雑記帳過去ログ2004.10

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 2004.10.30

無人惑星サヴァイヴ 最終回

最終展開が環境問題やらコンピューターの反乱といった使い古されたSF話になってしまったことは、この作品のSF設定が最初から古臭さかったので、それ自体はたいした問題ではないと思うのですが、大陸編に入る直前、ポルトさんが死ぬまでの話で、キャラクターの成長や関係を軸としたドラマが概ね終了してしまって、最終展開がただの消化試合のようになってしまったのが最大の問題点のような気がします。
個人的な希望で言うなら、もうちょっと色っぽい展開が欲しかったかな−と、そういう色恋面はなんかさらっと流されてしまったのが、残念無念。
そういう意味で視聴テンションは最終回付近は下がり気味でした。
まあ、今時ここまで素朴な作風のアニメも貴重だったと思うし、一年の長丁場で見れば、十分、毎週楽しめた作品だったと思います。


学園アリス #1

原作未読。
これは学園コメディで超能力モノ?なのかな
一話はメインの二人のキャラ、蜜柑と蛍のマブダチっぷりを見せる形でのキャラ紹介だけだったけど、キャラがしっかり立っていてそれだけで面白かった。
最近では数少ない少女漫画原作なので、期待したいところ。
ED作画は岸田隆弘。

話し外れますがだいぶ前に大森貴弘監督がやった「赤ちゃんと僕」は原作とイメージがずれて、印象悪かったんだけど、本作はどうなんだろう。



 2004.10.27

BSアニメ夜話 ふしぎの海のナディア

今回はバランス取れてて見てて面白かった。

島編は今でこそ笑って話せるけど、当時はホントに非難轟々だったんですよ。
唐沢俊一は、アニメファンの視野が狭いといってたけど、アニメ冬の時代を当時10代で迎えたファンにとって、過大な期待を抱かせた作品だったということを忘れてはいけない。
制作の裏事情もそれほど知れ渡ってたわけじゃないしね。




 2004.10.26

BSアニメ夜話 アルプスの少女ハイジ

岡田が最後の方に言ってた、クライマックスはクララが立ったところじゃないというのに溜飲が下がる。
懐アニの特番は、そこばっかり流して、ゲストが涙目になるというのを飽きもせずやってるけど、クララがペーターのお婆さんに聖書を読んで感謝されるシーンの方がはるかにいいと、ずーっと思ってたので。

あー、しかし、今回はゲスト減らして、濃いメンバーだけで高畑演出と作品論に集中してほしかったな。超メジャーな作品だけに、知っているようで知らない「アルプスの少女ハイジ」のアニメ史上の価値の高さを、知らしめる必要があると思うのだが。
一応少し触れていたけど日常描写のリアリズムの一言で片付けるのは乱暴すぎ。
一般人から見て高畑演出の何が凄いか、言われなけりゃわかんない面はいっぱいあるだろうに。


月詠 #4

一話のレベルとまでいかなくとも、思ったより作画が崩れることなく安定してる。
3話から始まった、部屋の引きカットをドリフコントのセット見たいな画面構成にするは、このまま最後まで統一?
これで、日常シーンを描くのは、なんか不思議な効果があって面白い。
日常がリアルではなく箱庭的、演劇的であることを最初から主張しているようで。




 2004.10.25

BSアニメ夜話  機動警察パトレイバー劇場版

散々語られてる作品ですが、入門編としてはまあこんなもんかという感じ。
出渕裕の「帆場は実は存在しなかったという話だった」という暴露も、幻の企画・押井版ルパンV世でやろうとした「ルパンは実は存在しなかった」ってのと同じ、驚くようなネタじゃないなー、
世界の大状況とプライベートが同時に描かれるパトレイバーが、エヴァ、セカイ系への流れにリンクしているという話が一番面白かった。
しかしなぜゲストが宮台?押井信者の学者なら東浩紀を呼んだ方がよかったような。
あとレギュラーで憲章さん入れようよ。


うた∽かた #1

キッズステーションで放送開始ということで見ました。

オタク向けの美少女ファンタジー、やや魔法少女?
鎌倉関係はまだ駅周辺と若宮大路くらいしか出てきてないので、ちょっと物足りない。
鎌倉は中心街より、周辺の風景の方が面白いからなあ。まあ、今後に期待ということで。

