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お寺-3摂津国八十八ヶ所霊場(1)
「摂津国八十八ヶ所霊場」は江戸中期の安永年間(1772年〜1781年)真田山観智院(第16番札所)の月海上人によって開創されたと伝えられている。
今次大戦前は毎月21日には数万の善男善女が巡拝し、門前常に市をなす盛大さであったとのことであるが、不幸な戦中戦後の興廃を経て、六大院(第14番札所)先代住職小原孝澄氏が中心となり復興を発願。その後各寺院の協力を得て、1977年(昭和52年)先ず大阪市内の41ヶ寺の札所が結束し、霊場会を発足させた。
続いて、北攝、兵庫の各寺院も結束、1980年(昭和55年)に3地区の霊場をまとめ、『摂津国八十八ヶ所霊場』として、再興の一歩を踏み出し、今日に至っている。

[参考資料] 『摂津国八十八ヶ所霊場案内記』 古寺顕彰会発行
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