところ。トム・ヘイゲンは悪くないのに「素直に答えられないのか!」ってほとんど八つ当たりだよな〜。ケイの行動もどうかと思うけど、ファミリーへの侮辱ともとれる言動直後の一発も強烈。更に強烈なのは別居してから子供たちと会っていたケイのところにマイケルが帰ってきて、アンソニーがなかなかお別れのキスをしないでいると後ろにマイケルが…黙ったままドアを閉める…ドアの向こうのケイの悲鳴が痛烈である。若い時のドンの演技の評価が高いデ・ニーロであるが、何度も言ってるように過大評価されている。覚えておかなければならないのは、彼はドン=マーロン・ブランドではないこと!彼の演技はコピーにしか過ぎないのである。オリジナルは飽くまでもブランドなのである。彼よりは嫌味なところを遺憾なく発揮しているファヌッチの方が遥かにいいと思う。もちろんこの一連の回想シークエンスは嫌いじゃない。むしろ、好きだ。特に『特別完全版』で見るのが良い。いつも思うけどリー・ストラスバーグは演技指導だけにいておいた方が良い。マイケル・V・ガッツォは良いね〜。ステージに上がって何とかイタリアン音楽をバンドにさせようとするあたりが特に好き。ダニー・アイエロは端役で出演しているが、おそらく『ラストドン』の主役はこの出演がきっかけになったのでは?端役と言えば、トロイ・ドナヒューも出演しているが。薄っぺらい役だこと…可哀想。可哀想といえばフ・レ・ド…
Evaluation ★★★★
Country アメリカ
Year 1974
Runtime 200
Remarks アカデミー作品賞、助演男優賞(ロバート・デ・ニーロ)、監督賞、脚色賞、作曲賞、美術監督・装置賞をそれぞれ受賞。ノミネートは主演男優賞(アル・パチーノ、リー・ストラスバーグ、マイケル・V・ガッツォ)、助演女優賞(タリア・シャイア)、衣裳デザイン賞。
全米批評家協会監督賞、撮影賞受賞。
英国アカデミー主演男優賞(アル・パチーノ)受賞。ノミネートは、作曲賞と新人賞(ロバート・デ・ニーロ)
アメリカ国立フィルム登録簿新規登録作品。
キャッチコピーは、「巨大な組織を若い新しいゴッドファーザーが受け継いだ」
この続編の監督として製作側が考えていたのはマーティン・スコセッシだったが、『I』のヒットでそのままコッポラがやることになった。良かったぁ〜。
リー・ストラスバーグはアル・パチーノの説得によって引退していたにもかかわらず出演を決めた。それでも、あまり乗り気じゃなかったが、コッポラの父のカーマインとの45分間の会談後にハッキリと決めたらしい。
トロイ・ドナヒューが演じたメール・ジョンソンは彼の本名。
元々はクレメンザがコルレオーネ家に対して証言するはずだった。しかしながら、彼は自分で台詞を考えたかったのとギャラを大幅に要求してきたのでマイケル・V・ガッツォが代役となった。実は、『I』で一番ギャラをもらっていたのは何を隠そうこのクレメンザ役のリチャード・カステラーノなのだ。そのカステラーノがなんとファヌッチを殺して雑踏の中をヴィトーが歩いている時、その雑踏の中に彼が紛れているらしい。
マーロン・ブランドもラストの回想シーンで登場する予定だったが、一作目でパラマウントが彼に対してとった処置が気に入らなくて僅か一日だけの撮影にも参加しなかった。でも、見たかったな〜あのシーンで…。一作目で死んだソニーはこの回想シーン出演で前回と同じギャラを要求して実際にもらったらしい。