作品の雰囲気は、穏やかで上品。(でもだからこそ、無理やりなパンチラにかえって興ざめしてしまうのだが・・・)
方向性は、割と好みなんだけど、それだけにカメラワークの不自然さが気になってしょうがなかった。
こういう日常メインの作品で始終カメラをパンされると、なんかせわしなくて落ち着かない。
固定カメラでいいと思うんですけどね、キャラも背景も止めで十分耐える情報量なんだから。
あとなんかロングショットの使い方があまり上手くないような。




 2004.10.24


オタクマーケットを支配する女子小中学生
へー、そう、支配されてるんだ、しょうがないんじゃない?今のオタク男子は、はっきり言って不甲斐ないもの。
オタク男子の市場が後退しているのは、りなもさんが露出された萌えと隠蔽された萌えで指摘されている「露出した萌え」に、つまり作り手に押し付けられた萌えに慣らされすぎて、本来オタク男子向けに作られていない少女漫画や子供向けアニメの「隠蔽された萌え」を見出すスキルが低下してしまい、「隠蔽された萌え」を作品から引き出すというオタク側のアクションがなくなってしまっているんだから。
その為、10年程前だったら当たり前のことだった少女漫画や子供向けアニメをエロパロ同人誌にすることで、オタクが萌え要素や属性を、データベース化し、今度はそれを作り手がリアクションとしてオタク向け作品に取り込んでいくというかつて萌えのムーブメントを生んだ過程が縮小してしまっている。

とはいっても、昨今、「マリみて」が見出されたおかげで「百合」が注目され、オタク向け作品(神無月の巫女とか、見てないですがそうらしい)に取り入れられているということも起きているので、全てにおいて悲観的状況ともいえないわけですが。

まあ、自分がオタク男子諸氏に言えることは、新たな萌えが欲しければ「萌えアニメ」なんて待ってないで少女漫画を読め、子供向けアニメを見ろ、そして萌えて見せろ、ということです。

とりあえず今なら、陰陽大戦記あたりがオススメですよ。



 2004.10.22

とぼふさんがエルフェンリートの感想開始

楽しみにしてます。

舞HiME #4

超ミニスカなのにぱんつ見えない→ぱんつ穿いてない
というオタの脳内変換とテレ東パンチラ規制を逆手にとって、ネタにしつつ、萌えアニメに仕立てるという非常に高度な文脈の上に成り立っている一品。御見それしました。
堅物キャラとして出てきたなつきを、恥ずかしい目にあわせて、キャラを崩し舞衣・命と仲間としてなじませる話として機能してるのもポイント。
今回は素直に面白かったと思います。
三人娘が結成されて作品的には、こっからですね。



 200.10.21

DVD第一巻限定版Amazonから届いたー!
ということでレビュー





 2004.10.19(その2)

アニメ・エルフェンリート完結、DVD第一巻発売。ということで
今週はエルフェンリート強化週間です。今決めました。
DVDいよいよ明後日発売です。

そして原作コミックエルフェンリート 9巻が今日発売だったという狙い済ましたようなタイミングだったので未読だった4巻以降と合わせて一気に購にゅう読破しました。

とりあえず正直な感想として、原作はネタ漫画どころか、普通に、いや相当に面白い。
うーん、どう説明するのがいいのだろう、デビルマンと寄生獣に美少女ゲームのキャラをぶち込んで、その上にエロとギャグをデザートにのせた感じ?全然わかんないですね。

原作を読んでしまうと、アニメ版は原作の底知れない魔力(魅力というよりこっちの方がぴったりくるので)の70%に到達できたかどうか、そんな印象を受けます。
もちろんアニメから入っているので、アニメに対して愛着が強いので、優劣はつけ難いのですが、原作とアニメは似て異なるもの、いやアニメ版は原作をリスペクトしつつ、原作の魔力と同じ土俵で勝負せず、独自路線を選んだ、と言ったほうがいいかもしれないです。(ネタバレありの続きを読む



 2004.10.19

鎌倉アニメのススメ

「うた∽かた」舞台探訪斜壊塵さん)
私はキッズステーション待ちなのでまだ見てないんですが、「うた∽かた」も美術は気合入っているようです。
「うた∽かた」を見て、鎌倉の紅葉が見ごろになったら、また「エルフェンリート」のロケ地探訪に行きますよー、負けないぞー

