雑記帳過去ログ2004.01

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 2004.01.31

鋼の錬金術師 #17 家族の待つ家
脚本:高橋ナツコ/絵コンテ・演出:角田一樹/作監:管野宏紀

エルリック兄弟が故郷の地に戻ってくるという話。

無くしたと思っていた家族、捨てたと思い込んでいた故郷が自分たちにまだ残されていたんだという兄弟にとって、帰れる場所となってくれるものの存在があるという安心感、ただ前に進むことだけ、それだけしかないと考えていたエドに内面的な変化をもたらしたであろう里帰り。
派手な戦闘シーンもイシュヴァール虐殺みたいな重い話も、面白いわけですが、今回の話のような過酷な運命の間に訪れたひと時の穏やかさとか、日常とか、そういうものが対比として描かれることでお互いが際立って、作品に深みが出てすごくいいなあと思いました。
スクラップドプリンセスの神田川編もそうですが、こういうのは私的にかなり好みです。
すてぷりとハガレンは、よく考えて見たら制作は同じボンズだっけ。

今回のウエンディの内面描写とか、先週の足を無くした元軍人の描写とか、演出的にも大人っぽくて、普段はコメディで崩して口当たりよく、広い層に受け入れられるように作られてるけど子供だましになってない。
この作品はほんとに期待してもいいのかも。



 2004.01.30

無人惑星サヴァイヴ #13

ハワード「おまえら心の中ではぼくのこと弱虫だと思っているんだろう」
い、いかん前々回に続いてハワードのどじっぷりや情けなさがお茶目で可愛く思えてしまった。
ハワードが弓矢を自作したのは、周りからの自分の評価が下がっているのを気にして
ハワードなりにどうにかしようと考えてのことだろうか。
あと、ベルのハワードに対する態度が余裕たっぷりなのも、可笑しかった。

さて話はシンゴがテンパリ、ルナは謎の能力で謎の声を受信、いよいよ原住民の登場か?
ほんとにそんな展開だったらどうしよう。



RODの今後の放映スケジュール
わすれないようにコピペ
2/04 #12「紙々の黄昏」 26:58〜
2/11 #13「続・紙々の黄昏」#14「紙葉の森」 26:58〜
2/18 #15「仄暗き地の底で」#16「華氏四五一度」 26:28〜

2/25はまた休止?このまま2話ずつ放映するなら3月は水曜が5回あるので3/31で予定の26話まできっちり収まる計算になります。
また放映がとばなければね。
あーなんかkanonを思い出すなこの状況。



 2004.01.29

R.O.D −THE TV− #11 さよならにっぽん
脚本:倉田英之/絵コンテ:深井蒼/演出:高嶋大輔/作監:相坂直紀

あー、おもしろいなあ、なにから話してよいやら困るよというくらいに今回は内容濃かったです。
とりあえず、リーさんの裏切りには驚いたというか、そうくるかーというか。
日本の出版社なのに香港出身というところで読占社絡みという可能性は予測可能だたかもしれないけど、前回のねねねに対する一編集者以上の熱心さから、純粋にねねねのファンなんだなあと思わせての今回のリーさんに正体ネタばれは、その落差ですごくインパクトがありました。
ねねねの為に禁煙してたリーさんがタバコを吸いそのライターがねねねから贈られた物であったりと、伏線と小道具の使い方はさすがです。

と、りーさんのインパクトがでかかったわけですが、香港に戻ることになったアニタとひさちゃんとのお別れも見てて恥ずかしくなるぐらいぐっときました。

お別れ話というのは、それだけで感傷的なんだけど、アニタとひさちゃんが子供ゆえの不器用さでお互いに気持ちをどう伝えたらよいのか困惑していたのが、アニタが「赤毛のアン」を読むことで、突き動かされ、どちらかというとひさちゃんの片思いだったアニタとひさちゃんの心が通じるという「本」を小道具として組み立てられた話として今までになく秀逸だったのではないかと思います。
「赤毛のアン」を持ち出して、アニタとひさちゃんの関係、特にひさちゃんから見たアニタへの感情を、百合とかなんとかオトナの汚れた妄想と切り離して、「心の友」というところに落とし込んだのは、上手い。
さらに突っ込んで見ると、前回アニタがミー姉とマー姉に拾われるまで孤児同然に暮らしていたこと、ジュニアに対して「友達つくんなさいよ」というあたりから、アニタにとって、学校生活それ自体がはじめての経験で、ひさちゃんはアニタにとっても初めてできた同世代の友達だったたんじゃなかろうかと推測できる、アニタは別れの際になってその重みに、気づくと。実際に学園編として描かれたアニタとひさちゃんのエピソードは多くはないけど、アニタというキャラに深みを与える為には相当に重要だったんではないかと思います。
惜しむらくは劇中一年も時間が経過していることが、あまり伝わらないことですかね。台詞上で言われても、季節感とそれに相当するエピソードが足りなすぎ。