95

Japanese Title ゴッドファーザーPART III
Original Title THE GODFATHER PART III
Director フランシス・フォード・コッポラ
Casting アル・パチーノ
ダイアン・キートン
アンディ・ガルシア
タリア・シャイア
ソフィア・コッポラ
フランク・ダンブロシオ
イーライ・ウォラック
ジョージ・ハミルトン
ブリジット・フォンダ
ジョー・マンテーニャ
ヘルムート・バーガー
Comments 『I』『II』でいつも満足するんだけど、今回はこの『III』も見たくなった。問題はいくつかあるが、やはりそれなりに楽しめる。まず大問題なのは、トムがいないことだ。ギャラが云々ってそんなとこでケチるなよ。前作でジェームズ・カーンがあれしか出てないのに結構払ってんだろ?いいじゃん。死んじゃったことにして息子の登場はあまりにも浅はか過ぎる。アンディ・ガルシアがソニーの血を引いている雰囲気は確かに出てる。凄く良いと思うが、ドンの器じゃない…彼を簡単にドンにし過ぎたのには納得がいかない。兄さん二人がいなくなったおかげでコニー役のタリア・シャイアがやたら出てきてしかも強い。「フレド兄さんが湖で溺れた…」って本気で思ってるのか、マイケルに気を使ってるのかが気になるところ。ウィノナの代わりに結局コッポラの娘のソフィアがメリー役を演じたが、これはミス。ド素人的演技だった。でも、ウィノナもどうかと思う。映画の中でも、実生活でもタリア・シャイアとソフィアは叔母と姪関係にあるってところは面白いけどね。イーライ・ウォラックや、ジョージ・ハミルトン、ジョー・マンテーニャはなかなか好演していたと思う。でも、ブリジット・フォンダはいらない。
Evaluation ★★★
Country アメリカ
Year 1990
Runtime 170
Remarks キャッチコピーは「15年の歳月をかけた。巨匠フランシス・コッポラの集大成!!いかなる権力をもってしても運命の流れには逆らえない」。
アカデミー作品賞、助演男優賞(アンディ・ガルシア)、監督賞、撮影賞、主題歌賞、美術(監督)賞、美術(装置)賞、編集賞にそれぞれノミネート。
ラジー賞(ゴールデン・ラズベリー賞)ワースト助演女優賞(ソフィア・コッポラ)、ワースト新人賞(ソフィア・コッポラ)受賞。
パチーノはマイケルを演じるに当たって700万ドル要求したが、コッポラはマイケルの葬式から映画を始めると脅したので500万ドルで納得した。
デ・ニーロはヴィンセント役を密かに狙っていてコッポラの考慮したが、マイケルをもっと年取らせないといけないので、結局は意見に反対した。
コッポラによるとヴィンセント役を争ったのは、アレック・ボールドウィン、マット・ディロン、ヴィンセント・スパーノ、ヴァル・キルマー、チャーリー・シーン、ビリー・ゼーンとニコラス・ケイジの面々。メアリー訳にはコッポラはジュリアを熱望したが、スケジュールの都合がまったくつかなかったようだ。マドンナもオーディションを受け、コッポラとデ・ニーロ(なぜ彼が??)と年齢と一致するか会合を持ったらしい。
マイケルの葬式シーンがリハーサルされたが、撮影はしなかった。
コッポラはタイトルを「マイケル・コルレオーネの死」にしたかったが、スタジオが現タイトルに覆した。
レベッカ・シェイファーがメリー役として選ばれたが、ストーカーに撃たれて亡くなった為ウィノナ・ライダーが選出された。しかし、彼女は体調不良のため役を降りた。そのほかにも、ソロッツォ役のアル・レッティエリ、チチ役のジョー・スピネル、ドン・トマジーノ役のコラード・ガイパがそれぞれ出演する予定だったが、製作前に亡くなってしまった。コッポラはドン・トマジーノ役は誰も覚えてないと思い、別の役者を使った。

96

Japanese Title リーサル・ウェポン2 炎の約束
Original Title LETHAL WEAPON 2
Director リチャード・ドナー
Casting メル・ギブソン
ダニー・グローヴァー
パッツィ・ケンジット
ジョー・ペシ
ジョス・アックランド
デリック・オコナー
ダーレン・ラヴ
トレイシー・ウルフ
スティーヴ・カーン
マーク・ロルストン
ジャネット・ゴールドスタイン
ディーン・ノリス
ジュニー・スミス
ネスター・セラノ
グランド・L・ブッシュ
Comments もったいなんだよな、このシリーズは。コンビは凄くいいのに余計なシーンを折り込んで作品の質を下げている。相変わらず省けるシーンはあるし、ジョー・ペシなんて出しちゃっているのはその典型。家族みんなで娘の初出演したコンドームのコマーシャルを見るシーンは面白い。どういう訳か昔の傑作と違って「わかっていても楽しめる、驚けるシーン」ってのはないね。切れ気味のメルはやや落ち着いたが、故意に肩を脱臼させるのがクドいぞ。エンディング曲はエルヴィスからジョージ・ハリソンに格下げ。
Evaluation ★★
Country アメリカ
Year 1989
Runtime 114
Remarks アカデミー音響効果編集賞にノミネート。

97

Japanese Title リトル・ロマンス
Original Title A LITTLE ROMANCE
Director ジョージ・ロイ・ヒル
Casting ローレンス・オリヴィエ
アーサー・ヒル
ダイアン・レイン
テロニアス・ベロナール
サリー・ケラーマン
ブロデリック・クロフォード
デヴィッド・デュークス
Comments これは予想以上に面白かったぞ。意外にも笑えるし。なんてったってのっけからフランス映画を見てるかと思ったら主人公のダニエル(『小さな恋のメロディ』と同じ。もちろんフランス人だからダニエールって発音だけどね)が、『明日に向かって撃て』をフランス語の吹替えで見てる。予想もしない展開でいきなり笑える。立て続けにボギーと奥さん共演の『脱出』が入って、自分は思わずボギーの振りを真似てしまったんだが、なんと映画の中でのダニエルも同じ事をやってたんだよね。共感が持てた。次はオリジナル音声でカトリーヌ・ドヌーヴとバート・レイノルズ共演の『ハッスル』が入り、ダニエルは彼の「ビンゴ!」に反応する。極めつけはジョン・ウェインのフランス語。大爆笑間違いない!その後も別の映画館で今度は『スティング』を見ることになるんだが、どちらもレッドフォードとニューマン主演のロイ・ヒル監督作ということでご愛嬌…。そのダニエルとローレンとの出会いが凄く自然って訳じゃないけど、凄く新鮮で良い。また、3度目のお父さんと彼女の関係も好きだ。お父さんとは呼ばずリチャードと呼んでる所もいい。また、こういう映画にありがちな両親に軽視されてることから起こる親子問題もなく(母とは若干あるかも)楽しめる。ローレンの友達のナタリーにも笑わせられる。驚きはローレンス・オリヴィエ。フランス訛りの英語が板についていて流石と思わせるのだが、更にストーリー上、大切で意外な役どころを演じている。ダイアン・レインのデビュー作だが、既に魅力的である。アカデミーを獲った音楽や、肝心の橋の下でのキスシーンはイマイチ。
Evaluation ★★1/2
Country アメリカ
Year 1979
Runtime 109
Remarks アカデミー脚色賞にノミネート。受賞は、作曲賞。