しかし今年に入って、鎌倉アニメはマジたくさんあります。
「エルフェンリート」「うた∽かた」
湘南メインだけど「まかせてイルか!
湘南モノレール沿線の「美鳥の日々
(参照おーたむりーふさん http://www22.ocn.ne.jp/~autumn/tabi_midori.html
江ノ電沿線がモデルに使われた「恋風」「ふたつのスピカ」
へヴィなものからライトなものまであわせても6作品。
あとアニメ以外ででもゲームもあるっぽい
ホワイトブレス
とかセンチメンタルプレリュードなんかがあります。
これは一種のブームといっても差し支えないかと。

鎌倉自体は映画、ドラマ、CMなど映像作品でロケに使われる場所なので(名前思い出せないけど、車のCMで極楽寺駅が出てたのを最近見た)珍しくないことなのかもしれない。
けれど、アニメでこれだけ集中して作られるようになったのは「コメットさん☆」がその起源に違いない!と主張するだけならただなので主張しておきます。
えーと、結局ナニが言いたいかと言うと、「コメットさん☆」も鎌倉アニメなので見て欲しいなあと、それだけです。

鎌倉アニメを見る→鎌倉に行く→そしてまた鎌倉アニメを見る→鎌倉にまた行きたくなる。
の無限コンボが繰り返されて、鎌倉は既に自分にとって、秋葉原以上の聖地、かつディズニーランド以上のテーマパークと化しています。
鎌倉舞台のアニメ(ゲーム・漫画でも可)を何がしか見たことがあるなら、機会があったら一度、鎌倉の地に訪れてみることをオススメします。
そしてまた別の鎌倉系作品を見る、そうすると今度は鎌倉の風景がその作品でどのように切り取られているのか、というのがわかってきて、いつもと少し変わったアニメの見方が出来て、とても面白いです。

鎌倉に限らず、おねがいシリーズの木崎湖なんかも含めて、ロケハンして作られたアニメは美術に神経が行き届いていて、作品の持つ空気や空間にリアリティが生まれるのでとても好きです。
そしてその場所に行くことも。
なので、今後ももっと増えて欲しいですねロケハンアニメ。



 2004.10.18

エルフェンリート対策室 > エルフェンリート最終回感想UP

一見バイオレンスと萌えが売りのキワモノアニメに見えますが、なかなかどーして、人の残酷さと愛と悲しみが渾然となった物語は予想を越えて、骨太。
ほのぼのとした日常を描いて好評を博した「コメットさん☆」の神戸守監督が、本気モードで暴力を描いたある意味対極の作品。しかし凄惨な暴力が繰り返される一方で挿入される「日常」が輝きを見せる本作も、「日常」というキーワードでしっかり通低しています。
今後、DVDが順次発売されますので、機会があったらぜひ見てもらいたいです。
ま、神戸信者の身びいきかもしれませんが、まじオススメです。



 2004.10.17

エルフェンリート 最終回

連載中の作品だけにいろいろ強引だったかなーと思うんだけどなんとかまとまって、最後まですごく面白かったですよ。
感想が上手くまとまりそうにないので、最終回の感想は明日に回します。




 2004.10.16

げんしけん #1

注目どころのくじあんはとりあえず横に置いといて、と
自分は大学漫研経験者なので、あの笹原の入部しようかしまいかという逡巡が、生々しすぎて苦笑するしかない、そのくらいよく出来てました。
原作漫画に輪をかけて、雰囲気というか”らしさ”のリアリティに磨きがかかっているような。
オタクネタだけど、背景や風俗的な側面もきっちりかかれていて、現代日本のある特殊な人種の日常アニメとして意外と優れているんではないかと。


ここから余談ですが、BECKの2話を見て、「あーなんか全然違う文化圏に住んでいる人たちの話なんだなー」と、「げんしけん」とは対極なんだなと思った。
BECKの読者ってやっぱりあれに生々しさを感じたりするんだろうか。
ただBECKをオタクに置き換えると平野耕太の「大同人物語」なんじゃないかと思うので、そこまであちら側の人間にとってのリアルでもないのかな。



