雑記帳過去ログ2004.02

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 2004.02.26

R.O.D −THE TV− #17 スイートホーム
脚本:倉田英之/絵コンテ:深井蒼/演出:橘秀樹/作監:杉本功・金田英二・杉山了蔵

最後の引きが卑怯すぎ、続きが気になってしょうがないじゃないか!
今週二話放送じゃなかったのは、このせいなのかー?

ジュニアがナンシー妹の子供だったのは、まあ予想通りか。ついにジュニアの素性がアニタたちに露見し、徐々にシリアス度が増して話も完全に連続ものになって、明らかに前半とは違う作品になってきちゃったけど、まあそれはそれで。
神保町をはじめとした世界各地の書店街の制圧し、非暴力の知識と思想による世界支配というジョーカーさんの目的は、本を中心に世界が回ってる「R.O.D」の世界観に則していてそれ自体発想として面白いんだけど、でも焚書は、思想の暴力的弾圧そのものなんじゃないのかなあ・・・言ってることとやってることが違うよジョーカーさん。
今回も不満があるとするなら、状況の進行と説明がほとんどで、ねねねと読子の絡みが少ないことか。
ドレイクさんも加わって7人パーティは多すぎだよなどう考えても。
そのドレイクさんがマギーの名前に反応するのは、ドレイクの娘の名前がマッギーだからという小説版読んでないとわからないネタなので一応補足。

あと今回からOPに新作カットが追加、読子さんはじめ、ジョーカー、ウエンディ、ナンシーと後半の主要キャラを足したってことですな。


R.O.D −THE TV− DVD第5巻

ゲストはウェンディ役の鮭延未可さん、この人の名前て「さけのべ」って読むんですね、初めて知りました。
今回ほんとうに本編とはまったく関係ない話だったんだけど一番面白かったのは、プラネテスのDVDにもコメンタリーが入ることになって、プラネテスのスタッフがR.O.Dを参考に意見を聞きにきたという話。倉田&舛成さんも言ってましたが参考にしない方がいいと思います。このだらだらはR.O.Dだから許され得るのであってプラネテスはもっとまじめに作品解説やった方がいいのではと。

しかし今回の封入特典ピンナップのひさちゃんはヤバ過ぎだと思うなー、いったいどういうシュチュエーションなんだ。
特典ピンナップのコンセプトが「エロ」なのはわかるんだけど、さすがに今回はやりすぎでしょ、まあ、買ってよかったとは思ったけど(笑)




 2004.02.24

基本的に妄想代理人の感想はネタバラシでいきますので、知りたくない人は読みとばして下さい


妄想代理人 #4

脚本:水上清資/絵コンテ・演出:高橋敦史/作監:三原三千夫

暴力団にタカっていた警官が、そのつけで逆に脅しをかけられ、金を工面するために通り魔強盗をし、次第にエスカレートしていくという話。
今回は、今までの3話と比較するとトリック的な描写はないが、この警官が表向き家庭を大事にしていることと、実際には暴力団にたかったり、強盗したりというズレが、仁義ものの劇画が挿入されることで強調されるというところがミソとなっている。最初この劇画が何の意味を持つのかわからないが、だんだん警官の台詞と行動がこの劇画と一致していき、しかし実際にやっていることは仁義物のかっこいい男の世界ではなくただの強盗でしかないというところが面白い。
刑事によって少年バットの犯行が理由のない犯罪のための犯罪ではないかと指摘されることと、はっきりとしたわかりやすい動機のもとに少年バットと同じような犯行をする警官という対比が語られた直後に、警官が少年バットに襲われるが、頑丈な警官が少年バットの一撃に倒れず、逆にこれを捕まえてしまう。
ここでも旧来型の庶民的(?)犯罪者が、現代的な新型犯罪者を捕まえてしまうという対比構造になってるわけか、よく練られてるな、ホント。
ていうか、こんなにあっさり少年バットがつかまると思ってなかったので、かなり拍子抜けなんだけど、これもまた引っかけなのかな。
先が読めないです。