98

Japanese Title 桑港(サンフランシスコ)
Original Title SAN FRANCISCO
Director W・S・ヴァン・ダイク二世
Casting クラーク・ゲイブル
スペンサー・トレイシー
ジャネット・マクドナルド
ジャック・ホルト
ジェシー・ラルフ
テッド・ヒーリー
シャーリー・ロス
Comments クラーク・ゲイブルとスペンサー・トレイシーの共演作ってあったんだってのが第一印象。それだけで大興奮した。(他にも二人が共演した作品は『テスト・パイロット』や『ブーム・タウン』がある。因みにトレイシーが1歳年上。)二人の演技の絡みは良かった。ストーリー云々よりもやはり地震がおきるちょっと前と地震後が凄まじい。ミニチュアではあるが、この当時伸びる爆破シーンとしては良しとしよう。レンガをよける早回しシーンはちょっとおかしい。ストーリーにいまいち統一性がないというか、どっちかに絞った方が良かったと思った。なぜなら前半はダルい展開。悪いけど、ジャネット・マクドナルドの歌はいらないんだ…。あのオペラが長いのなんのって…辛かった。しかも、あなたあまり綺麗じゃないし…。ホント、後半で点数を荒稼ぎ。ラスト直前の"Nearer, My God, to Thee"(主よ、みもとにちかづかん)なんか凄く心に染みるし、ゲイブルが神に感謝するところなんて思いもしなかった。素晴しい!エルヴィスも歌ってたよね。それにしても、急に面白くなった珍しい作品。それだけに前半が惜しまれる。
Evaluation ★★1/2
Country アメリカ
Year 1936
Runtime 116
Remarks アカデミー作品賞、主演男優賞(スペンサー・トレイシー)、監督賞、原案賞、助監督賞にそれぞれノミネート。受賞は、録音賞。

99

Japanese Title 夢見るオレンジカウンティ・ボーイ
Original Title ORANGE COUNTY
Director ジェイク・カスダン
Casting コリン・ハンクス
ジャック・ブラック
カイル・ハワード
シュイラー・フィスク
マイク・ホワイト
キャサリン・オハラ
チェヴィー・チェイス
ジョン・リスゴー
ケヴィン・クライン
ベン・スティラー
ハロルド・ライミス
Comments 軽いノリでそこそのテンポで進む頭を使わないある意味学園青春コメディ。特筆すべきところは、2世出まくり。出てはいないけど監督からしてローレンス・カスダンの息子。主演のコリン・ハンクスはトム・ハンクスの息子。その彼女の役はシシー・スペイセクの娘、シュイラー・フィスク。そういった意味では凄いキャスティングだ。ジャック・ブラックはね〜。好き嫌いの問題になると、あまり好きじゃないので心から笑えないのが惜しい。クレジットされてたりされてなかったりと他にはチェヴィー・チェイス(端役だが強烈な印象を残す)、ジョン・リスゴー、ケヴィン・クライン、消防士役のベン・スティラー、それと久々に見て、一瞬見間違えたハロルド・ライミス。ん〜改めて凄いキャスティング。
Evaluation ★2/3
Country アメリカ
Year 2002
Runtime 82
Remarks MTVムービー・アワードブレイクスルー演技賞(コリン・ハンクス)にノミネート。

100

Japanese Title ビロウ
Original Title BELOW
Director デヴィッド・トゥーヒー
Casting マシュー・デイヴィス
ブルース・グリーンウッド
オリヴィア・ウィリアムズ
ホルト・マッキャラニー
スコット・フォーリー
ザック・ガリフィアナキス
ジェイソン・フレミング
デクスター・フレッチャー
ニック・チンランド
ジョナサン・ハートマン
Comments せっかくの潜水艦モノなのに亡霊だのなんだのって雰囲気丸潰し。サスペンスなのになにか「別なもの」を思わせたマイナスイメージはやはりキャスティングの物足りなさか。
Evaluation
Country アメリカ
Year 2002
Runtime 105
Remarks キャッチコピーは、「見える敵と見えない敵深海。Uボート。3人の生存者。謎の女。破壊工作。消えた艦長。死者の声。」
当初はベニー・グッドマンの曲ではなくフランク・シナトラの曲を使用する予定だったが権利がとれなかった。