 2004.10.15

ジャイアントロボのCMが上手すぎて欲しくなる。散々見た作品なんだけどね。

デュエルマスターズ 死神VS天使

屈指の好カード、黒城対黄昏ミミ。
原作漫画にもあるエピソードなんだけど、ミミの天使コスがやっと拝めて超満足♪
ミミが勝舞や白凰のように真のデュエリストになれず、引け目を感じていたのが、努力し黒城とのデュエルで真のデュエルに目覚めるという燃える展開、かつその相手を務める黒城もかっこいい。
これが見たくてアニメ版もずーと見てたんですよねー
つーことで面白いですよ、デュエルマスターズ。
でもミミの出番はこれでしばらくないんだよなー

ローゼンメイデン #2

今回も一話完結でまとまりよく面白かった。

前回同居コメディって書いたけど、むしろ「金色のガッシュ」の女の子版なのですね。
高慢な性格でもかわいらしいところを見せる真紅、ドジっ子で弟思いが空回ってるお姉ちゃんののりの一生懸命さも可愛い。
キャラがよく立っていていて、演出も安定感があるので見やすいのがポイントかと

監督の松尾衡氏は調べてみたらパーフェクトブルーや千年女優で演出を担当していた方、スタッフ関係をよく見るとOPを浅香守生が担当してたり、マッドハウス関係者が多いような、制作のノーマッドって、もしかして、マッドハウスの分家?「ノーマッド」ってギャラクシーエンジェルのノーマッドの引用兼「マッドハウスでない」の意だったりしてと推測してみる。

この作品ちょっと考えてみたんだけど、よくある押しかけ女房同居ものの変形と思わせて、キャラの関係性が全く違う。
お姉ちゃんと真紅が両者とも主人公の少年ジュンよりも強い立場にいて、美少女ゲーム的な「主人公に無条件に好意を寄せてくれる女の子」ではないので、男性がジュン視点で見ると、二人が非常にウザく感じてしまうのではないかと思う。
むしろ、女性が真紅視点、のり視点でダメ男のジュンを可愛がるという見方をしたほうが面白いんじゃないかと思える、そういう意味で、男性よりも女性に受けそうな作品何じゃないかと思うんですが、どうでしょ。
ただし、M気質のある男性には大受けの予感、ま、自分のことなんですが。

舞HiME #3

ここまででワンセンテス、大体の話の概要は見えたけど、2話位に圧縮して見せても良かったんじゃないかと。ちょっと展開遅いような。
今のとこまだ普通、ちょっと百合入ってるのはやはり今風を狙ってなんですかねー

グレーネーダー #1

アクションシーンはけっこう面白かったけど、それ以外のパートのテンポがねぼけた感じがして、ちょっとつらかった。
脚本は桶谷顕だし、作画はスタジオライブだし、とりあえず押さえときたいところなんですが
どうも内容に食指が動かないんだよなー。
しばらく様子見。



 2004.10.14

陰陽大戦記 #3

見終わった後に幼馴染のゆかなキャラの妄想&暴走ばかりが印象に残るのは、どうなんだろう、今のところそこが一番面白いわけですが。
能登眼鏡っ娘が霊感電波キャラでちょっと期待とちがっていてがっかり。
まあ、バトルアニメとしては普通に面白いので、しばらく安定継続で見られそうではあるのでひとまず、いいか



 2004.10.13

焼きたてジャぱん #1

基本的に原作のイメージそのままという感じですね、月乃の声意外は。
原作の面白リアクションをアニメで描くのはそれなりに面白そうだけど、それだけでは原作既読者としては飽きちゃうので、アニメオリジナル要素をいろいろ入れてくれて暴走してくれるといいんですけどね。
その為にミスター味っ子のサンライズが制作してるんだと信じたい。

月詠 #2

あー結局これも押し掛け女房&同居コメディの変形になるのね。
とはいうものの、葉月のすねたり、怒ったり、泣いたりと見せる表情がコロコロと変わるのは、素直に可愛いと思えるのが最大のポイントで、好印象。
1,2話できっちり受け手として心を捕まれたので、今後も期待していきたいところです。
あと葉月の声が斎藤千和なのも大きいかも

ファンタジックチルドレン #2

映像表現的には見てて面白いところがあるのでつい見入ってしまうんだけど、話がわけわからないのはつらい。
早く物語りの取っ掛かりを明示して欲しい。
しかし、なかむらたかしってほんとうにうねうねしたものが生えてくるの好きなのな