あと引っ越すにあたって、ねねねのマンションからすっかり本がなくなって、三姉妹が来る以前にもどり、寂しさを強調したあとに、ねねねの机の上の読子とのツーショット写真の横に三姉妹とねねねの写った写真が飾られているのもさりげなく心憎い。
これまで積み上げきた日常だらだら話や学園編が、見事に結実し、さらにリーさんの裏切りで後半への展開に物語を橋渡し、シリーズものならではの醍醐味にあふれた傑作だったんじゃないかと思います。


R.O.D −THE TV− DVD4巻コメンタリー
第9話から11話まで収録、今回はねねね役の雪野五月さんがゲストかと思いきや、9・11話を斎藤千和で10話のみ雪野五月という変則的な収録、雪野五月さんは忙しいんだろうか、最近よくみかけるからなあ。
コメンタリではやたら9話の元ネタ話が多くて面白かった、ポワトリンとかICOとかザブングルとか、どの辺が元ネタなんだか見てるだけじゃさっぱりわかりませんが。
ここでも、コメンタリにちゃんと内容について話せと突っ込みいれてましたが、気にしているらしく今回は脱線話もありますが作品に関する話も多くてバランスよかったんじゃないかと、この調子でお願いします(笑

今回コメンタリで舛成監督がはっきりと明言していましたが、ねねねと三姉妹は家族で、ねねねと読子の関係は恋人だそうで、なるほどというよりやっぱりそう意識して演出していましたかという感じ。ねねねが読子と三姉妹を選択するといった局面では間違いなく読子をえらぶといった発言もあって、先の展開にも関わりそうなところで気になります。
今回のDVDはフジ放映版でカットされた10話の冒頭3分カットとかおっぱい修正とか目に見えてわかる違いが多い。コメンタリによると尺についてはあまり考えずに作り、TV放映版はその尺にあわせてカットしていることらしいです。リテイクも含めてDVDが結局のところ完成版てことか。
CS、フジ、DVDのバージョン違い、リテイクに関しては放蕩オペラハウスさんで詳しいです。


その他

ちょっと話しずれますが、というか百合系の話。

「マリア様がみている」を見ていて作品的にはおもしろいなと思えるけど、今一歩キャラに(というかその関係性から生まれるドラマ)にちょっと同調できない。
なんで同調できないのかか「R.O.D THE-TV-」と比較してみたらなんとなくわかった。
「マリみて」は、「スール(姉妹)」という契りを結ぶことで、その関係性をお互い自覚して結んでいて、なおかつそれが、恋人とか友達とかいう以前に「主従関係」に近い上下関係に支配されている。
「R.O.D」は、キャラの関係性が家族だったり友達だったりあるいは恋人だったりするが、その関係性が演出や物語の上で描かれているだけで、お互い確認の上合意されたものではなく、そういう「空気」がお互いの間にある、もしくは本人たちに自覚がないという曖昧性のうえにある。
前者が作品自身が「百合」に自明的であるのに対して、後者は受け手が「やおい」的な読み替えによって「百合っぽい」と認識される。
(三姉妹は義理の姉妹関係を結んでいるけど、姉を足蹴にする時点で主従関係とはいえない)

まあ「マリみて」の主従関係はまだアニメを4話までみての印象なので、誤認かもしれませんが。

百合ブームといわれてますが、「マリみて」的なものと「R.O.D」的なものとどちらがメインストリームというか求められているのかなーと(まあ、マリみてなんでしょうけど)自分は後者だということははっきりしました。



 2004.01.25

表紙の羽音たらくなアニタにつられて「PALETTA」10号買ってきました。
ROD特集に加えて、作品チョイスが「プラネテス」「そーなんだ」「ふたつのスピカ」って渋いよなぁ。
¥1200はちと高額だけど、この作品チョイスとインタビュー記事が充実してる限りは十分買う価値はあると思うので、この路線で突き進んで欲しいものです。しかし「そーなんだ」の中田正彦氏のインタビュー、ほとんどミオの話しかしてねえ!