101

Japanese Title スカーフェイス
Original Title SCARFACE
Director ブライアン・デ・パルマ
Casting アル・パチーノ
スティーヴン・バウアー
ミシェル・ファイファー
ポール・シェナー
ロバート・ロジア
メアリー・エリザベス・マストラントニオ
F・マーレイ・エイブラハム
ミリアム・コロン
ラナ・クラークソン
ハリス・ユーリン
Comments こんなに面白くなかったかな?あれっ、もっと興奮したような記憶があるんだけど…先日『ゴッドファーザー』を見たばかりからかな?マイケルと比べると、まぁ、イタリア人とキューバ人の違いはあるが、冷静さがないし、コカイン吸引し過ぎ。最初っから破滅へ向かう雰囲気プンプンなんだ。見ていて気持ちが良いものではない。パチーノのキューバ訛りはいいんだろうけど、そのせいか迫力に欠けていた。ミシェル・ファイファーは今だから言えるけどミスキャスト。ロバート・ロジアもキューバ人って設定はどうかと思う。メアリー・エリザベス・マストラントニオに関してはノーコメント。彼女が好きな人は是非ご一報を。F・マーレイ・エイブラハムがヘリコプターから吊るされて殺されたのは強烈だった。しかし、BGMは最悪!陳腐!それだけでB級に成り下がる。なかなか光ってたのはスティーヴン・バウアー。彼の元奥さんはメラニー・グリフィス。
Evaluation
Country アメリカ
Year 1983
Runtime 170
Remarks ラジー賞(ゴールデン・ラズベリー賞)ワースト監督賞にノミネート。
"F"の付く4字語が当時の記録206回も使われている。
脚本のオリヴァー・ストーンは製作当時コカイン中毒で闘っていた。
『暗黒街の顔役』の監督ハワード・ホークスと脚本のベン・ヘクトに捧げるテロップがラストに出る。
パチーノのトニー・モンタナはオリヴァー・ストーンがファンのジョー・モンタナからつけられた名前。
デ・パルマは脚本をとても気に入って、当時考えられていた『フラッシュ・ダンス』の監督を降りた。

102

Japanese Title ストーン・コールド
Original Title STONE COLD
Director クレイグ・R・バクスリー
Casting ブライアン・ボズワース
ランス・ヘンリクセン
ウィリアム・フォーサイス
アラベラ・ホルツボグ
サム・マクマレー
リチャード・ガント
パウロ・トーチャ
デヴィッド・トレス
エヴァン・ジェームズ
Comments ブライアン・ボズワースは大根極まりない演技で彼の見せ場はやはりファイト・アクションのみ。体が大きい割にはバイクが似合わないのが不思議だった。このボズワースは元シアトル・シーホークスのラインバッカーで2001年にはXFLリーグのコメンテイターも務めていた。
Evaluation ★2/3
Country アメリカ
Year 1991
Runtime 92
Remarks キャッチコピーは、「NFLのスーパースター、鮮烈デビュー。おとり捜査開始」ラジー賞(ゴールデン・ラズベリー賞)ワースト新人賞(ブライアン・ボズワース)にノミネート。

103

Japanese Title GIブルース
Original Title G.I. BLUES
Director ノーマン・タウログ
Casting エルヴィス・プレスリー
ジュリエット・プラウズ
ジェームズ・ダグラス
ロバート・アイヴァーズ
レティシア・ロマン
Comments ウ〜ン…久しぶりに見たけどやっぱり主演女優のジュリエット・プラウズだな問題は。大問題。まず、エルヴィス映画なんだから、彼女のダンスは特に見たくない。しかも、長いダンスシーンが2回もある。出来ればエルヴィスの相棒の女優と入れ替えて欲しい。コメディ・フェイス、演技を見せるエルヴィスはやはり最高。子守を頼まれた時の表現も巧いね。でも、タルサって名前はどうなんだろう?字幕ではテレサだよ!こりゃまずい。全部で十数曲かかるが、もちろん全部良いのだが、中でも「フランクフルト・スペシャル」が最高だな!髪の毛も黒々として最高!「ベストは尽くしたが」を歌っている時にジュークボックの“エルヴィス・プレスリー ブルー・スエード・シューズ”を選択するところが笑えるね。台詞では、"I wanna hear the original"って言ってるし!エルヴィス映画の中では最高峰ではないけれど、エルヴィスファンから言わせると、彼が出てるだけで最高なのである。
Evaluation ★★1/2
Country アメリカ
Year 1960
Runtime 104
Remarks 製作はハル・B・ウォリス。