巌窟王 #2

主人公アルベール君総受けという、実にわかりやすい人物配置。
ビジュアル・映像スキルで尖がって、話は単純。でもこれは悪いわけじゃなくて、GONZO系の作品が気取ったものを作ろうとしてことごとく失敗していた脚本面を、ベタでわかりやすい単純なものにすることで大衆化し、GONZOの長所である映像スキルを最大の売りとして前面に押し出すことが出来得ると思うので。
ま、GONZOなので予断は許しませんが。



 2004.10.09

エマ公式サイトプレオープン

監督は美鳥の日々、十二国記の小林常夫、制作はスタジオぴえろ。
スタッフ的には悪くないかもしれないけど、さて。


秋新作継続視聴その1

とても見てられないのでサクサク切ります。
とりあえず継続は

陰陽大戦記
舞HIME
月詠
ファンタジックチルドレン
巌窟王
ローゼンメイデン
ZOIDS FUZORS

BECKはさすがに小林治というべきか良く出来てたけど、原作に興味もてないのでスルー、To Heartはどうしようかなぁ、悪くはなかったけど。
その他原作物は出来如何に関わらず全てスルー、ま、いつもどおりですが。
あと今日何かロボットアニメが始まったみたいだけど、それもスルーの方向で。




 2004.10.07

W〜ウイッシュ〜&φなる・あぷろーち #1

W〜ウイッシュ〜>絵は綺麗だった
φなる・あぷろーち>ノリは良かったと思う。
どちらも個人的には、興味引かれるところなし。

ジパング #1

艦船がCGになるというのがちと不安だったけど、違和感はほとんどなし、全体的にしっかりしたつくりでとりあえず安心。
原作を読んでいるので、流し見程度にしかみないかも知れないけれど、本作のようないわゆる歴史シミュレーション系に属する漫画が、地上波でできるようになったというのはご時世だなと感慨深いものがあります。
しかしキャラデの馬越嘉彦さんは、なんでもこなすなぁ、ジパング読者で普段あまりアニメ見ない人に、キャラデザの人が「おジャ魔女どれみ」と同じっていっても信じないだろうな(笑

ローゼン・メイデン #1
脚本:花田十輝/演出・絵コンテ:松尾衡/作監:石井久美

原作に関する予備知識ゼロで見たのですが、意外というかかなり面白かった。
OP見た限りではホラーテイストの作品か?と思ったら、ひねくれた主人公の元に高慢な人形の女の子がやってくるという、いわゆる同居コメディの変形で、話としてとっつきやすく、演出・シナリオのまとまりも良かった。
あとメガネのお姉ちゃんとメガネの弟くんというキャラ配置が、自分のニッチなニーズにすっぽりハマッているという点でも稀な作品だ。
しかしメインキャラが二人も眼鏡なんて、作画めんどそうだなぁ、お姉ちゃんと弟くんでフレームの形も違うし、その割に芝居で手を抜いてなかったのも関心。
これはへたすると今期最大の大穴かも。




 2004.10.06

マインドゲーム

地元の映画館で2週間だけ上映されるとのことで、早速見てきました。
地方でやってくれるなんて珍しい。
しかし、客は平日の昼間だったとはいえ自分含めて、二人って・・・
でも映画は面白かったです。
天才アニメーター湯浅政明の監督作だけに、動きの面白さ、イメージの奔放さと密度にまず圧倒されます。
エネルギッシュで生命感に溢れた画面が、鬱屈とした人生を送っていた登場人物が、一度失った生命を取り戻して前へ前へと疾走して行くという物語のテーマと直結していて、作中にある毒っぽい部分やどぎつさを越えて見終わったあとは、不思議と爽快感すらある。

えーと、正直今年見た、劇場大作2個よりこっちの方が圧倒的に満足度が高かったです。
オススメ。


巌窟王 #1

GONZO制作、前田真宏監督作。
始まる前は、パンク・オペラという胡散臭いあおりと、事前に出てきていた無駄にゴージャスなヴィジュアルを見て、また中身のないオサレアニメでもできるのかーとしか思ってなかったんですが、蓋を開けてみたら、意外に話の方も面白くて引き込まれた。
過度な期待は禁物だけど、しばらく様子見。