明日のナージャ 最終回


うーん。やはり最終回は肩透かしか。
開始当初は、かなり意欲的なオリジナル作品として期待も大きかったわけですが、結果的には「ホームラン」とも「ヒット」とも言えず、「内野フライ」で終わってしまったといったところでしょうか。
前半の「何をやりたいのかよくわからない」迷走ぶりに比べれば、後半スペイン編以降は、人生には光と影の部分があることををサブキャラやゲストキャラを通してをナージャが知っていくという一本筋の通った話になり、またナージャの影の存在としてローズマリーが登場することで、ドラマ的にも緊張感が生まれ、面白くはなった。けれど、最終的にローズマリーの決着のつけ方が中途半端になってしまったために、どうにもしまりの悪い形で終わったという印象がぬぐえない。(ローズマリーはヘルマンに刺されて死ぬぐらいのオチがあると期待していたんですがね・・・)
前半の迷走が作品が目指すべきゴールなりテーマの不在にもしあったとするなら、後半それをなんとか挽回しようと健闘したけれど、収集しきれなかったといったところか。
「孤児が実は貴族のお姫様でした」と取っ掛かりとしては古典的ではあっても、それを豊かになった現代でやることにどんな意義があるんだろうかと放送開始当初にちらっと考えていたんですが、ナージャが貴族の跡を継ぐのを捨ててタンデライオン一座にもどるというオチのつけ方、貴族社会の窮屈さよりも、自分で選べる未来の自由さを訴えるというまとめ方を見て、この話の取っ掛かりが、貴族のお姫様がその地位を捨てて、踊り子になって自立するという話だったら、より現代にマッチした物語が作れたんじゃなかろうかなどと考えてしまいました。
ローズマリーが、ナージャに負け惜しみのように言い残した言葉も、ナージャの選択も根っこのところでは同じベクトルを向いてるわけで、そう考えるとナージャより、今後のローズマリーの波乱万丈の人生を想像するだに、そっちの方が数倍面白そうです。ローズマリーなら事業を起こして大金持ちにでも、マフィアのボスの女でも、稀代の詐欺師でもなれそうだ。(笑)

しかし子供にとっては、ローズマリーのおかげでトラウマ残しそうな妙な作品だったかもな・・・


クラッシュギアNitro 最終回

最終回の盛り上がりとしてはいまいちながら、三つ巴が延々続くという脱力なオチはNitroらしいというかなんというか。そもそも国府田を絡めて三つ巴にした意味がわからん。なんだかなあ。

正直な話、ZET学園や世界大会編に入る前の小学生の日常レベルでのギアファイトやってるころが一番好きでした。「ニトロ」の概念が出てきてからはなんだか置いてけぼり。現実性の欠片もない結局なんだかよくわからない精神概念をごり押しで通して「そういうもんだ」と思わせてしまうその豪腕は、実にアミノテツロー的ではあったけど。結局中盤以降は、国府田という風来坊のかっこよさに惚れてそれ目当てで見ていただけになっちゃいました。
全体的には大筋である「ニトロ」が足をひっぱてしまっているけれど、各話ごとに見ていけば重いドラマもなくコメディ調を崩すこともないので、気負わずに楽しめる少年アニメとして十分面白かったと思います。


次週からはこの時間はプリキュアとゾロリですか、はてさて。



 2004.01.23

だいぶ間があいてしまったので、1月新作について雑感を含めていろいろと。
とりあえず「マリみて」となんだかんだいいつつ面白い「十兵衛ちゃん2」が安定株。
「ビーダマン」と「TFスーパーリンク」を様子見、ビーダマンはキャラ的にまあまあなので、ショタ系としてはおいしそうだし、脚本的にはっちゃけて来るともっと面白くなりそうな可能性はあると思う、個人的には女の子キャラが投入されればうれしいのだけれど。奴の妹に期待か(笑)
スーパーリンクは、まだちょっとわからんです。
SDガンダムフォース、「少年とロボット」という枠組みで見れば、確かに好みではあるのだけれど、人間キャラノCG独特のモーションはどうにも拒絶感がぬぐえなくてすんなり受け入れられません。CGキャラで喜怒哀楽のエモーショナルな表現を記号的でなく表現するのにはまだまだハードルが高いのではなかろうかと考えて見たり。いっそ人間キャラ出さない方がよかった気もします。
「ごくせん」は普通におもしろいです、以上終わり。
「モンキーターン」は1話から「エリア88」は2話から見はぐってしまったので以降スルーで、もともと両方原作的に興味薄いので。