104

Japanese Title フットルース
Original Title FOOTLOOSE
Director ハーバート・ロス
Casting ケヴィン・ベーコン
ロリ・シンガー
ジョン・リスゴー
ジム・ヤングス
ダイアン・ウィースト
フランシス・リー・マッケイン
サラ・ジェシカ・パーカー
クリストファー・ペン
Comments ベーコンの面は酷いな…。「メン・アット・ワーク」や「ポリス」を説明するくだりが笑える。体操するシーンはケヴィンが実際にやってるのかな?彼一人でのダンスシーンもどうなんだか…さて、肝心の音楽だが、トラクター・チキンレースのBGMには耐えられないし、あんな音楽じゃダメだ。もっとも、日本のドラマで使われていたので変なイメージがついてしまってるのはあるが、そもそも周りの反応とミスマッチである。そのせいなのか、題材は好きなものなのに全然感情移入できないでいるこの作品。チャックを演じていたのは『ワンダラーズ』のバディことジム・ヤングスだ!初めて気がついた。ケヴィンよりは数倍ハンサムだ。
Evaluation ★2/3
Country アメリカ
Year 1984
Runtime 107
Remarks アカデミー歌曲賞にノミネート。
クリス・ペンは本当にダンスを踊れなかったのでダンスを練習するシーンを入れなければならなかった。

105

Japanese Title プラトーン
Original Title PLATOON
Director オリヴァー・ストーン
Casting チャーリー・シーン
トム・ベレンジャー
ウィレム・デフォー
ケヴィン・ディロン
フォレスト・ウィッテカー
フランチェスコ・クイン
ジョン・C・マッギンレー
キース・デヴィッド
デイル・ダイ
ジョニー・デップ
リチャード・エドソン
Comments やっぱり何かズッシリ来るものがない、非常に薄っぺらく感じるこの作品。これがアカデミー賞にノミネートされることも驚きだが、受賞しちゃうんだから疑問が残る。アメリカ軍を「悪もの」のように扱ったのが良かったのかなんなのか知らないけど…キャストも薄いね。それぞれアクを出そうとしている割には空回りって感じだ。ジョニー・デップはカッコ良かったけど、端役でしかないしね。BGMでマール・ハガードの"OKIE FROM MUSKOGEE"(さすらいの流れ者)がちょっとかかるのは嬉しい。
Evaluation ★1/2
Country アメリカ
Year 1986
Runtime 120
Remarks アカデミー作品賞、監督賞、編集賞、録音賞受賞。助演男優賞(トム・ベレンジャー、ウィレム・デフォー)、脚本賞、撮影賞にそれぞれノミネート。
ベルリン国際映画祭監督賞受賞。
ゴールデン・グローブ作品賞(ドラマ)、助演男優賞(トム・ベレンジャー)、監督賞受賞。
英国アカデミー監督賞、編集賞受賞。
撮影賞にノミネート。
日本アカデミー外国作品賞受賞。
カイル・マクラクランはクリス役を断った。そのクリス役を演じたシーンも最初は若すぎるとして却下されて、兄のエミリオ・エステベスに役が回ってきたが、製作自体が頓挫。2年後に再キャストされたときに今度はシーンが役を得た。

106

Japanese Title タイムリミット
Original Title OUT OF TIME
Director カール・フランクリン
Casting デンゼル・ワシントン
エヴァ・メンデス
サナ・レイサン
ディーン・ケイン
ジョン・ビリングスレイ
テリー・ローリン
Comments 正直惜しい一本で非常に残念。前半の説明が長い。しかも、ちょっと不純だしデンゼルが演じるような役ではない。しかも、浮気相手とか別居中の奥さんとかまるでミスキャスト。まったくイメージがわかない。事件が起きてからはスリルのある展開ではある。出てくる証拠すべてがデンゼルと直結しているのでそれを回避していく様はなかなか面白い。しかし、如何せん動き出すまでがちょっと退屈。ただのどろどろロマンスものなのかと思うほどだ。
Evaluation ★2/3
Country アメリカ
Year 2003
Runtime 105
Remarks キャッチコピーは、「すべての証拠が彼を犯人にしていく残された時間はわずか」

107

Japanese Title カジュアリティーズ
Original Title CASUALTIES OF WAR
Director ブライアン・デ・パルマ
Casting マイケル・J・フォックス
ショーン・ペン
ドン・ハーヴェイ
ジョン・C・ライリー
ジョン・レグイザモ
テュイ・テュー・リー
エリック・キング
サム・ロバーズ
デイル・ダイ
ヴィング・レームズ
ドナル・ギブソン
Comments 80年代後半の作品を懐かしく鑑賞できる今日この頃…これもそんな一本。マイケル・J・フォックスはイメージがつきすぎてるのでシリアスな叫び声も『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のそれに聞こえてしまって、いまいち真面目に叫んでいるようには思えないのが惜しい。ショーン・ペンをこれで見てしまうと、やはり好きにはなれない。おそらくこれが彼を劇場で見た最初の映画だろう。マイケルが別の仲間をスコップで殴った時のペンの表情は見ものだ。あの大尉はどうしようもない奴だなまったく。死体を一緒にみつめてる時の一言はまさに気分爽快!ジョン・レグイザモも出てたんだっけなぁ〜。
Evaluation ★★
Country アメリカ
Year 1989
Runtime 104
Remarks キャッチコピーは、「ただひとり。 少女を守るため-仲間すべてを“敵”にしたアメリカ兵!名匠デ・パルマが挑む!あの戦争が生んだ「衝撃の事件」!」

