至好回路雑記過去ログ2006.05〜06


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▼2006/06/27 (火)

春新作は、結局殆ど見れていないのにもう7月の新作次期ですよ。つことで、MOONPHASEさんとこを参考に個人的注目作をピックアプ。


ハチミツとクローバーII
監督がカサヰケンイチ氏から長井龍雪氏に変更、長井氏はまほらばや蟲師などで演出してた方なので、基本的に心配なし。また舛成&竹内回があるといいなぁ。

貧乏姉妹物語
東映だし基本ははずさないと思うけど、原作がアニメにして面白くなるか原作ファンとしてはちょっと不安。

おとぎ銃士 赤ずきん
フィギュアつきのOVAを友人に見せてもらったことがあるのですが、それがそこそこ面白かった。キャラデザが好みなので、やや期待。

まもって!ロリポップ
監督がハッチャケた演出をする中村憲由氏なので注目。

僕等がいた
大地丙太郎監督なので見ないわけにいかない。

出ましたっ!パワパフガールズZ
色んな意味で楽しみといえば楽しみ

Project BLUE 地球SOS
7/2にAT-XでOVA先行放送。今CMがバンバン流れてるんですが結構面白そう。岡村天斎監督、松竹徳幸キャラデザ。


こんなところですかね。春よりは見たいと思う作品があるぶんマシかなといった感じ。



▼2006/06/24 (土)

前回書き逃したので5、6巻あわせて総評

I”s Pure <5> declaration d'amour【告白】
脚本:大石哲也/絵コンテ・演出:小高義規/作画監督:白石涼子

お互いの思い込みやすれ違いで、両思いであるにもかかわらず、なかなか一貴の告白が上手くいかない。このやきもき感が本作の肝なんだろうけど・・・イライラするなぁ(や、そう思わせれば成功なのか)

I”s Pure<6> ensemble【一緒に】
脚本:大石哲也/絵コンテ・演出:岩永彰/作画監督:りんしん

お互いの気持ちを確認して、恋人となるも伊織の舞台の仕事のため、またすれ違い、一方的に身を引く一貴。お前ら、ホント噛み合わないから分かれたほうがいいんじゃないのかと突っ込みたくなることしきり(や、そう思わせれば成功なのか)


I”s Pure総評

結局原作読んでないので、比較は出来ないが、中盤ダイジェスト気味に話がはしょられるのはしょうがないとしても、短い尺の中で、なんとかまとまりは合ったんじゃないかと思います。
一貴の一方的な思い込みやそれによる誤まった行動によって起きるトラブルと、そこからの逆転劇の面白さ、一貴の一途なキャラを肯定的に描けてた点は、まあよかったんではないかと。
ただ、まあ、個人的には、恋愛モノとしては、好みのパターンから外れるので、一貴というキャラをあまり肯定的には受け止められないんですが。

作品としては、可もなく不可もなく、無難な仕上がりといわざるをえない。
予算の都合からか、作画面でも、特筆すべき点もあまり見当たらず。
神戸演出なら、恋愛モノとは相性がいいだろうと踏んで期待はしていたものの、恋愛ものとしてわかりやすい話をわかりさすい演出で作っているので、神戸監督の持ち味である「地味で力強い演出」が発揮される、より複雑な、解釈に幅のある内面描写の出番があまりなかったのが、残念といわざるを得ない。
正直一巻だけみておけば十分かなーという気がします。


これ以上のことに関しては、基本は原作ファン向け商品であるOVAですので、そういった面での評価は原作ファンにゆだねたいと思います。

I”s Pure <5> declaration d'amour【告白】
I”s Pure <5> declaration d'amour【告白】 桂正和 神戸守 野村勝人

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I”s Pure<6> ensemble【一緒に】
I”s Pure<6> ensemble【一緒に】 桂正和 神戸守 野村勝人

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▼2006/06/08 (木)