双恋 #1

えと巌窟王とは違い、こちらは予想以下でした。



 2004.10.05

ファンタジックチルドレン #1

日本アニメ制作、なかむらたかし監督で冒険ファンタジー。
かなりの部分で視聴者置いてけぼりで話を進める上、前半と後半で時代もキャラも入れ替わるのは正直しんどい。一話なので、ムードで押し切ることで、なんとか興味をつないでいけるけど2話以降もこのペースだとちとつらいかも。
一見ジュブナイル、でもダークな面がにじみ出ているのは「パルムの樹」と同じ、詰め込みすぎて破綻してしまっていた「パルム」のリベンジをぜひ果たして欲しいところ。


月詠 #1

OPが曲と合わしてかなり斬新なんではないかと、これだけでもこの作品が世に出た価値はあるかも。
内容に関しても、原作未読で予備知識なしで見たけれど、けっこう楽しめた。
クドいくらい凝ったレイアウトや色使いで見せる新房監督の演出と、相澤昌弘作画の濃さが合わさった上で、芝居もしっかり描いていたので、絵的にも見ごたえがあった。
まあ、この一話のレベルが続くとは、思えないんですが。
ヴァンパイアでねこみみと狙った感バリバリの設定のヒロインであるところの葉月は、小悪魔的な性格で、主人公を翻弄するタイプ?
主人公に都合が良すぎる萌えキャラを見るとうんざりするけど、これは、そういうキャラじゃないっぽいのも好感触。
しかし、これを見ていてふと思い出したのが「ときめきトゥナイト」ってのはやはり間違ってますかー

サムライガン #1

キャラデザ、総作画監督大貫健一
前半、絵作り、雰囲気は良かったが後半、武装してのガンアクションがやけにもっさりして台無し。
なんつーか、これに限らずサムライアニメに当りがないなー

スクールランブル #1

キャラデザ、作監・渡辺はじめ
まー、ふつーに面白いのかなー、悪くないです。
原作も最初ちょこっと読んですぐ飽きちゃったので、そんぐらいしか言うことないです。

BLEACH #1

当たりのときの阿部記之っぽいです。
やっぱジャンプアニメは予算が違うのかなー



 2004.10.04

エルフェンリート対策室 > エルフェンリート第11話感想UP


ZOIDS FUZORS #1

うーん、前作と比べるとなんかゾイドのCGがちゃちくなったというか、スケールが小さく感じるというか。
制作元も変わって、CGチーム含めたスタッフ総入れ替えっぽいので、それを考慮してみれば、そこまで悪いわけでもないけど、やはり前作が自分の中で美化されてしまっているからなあ。とりあえずしばらくは様子見ということで、


トップをねらえ2!

OVA、AT−X先行放送を見ました。
フリクリの鶴巻監督のオリジナル新作としてみれば結構面白かったです。ノリもテイストも「らしさ」も全然前作を踏襲してないので、むしろ新作オリジナルとして出してしまった方が良かった、ような・・・でなければ後々にトップとの関連性を匂わせるような構成にするとかね。



 2004.10.02

To Heat R録画ミスったのでリピートで補完

ビューティフルジョー #1

のたくたしたテンポで見ててつらかった。
ゲームの画面は見たことあったけど、あっちの方はあれで独特の魅力あるけど、わざわざそれをセルアニメにしてしまう意味があったのかという疑問しか残らない。


鋼の錬金術師 最終回

だれる場面もあったけれど、年間シリーズで、作画・演出・シナリオそして主題を含めた語り口と、それらをあわせて一定以上のテンションで維持できたことは、賞賛すべきでしょう。
會川昇のオリジナル系の作品を見ていると、広げた風呂敷をことごとく畳めていないという印象があったので、ハガレンはどうなるのかちょっと不安でしたが、きれいにまとまったと思います。
「等価交換の原則」の限界がある種、少年が大人へと成長する過程で、受け入れがたい現実の壁として存在し、少年らしい理想からの苦闘というラス付近の話なんかは、大人の目線で見ると、過去に通り過ぎてきた地点なので、冷静に見ていられるけれど、今その壁の前にいる少年達にとっては切実なんだろうなと思いつつ、この作品が人気があるのは健全でいいことだなあ、などとちょっと傍観しながら、見ていました。
若いころに見たらもっとハマッたかもなと思うとちょっと悔しい。
というわけで、殊更、感想を書くこともほとんどしませんでしたが、一年間通して、とても面白面白かったです。