108

Japanese Title ブラックレイン
Original Title BLACK RAIN
Director リドリー・スコット
Casting マイケル・ダグラス
高倉健
アンディ・ガルシア
松田優作
ケイト・キャプショー
若山富三郎
内田裕也
安岡力也
神山繁
小野みゆき
島木譲二
ガッツ石松
ジョン・スペンサー
Comments う〜ん、久しぶり。やっぱり好きだなこの作品は。舞台が日本ってところと、日本側のキャストが凄く良かった。もちろん、一部を除いてだが…ストーリーも飽きが来ず最後までスムーズに見られる。マイケル・ダグラスはいいとして、もちろん、この作品ではどっちかというと好きだが、アンディ・ガルシアがいいじゃないか!中盤で死んでしまうのがもったいないくらい自然で、良い雰囲気を醸し出してた。松田優作は確かに渋い。しかし、ヤクザの親分と同等の立場になりたいって言う雰囲気はちょっと感じられなかった。若山富三郎が言ってた「チンピラと変わりない」まさにチンピラにしか見えなかった。誤解がないように言っておくが、彼の遺作で最高の演技をしていると思った。でも、バイクって…。彼が最後に死んでしまう、マイケルに殺されるヴァージョンも存在するらしい。やはり親分の雰囲気は断然若山富三郎でしょ!メガネの色なんて絶妙だ。個人的には高倉健の"What'd I Say"が好き。特にアンディとの掛け合いシーンは絶妙。ケイト・キャプショーの日本語は笑えるぞ。
Evaluation ★★1/2
Country アメリカ
Year 1989
Runtime 125
Remarks アカデミー音響効果編集賞、録音賞にそれぞれノミネート。
ジャッキー・チェンは悪役をやりたくなかったのでとある役を断った。しかし、彼の役ってどれだったんだろう?

109

Japanese Title ゴーストタウンの決斗
Original Title THE LAW AND JAKE WADE
Director ジョン・スタージェス
Casting ロバート・テイラー
リチャード・ウィドマーク
パトリシア・オーウェンズ
ロバート・ミドルトン
ヘンリー・シルヴァ
Comments 残念ながらこれといって特筆すべき点はないように思った。いや、確かに静かな雰囲気で、まさに西部劇ぽかったけどな〜。なんとなくダルいというか何と言うか。でも、リチャード・ウィドマークやヘンリー・シルヴァの悪ぶりは絶妙だったな。
Evaluation
Country アメリカ
Year 1958
Runtime 87
Remarks -

110

Japanese Title ドン・サバティーニ
Original Title THE FRESHMAN
Director アンドリュー・バーグマン
Casting マーロン・ブランド
マシュー・ブロデリック
ブルーノ・カービイ
ペネロープ・アン・ミラー
フランク・ホエーリー
B・D・ウォン
リチャード・ガント
Comments マシュー・ブロデリックの独り言は絶妙だな。『フェリスはある朝突然に』を思い起こさせる。そして、ブランドは自ら『ゴッドファーザー』のパロディをやってのける。彼自身以外に誰があれ以上の物まねが出来ようか!面白すぎる。実際に『ゴッドファーザー』を見てるシーンも流れて、先生が画面を見て台詞を言っているのが可笑しいし、妙に納得できる。モナリザを見ながらかける曲はナット・キング・コールの「モナリサ」。この辺りも俺好み。脇のブルーノ・カービイはもちろん若い時のクレメンザを演じた彼だ。と、キャスティングに関しては問題ないのだが、如何せん内容が弱いのが残念。
Evaluation ★★
Country アメリカ
Year 1990
Runtime 102
Remarks キャッチコピーは、「おまえ、俺の息子になれ」
マーロンはカメラマンを避ける為に自分の車のトランクに乗って撮影現場を去ったことがあったらしい。
マーロンが胡桃を割るシーンはブロデリックは知らなかったらしく、本当に驚いたらしい。実は、前もって胡桃に割れ目を入れていたらしい。

111

Japanese Title ノース・ショア
Original Title NORTH SHORE
Director ウィリアム・フェルプス
Casting マット・アドラー
ニア・ピープルズ
グレゴリー・ハリソン
ジョン・フィルビン
クリスティナ・レインズ
Comments あれ〜、こんなに面白くなかったっけなーー。別のサーフィンものと勘違いしてるのかな。ちょっとつまらなかった。ハワイの雰囲気があまり感じられないんだよな。最近別の作品でも見かけたけど、エスキモーの字幕がイヌイットに上書きされてた。インディアンも含めて多いな、最近は。サーファーはただ単に喜べる内容だと思う。でも、痛烈な大根陣に耐えられるだろうか?
Evaluation
Country アメリカ
Year 1987
Runtime 95
Remarks -