ホスト部と逆ハーレム少女漫画と擬似家族

某所で「桜蘭高校ホスト部」の擬似家族性に関する指摘を読んで、なるほどと思ったりして、いろいろ引っかかってた謎が解けた。
ホスト部を見てて自分はあまり擬似家族性は意識してなくて、よくある「逆ハーレム少女漫画」の類型として捉えてました。
要するにヒロインの周りに美少年ワンサカという、男の子向けのハーレムものの逆パターン。少女漫画では割とスタンダード?
で、自分はなぜか、男の子向けのハーレムものが苦手でしょうがなかったんだけど、逆ハーレムの少女漫画ならすんなり受け入れられた、例をあげれば「フルーツバスケット」とか。
もともと少女漫画好きな人間なのだけど、男の子向けのハーレムはNGで少女漫画ならOKななのはなぜなのか、というのをねちねちかんがえていたわけです。
あからさまなエロ描写がダメなのか、少女漫画的な繊細な内面描写が好きだからなのか・・・とかとか。
で、ここに「擬似家族」という補助線を引くと非常にわかりやすい。
逆ハーレム少女漫画のパターンというのは、基本的に女の子一人に対して、回りの男の子全員が好意を寄せている状態であることは、男の子向けのものと変わらないのだけれど、その好意の距離感が恋人だったり、父親だったり、兄弟だったりとそれぞれ振られる役割があって、男の子のキャラがその役割をきっちりこなし、ヒロインと男キャラとの距離はお互いを恋愛の対象と認識されない限り近づかない。
男の子向けのハーレムものは、どうしても欲望充足が前面に出がちで、女の子は、妹だったり姉だったり母親だったりもするんで擬似家族性がまったくないわけではないが、その女の子全員が、主人公の恋人になる可能性が常に留保され、有り体にいえばセックスの対象なりうる可能性をちらつかせる事で成立している。その為、家族関係にあってはならない緊張感が生まれる。
おそらくここに決定的な差があるのではないかと。

で、男性視点で逆ハーレム少女漫画を鑑賞するとどうなるかというと、男キャラがそれぞれ持っている恋人だったり父親だったり、兄弟だったりという役割をそれぞれ視点を変えながら、ヒロインをいっしょに愛でていくことができる、というわけだ。
つまり、通常男の子向けのハーレムものが男性にとってはいろんなバリエーションの女の子キャラと恋愛関係になる可能性を楽しむ装置として機能するのに対し、逆ハーレム少女漫画は同じヒロインとの色んな関係性のバリエーションから恋人関係に発展する可能性を楽しめることの出来る装置だったということなのです。


参考・逆ハーレム少女漫画三選

桜蘭高校ホスト部(クラブ) (8)
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フルーツバスケット 20 (20)
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お兄ちゃんと一緒 5 (5)
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「お兄ちゃんと一緒」は私めの最近のお気に入り。オススメです。
もちろん逆ハーレムなんだけど、これもバリバリ擬似家族つーか思いっきり家族ものでした。
気づくのおそいよ。



▼2006/06/02 (金)

http://d.hatena.ne.jp/tricksign/20060530/otaku

「オタク向けアニメを見てれば間違いなくアニオタ」って確かにまちがってないけどなんか違和感。
そりゃアニオタだものオタク向けであろうがなかろうがアニメと名がつきゃ見ますがな。子供向けだろうがエロアニメだろうが、アニメならなんでも見てしまうのがアニオタでしょ?
揚げ足とりでりみたいで申し訳ないけど、ここで「アニオタ」とわざわざ狭い分類するのなら「オタク向け」の「オタク」はアニメとそれ以外のゲーム・漫画・ラノベなどのジャンルを含む総称としてのオタクを意味することになるんだから、「オタク向けアニメ」とは、「アニメ以外のジャンルを好むオタク向け」アニメなんじゃないのかな?
だから「オタク向けアニメを見てれば間違いなくアニオタ」ってのはなんかおかしい。オタク向けアニメを見てれば間違いなくアニオタだけれど、オタク向けアニメ「だけ」をみてるだけでは「アニオタ」とはいい難いんじゃないか。