 2004.02.19

R.O.D −THE TV− #15灰暗き地の底で
脚本:倉田英之/絵コンテ:舛成孝二/演出:高島大輔/作監:都築裕佳子・友岡新兵

読子さんついに登場!と思ったら、先にナンシー妹が出てくるとはまったくの予想外。
先週の#14と含めてこれで完全にOVA版と話がつながったわけか。
ジュニアとのナンシーの関係もおおよそ見えてきちゃったことになるんだけど・・・
うー、正直ナンシー妹は扱いが難しいから端からTVには出てこないと思い込んでいたので、この先の展開に一抹の不安が。
ナンシーの登場で、あれだけあおった読子さんとねねねの再会は、あまり劇的にならず、あっさりぎみ。
読子さんはねねねから逃げ出すし。まあ、らしいといえばらしいけど。ほっぺたふにふにが見られたのはよかった。
五年も国会図書館に奥で、外との関わりを捨てて本だけ読んで暮らしていたという読子は、OVAのころと比べてもまるで精彩のないただの引きこもりのようで、ねねねに対するよそよそしさもあって、キャラとしての魅力は半減しちゃってるような。ウエンディもそうだけどOVA登場キャラの変わりようは、ちょとつらい
五年前読子に何があったのかまだ語られないが、結局はそこが今後のポイントというところか。
最終的には、過去を振り払っての読子さんが完全復活する為の今は「タメ」の期間と思いたい。

R.O.D −THE TV− #16 華氏四五一
脚本:倉田英之/絵コンテ・演出:吉本毅/作監:枡田邦彰・矢上孝一

ジョーカーさんが読子拘束のために国会図書館買い取ったり、神保町の本をかき集めて、焚書はじめたり、おおざっぱというか、なんだいそりゃという超展開。シリアスに盛り上がっているいるようでやってることはバカバカしいので面白いといえばおもしろいんだけど、展開的にはインパクト重視で説得力にかける、日本政府は英国の圧力に抵抗なしなのか?とか気にしちゃだめですか。
見ている間は予測つかなくいことの連続で、最後の引きも上手いので次回の展開は、気になって仕方ないのだけど、話が大きく動いてきた分、今まで丁寧だったキャラの描きこみが少し疎かになっているのと、多すぎるキャラを処理しきれていない感じが顕著になってきて、前半のだらだら展開が好きだっただけに、その辺はちょっと不満かな。



 2004.02.17

妄想代理人 #3
脚本:水上清資/絵コンテ:高橋敦史/演出:遠藤卓司/作監:赤堀重雄

前回の主人公の男の子・優一の家庭教師だった蝶野が主役、二重人格で別人格が娼婦をしているという話。
(放送前に「保護者の判断を〜」と入ったのはこのせいか。)
もう一人の自分に追いかけられるという所はまんまパーフェクトブルー。作画的には1、2話と比べるとすこし控えめかな
少年バットに襲われた人間がおしなべて、なんらかの抑圧を抱えていて、そこからの解放を望み、少年バットに殴られることで、解放されると。
何かに似てるな・・・十兵衛ちゃん?


まとめ感想いろいろ

たまってたアニメをまとめて見たので徒然と
プラネテス、ラビィの話って何かに似てるなと思い当たったのが宇宙船サジタリウスのラナ。今回のラビィみたいな状況がしょっちゅうだったよなあのアニメ、子供向けなのにサラリーマンものだったんだな、今さらですが。
プリキュア、普通だ。普通で何かフックになるものがない。キャラも個人的にはいまいちだし。なんていうか型にはまりすぎている感じ。このまま脚本が平凡だとすぐに飽きてしまいそうです。
かたや型破りすぎて最初の数話で見る人間をふるいにかけたぴちぴちピッチも残りわずか、バトルをしているようでまったく戦っている感じのない間抜けなダークラバーズと能天気なマーメイドプリンスの戦いも大詰めなはずだけれどるちあはそんなことより海斗の本心が知りたくて気が気でなく、ダークラバーズの相手は残りのふたりに任せて、海斗と浜辺で逢引。海斗はハワイへ留学することをルチアに告げ、勢いルチアにはっきりと「好きだ」と告白、海斗が孤児で浜辺で両親に拾われた事もわかり、ラス前になっていよいよ話をまとめに入った模様。
十兵衛ちゃん2、巷でも賛否分かれているようですが、私としては面白くはあるけれど、素直にたのしめないというか、入り込めないというか。シリアス面の重力が強すぎて、ギャグと上手くかみ合っていないような気がする。いや、違うな、ギャグをやっていてもすぐその後にへヴィな局面が来ることが先回りで読めてしまっているので、今ある目の前のギャグを素直に笑えないということなのだろう。
前作では「十兵衛ちゃん」という新作の作品スタイルを手探りで見て受け入れることができたけど、「十兵衛ちゃん」のパターンが既知で、大地監督の手管も知った上で見ているから、そうなるのであって、おそらく前作を知らない初見のひとの方がが受けがいいのはそういうことなのかもと思って見たり。



 2004.01.16

バトルビーダマン #6

ツバメはやっぱり男の子でした。でもエプロンつけてヤマトにご飯作ってあげたりしてました。
なんかバトルビーダマンが別の意味で楽しくなってきました。


坂田信弘&万乗大智『DAN DOH!!』がTVアニメ化カトゆー家断絶さんより)