112

Japanese Title ジョンQ−最後の決断−
Original Title JOHN Q
Director ニック・カサヴェテス
Casting デンゼル・ワシントン
ロバート・デュヴァル
ジェームズ・ウッズ
アン・ヘッシュ
エディ・グリフィン
キンバリー・エリス
ショーン・ハトシー
レイ・リオッタ
ダニエル・E・スミス
ケヴィン・コナリー
ポール・ヨハンセン
ヘザー・ウォールクィスト
ローラ・ハリング
Comments 素直に面白かった。良き父を演じさせたらデンゼルはそりゃうまいさぁ。つい最近劇場で見た『タイム・リミット』よりよっぽど良かったよ。やっぱり善人役だな、彼は。しかし、彼の奥さんね〜。死にそうな息子がいて気が動転しているのはわかるけど、旦那との電話のやり取りであの発言はないよな。見ていてすぐに気がついたのは『狼たちの午後』に似てたこと。それで好感が持てたのかな。ロバート・デュヴァルも良かったのは確か。まぁ、いつもいいんだけど。リオッタがギャフンと言わされて気持ちよし。彼とデンゼルの信頼内関係みたいのも伝わってきて気分爽快である。アメリカの医療、保険制度への痛烈批判が随所に出てくる。医者たちが悪いとはいえないけど、標的にされている医者を演じたジェームズ・ウッズがこれまたギャフンと言わされるのは気持ちが良い。でも、意外にラストではちょっと良い奴になっていたのが気に入らない。
Evaluation ★★2/3
Country アメリカ
Year 2002
Runtime 116
Remarks キャッチコピーは、「その時、彼は病院を占拠した。要求はただ一つ、「息子の命を救うこと」
"For Sasha" (サーシャに捧げる)と出てくるのは監督ニック・カサヴェテスの娘のこと。
「John Q」というタイトルは元々『市民ケーン』につけられるはずだった。ちょっと意外。

113

Japanese Title ティーン・ビューティ
Original Title MY HORRIBLE YEAR !
Director エリック・ストルツ
Casting カレン・アレン
ミミ・ロジャース
エリック・ストルツ
アリソン・マック
カテリーナ・スコルスン
Comments 全然面白くない。カレン・アレンが懐かしくて見たんだろうけど-見た動機さえ思い出せない-、お母さん役だったし良い役でもなかった。すっかりテレビ役者になってたんだな。エリック・ストルツが死んだ叔父役でちょっと登場。彼はもう役者引退?
Evaluation 1/2
Country アメリカ
Year 2000
Runtime 92
Remarks 米テレビ映画。

114

Japanese Title トリプルX
Original Title XXX
Director ロブ・コーエン
Casting ヴィン・ディーゼル
サミュエル・L・ジャクソン
アーシア・アルジェント
マートン・ソーカス
マイケル・ルーフ
イヴ
ダニー・トレホ
トム・エヴェレット
トーマス・イアン・グリフィス
リッキー・ミューラー
Comments この手のアクションものにしては長い過ぎるよ。2時間越えるなんてだめ。90分で勝負出来るはず。アクションは悪くないけど、そんなことはないだろうというのが結構ある。バイクジャンプ後のシーンなんて、あの後の着地を見せないと何の意味もない。ただ、チターで『第三の男』のテーマを弾いているシーンは良かった。ちょっと勘違いだったのは、あんな刺青であんなレストランはあり得ない。それをネタにするくらいじゃないと。
Evaluation
Country 米/チェコ
Year 2002
Runtime 123
Remarks キャッチコピーは、「この男、制御不能新種のシークレット・エージェント、誕生!!」
ラジー賞(ゴールデン・ラズベリー賞)最も空疎なティーン向け映画賞にノミネート。
MTVムービー・アワード男優賞(ヴィン・ディーゼル)にノミネート。

115

Japanese Title 西部の男
Original Title THE WESTERNER
Director ウィリアム・ワイラー
Casting ゲイリー・クーパー
ウォルター・ブレナン
フレッド・ストーン
ドリス・ダヴェンポート
フォレスト・タッカー
チル・ウィルス
ダナ・アンドリュース
Comments 渋いね〜。オスカー受賞のウォルター・ブレナンにこれほど焦点が合ってる作品は初めてなような気がする。「脇でしっかり」ってイメージがあったからね。まぁ、確かに良かったんだけど役どころが役どころだけにイマイチ好感が持てなかったというか何と言うか微妙なところだ。ポール・ニューマンが演じてまったくの駄作だった『ロイ・ビーン』の役だったからね〜。クーパーはノープロブレム。最高だ。二人でバーのカウンターでウイスキーを飲むシーンが印象に残る。
Evaluation ★★
Country アメリカ
Year 1940
Runtime 100
Remarks アカデミー助演男優賞(ウォルター・ブレナン)受賞。ノミネートは、原案賞、室内装置賞。