「世間から見ればアニメをたくさん見ている人はアニオタ」というのも間違ってはいないけれど、それは世間からの深い意味のないレッテル張りでしかなくて、アニオタから見れば、それはただの「アニメファン」なんだよね。
ラノベをたくさん読んでればラノベオタ?漫画をたくさん読んでれば漫画オタ?ガンダムSEED見てればガンオタ?
それは「ファン」じゃないのかしら。
たくさん読んでる、大量に消費しているだけでは、それはやっぱりそのジャンルの「ファン」だよね。
「ファン」と「オタク」の意味を分かつ境界線があるはずなんだ。
作画だけを重視するわけじゃないけど、アニメで作画がわかるわからないは、アニメファンとアニメオタクをわかつひとつの指標なんだと思う。知識の量とかの差ではなく、そういうアニメの見方、楽しみ方を知っている、理解できるか否かで雲泥の差があると思うのですよ。

・・・ああ、なんだ、今わかった!
オタクが死んだわけでも減ったわけでもないんだ!
オタク向けコンテンツを消費するオタクファンが増えたんだ!!


#こういうレッテル張りや選民意識が下の世代にきらわれるんだろうなぁと



▼2006/05/26 (金)

オタクは死にました - オタク is Dead

岡田斗司夫へのレスポンス編 その1

オタキングの涙・・・・

差別と偏見のマイナスイメージしかなかった「おたく」を「オタク」と書き換えその価値の転換に努力してきた岡田氏自身が、自ら掲げた理想と現実とのギャップに敗北し、その死を宣言するに至り涙をみせるとは・・・感慨深いというかなんというか。

自分は結構前に、世代ギャップにはあきらめを感じてしまっていたので、なんかいまさら言うこともあまりないです。
リンク先やコメントを読んでるだけで、お腹いっぱいになってしまった。
オタクがオタクについて延々語れるウチはまあ、オタク自体は死にはしないんじゃないかと、かおもったり。



▼2006/05/24 (水)

桜欄高校ホスト部 8話

ハルヒがカニの足をバキバキわって中身がぷりぷりとび出すとこのカニの作画がすごくよかった。
あんなウマそうなカニをアニメで見たのは初めてだ。
深夜なのに無性にカニが食いたくなってしまったじゃないか。



▼2006/05/18 (木)

かみちゅが終了してすっかりやる気のないサイトですが
今日からまたAT-Xで舛成監督のリスキー☆セフティやるので、またみるぜー、何度でもみるぜー、LDもDVDももっててもみるぜー

臣士魔法劇場リスキー☆セフティ再評価推進室
去年作ったページ、よければこっちも、みてやってください。

あ、あかん、もう既に舛成監督の新作が死ぬほど待ち遠しくて死にそうなんですけど。
とりあえず、まじぽかのコンテ回まだー?



▼2006/05/15 (月)

うは、各話感想書くのを放棄してすっかり放置状態。
とくに今これって作品がないせいもありますが・・・
そんなわけで適当に春の新作について近況雑感

春の新作もかなり脱落・録ダメになってしまっていますが、今のところ見ている作品では「まじかる?ぽかーん」が1番楽しいかなぁ。
「姫様ご用心」は最初の2話は面白く感じたんだけど、高柳監督がコンテ切らなくなった3話以降は、落差が大きすぎてダメダメ。
いぬかみは、下品ネタの回のが面白いのが困りどころ。いやいいんだけど。
マイメロくるくるは二期に入っても好調で飽きない。
ふしぎ星のふたご姫は、一期目を惰性でだらだら見てるだけだったんで2期目は直ぐに飽きるかなぁ、と思っていたんですが、むしろ今の学園編の方が個人的に面白くかんんじてたり。新キャラがけっこういい感じなせいもあるかも。
あとは魔法少女クラブとストロベリーパニック、ホスト部をちょぼちょぼと。

まじかる?ぽかーん以外、予想に反した大穴はやはりこなかったということで、次期に期待かなぁ、うーん。

ああそうだ、「涼宮ハルヒ」とか「ひぐらしのなく頃に」の4話までを友人経由で見せてもらいました、いや、どちも面白かったです、ほんと。
こういうオタ的に話題の中心となる作品をリアルタイムでみられないのはつらいよなぁ。そういう飢餓感を地方に持たせようって戦略かもしれないけど・・・
せめて間を空けずにスカパでやってくれ、ネット時代じゃ、巡回すればどこいっても感想でネタばれされるので、リアルタイムじゃないと、よほどの作品じゃないと見る気と楽しみが半減しちゃうんだから。
ぶっちゃけyoutubeとかP2Pとかグレーからブラックな方法でならいくらでも見る方法はあるのはしってるけどさ、それを使ってまで見てHPの更新ネタにしたくないし、そこまでのエネルギーと暇がないのよね。