さて、その他視聴状況ですが、身を入れて見ているのは「ROD」「サヴァイヴ」「プラネテス」の三本だけ、あとは録画ためてだらだら見てるだけです。
あと感想はほとんど書いてませんが、「ハガレン」は非常におもしろいしメジャー狙いの作品として高く評価していいんじゃないかと思ってます、今のところは。まだはっきりといえるわけじゃないけど、ハガレンの根底にあるものって、以前だったらリアルロボット系の作品が担っていたものなんじゃないかと考えて見たり。
最近のカレイドスターはそらが自分自身の夢の為に、レイラさんやメイと溝を深めて、今までとちょっと違う緊張感が話に出てきて先の展開が気になります。
「ナージャ」と「クラッシュギアN」は次で最終回なのでそのときに。
とりあえず、そんなところで



 2004.01.16


なるたる #1,2

原作読者。地上波で放送始まって、あちこちで感想もあがってるんですがやはりというか、あまり原作って知られてないんですねー。自分は十年以上のアフタヌーン読者で、原作者の鬼頭莫宏氏の作品も「ヴァンデミエールの翼」から好きだったりするわけですが。
でアニメ版。出来としては並。脚本は原作の構成をいじってあるけれども流れとしては、おかしくはない。
が、ただ話の筋を追っているだけで作画・演出が平板で、原作の良さが生きてないので、全然だめかな。
後半過激なネタがくるんですが、このレベルの演出でいくなら、やらない方がいいかなという気がします。(といってもCSではもう終わってるんだっけ)
原作には作者の未成熟な少女に対する偏執的愛情とその裏返しのようなサディスティックさがあって、そこが一番面白いところだと思うのだけど、そういうロリータ趣味が漂いながらも、現実と向き合う少女の生々しさも同時に存在していてなかなか一口で説明しづらい作品なんですが、そういう細かなニュアンスを描くのはこのアニメ板では、まず無理かなと。
特に人気も話題性もない特殊な原作を選んでアニメ化してこのレベルというのが、原作ファンとしては一番解せないところです。


マリア様がみてる #2

もっと怪しくて耽美な世界なのかと思っていたけど、女学園という独特の雰囲気はあるけど、それ以外は、案外地味で、学園ものとしてみればそれほどとっつきずらい作品ではないかも。
庶民派の祐巳が超絶お嬢様集団に取り囲まれて夢のような世界へ、でも自分は庶民だから気後れして、という構図は、ハイソで煌びやかな世界にあこがれる女の子の願望を満たすという意味で少女漫画の男が金持ちで優等生で生徒会長だったりするのに普通の女の子とくっつくのと同じ、性別が入れ替わってるだけなわけだし。
もともと自分は少女漫画読みなんで、抵抗なくみれるし、今後も普通にたのしめそうです。


無人惑星サヴァイヴ #12

ベルがメインかと思わせながら実はハワードメインだったような、シャワーシーンまであるし(笑
あれだけ周りに迷惑かけながら「なんで迎えにこないんだよっ」といえるハワードがなんか可愛く思えてきてしまった。
普通なら誰かにひっぱたかれてもおかしくないことしてるのに、みんなハワードに甘いよね。

今回シャワーの件で、いままで、湖の端で水浴びして体を洗っていたことが言葉の上でのみ語られていたけど、こういう台詞の端にしか出てこないところが、妄想をかきたたせて困ります。
今回の一件で株を上げたであろうベルと頼りになるカオル、役立たずのハワード、あと影の薄いシンゴ。この4人の男どもを肴に、女の子たち同士が、影でどうい会話しているのかすごく覗いてみたい気が(笑