116

Japanese Title ヒストリー・スルー・ザ・レンズ トラ・トラ・トラ
Original Title HISTORY THROUGH THE LENS: TORA! TORA! TORA!
Director フランキー・グラス
Casting リチャード・D・ザナック
エルモ・ウィリアムズ
リチャード・フライシャー
舛田利雄
入江昭
バート・レイノルズ
Comments なるほど、面白かった。黒澤は一体何をしようとしていたんだろう?一瞬サボタージュとも思えた。しかし、心労で倒れたって言うんだから仕方がないな。代わった舛田利雄は良い仕事をしたと思う。本当に信じられないような事が事実だったということを強調してたのと、悲劇的な話をどう括るか悩んだようだ。そこで、山本五十六のコメント、「眠れる巨人を起こしてしまった」をラストに挿入。しかし、何度も何度も強調していたのがちょっと気になった。
Evaluation ★★
Country アメリカ
Year 2001
Runtime 90
Remarks 米テレビ映画。

117

Japanese Title がんばれ!ベアーズ
Original Title THE BAD NEWS BEARS
Director マイケル・リッチー
Casting ウォルター・マッソー
テイタム・オニール
ヴィク・モロー
ジャッキー・アール・ヘイリー
ジョイス・ヴァン・パタン
ベン・ピアッツァ
クリス・バーンズ
エリン・ブラント
ゲイリー・リー・キャヴァナロ
Comments 懐かしかったのは確かだけど、テレビでしょっちゅうやってたので所々は見てるから、本当に久々とは感じなかった。特にオニールがエアーホッケーをしようと誘うシーンは何回も何回も見たような気がする。それと、外野フライをキャッチするシーンもなぜか強烈に覚えてるし、メキシコ少年たちもね。しっかし、マッソーの適当に見える監督役はハマッてるな〜。見事なもんだ。オニールとのエピソードなんかも結構泣けるしね。それと、クラシック(カルメン)を効果的に使ってる。これはうまいと思った。オニールの帽子のつばに塗ったヴァセリンは笑える。敵ティームの監督はヴィック・モローだったんだね〜。正直言って今回初めて気がついた。ラストも感動があるぞ。
Evaluation ★★1/2
Country アメリカ
Year 1976
Runtime 103
Remarks キャッチコピーは、「愛を投げ、打ち、走る はじめて燃えたちびっ子13人!名優ウォルター・マッソーと最年少アカデミー受賞者テイタム・オニールはじめ子役のオールスターチームが、がっちりスクラム組んで贈る涙と笑いのファミリー・メルヘン!!」
脚本のビル・ランカスターはバート・ランカスターの息子。

118

Japanese Title ワルツ・オブ・ザ・トレアドールズ
Original Title WALTZ OF THE TOREADORS
Director ジョン・ギラーミン
Casting ピーター・セラーズ
ダニー・ロバン
マーガレット・レイトン
ジョン・フレイザー
シリル・キューザック
プルネラ・スケイルズ
デニース・コフィー
Comments ハッキリ言って内容はどうでもいいし、笑えない。実はそれほど期待せずに見たのでショックもなかった。ピーター・セラーズの爆発的な笑いはなかったものの、ところどころの細かい仕草や、柵に対する「怒り」の表現なんかは『ピンク・パンサー』シリーズを思い起こさせる。
Evaluation
Country イギリス
Year 1962
Runtime 105
Remarks -

119

Japanese Title ガンヒルの決斗
Original Title LAST TRAIN FROM GUN HILL
Director ジョン・スタージェス
Casting カーク・ダグラス
アンソニー・クイン
アール・ホリマン
キャロリン・ジョーンズ
ブラッド・デクスター
ブライアン・ハットン
ジョン・アンダーソン
ビング・ラッセル
Comments いいね〜。プロットも好きだな〜。カーク・ダグラスとアンソニー・クインの共演もいいんだけど、二人が本当は仲がいいのに、対決しなきゃいけなくなる展開が好きだ。この二人、以前から見たいと思っている『炎の人ゴッホ』で共演しているんだんな。その他には、イタリア製作の『ユリシーズ』でも共演している。ラストの、プラットホームに横たわるアンソニー・クインが非常に印象に残る。面白かった。
Evaluation ★★1/2
Country アメリカ
Year 1959
Runtime 94
Remarks 製作は、ハル・B・ウォリス。

120

Japanese Title レイト・フォー・ディナー
Original Title LATE FOR DINNER
Director W・D・リクター
Casting ブライアン・ウィマー
ピーター・バーグ
マーシャ・ゲイ・ハーデン
ピーター・ギャラガー
キャシー・フリエル
ロス・マリンジャー
スティーヴン・シュワルツ・ハートリー
ジョン・プロスキー
ボー・ブランディン
ドナルド・ホットン
カイル・セコー
ビリー・ヴェラ
ジェレミー・ロバーツ
ジャニーン・ガロファロー
マイケル・ビーチ
Comments 事件性に乏しい。せっかくタイムスリップものなのに、それに気がつく様子、その後の展開があまりにも薄い。90年代の現代の設定でも、いいところはあったんだけど、なんだか中途半端に思えて、短いながらも退屈してしまった。残念。
Evaluation
Country アメリカ
Year 1991
Runtime 92
Remarks キャッチコピーは、「少しぐらい夕食に遅れてもいいわ、あなたが二度と戻らないより…」

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