マジですか、しかも新シリーズ連載開始とあるし。
かなり長期にわたって連載されていたけれど、結構前に連載も終了していただけにびっくりです。
簡単に原作を解説すると、小学生の男の子が主人公のゴルフ漫画なんですが、ゴルフ漫画としてよりも、主人公の純粋さとひたむきさに回りの大人がどんどん魅了されていくところが面白くて、私は読んでいました。
スタッフとか気になるところですが、原作自体マイナーなほうだったので、これを機会に原作が陽の目をみるだけでも、儲けものかも。



 2004.01.12

R.O.D −THE TV− #13 続・紙々の黄昏
脚本:倉田英之/絵コンテ:福田道生/演出:江島康雄/作監:高橋祐一

圧倒的な強さで三姉妹を追い詰めるウォンにねねねを救うをことを優先すべく、マギーがひとり足止め役となり、ウォンと対峙、紙使い同士の派手なバトルで今までの影の薄さを取り戻すかのようなマー姉の大活躍。
先週に引き続きアクションは見ごたえたっぷりでした。
それに対して、ミシェールがザコ兵になんの描写もなくあっさりやられているのは、いくらなんでもハショり過ぎというか説得力なさすぎで、どうかと思ってしまった、まあ、ジュニアとのフラグを増やすためにああしたんだろうけど。

そしてリーさんが・・・なんつーか、おししいとこもって行き過ぎ。
はっきりと語られることはなかったけど結局、リーさんは純粋にねねねのファンだったか、あるいは情がうつっていたんですね。
お約束的で急展開過ぎではあるけど、これはもう王道なのでやっぱり燃えます。

そしてとうとう本家紙使いが!
声だけでしたが・・・・

R.O.D −THE TV− #14 紙葉の森
脚本:倉田英之/絵コンテ・演出:舛成孝二/作監:千葉崇洋

OVAにおける偉人事件の背景も含めて、今までの読仙社、および大英図書館特殊工作部の目的と経緯をウェンディーの報告書という形で解説。

ということで、ややこしくなってきたので整理しておきたいと思います。
大英図書館は、英国の影の支配者ジェントルマンの衰えた肉体の再生を目的とし、新たな最適の肉体を見出すまで、一時的に7冊の本にその知識と情報を分割保存していた。
テロをきっかけとした英国の崩壊により散逸してしまったそのジェントルマンの本を、ジョーカーは読仙社に取り入り収集し、英国とジェントルマンの復活を画策。(三姉妹はそれと知らずに読仙社の依頼でジェントルマンの本の収集の助けをしていた。)
一方、読仙社は、ジェントルマンの本に詰め込まれた知識と情報に着目、「完全言語」開発によって、人民の統制(思想統治、あるいは洗脳による支配?)を目的とし、ねねねをそれに利用すべく拉致したが結果失敗。
またOVAにおける偉人事件は、ジェントルマンの新たな入れ物となる肉体の研究のために、偉人の遺伝子の採集、クローニングを行っていたものを、読仙社によって奪われ、それをきっかけにした偶発的なものだったらしいことが明かされた。

ところで、この回だけを見ていると「ジェントルマン」の存在についてちょっと説明不足、小説版でははっきりしている前提事項なのだけど。
ネタばれになるのかもしれませんが一応補足すると、要するに、ジェントルマンは不死身の体をもった所謂超越者的な存在で何千年にもわたっても世界を影から支配していたという人物。「19世紀末肉体の衰えが・・・」というのは今まで衰えることのなかった肉体が衰えだして、その対策としての「偉人の遺伝子研究」「眠れる蔵書作戦」ということになる。
読仙社については小説版でも登場しますが、こちらは名前は同じでも、組織の性格、目的はまったく違うもののようです。
小説版は、ジェントルマンに対立するある人物を中心としたもので、さほど大きな組織というわけではないのだけれど、アニメ版では、中国の歴史の裏に潜む秘密結社で中心の不明確な複数の意思決定者によって構成されているらしい。ちなみに「10億人委員会」なるものは小説版では出てきおらず組織の目的もかなり違っています。