トランスフォーマースーパーリンク #1,2

前作マイクロン伝説と世界観がつながっっているようだけど、とりあえず気にせずみれそうではあります。
トランスフォーマーというとサイバトロンとデストロンの飽くなき抗争というのがいつものパターンだけど、今作は
サイバトロンとデストロンの間に和平が成立しているようで、協力してエネルゴンを採掘しているところに正体不明の第三の敵に襲われるという構成になっている。
人間キャラも今風のデザインになり物語における役割の比重も高そうで、新参者で早く一人前と認められたいロードバスターと、やはり父親との確執があって、自立しようと躍起になっているキッカという組み合わせは、今後ドラマとしてフックになりそうだし「いつものトランスフォーマー」よりは見やすくなっているんじゃないかと思います。
といいつつ、TFは最初の数話でいつも継続断念するので今回もどこまで見られるかわかりませんが、そこは桶谷顕さんに期待ということで。


 2004.01.15

サイト移転しました。

プロバイダーの契約その他、ある程度下準備は整っていて
予定では一月新作の感想が一通り終わってから移転完了とタイミングを見計らっていたのですが
先週末、予想外のマシントラブルで、予定が思いっきり狂ってしまいました。
ということでもうしばらく更新が滞るかもしれません。
新作の感想はあとでまとめてなんとかしたいです。

なんだか出だしからつまずいて幸先悪いですが、今後ともよろしくお願いします。


R.O.D −THE TV− #10 クリスマスキャロル
脚本:倉田英之/絵コンテ:福田道生/演出:橋本治/作監:五十嵐淳

すごい久しぶりですが、しっとりとしたいい話でした。りーさんいい人や。
でもやっぱり12月のうちに見たかったよ。
後半の三姉妹の出会いの話、ミシェールとマギーの芝居がかった台詞からして、半分くらいミー姉の作り話っぽい感じもあって、その話を聞いたねねねがうるっときたのを笑いながらごまかしたりするなど、普通なら湿っぽい単なる泣かせ話になりそうなのが、過去と今の対比もあって4人の蜜月な擬似家族関係の温かみも同時に出ていて、なんだかやっぱり和むアニメだ。
しかし、三姉妹は出会って3年程度なのか、必ずしも長くはないけど、三人の絆の強さを考えると、やはり、ミー姉にしてもマー姉にしてもアニタの存在によって救われている何かがあったりするんだろうな。
その辺ももう少し突っ込んで描いて欲しい所です。
作画については少し落ち気味で残念。



 2004.01.09

無人惑星サヴァイヴ #11

メノリ主役回。期待以上でした。
メノリ「いままでの自分が自分でないとは思えない、だけどすこしだけ素直になれた。ありがとう」
この台詞がすごく良かった。
父親から受けた教えによるプライドの高さがジャマして、他人に心を開こうとしないがそういう自分を全否定せず、逆にそれを父親との絆ととらえ、それでもルナ=仲間に対して一歩あゆみよるメノリ。
単純にメノリが心を開くって言う話になってないのがいい。
何より今あるメノリらしさがなくなっちゃつまらないしね。



 2004.01.08

マリア様でみてる #1

コバルト文庫の小説のアニメ化。
原作の人気ぶりは先日のコミケを見ても伺えて、自分も興味はあったものの原作未読。
アニメ版が完全に初体験になります。
作画も演出も丁寧で、「女学園もの」(であってるんだろうか)の独特の雰囲気に酔えるという点で、結構面白かったです。
独特の用語とキャラが多くてキャラの名前が全然覚えられません。
あと、見ていて何故だか、「エースをねらえ!」のお蝶婦人とひろみの関係が頭にうかんでしまった。
今考えるとあれも百合っぽかったのかな・・・

にしても「萌え」のつぎはやはり「百合」なんですかね。
ちょっと前から自分も、そういうのがかなり好きだということに自覚が芽生え初めちゃってますが。
年食って性欲が枯れてきたせいかどうかわかりませんが、女の子は好きだけど、いわゆるハーレムアニメのへたれ主人公が見るに耐えなくなって、そういう男の出てくる作品は見たくないという反動というのはあるかも。
この辺のことは、ぷちぷちと最近考えてます。
マリみてにハマるかどうかは、まだちょっとわかりませんが、白状してしまうと結局自分は女子高生より子供好きなので「苺ましまろ」派なんですよね。