あと他の人はどうかしらんけど自分は、TVアニメは、見たことない作品は絶対にDVD買わない。というのは鉄則なのですよ。
興味なかったけど、たまたま見たら面白かったからかったから買うってことは、事実あるわけで、見てもらわんことには、どうにもならんのがアニメDVDという商売の基本のような気がしますもん。
今の深夜アニメがDVDの宣伝プロモだというなら、なおさら、UHF局アニメは関東圏だけじゃなくもっと地方局にも流すように営業努力してくれないかなぁ。

ああ結局「涼宮ハルヒ」が見れない愚痴になってしまった・・・


かりん最終回

「恥じらい」をコンセプトにラブコメとして、つくりは基本に忠実なんだけどそういう基礎的なところをしっかり固められていて安心してみていられたということと、果林と雨水くんがラブラブになっていく過程をにやにやしながら最後まで普通に楽しめたという点で、かなりの良作だったのではないかと。



▼2006/05/07 (日)

HYBRID UNIVERSE(DVD付) HYBRID UNIVERSE(DVD付)
水樹奈々


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やあ、思わずかってきちゃいましたよ。

リリカルなのはにはまらなければ水樹奈々のアルバムを買うことは、なかったかもかも。
で、最近、上松範康氏の曲が、かなり好きらしいということに気が付いた。
水樹奈々の曲としてはETERNA BLAZEとBRAVE PHOENIXを作曲してるのですが、カラオケしてて、かみちゅ!のOP「晴れのちハレ!」も上松氏だったのにハタと気づいたのがきっかけだったんだけど、今までにもゲーム・アニメで広範に曲を書いてきてたかただったんですね、今期、まじかるぽかーんで音楽を担当してたりとか、なんかいまさら認識。

ということで参考
はてな - 上松範康とは
上松範康 - Wikipedia


□MEMO

共同記者会見がソースなのでどこも内容は同じですが一応リンク

永井豪原作のOVA「鬼公子炎魔」がスタート−成長した「ドロロンえん魔くん」がアダルトに活躍

とれたて!ほびーちゃんねる - ◎あの永井豪作品がOVA化!「鬼公子炎魔」

MANGAZOO:「ドロロンえん魔くん」が本格ホラーOVA「鬼公子炎魔」となって登場!/作品紹介:鬼公子炎魔


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鬼公子炎魔 1
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▼2006/05/03 (水)

ARIAに対する受け止め方の差が、なかなか面白い。

http://d.hatena.ne.jp/corydalis/20060421/1145552213

http://d.hatena.ne.jp/kkobayashi/20060425/p1

http://d.hatena.ne.jp/terasuy/20060430/p1


自分もどちらかというと、ARIAで癒し?というのが良くわかんなくて、スルーを決め込んでしまったので、どうしてARIAという作品に人気があるのかなんとなくわかったのは収穫。
なるほど、キャラクターではなく、舞台となるネオベネチアに癒される、ということらしい。
このあたりを読んでいて、ぱっと「映画は二時間で出来る旅行である」とかなんとか、そんなことをどこかで読んだのを思い出した。
観客は、映画の舞台となった街や世界を、映画館での二時間という時間の中で、登場人物とともに疑似体験しているのだと。
もちろん体験できるのは、実在する風景や場所だけでなく、南極や深海、はては宇宙など実際に行くことの困難な場所、さらには遥か未来の世界やファンタジーの異世界、過去も未来も体験できる。
映画は、物語を観客に提供するだけではなく、観客が見たことも行った事もない世界へ連れて行くことが出来るし、それが重要なんだ、とかなんとかそんな趣旨の話だったとおもう。
この話を元に考えると、ARIAという作品は、観客をネオベネチアという美しい世界を疑似体験させることが主であり、登場人物は、その水先案内人であるというのは、なるほどしっくりくる。そういう作品はもちろんアリだ。
しかし物語や登場人物が主でないとするなら、癒されるかどうかは、やはり見るものが、その風景に何を感じ取るかどうかで変わってくるわけで、自分は特に何も感じ取れなかったのだ、残念ながら。