というわけで、基本設定がかなり入り組んだことになってきてしまっているな。

今回は設定解説、ネタ晴らしがほとんどだったわけですが、ジュニアが仕事中のウェンディに食事をつくり会話するシーンが見せ場として用意され、ここでのジュニアとウエンディの距離感、すれ違い具合が巧みに描写されていた。
エージェントとして育てられ、人並みの生活や感情を抑制されていたジュニアは、ねねねと三姉妹を影から監視し、またアニタやミシェールと触れ合うことで、人との交流に興味を抱くようになっていた。
そしてジュニアはウェンディを相手にそのまねごとを試みようとするが、ウェンディがそのジュニアの変化に、戸惑いその行動の真意を理解できないながらも、自然に振舞おうとするため、かえってギクシャクとした雰囲気が漂ってしまう。
これはねねねや三姉妹の擬似家族的に打ち解けていく過程の心地よさに対するカウンターとなっていて、こうして見ると「R.O.D −THE TV−」の根底のテーマってコミュニケーションとディスコミュニケーションにあるような気がしてきました。

それと読子さんは資料映像の中だけの登場。じらすなぁ
EDが今週から変更、歌は読子さん役の三浦理恵子。



 2004.02.09

バトルビーダマン #6

1話でちらっと登場した水色髪の子=ツバメ登場。
声が金田朋子で語尾が「ごじゃる」で「〜でしゅ」の舌足らず発音って、狙いすぎだよっ!
結局男の子か女の子か作中で言及してないんだけど、名前と声からして女の子としか思えないよなあと思っていたら、次週予告でヤマトと温泉入ってたって、温泉かよっ!
・・・えーと、シロボンにつづき、金田朋子にはだいぶやらてるので、このさいどっちでもいいです(爆


妄想代理人 #2
脚本:水上清資/絵コンテ:鰐淵良宏/演出:遠藤卓司平尾隆之/作監:鈴木美千代

今回は前回の通り魔事件の犯人通称少年バットと疑われる小学生の男の子が主役。
事前にアナウンスされてたとおり本作は、ひとつの事件をとおして毎回、主観となるキャラを入れ替えていくという方式。実際始まってみないとどういうものかわかりづらかったけど、同じ時系列の視点を変えた話ではなくて、ひとつの事件が起こした波紋に巻き込まれる人々にスポットを当てていくわけか、で、後半これが絡み合っていくということになるのかな。

優一の鼻持ちならなさと被害妄想でいじめられててもまったく同情心が沸かず、けして気持ちいいものを見ているわけではないし、少年バットが結局だれで何者なのかということを、視聴者に想像させつつもはぐらかしてくるので見ていて不安感で気分がぐらつくんだけど、その酩酊感がかえって心地よく思えてくる、うーんやったことないけどドラッグってこんな気分なんだろうか。優一視界の歪んだ人物作画の気持ち悪さは一品、今回はここだけでも見る価値ありかと。
見る人を選ぶかもしれないけど、やっぱ面白いですは。
特にパーフェクトブルーが好きなら絶対お勧め。



 2004.02.08

かいけつゾロリ #2
脚本:関島眞頼/絵コンテ:佐藤卓哉/演出:根岸宏樹/作監:柳田義明

よく動くし普通に見てて楽しいなあ、古き良き「まんが映画」を思い出させてくれます。
これで「寅さん」よろしくお姫様とのロマンスがあれば自分的には完璧なんだけど、ゾロリがおいしいところを逃してしまう間抜けぶりが子供にとってはいいんでしょうね。
コンテ佐藤卓哉か、コンスタントに登板してくれるなら、しばらくみようかな。

ふたりはプリキュア #2

全体的にいまいちとおもったら、演出が山吉康夫だったのでしょうがないか。
敵のネーミングセンスはたまらないものがあるなぁ、ザケンナーとか、「ナージャ」と違って子供に受けることを意識したつくりのあらわれだろうな、これは。



「パンダーゼット」 キッズステーション 4/12〜 監督:神戸守、アニメ制作:ビー・メディア(MOON FASEさんより)

CSじゃ見られないジャン(;_;


>昨日のハガレンの紙使い
みんな考えることは同じなのね(笑



 2004.02.06

無人惑星サヴァイヴ #15

東の森で古代文明だか異性人だかの遺跡を発見、おそらくこの星からの脱出への布石になるんだろうけど、なんか、あちゃーて感じ。カニがロボットでしたとか、センスの古さは毎度のことながらすさまじい。(そこが味ともいえるんですが)
話を急ぐよりもっとキャラをじっくり描き込んで欲しいところです。


『R.O.D‐THE TV‐』より、「三姉妹探偵社通信(仮)」5週連続連載決定!

第一回配信中。三姉妹のトーク中心。公式で配信(DVDにも収録)の予告はやはり台本なしのアドリブだったか。
第4回クリエーターズトークは例によって倉田&舛成か?