 2004.10.01

一撃殺虫!!ホイホイさん 【DVD付き初回限定版】(→Amazon


コミックに10分のオマケアニメDVDが付いているという代物。
監督がNieA_7の佐藤卓哉氏ということで、短かったけど、出来自体はよくって満足。


陰陽大戦記 #1 公式

モンスター系玩具バトルアニメ。
ポケモン・デジモン以降玩具販促系アニメはロボットアニメに代わってモンスター物が完全に定着した感じがあるので、そろそろモンスターアニメとか統一呼称が欲しいところです。
で、本作はそのモンスターアニメで、基本は和風、式神、陰陽道のテイストで組み上げてみましたという感じ。
話もオーソドックスで、新鮮さ自体はあまり感じなかったけれど、この手の作品としてはまあまあだったんじゃないかと。

バトルシーンで漢字が乱舞するのと、印を結んで、式神に技を使わせることができるはちょっと面白かった。
他作品ではバトルシーンになると人間とモンスターのつながりが薄くなりがちなのだけれど、この印を結ぶ設定が、それをクリアする機能を果たしそう。
ラストで、主人公がはにかみながら「ありがとう」といわれたのに式神のコゲンタが、戸惑いながら照れるシーンを見て、つい「あーショタと獣のカップリングかー、業深すぎ」と思ってしまった。
ま、それより個人的には幼馴染の女の子の幼馴染っぷり、やちょろっと出てきてた眼鏡っ娘が今後出番があるかどうかが、今後の鍵だと思うわけですが。
サンライズ制作で監督がクラッシュギア・マシンロボレスキューで堅実ないい仕事をしていた菱田正和氏(特にMRRの35話「誠の初恋物語」は秀逸)なので、サンライズ玩具系が好きな方は要チェック。

舞-HIME #1 公式

美少女バトルアクション。
一話としては、アクションとお色気を見せるところに重点が置かれていて、話的には、どう転ぶのか予測がつかないので、保留としても、作画、演出含めて全体的なムードは、小気味よくまとまっていて、良かった。
サンライズ制作の萌えアニメという振れ込みだったけど、本作は「萌え」は作品の「売り」ではあるけど、「それだけ」しかないいわゆる「萌えアニメ」にはならないだろうと期待しています。
クリエイティブプロデューサーという名義でプラネテスの谷口悟郎氏が関わっている点も気になるし、シリーズ構成の吉野弘幸氏はここ最近のサンライズ作品では、かなり目立つ脚本家だし。

なんかプロモでは、パンチラがあったのがテレ東に局が決まったためになしの方向になった用ですが、個人的にはなしでもいいかなと、あの短いスカートだと見えそで見えないほうが、かえっていやらしく感じるし、直接的飛び道具に頼らないで作画や演出でエロく見せる工夫を凝らしてもらった方が、面白いし。


にしてもマチコセンセイのパンチラはOKなんですねー、CMだから?


鉄人28号 最終回

強引さが目立つけど、なんとか着地させることが出来ていたので、まあよかったんじゃないかと。正太郎が最後まで主人公として不能なのも、今川作品だと周囲のオヤジキャラの引き立て役であるので、気にならないし。
最終話まで結局鉄人が大立ち回りをするようなアクションが見られなかったのは残念、

太陽爆弾=原爆と、それを生み出してしまう科学者の業、また鉄人=科学技術は使う人間によって人を幸福にも不幸にもする、というアニメだとテーマ的にはちょっと手垢のついた感はあのだけれど、戦後昭和史をモチーフにしながら、現実の歴史や事件と絡めて身近に感じさせる構成になってい点で、某劇場大作よりは、説得力があった。
にしても太陽爆弾開発の罪を結局、ビッグファイア博士に押し付けて、金田博士に罪はなかったとしてしまったことには、少し疑問が残った。
戦前の科学者達は、日本という国が戦争に勝ち、国を守る為に、今やらねばならないことをしようとした結果兵器を開発していたわけで、その決断はそれこそ最終話で村雨さんが、自らに戒めてきた拳銃を使うことと、本質的に代わりはない、それは太陽爆弾の開発、どう使うべきかという問題だって、同じことではないか。それが戦争の帰趨を左右するものならばなおのこと。
「君は今のこの日本にことをなんとも思わんのか!」
というビッグファイヤの台詞の方が(ビッグファイヤの本質とは別に)胸に落ちるのだけど、間違ってますかね。