登場人物の人格の薄さ云々の問題は別にして、美しい風景やまったりした日常の時間、悪意や葛藤のない登場人物たち、という点で「ARIA」と「かみちゅ!」は系統が似通った作品なのかなと最初は思っていた。
しかし「かみちゅ!」が描くものが馴染み深い日本の風景であり、過去に体験してきた記憶のイコンで埋め尽くされた郷愁そのものであり、登場人物たちの日常にもいちいち自分と重ね合わせて、感情移入を誘う構造になっているのにくらべると、「ARIA」のヨーロッパ風の町並みとその住人の日常は、自分にとってまったく馴染みのないもので「綺麗」という以外の感動を抱けなかった。
「かみちゅ!」の世界がファンタジーでありながら、どこかで今の自分と地続きの世界であるが、「ARIA」の世界はベネチアをモデルにしつつもそれは、完全な異世界でありファンタジーであることが、自分にとっては、どこかよそよそしくて、ちょっと居心地が悪い。
ARIAは、日常的なまったりを描きつつ、実際には完全な日常からの遊離を観客に提供することが目的の作品であったということで、自分からすると、それは、自分の生活や日常とは無縁のテーマパークで遊んでリフレッシュするような感覚でしかなく、ARIAに自分が求める「癒し」はそもそもなかったんだな、と、まあそんな結論。

▼2006/05/26 (金)

オタクは死にました - オタク is Dead

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オタキングの涙・・・・

差別と偏見のマイナスイメージしかなかった「おたく」を「オタク」と書き換えその価値の転換に努力してきた岡田氏自身が、自ら掲げた理想と現実とのギャップに敗北し、その死を宣言するに至り涙をみせるとは・・・感慨深いというかなんというか。

自分は結構前に、世代ギャップにはあきらめを感じてしまっていたので、なんかいまさら言うこともあまりないです。
リンク先やコメントを読んでるだけで、お腹いっぱいになってしまった。
オタクがオタクについて延々語れるウチはまあ、オタク自体は死にはしないんじゃないかと、かおもったり。



▼2006/05/24 (水)

桜欄高校ホスト部 8話

ハルヒがカニの足をバキバキわって中身がぷりぷりとび出すとこのカニの作画がすごくよかった。
あんなウマそうなカニをアニメで見たのは初めてだ。
深夜なのに無性にカニが食いたくなってしまったじゃないか。



▼2006/05/18 (木)

かみちゅが終了してすっかりやる気のないサイトですが
今日からまたAT-Xで舛成監督のリスキー☆セフティやるので、
またみるぜー、何度でもみるぜー、LDもDVDももっててもみるぜー

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あ、あかん、もう既に舛成監督の新作が死ぬほど待ち遠しくて死にそうなんですけど。
とりあえず、まじぽかのコンテ回まだー?



▼2006/05/15 (月)

うは、各話感想書くのを放棄してすっかり放置状態。
とくに今これって作品がないせいもありますが・・・
そんなわけで適当に春の新作について近況雑感

春の新作もかなり脱落・録ダメになってしまっていますが、今のところ見ている作品では「まじかる?ぽかーん」が1番楽しいかなぁ。
「姫様ご用心」は最初の2話は面白く感じたんだけど、高柳監督がコンテ切らなくなった3話以降は、落差が大きすぎてダメダメ。
いぬかみは、下品ネタの回のが面白いのが困りどころ。いやいいんだけど。
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ふしぎ星のふたご姫は、一期目を惰性でだらだら見てるだけだったんで2期目は直ぐに飽きるかなぁ、と思っていたんですが、むしろ今の学園編の方が個人的に面白くかんんじてたり。新キャラがけっこういい感じなせいもあるかも。
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まじかる?ぽかーん以外、予想に反した大穴はやはりこなかったということで、次期に期待かなぁ、うーん。