 2004.02.05



R.O.D −THE TV− #12 紙々の黄昏
脚本:倉田英之/絵コンテ:鈴木信吾/演出:湖山禎崇/作監:橘秀樹・矢上孝一・枡田邦彰・下谷智之

これまでが嘘のように一気にテンションが上がって、作画も動く動く。
物語も今までばら撒いてきた伏線をつなぐ方向に大きく様相を変え、加速した感じで、ほんとにあと1クール残ってるのかという盛り上がり。
これまで何話かあったミッション編と比べても圧倒的に面白かった。
読仙社にさらわれたねねねを奪還するためにビルに乗り込んで大立ち回り、という単純なアクションとして面白いんだけど、いままでのミッション編が日常編と乖離して浮いていたのに対して、この回はこれまで日常を共にしてきた家族同様の存在であるねねねを奪われ、それを奪還するという、三姉妹にとって奪われた日常の回復というはっきりとした主体的な目的の上で行動しているため、ドラマとアクションがかみ合ってカタルシスとして非常に気持ちいい。
ねねねを助けるというところでは第一話と同じことを繰り返しているのだけれど、キャラの関係性が一話の時点とは変わっていることも重要で、それをはっきりさせるのに「三姉妹会議」はちょっとあからさまだなとというかミー姉意地悪すぎな気もしたけど、上手い。

読仙社の目的とジョーカーの目的はどうも似て異なるようで、本筋はまだまだ仕掛けがありそうな予感。
いままで日常編とか学園編がいいとか思っていたけど、本筋も面白くなってきた。



 『Web小説・出撃!マシンロボレスキュー』2月10日開始。

てっきりあれで終わりかとおもってたけど、玩具展開は継続されているわけで、スペシャルといい状況さえよければアニメも二年目があったかもしれないということなのか。
なんにせよまだ終わりじゃないてのはうれしいです。



 2004.02.02

妄想代理人 #1
脚本:水上清資/絵コンテ:今敏/演出:平尾隆之/作監:鈴木美千代

原作・監督は千年女優・東京ゴッドファーザーズの今敏。

話は、人気マスコットキャラのデザイナー・鷺月子が通り魔に、襲われ、犯人をバットを持った小学生と証言、しかし、どうもそれが狂言なのではと刑事や記者が疑いを抱くといった感じで進む。
月子が自分で作ったキャラ・マロミが動いてしゃべりだすのは、間違いなく月子の妄想であるにも関わらず、それが「妄想です」と断った描き方をしない。そして妄想癖があるらしい月子のバット少年に関する証言のあいまいさから、最後に姿を見せるバット少年自体が、現実の存在なのか、月子の妄想に由来するものなのかわからなくなる。
この視聴者を混乱させるトリック、妄想と現実の境界が溶け合った構成と描写は、TVサイズとはいえ、まさに今敏といった感じで、この先どう転ぶか非常に楽しみ。

細かいところでは、月子に事件について聞き出そうとするゴシップ誌の胡散臭い記者のオヤジの性的隠喩に満ちたねちっこい描写が面白かった。
あと登場人物がミスマッチな背景の上で終始へらへら笑ってるOPが平沢進の独特の歌と合わさって、これもインパクトありました。なんか明るいのか不気味なのか躁状態の狂気って感じ。



 2004.02.01

ふたりはプリキュア #1

一話の印象としては「いまいち」かなあ、もうちょとたたみかけるようなテンポが欲しかった。
それ以外は、変身美少女バトルモノとしてオーソドックスな感じ。
この作品は間違いなくセーラームーンの後継を狙っているんでしょうね。今セーラームーンも実写でやってるんですけど。

東映の少女ものというと、佐藤順一、幾原邦彦、五十嵐卓也というラインで継承されてきたのですが、今回の監督は「ドラゴンボール」「エアマスター」の西尾大介ということで、少女ものとしては畑違いの監督を起用という印象があります。
自分がこの手の少女ものに求めるものって、女の子の日常的で身近なドラマなわけでアクションはあくまでスパイスに過ぎないのですが、さてどうなるか。

シリーズ構成・脚本の川崎良ってだれ?とおもってぐぐったらペンギンズメモリーがでてきてびびった。


かいけつゾロリ #1

児童文学としてかなり売れている本が原作、だそうですが、さすがにぜんぜん知りません。
普通におもしろいと思ったけど、アンパンマンなんかに相当する純然たる子供向けなので、さすがに見つづけるだけの興味はもてそうにはないか。
ゾロリのキャラが妙に「名探偵ホームズ」のモリアーティ教授に重なってみえた。
エンディングちょっと凝ってると思ったら、担当はガドガードと同じ小林治、こんなところで錦織監督つながりが。