十兵衛ちゃん2 #1
脚本・絵コンテ・監督:大地丙太郎/演出:宮下新平/作監:馬越嘉彦

とりあえず一番驚いたこと。
「右太衛門様 ユーリ・ノルシュティン」ってあのユーリ・ノルシュティンですか?
なんておそれおおいことを・・・

それはさておいて、久しぶりな感じのする大地監督の新作TVシリーズ、「十兵衛ちゃん」の続編だったわけですが、なんかイマイチに感じてしまったのは何故だろう。
キャラデザ・作監・原画の馬越嘉彦はじめ原画陣にすしお、吉松孝博、平松禎史、高谷浩利など豪華で作画はすごかったし、ノリや間の上手さはいつもの大地節なんだけど・・・
それよりもやっぱりなんでまた「十兵衛ちゃん」なんだろ?というのがわからないのと、「大地節」に少し食傷してしまって、二重に新鮮味を感じないせいかな。
わざわざ続編を作るからにはなにかあると信じたいところだけれど。
ただね、個人的には小西寛子を使えない以上「十兵衛ちゃん」はやるべきじゃなかったと思っちゃうんですよ。



 2004.01.07

ごくせん #1

マッドハウス制作、日テレ深夜の非オタ系原作もの。
普通にできがよく、ふつーに楽しめました。暇つぶしに見るにはちょうどいいくらい。
一般的には漫画をそういう風にただの暇つぶしで消費するのが多数派であるなら、ちょと年食った漫画を読む中年相手に、こういうジャンルのアニメもありだろう、という戦略なのかな>日テレ。
フジと違って局自体が力を入れている印象があって、その辺は今回も好感もてます。
けれど、やっぱりこの原作(不良とか極道とか)に興味は持てない。
これで絵柄が萌え絵なら話は別なんだろうけど、と思う自分は所詮ヲタ側の人間なわけで。


SDガンダムフォース #1

OP見たときは、CG悪くねんじゃね?と思ったけど。30分見ているときつくなってきた。
ゆるい世界観なわりに従来のSDガンダムより頭身高めで足が長いのが謎てか変。
話自体はそんなに悪くないかなとは思ったけど、継続視聴に耐え得るか今のところ予測不可。



 2004.01.05

B-伝説バトルビーダマン #1 
脚本:川崎ヒロユキ/コンテ:橋本みつお/演出:橋本みつお・平尾みほ/作監:長森佳容

一昔前のRPGのような主人公の出生と導入部に、ビーダマンというビー玉を打ち合う玩具を拳銃に見立て
ウエスタン風の世界観と筋書き。
取り立てていい点はないかもしれないけれど、すんなり世界観やキャラを理解できて、ストレスなく見れたので
、とりあえずそれだけでも十分。
この手のホビーアニメは、現代を舞台にして、その玩具を使った競技で戦うというパターンがほとんどなのに対して、この作品がちょっと変ってるのは、世界観自体がファンタジー仕立てで、その世界がその玩具を中心に動いているところか。
ベーゴマだろうがビーダマだろうが、現代を舞台にしているが故に玩具に無駄に熱くなる登場人物や、ヘタをすると世界の命運を左右しかねない強引さやハチャメチャさが面白さの一つだと思っていたけれど、世界観をファンタジー仕立てにすることで、現代を舞台にするのとは違う自由度を獲得し、少し位相の変った作品になりそうな予感。
キャラ的には概ね好印象、「ごじゃる〜」いうてた青い髪の子は女の子?可愛かったからどっちでもいけど。
ま、しばらく様子見ということで。



▼ 2004.01.03

あけましておめでとうございます。
遅いですね。我ながら。
当ホームページも開設して三年経ちました。
だからなんだと言うわけでもないんですが、最近なんだか、感想も半端だし、目的もないままだらだら続けているだけなんじゃないかという気がしないでもないんですが、今後の目標は「だらだらやる」です。
ええ、だらだら生きますよー、という感じで。

さて一応告知しておきますが一月中にサイトを移転します。
ついにFTTH導入です、いままでダイヤルアップでしたが一気に光の速さで明日にダッシュです。
今後はだらだらネットにつなげられます。よってテーマはだらだら。R.O.Dっぽい。
というわけで今年もよろしくお願いします。