ああそうだ、「涼宮ハルヒ」とか「ひぐらしのなく頃に」の4話までを友人経由で見せてもらいました、いや、どちも面白かったです、ほんと。
こういうオタ的に話題の中心となる作品をリアルタイムでみられないのはつらいよなぁ。そういう飢餓感を地方に持たせようって戦略かもしれないけど・・・
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ああ結局「涼宮ハルヒ」が見れない愚痴になってしまった・・・


かりん最終回

「恥じらい」をコンセプトにラブコメとして、つくりは基本に忠実なんだけどそういう基礎的なところをしっかり固められていて安心してみていられたということと、果林と雨水くんがラブラブになっていく過程をにやにやしながら最後まで普通に楽しめたという点で、かなりの良作だったのではないかと。



▼2006/05/07 (日)

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やあ、思わずかってきちゃいましたよ。

リリカルなのはにはまらなければ水樹奈々のアルバムを買うことは、なかったかもかも。
で、最近、上松範康氏の曲が、かなり好きらしいということに気が付いた。
水樹奈々の曲としてはETERNA BLAZEとBRAVE PHOENIXを作曲してるのですが、カラオケしてて、かみちゅ!のOP「晴れのちハレ!」も上松氏だったのにハタと気づいたのがきっかけだったんだけど、今までにもゲーム・アニメで広範に曲を書いてきてたかただったんですね、今期、まじかるぽかーんで音楽を担当してたりとか、なんかいまさら認識。

ということで参考
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▼2006/05/03 (水)

ARIAに対する受け止め方の差が、なかなか面白い。

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自分もどちらかというと、ARIAで癒し?というのが良くわかんなくて、スルーを決め込んでしまったので、どうしてARIAという作品に人気があるのかなんとなくわかったのは収穫。
なるほど、キャラクターではなく、舞台となるネオベネチアに癒される、ということらしい。
このあたりを読んでいて、ぱっと「映画は二時間で出来る旅行である」とかなんとか、そんなことをどこかで読んだのを思い出した。
観客は、映画の舞台となった街や世界を、映画館での二時間という時間の中で、登場人物とともに疑似体験しているのだと。
もちろん体験できるのは、実在する風景や場所だけでなく、南極や深海、はては宇宙など実際に行くことの困難な場所、さらには遥か未来の世界やファンタジーの異世界、過去も未来も体験できる。
映画は、物語を観客に提供するだけではなく、観客が見たことも行った事もない世界へ連れて行くことが出来るし、それが重要なんだ、とかなんとかそんな趣旨の話だったとおもう。
この話を元に考えるとなるほど、ARIAという作品は、観客をネオベネチアという美しい世界を疑似体験させることが主であり、登場人物は、その水先案内人であるというのは、なるほどしっくりくる。そういう作品はもちろんアリだ。
しかし物語や登場人物が主でないとするなら、癒されるかどうかは、やはり見るものが、その風景に何を感じ取るかどうかで変わってくるわけで、自分は特に何も感じ取れなかったのだ、残念ながら。

登場人物の人格の薄さ云々の問題は別にして、美しい風景やまったりした日常の時間、悪意や葛藤のない登場人物たち、という点で「ARIA」と「かみちゅ!」は系統が似通った作品なのかなと最初は思っていた。
しかし「かみちゅ!」が描くものが馴染み深い日本の風景であり、過去に体験してきた記憶のイコンで埋め尽くされた郷愁そのものであり、登場人物たちの日常にもいちいち自分と重ね合わせて、感情移入を誘う構造になっているのにくらべると、「ARIA」のヨーロッパ風の町並みとその住人の日常は、自分にとってまったく馴染みのないもので「綺麗」という以外の感動を抱けなかった。
「かみちゅ!」の世界がファンタジーでありながら、どこかで今の自分と地続きの世界であるが、「ARIA」の世界はベネチアをモデルにしつつもそれは、完全な異世界でありファンタジーであることが、自分にとっては、どこかよそよそしくて、ちょっと居心地が悪い。
ARIAは、日常的なまったりを描きつつ、実際には完全な日常からの遊離を観客に提供することが目的の作品であったということで、自分からすると、それは、自分の生活や日常とは無縁のテーマパークで遊んでリフレッシュするような感覚でしかなく、ARIAに自分が求める「癒し」はそもそもなかったんだな、と、まあそんな結論。